音像の輪郭を大きくハッキリクッキリさせるのが一般的なHiFi だと思うんだけど、音像の内部を綺麗にフォーカス良く充実させるのは何と呼ぶのだろう?
無帰還で良い部品で構成した真空管アンプは明らかに後者の部類だと思う。さらに音の輪郭も広げる様に改良していこうと思う。
- 2018/02/21(水) 23:16:27|
- システム解説
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うーん、なかなか素晴らしいね。
とても綺麗な音で帯域バランスも言う事なし。無帰還でフォーカスが良いので凄く聞きやすい。音が充実してるって感じかな。聞いていて飽きが来ない。 UTCの出力トランスの素晴らしさだと思う。欲を言えば、今一歩クリアさが欲しい感じかな。
Dレンジ(クリアさ)とセパレーションではFPB-350Mに負けるけど、それ以外はこっちの方が良い感じだ。
まだ一部怪しい部品(例えば内部のシールド線)が使われているところも有るし、抵抗もRS2Sにしてみたいし、電解コンももう少し大きくして見たいので、ぼちぼち変えていこう。
最終的にはモノラル構成にして、電源も各チャンネル当たり2トランス式にすれば完璧なんだろうなー。

- 2018/02/15(木) 23:40:34|
- 真空管アンプ
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アンプの改造が済んだそうだ。 明日着の予定。
改造後の写真や特性も送っていただけた。良い感じ。
配線も綺麗だし、以前と比べると雑音は1/10で、周波数特性も20~20KHzまでほぼフラットになった。
僕が理想とした ”信号経路に直列に入る抵抗がほとんど無く、シンプルな回路で良い部品” のアンプになったと思う。
楽しみだ。



- 2018/02/13(火) 14:13:54|
- 真空管アンプ
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あと1週間で出来るって。楽しみだー。。。:-)
凄く良い部品だと思うので、
このままではもったいないので、最高の真空管アンプを目指して、
固定バイアス化
配線を綺麗に
ACインレット化
スピーカー端子を良い物に
ドライバ段のパラレル化
を予定して改造予定。
(最近時間がないので、プロの方に依頼中)
プロの方がどんな風に処理するのか、楽しみにしている。

- 2018/02/05(月) 23:24:23|
- 真空管アンプ
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と言う事で、ファインメットのトランス式アッテネータを製作開始。
線が多いので大変だ。配線の順番を間違えない様に随分気を使った。
こういう時は中継に端子台を使うのが良いよね。
今日は2ch分のみ完成。残りの2chは後日。
音はやっぱり素晴らしい。

- 2018/01/03(水) 22:27:20|
- アナログ
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以前から気になっていたので、入手。
ALPSの6連ボリュームが使われていて、音が良いと評判のシステムセレクター。(パッシブプリ)
セレクター部とボリューム部が完全に分かれているので、単純に6ch入出力のボリュームとして使えるからとても便利なのは間違いない。このALPSの6連ボリュームは今は手に入らないので、それだけでも購入する価値が有るかも。
音は、癖は無くとがったところは無い感じ。ボリューム式のアッテネーターでは最高ではないかな。
だがこれでますます、ファインメットのトランス式アッテネーターの良さを再認識してしまった。
楽器の音のみずみずしさが全然違う。聞いていてうっとりするような音なのだ。
やっぱり抵抗を信号線に直列に入れると音質ロスは避けられないのではないかな。。。
エネルギーが消耗されると音質が落ちるような気がする。
MVS-1

- 2018/01/03(水) 21:51:21|
- アンプ
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セイデンさんにいくらメールしても返事をくれないから、オークションで中古のロータリースイッチを購入。
セイデンさん会社としてだめだね。 電話番号も書いてないし。。。
富士通製4回路24接点。良い感じ。

- 2017/11/26(日) 12:30:30|
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凄く気に入ったので、もう一組購入した。
実に生々しい音で、これでやっとプリアンプは不要になったな。
プリアンプは駆動力は強いので、音の安定感は良くなるのだが、やはり音が損なわれる部分があって、どうも使う気になれなかった。
トランス式アッテネーターの音は、堂々として空気感が素晴らしく、楽器の音が立体的だ。
思うんだが、これは位相特性が素晴らしいんじゃないかなー。抵抗式のボリュームは音がやせる感じがする。
音がやせるのはどこか位相特性がおかしいのではないかと思う。
実は抵抗式ボリュームは対周波数的に位相特性がよろしくないのではないかと思う今日この頃。。。
ラインのケーブルが安定的に駆動出来ないのかな。
やっと長年の課題が解明出来た気がする。
4chマルチ用に、4回路のアッテネーターを作るの必要があり、4回路24接点のロータリースイッチが必要だが、Seidenさんから返事が来ないなー。 電話してみよう。

- 2017/11/21(火) 22:46:28|
- アナログ
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2組のトランスを使って、アナログ信号線路上の抵抗を排除出来た。
素晴らしい音になった。
滑らかできれいで、音の響きも立体感も素晴らしい。
DACが素晴らしくなってからアナログ部の音がどうにも我慢できなくて、音楽が楽しめなかったんだけど、やっと聞いていて気持ち良い音になった。(随分長いスランプだったなー。。。)
こうでなくちゃ音楽が楽しめないよ。やっぱり抵抗を信号線路上に入れるのは良くないんだね。
高性能のトランスは入れても音質悪化にはならないと言う事も分かった。
そう考えると、シンプルな構成の真空管アンプ(電流帰還や電圧帰還のない)に再度チャレンジしたくなってきた。
FPB-350M(パワーアンプ)の素晴らしさも再確認出来てうれしい。凄いアンプだと思う。今のところ欠点が見つからない。

- 2017/11/12(日) 22:59:07|
- システム解説
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エージングも進んで、よく聞きこんでみたが、やっぱり素晴らしい。
音が滑らかで、とてもきれい。ホールトーンも綺麗に広がっていくし、パーカッションのパシーンて音ものびのびしてうるさくない。何かデメリットが有るのではないかとも思ったのだが、全くなかった。これを聞いてから普通のボリュームに切り替えると、音が雑になったように聞こえる。
言う事なし。
電源トランスからの誘導ノイズは受けやすいようだが。
もうこれは4chにしてケースに入れてSeidenのロータリースイッチを買うしかないな。。。
-----------------------------------------------
なんか良い感じ。低インピーダンス駆動で音が澄んだ感じがする。これでDACのクオリティにアナログ部が追い付いた感じ。
今時点ではボリュームと大きな差ではないが、もっと良くなるだろう。しばらくエージングしよう。
ロータリースイッチを買ってケースに入れようと思う。四連にしないとな。

- 2017/11/08(水) 23:16:08|
- システム解説
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最近思っているのは、音楽信号が流れるところに抵抗を使うのって、ものすごく音に劣化が有るのではないかってこと。
抵抗だって周波数特性や、パルス応答の特性がものすごく違うはずで、実は半導体やトランスより難しい素子なのでは?
抵抗を排除してアンプを作ることは出来ないものか。。。
このファインメットのアッテネーターも試してみよう。
以前にスピーカー用と間違って購入したラインレベルのボリューム用のアッテネーター。
ボリュームの代わりに使うと音が良くなったりしないのかな?

- 2017/10/30(月) 23:21:37|
- その他
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某氏よりイノキーさんのDAC用の電源基板が届いた。
導体が70μ厚だそうで、音質が良くなるとのこと。
OPアンプなど主要部品も送ってくださった。ありがたい。
LEDはあるけど、コンデンサーが足りないかな。。。手配しないと。
写真は削除。。。
- 2017/10/09(月) 22:18:44|
- DAC
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大分環境が変わったので、DACの音の比較をしてみた。
やっぱり、ダントツでイノキーさんのAK4495DACが音が良い。
楽器のそれぞれの音のきれいさが全然違う。
D-70vuも、内臓PLLよりは外からクロックを入れた方がかなり良くはなるが、それでもかなわない。
電源とクロックの純度を極限まで上げた、AK4495DACはやっぱりすごいというのと、
それをちゃんと認識させてくれるKRELLのパワーアンプ:FPB-350Mも音が素晴らしいのを確認出来てうれしい。


- 2017/10/08(日) 23:48:15|
- DAC
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アッテネーター: SA-300が完全に定着した。素晴らしい音だ。早く導入すべきだった。
クラシックが実に重厚且つ繊細だ。弦の響きが艶やかで美しい。今までで最高のクラシック。
DACのジッターを極限まで抑え込んでから、音が少しタイトかなー?と思っていたFPB-350Mの素晴らしさもやっと引き出せたと思う。当分パワーアンプはこれで大丈夫だと確信した。
SA-300と重量級の良いパワーアンプを使えば、一般的なヘッドホンアンプはまずかなわないと思うな。
また、マルチ駆動でアッテネーターを入れないで高能率ホーンをパワーアンプに直結するのも音の劣化が激しいと思う。このアッテネーターは用途が豊富だ。
ファインメットのも有るようだから気にはなるが、今のところ必要性は感じないな。十二分に素晴らしい。

- 2017/10/01(日) 21:25:23|
- システム解説
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SA-300 のエージングが進んで、最初少し気になった低音の甘さも取れてきた。
FPB-350M が少し音がタイトかなーとずっと思っていたのだけれど、味わいある音に変身して良かった。
これでシステム全体のバランスが取れた感じだ。

- 2017/09/12(火) 22:42:48|
- ヘッドホン
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おー、いいねー。みずみずしい音だー。アンプがしっかりホーンを駆動してる感じ。
楽器の音もきれいだし、立体感もある。アタックも良くなってパシーンって音もよどみない。空気感、臨場感も素晴らしい。
今までのは何だったんだって感じだ。
いままでスピーカーではなかなかこの感じが出なかったんだよね。ヘッドホンで聞くリアリティーに近づいた感じ。
トランス式アッテネーターは必須なんだなー。 一個15,000円位でこのパフォーマンスは凄い。
TANGOの技術はやっぱりすごかったんだね。。。 Mcintoshがトランスにこだわる理由も分かる気がする。
中高音でも、スピーカー駆動に直列に抵抗入れるのはいかんって事でもあるのかな。
(ホーン型が特に負荷が重いから難しいのだとは思うが。)

- 2017/09/09(土) 15:07:14|
- スピーカー
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いやー、これも素晴らしいね。
今までX350よりFPB-350Mの方が中高音のきれいさや立体感、空気感は上だと思っていたんだけど、どちらが上とも言い難い感じになった。セパレーションに関してはモノのFPB-350の方が上だけど、それ以外はどちらともいえない感じだ。低域はX350の方が良いかな。
このアッテネーターはアンプの駆動力不足に効果が高いと思われる。フルレンジスピーカーに使っても面白いのではないかな。
ヘッドホンアンプとしてはどっちのアンプが上とも言い難い状況になった。 ホーンを鳴らすのが凄く楽しみだ。

- 2017/09/07(木) 21:58:25|
- ヘッドホン
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いやー、トランス式アッテネーターはエージングが進んでますますよい感じになってきたね。
今まで不足していた音のきれいさと重厚感が出てきて、どんどん気持ち良い音になっていく。
ふと思ったけど、真空管アンプ+トランス式アッテネーターも良いかもね。
駆動力の弱い真空管アンプを補ってくれるかも。。。
今度の週末にでも時間を作ってやってみよう。
またいろいろ妄想が湧いてくるようになってきた。
良かった。楽しみだ。


- 2017/09/05(火) 22:07:32|
- ヘッドホン
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オーディオは音をクリアにするのと綺麗にするのの繰り返しだよね。
デジタル回路を極めていくとどちらかと言うと音が明瞭でクリアになっていく方向で、それに合わせてアナログ回路を改善して音の響きやきれいさを改善していくという事の繰り返しで、全体のクオリティーが上がっていくのだと思う。
今回、後者にずいぶん時間がかかってしまった。どこが問題なのかなかなか思いつかなかったので。。。
- 2017/09/04(月) 23:28:12|
- その他
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10時間くらいエージングしたらかなり良くなった。トランスにしては早かったな。
抵抗分圧(RSN2S)と聞き較べてみたが、音は実に良い感じだ。抵抗分圧に比べて中高音がしっとりして聞いていて楽しい音に変身。何と言っても弦の音が滑らかで気持ちいい。ピアノもすごくきれいだ。空気感もより良くなって音が艶やかに広がっていく感じ。ちょっと心配していた低音もまったく問題なく、むしろ良くなったように感じる。
想定外に良い音だ。今度の休みにホーンを鳴らすのが凄く楽しみだ。
DACの電源を改造してから、凄く低ジッターの高分解能な音になったので、わずかな弱点も聞き取れるようになってしまったんだと思う。 しかも、パワーアンプのFPB-350Mはすごくクリアな音で無味無臭なアンプなんだと思うので、分圧抵抗のわずかな癖が聞こえる様になってしまったんでしょう。(RSN2Sは抵抗としては最高だと思うけど。)
こいつはお勧めだ。 これでやっとまたオーディオに身が入るな。
2週間かかって、やっと来た。
エージング中。 トランスだから時間かかるかな。100時間位はしないとね。
今時点では、少し甘くなる感じだが、悪くはないかも。エージング次第かな?

- 2017/09/03(日) 14:02:38|
- スピーカー
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最近、我が家のシステムの音を聞いても感動しないんだよね。
だからオーディオに身が入らない。(忙しいのもあるけど)
アッテネーター用のトランス早く来ないかなー。。。
- 2017/08/26(土) 21:33:57|
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やっとこさ、アッテネーター用のトランスを手配完了。
コストを考えると今のところこれが一番良さそうかなー。 1週間くらいで来るらしい。
SA-300
- 2017/08/19(土) 21:35:57|
- スピーカー
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今度こそスピーカー用のトランス式アッテネーターを手配しよう。。。
どうもいろいろ聞きこんで、今の我が家のシステムではそこが弱点の様な気がしている。
- 2017/07/27(木) 21:24:40|
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よく考えてみたら、これはスピーカー用ではないんだね。ボケてた。
直流抵抗も300オーム位ある。失礼しました。
--------------------------
下記、聞いてみたが、期待したような成果が得られず。
理由はわからない。何か使い方が有るとも思えないし。。。
不思議だ。
だが、アッテネーションの仕方ですごく音が変わるのは間違いないし、私はヘッドホンアンプは最高級のパワーアンプを使う以外に方法は無いと思っているので、もっと分圧器について研究しないといけないと言う事ははっきりした。
今使っている抵抗:RSN2Sは今まで使った抵抗の中では最高なのは間違いないが、もっと良い物もありそうな気がする。特に高音の繊細さについて。(弦の音を綺麗に滑らかに聞きたい。。。)
----------------------------------------------------
とりあえず、ヘッドホンで聞いてみよう。
抵抗分圧とどちらが良いか?
目的はホーン用なんだけどね。

- 2017/07/19(水) 23:32:32|
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久しぶりにアンプを聞いてみた。
(耳をニュートラルに戻して)

滑らかできれいな音。だが少々力強さに欠けるな。だからホーンが上手く駆動出来ないんだな。
さて、どうするか。可能性としては
(1)電源トランスが非力
(2)初段(段間トランスのドライバー)が非力
が考えられるか。今時点では初段の電源の問題(ノイズ)ではない様に感じる。
まずは(2)を改善すべきかと思う。
ドライバーを6SN7に変えて、パラにしてみるか。
何かもっと強力にドライブする方法は無い物か。。。
バランス入力に変えて、PP駆動にするかな。。。
- 2017/05/31(水) 22:59:20|
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つまらない結果ではあったけれど、
連休中にスピーカーの音をあれこれ試して、今のところはこの組み合わせが最高だ。
ホーンの駆動用には空間表現に優れたFPB-350Mを持ってきた方が楽器の立体感や空気感がきれいで楽しく聞ける。ヘッドホンで聞くとFPB-350Mはちょっときつすぎる感じなのだが。
低音に関して言えば、FPB-350MでもX-350でも同様に素晴らしい感じだ。
2A3 PP アンプはヘッドホンアンプとしては最高だが、もう一歩改善してホーンも駆動できるようにしたいなー。
ちょっと残念な結果だった。素材としては最高レベルだと思うので、何を改造するか思案中。

- 2017/05/07(日) 22:21:22|
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2A3 PP アンプ直結でホーン駆動してみた。
残念ながら、イマイチだった。
ホーンは駆動力が要るからなー。
インピーダンス変えたり、負荷抵抗変えたりあれこれやったが、残念ながら透明感が出ない。KRELL や PASS の方が良かった。
何か他にホーン駆動のコツが有るのかなー?

KRELLは空間表現は良いのだけど、中高音の滑らかさが今一歩で、PASSは滑らかなんだけど、空間表現が今一歩。帯に短し襷に長し。クラシック聴くならPASSを高音に、ジャズならKRELLを高音に。あー、メンドくさい。
さてどうするか?とりあえずヘッドホンアンプとしてはいけてる感じだ。
- 2017/05/05(金) 20:32:56|
- 真空管アンプ
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内部の配線を見直していたら、出力トランスの二時側が一時側のグランドに繋がっているのを発見。無帰還だから繋ぐ必要は無いし、繋がない方がスピーカーからの逆起電力をトランスで完全に絶縁出来るからベターだ。
外したら思ったとうりで、よりのびのびした音になった。どこにも引っかかっていない感じ。中高音では今までで最高の音になった。
ヒュージョンののびのびした感じも、クラシックの弦の滑らかな音も良い感じで惚れ惚れする。シンプルな無帰還アンプでないと、この両立する感じは出せないと思う。
スピーカーを完全にアイソレーション出来るのも無帰還真空管アンプの大きなメリットだね。
いよいよヘッドホンや高能率ホーンスピーカーに、このアンプを直結する実験を始めよう。


- 2017/05/04(木) 15:50:27|
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整流ダイオードを、
SICショットキーダイオードに交換。やはり分解能高く綺麗な音に変貌。
かなりレベル高くなった。中高音は我が家で最高レベル。 予想を遥かに上回る完成度になってきた。
使う部品の点数を極限まで減らし、部品の品質レベルを極限まで上げた超シンプルな2段構成無帰還アンプの音の良さを実感。
うまく表現出来ないが、音が空間上で変にねじ曲がったり遅れたり反射したりしていない感じがする。ストレートでゆがみや滲みがない感じ。ボーカルやピアノに変な滲みもフォーカスの悪さも無いし、弦のハーモニクスが混変調することもない。音がきれいに空間上に広がりきれいに消えていく。
周波数特性的にもまったくニュートラルな感じで、驚くほど低音も豊かで歯切れ良い。ヘッドホンで聞く限り中低域にも不満は無い。
このシンプルな回路からこの音が出るとは驚きだ。
分解能の高さと重低音はまだKRELLに負けているが、そこまでしなくても良いかなー?と言うレベルまで来た。
パワーアンプ(スピーカーからの逆起電力がある)の音の変な癖はNFBによるものなんだなと実感した。まあ、良く考えてみれば当たり前か。
さて、あとは電源とGND周りをもう少し改善する事だな。何故かまだ僅かにハム音がする。

- 2017/05/03(水) 17:03:43|
- 真空管アンプ
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グランドの引き回しもあれこれいじって、このアンプますます素晴らしい音になってきた。以前使っていた真空管アンプと聞き比べてみたが、音の透明感が全然違う。真空管アンプとは思えないような透明で分解能の高い音だ。ヘッドホンで聞くなら、中低音も分厚くて無帰還とは思えない歯切れよさだ。(低音スピーカーの駆動は厳しいだろうが) KRELLと較べると分解能では負けているが、逆にKRELLは少し荒い感じにすら感じられる。念願のクラシックが美しいアンプだ。もう少しいじくり回せばまだ分解能も上げられそうに思う。

UTCのLS-55は音質的にも定評ある出力トランスで、最高の部類に属すると思われるけれど、
もう一つ気に入っている点があって、それは2次側のインピーダンスが、
500/333/250/200/125/50/30/25/15/10/7.5/5/2.5/1.2
と恐ろしく選択肢が広いことが有る。スピーカー駆動にも使えるし、ライン駆動にも使える万能トランスだ。
こいつを使ってプリアンプを作るという夢もある。
また、本来のスピーカー駆動を考えても、トランスだから低い出力インピーダンスを選べば、出力電圧は下がるし、ノイズも減るし、低インピーダンスになって駆動力も上がるから、高能率スピーカーを駆動するなら、良い事づくめだ。このトランスを使えば、高能率ホーンに直結できる低ゲインアンプが上手く出来ると確信している。(そのために多少高かったが買ったのだ)

- 2017/04/30(日) 23:41:51|
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いろいろ改造中。
カソードのパスコンもFineGoldとPPSDのパラで付けたし、電源のコンデンサーが足りていない様だったので追加した。
初段の電源も抵抗を左右で分離した。
このアンプ、部品にはすごく凝っているが、配線はあまり良い状態ではないようだ。ヒーター(AC点火)の配線がよっていなかったり、ACのラインとDCのラインがインシュロックで縛られていたり、無駄に長い配線が有ったりで、ちょっと残念な感じだったので、分離する様にかなり手を入れた。ハム音はほぼ無くなって、終段のハムバランサーがやっと有効になってきた。回路と部品が確定したら、配線は全部やり直すしかなさそうだ。
本当は、カソードのパスコンはオリジナルの銀タンタルにしようと思ったのだが、残念ながら今は売っていないかった。お店の人が現在買い出しに外国に行っているそうで、休業中だそうだ。さすがに真空管の世界は気が長い。
今回の改造で、凄く透明感のある音になってきた。Dレンジ、Fレンジは言う事なし。低音も予想外に良くなってきた。もう少し分解能が良くなれば最高だ。分解能はKRELLには及ばないが、真空管アンプは楽しく長時間聞ける。不思議だ。
2段構成の無帰還アンプでこんな音が出るんだと感心。 やはり電源回路が凄く重要で、自己バイアス回路なので、カソードのパスコンも凄く音質に影響するようだ。PPSDを使ったので、かなり良いほうだと思うが、いろいろ試してみたい。
また、抵抗もRSN2Sに交換して無駄な配線も無くしたいな。(いまはAB製のカーボンのようだ。それも定評のある物ではあるが、RSN2Sの方がフォーカスが良くなるだろうと思われる。) SiCショットキーダイオードも買ってきたので、いずれ交換してみよう。初段はもう少し強力に(6SN7にして2パラにするとか?)した方が良いのかな?
それより直熱管でシリコン整流で寿命の点で大丈夫なのかが気になる。(理屈が良く分かっていない)
回路は実物と照らし合わせたら、パワー段のグリッド抵抗は入っていなかった。ますます部品点数が減ってうれしい。
どこまで減らせるかチャレンジ中。
真空管アンプはいかにトランスを上手く使って、他の部品を減らすかが肝だよね。TAMURAのA351とUTCのLS-55のコンビは素晴らしく良いようだ。
UTCのトランスはおよそ50年前の物だし、RCAの2A3は60年前の物。オーディオは音質に関して言えば50年間以上進歩していないってことだ。


- 2017/04/29(土) 22:54:54|
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試しに76を1段にして鳴らしてみたが、問題ないゲインだ。
音もすごく良くなった。濁りが減って凄くきれいな音になってきた。Dレンジ、Fレンジは申し分ない。
やはり段数を減らす効果は絶大だ。当たり前だよね。。。もう少し分解能が上がれば最高だ。
もう少し手を入れれば、中高音用アンプとしては最高になると思う。
まだカソードのパスコンははずしたままで入れてないし、電源も何もいじっていない。
ダイオードもショットキーにしたいし、コンデンサーも増やしたいし、初段の電源にもチョークを入れて左右で電源を分離したい。初段の電源トランスも分けてみたい。
やはり素材の素質の良さを感じる。今後の改善がすごく楽しみだ。
下図は今の回路。結合コンデンサーもなく、シンプルの極致で気持ちいい。(カソードのコンデンサーは付いていないが)

下図は次に改良してフルプッシュプルにしたいと思っている回路。
これをバランス信号で駆動すればかなり良さそうな気がする。
まあ、その前に電源改良かな。。。まだ少しハム音がするし。

- 2017/04/18(火) 18:58:27|
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一言で言ってしまうとまだまだの音。
KRELLと聞き比べると(超無謀だが)分解能やセパレーションが全然足りないし、もたつき感もある。
おそらく電源が非力なんだと思う。コンデンサの容量も足りないと思うし、左右で同じところから電源を引いているので、セパレーションは絶望的だと思う。それとハム音が結構ある。まずそれを解決しないとね。
だが、素質の良さは感じる。音が刺激的でなくきれいな感じだ。安物部品だとどこか刺激的になることが多いが、それはない。2A3はかなり穏やかな音の球だと思うが、アタックについては十分いけてる感じだし、DレンジFレンジも十分だと思う。おそらく球と出力トランスとのマッチングが良いんでしょう。
改善策として思いつくのは、
★ もしゲインが足りるなら、3段構成をやめて2段にしてしまう。
ハムの問題も減るし、結合コンデンサもなくせる。(もともとその実験がしたくて購入したので)
★ 初段の電源を2系統に分けて、それぞれにチョークコイルと大容量ケミコンを加え、
電源を左右でなるべく分離する。
★ 76をやめて6SN7にしてSRPPにして低インピーダンス化する、など初段の高品質化。
★ 初段回路から完全バランス増幅にする。(入力端子は3Pinにする)
(そのあとに段間トランスが有るので、初段の多少のアンバランスは問題ない)
まずはゲインの実験からかな。

- 2017/04/17(月) 23:06:23|
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真空管も無事に火が入って、なかなかゴージャス。👍
この真空管は1956年製なので、私と同じ年だ。。。何かご縁を感じる。
いくつか明らかな課題は有るが、とりあえずは不具合は無く鳴った。良かった。

- 2017/04/16(日) 23:20:35|
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見知らぬ真空管アンプを買う楽しみの一つは、どんな部品が使ってあるかを知る楽しみでもある。
知らない物が多かったが、調べて分かったのは、
カソードのカップリングコンデンサーは、SPRAGUEの
ベル型銀タンタル と言うものだね。すでにお亡くなりになっているが。これ情報が少ないが良い物らしい。値段もびっくり。
カソード抵抗はDALEのRH-25
ボリュームは、
Allen Bradley Type J Mono TrimmerBLOCKコンは、
Mallory の FP 特許番号から検索して判明。
出力トランスは、
UTC LS-55、
結線図出力管は、
RCAの2A3で軍用のもの(JANタイプ)。
米国製の部品にこだわっているようだ。
残るは抵抗と結合コンデンサーか。見たことあるタイプなので有名な物でしょう。
とりあえず怪しいコンデンサーを外して電源入れたらヒーター電圧やB電圧は出ていたので、真空管挿しても大丈夫そうだ。抵抗値も正常だったし、結合コンデンサーもリークしていないようだし、回路は3段とも自己バイアスのシンプルな回路だから、多分問題ないでしょう。







- 2017/04/16(日) 13:04:08|
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かなりきれいだ。良かった。
TAMURAのトランスは全て新品の様にきれいだし、テスターで調べたが断線や変なショートも無いようだ。
UTCのトランスは保護のためにビニールで覆われていて、かなりこだわりを感じる。(なので買ったのだが)
配線もかなり手慣れた方の作のようで、線材も良さそうなものが使われている感じ。
信号の流れも上手く考えられていて好感が持てる。
電源のブロックコンデンサーはUSA製の様だ。真空管も問題なさそうだ。(多分) 一安心。
回路は、3極管(76)2段+段間トランス(A-351)による位相反転+2A3の自己バイアスのPPの様だ。
予定どうりシンプルな回路で、手を入れやすそう。(ホーン専用にゲインを落とすなど)
カソード抵抗のコンデンサーは行っちゃってるみたいだね。交換しないと。
2A3(直熱管)で半導体整流で良いのかがちょっと心配。
高名なUTCのトランスは初対面なので、楽しみだ。 ダイオードも低ノイズな物にしてみたいね。






- 2017/04/15(土) 22:55:51|
- 真空管アンプ
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最近、オーディオ絶不調だったので、何とか打破しようと思ってオークション見ていたら、気になる真空管アンプが有って、遊んでいるうちに落札してしまった。
このアンプ、見た目は普通だが、出力トランスがUTCのLS-55、段間トランスがTAMURAのA351、出力管がRCAの軍用2A3など気になる部品が使われている。いつものように鳴るかどうかはわからないが、多分大丈夫だろう??
LS-55は最高の誉れが高い出力トランスで、お店では15万円くらいでも売られている。出力インピーダンスがいろいろ出ているので、ヘッドホン直結も試してみたいし、位相反転用に段間トランスも付いているので、いろいろ実験がしやすい。壊れていなければよいが。。。

- 2017/04/13(木) 23:45:15|
- 真空管アンプ
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久しぶりにオーディオを聞いてみたが、なかなか良い音じゃなー。
スケールがでかくて空間の立体感がすごいし、アタックも鋭いし、色々な細かい音が聞こえるし、かといって全くうるさくないし、今まで聞いてきた中でダントツ凄いと思う。
だが、難点を探すならもう少し繊細さもほしいな。クラシックの滑らかさが今一歩かなという気がする。
さーて、こんどはどこをいじろうか。。。

- 2017/03/15(水) 22:51:27|
- システム解説
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とりあえず、電源ユニットの出力電圧を調べた。
どうやら電源はゼナーダイオードとパワートランジスタだけのシンプルな物のようだ。
1N5369 と1N5360
F15030 と F15031
本体側の放熱器に付いたパワートランジスタも同じだった。



- 2017/02/26(日) 23:28:10|
- アンプ
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KBLの電源ユニットと本体の電源部の写真。
Webで調べたら、電源ユニット内に2段のレギュレーターが入っており、さらに本体の基板上に1段のレギュレーターが入っているそうだ。
±77V ---> ±58V ---> ±48V ---> 本体へ ---> ±44V
と降圧しているそうだ。
実機を測ったら、±49Vくらいの電圧が本体の基板上に来ていたので、記事の内容と合っている。
本体に来ているのは、それだけなのか?
こんな昔から多段レギュレーターが有効だと言う事を知っていたんだね。びっくり。 さすがKRELL。
今日も音を聞いてみたが、やっぱりこいつはすごく音が良い。音がしっかりと高密度になる感じだ。
この写真は電源ユニット。左右chで分かれているのかと思ったが違うようだ。。。?

左下のDC電源コネクタから繋がって、ここいら辺りが本体基板上のレギュレーターのようだ。本体に来ているのは±48Vだけなのか? レギュレーターを左右のチャンネルで分けて、まっすぐに各chのアンプに供給しているようだ。

- 2017/02/22(水) 23:08:54|
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やばい!パワーアンプの電源入れたままプリの電源を切っちまった!
何か焦げ臭いと思ったら、、、
ヘッドホン用の分圧抵抗が焦げていた。
いかんなー、電源を切る時は下流から切っていかないと。。。
危なかった。。。
分圧抵抗を入れるメリットはこういう時に助かるって事でもある。ヒューズの代わりになってくれる。。。
あまり自慢にならないか。。。
- 2017/02/21(火) 22:13:33|
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プリアンプ: KRELL KBL を入手。(写真には写っていないが電源ユニットが別にある)
KRELL 中期のプリアンプの中で最も人気があり良いと言われるプリアンプ。 『KBL』 とは、KRELL BALANCED LINEの略。
KRELLファンとしてはこれ以外には考えられない感じだ。
オークションで動作未確認のものが安く出ていたので、一か八か修理覚悟で入手してみた。
意外なことに何事も無く動作してくれたし、ボリュームも高そうなアッテネーターでガリもなく、音も素晴らしい。全く手を入れる必要性を感じない。(念のため通電前に蓋を開けてチェックしたらねじが1本落ちていて、危なかった。フロントパネルに基板を止めているねじだった。)
多分業者さんは振ったら音がしたので、通電しなかったんでしょう。正解でした。皆さんもオークションでアンプなど買ったときにはまず振ってみるのが良いですよ。今までに何度かそれで助かっている。
プリアンプにこだわった理由は二つあって、
(1)本当にプリアンプを入れた方が音が良いのか?
(2)DACとの接続はバランスとアンバランスのどちらが音が良いのか?
まず、(1)についてだが、確かに入れた方が音の品位が上がる感じだ。ガサツな感じが減ってきれいな音になる。特に高域。
また、(2)については、アンバランスの方が圧倒的によい。
世間一般ではバランスの方が良いと言う事になっているようだが、私はいままで何十回もバランスとアンバランスを比較しているが一度もバランスが良いと思ったことは無い。今回それに最終結論を出そうと思って実験してみたが、やっぱりアンバランスの方が良かった。おそらく、バランスだと正負の出力がツイストペア線で伝送されるから正負の信号がお互いに殺しあうことになるんでしょう。大人しいつまらない音になってしまう。
Webを調べていたらこんな記述もあった。どちらが良いか、自分の耳で客観的に感じ取る必要がありそうだ。
『デジタルマスタリングの第一人者といわれるバーニー・グランドマン氏が使用される機材は、
音が良いとの判断から全てアンバランス接続で統一され、チューニングされているそうです。』
オリジナル文は下記だそうだ。いずれにせよ、アンバランスが良くないという事ではないのが分かる。
『多くの回路やデバイスを通れば、それだけ音質が落ちてしまいます。
だから、できるだけシンプルにシステムアップしています。このスタジオは、実はすべてアンバランス接続なんですよ。
通常のバランス接続にすると、それぞれの機材の間で抵抗値をそろえるためにトランスを介さないといけません。
それによる音質の劣化をさけるために、エンジニアがすべての機材を改造して、アンバランス接続でシステム構築しています』
バランスはむしろ取り扱いが難しいと言う事だと思う。シンプルなアンバランスが良さそうだ。
最初DACとプリをバランスで繋いでいたときは、音が穏やか過ぎてプリを入れない方が良いと思ったのだが、アンバランスにしたらプリを入れた方が良い事が分かった。
一方、プリアンプの出力はバランスでも変わらないようだ。おそらく出力インピーダンスが極端に低いのでしょう。スピーカーでも駆動できるほどだそうだ。プリアンプの役割が分かった気がする。今度ヘッドホンを駆動してみようと思う。
『プリアンプ』の意味は、『プリ駆動力アンプ』という意味なんだね。素晴らしいプリアンプだと思う。使い道が無ければ動作確認してからオークションに出そうと思っていたのだが、定着しそうだ。



- 2017/02/20(月) 23:38:14|
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セパレートアンプを使う真のオーディオマニアの皆様は、必ずプリアンプを使わないと音が整わないとおっしゃる。
私の様なデジタルなオーディオマニアは機能的に無くてもよい物は取ってしまえと考えがちなのだが、最近思っているのは、パワーアンプという究極のノイズ発生源たるアナログ機材に、繊細なデジタル機器であるDACの出力を直接繋ぐのはいかがなものかと思うようになってきた。
という考えに至ったのは、デジタル系でもノイズをいかに減らすかが音を改善する最大の課題であることが分かってくるにつけ、アンプからのノイズがDACに伝わるのは良くないと思うし、またアナログアンプでもノイズによる時間的な変調(アナログジッターと呼びたい)が起きているに違いないと思っているからだ。
実際音を聞いていても、時間的な揺らぎによる音の悪化がどういうものか判ってきたように思っていて、電圧的な歪は耳はほとんど聞き分けられないけど、時間的な揺らぎは耳にすごく不快に(うるさく)聞こえると思っている。
良いDACと良いパワーアンプの組み合わせで聞く音は音量を上げてもうるさくない。音色や好みがどうこう言う以前の問題で、うるさくないのだ。
DACにパワーアンプからのノイズを伝えないという点と、パワーアンプでのノイズによる時間的な変調(アナログジッターと呼びたい)をどうやって減らすかを考えると、DACとパワーアンプを直結するのは得策ではない様に思えてきた。
プリアンプを入れてアンプの段数が増えることによるデメリットを嫌うか、DACとパワーアンプを直結してノイズの影響を嫌うかの究極の選択の様に思えてきた。(もちろん良質なプリアンプでないとダメなのは明白だが)
だが、多くの真のオーディオマニアの先輩方がプリアンプを入れないとダメだと仰っているから、多分それが正しいのだと思う。おそらくプリアンプは高度な双方向ノイズフィルターになっているのだと思う。そう考えるとプリアンプの役割が明確になる。
プリアンプっていう名前が意味不明でいかんよな。 『シグナルコンディショナー』って言えば意味が分かるのに。
良質なプリアンプを手に入れて実験してみるしかないなー。。。
- 2017/02/16(木) 22:04:58|
- アンプ
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今日はびっくりするような実験が出来た。
久しぶりにNASに新しく買ったCDのデータをコピーしていた。
写真の様にHubを3段カスケードしてあり、各段の電源はいろいろ改善してある。
Hubの電源もオリジナルのACアダプターではなく、HPの安定化電源からファインメットフィルターを通じて供給している。

隣のPCルームからHPのHub経由でデータをコピーしたら、信じられないくらいコピーに時間がかかり、44.1KHzのデータなのにアルバム1枚コピーするのにCDの再生と同じくらいの時間がかかった。
何でそんなに時間がかかるのか想像もつかなかったが、Hubが3段になっているのが原因であることは間違いないと思う。
驚いたのはそのあとだ。
コピーした曲を聞いてまあまあ楽しめるアルバムかなと思ったが、それほど興味を持てなかったので、いつも聞いているFourplayを聞いたら、ありゃまびっくり音がものすごく良くなっていた。
そのアルバムをコピーし直したわけでもないのに。。。
何度も聞き直したが間違いない。
これでわかるのは、
(1)NASにデータを書くときはゆっくり書いた方が良いらしい。
(2)NASの一部のデータをゆっくり書き換えると、全体のデータが音が良くなるらしい
(3)NASやHubの電源を徹底的に改善すべし
低ノイズ電源の下でデータを書き換えることで、NASのSSDが活性化されて吐き出すノイズが減るんでしょう。
最近提唱している、『デジタルデータに付随して出力されるアナログノイズをいかに減らすかでデジタルオーディオの音質が決まる』に照らし合わせれば、有りうることだと思う。
皆さん、DACを買い替える前に音源側(の電源)を徹底的に改善した方が良いですよ。:-)
- 2017/02/12(日) 23:02:31|
- ネットオーディオ
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しばらく仕事が忙しくてオーディオから遠ざかっていたので、久しぶりに聞くオーディオの音が凄く新鮮。
この新鮮な感じは悪くない。やっぱり毎日のように聞いていると耳がマヒして来るのかな?
仕事しながらもデジタル回路の音質悪化の事を考えていたけど、やっぱり下の図がキーポイントだなと思った。
この図はメモリーの事を考えたけど、同じことがSPDIFなどのデジタル信号波形でも起きていて、デジタル的にはどちらも何の問題もない波形だけど、このようなデジタル信号をDACに入れたらどっちが音が良いかは大体想像が付くよね。

つまり大事なのは、デジタル波形をDACに送っているつもりなのだが、盛大なアナログノイズを送り付けてるってこと。私はクロックなどに起因するジッターより、こういったノイズがDAC内で及ぼすジッターへの影響の方がはるかに大きいと思う。
皆さん経験的にこういったノイズを避けるように絶縁したり、Gndをしっかりしたり、ACコードを良いのにしたり、デジタルケーブルを良いのにしたり、いろいろやってらっしゃるけど、そもそもこういったノイズなら測定することだって出来るでしょう?
要するにデジタル信号のS/N比を測れば良いって事ではないの? 誤解のない様に付け加えると、ここで言っているS/N比とはデジタル信号に情報として含まれるノイズのS/N(-120dBなんて奴)ではなく、デジタル信号を送っているアナログ信号のS/N比(きっと数10dB)だからね。間違えないでくださいね。。。
もしそうなら、ものすごく精度の良い測定器でSPDIF波形をリサンプリングすれば音が良くなるのかな?
- 2017/02/07(火) 21:11:42|
- ジッターについて
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DACの電源を改良して、アンプの音の聞こえ方が変わったので再度ヘッドホンで比較してみた。
かなり差が無くなってきたなー。
X350はFETだからだと思うけど、中高域のきれいさが際立つ。FPB350Mはモノラルだからだろうが、セパレーションが凄く良い。FPB350Mの方が少し重心が低くダイナミックな感じだが、それ以外はかなり差がなくなってきた。
X350の方がソースの差をはっきり出すのかもしれないね。今回ソースが良くなった分音質の差が少なくなったってことだと思う。
項目 | X350 | FPB350M |
低域の豊かさ | ◎ | ◎ |
低域の歯切れよさ、充実感 | ◎ | ◎ |
中低域の豊かさ | 〇 | ◎ |
中域の滑らかさ、きれいさ | ◎ | 〇 |
高域のきれいさ | ◎ | 〇 |
アタック音の鋭さ、充実感 | ◎ | ◎ |
空気感、臨場感 | ◎ | ◎ |
楽器の立体感 | ◎ | ◎ |
フォーカスの良さ | ◎ | ◎ |
セパレーション | 〇 | ◎ |


- 2017/01/25(水) 22:31:04|
- アンプ
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ふと気になって、ドライバーへの配線をマグネットから離してみた。効果の程は分からなかったが、超強力な磁界の近くに配線を通してはいけないよね。
今のシステム全景。アンプが巨大だが十分価値が有った。パーカッションも弦もプラスもイケてるし、2WAYとは思えない綺麗な高音が出てると思うな。ツイーターは要らないね。
我が家のオーディオルームはいわゆるオーディオマニアの方々から見ると突っ込み処満載(横長だし、振動対策必要?床も弱いし、壁も響くし)だと思うけど、それを言い出すと部屋を変えないといけないから、我慢する。
でも不思議なものでシステムが良くなると部屋の特性があまり気にならなくなるんだよね。低音の締まりも十分良くなったし、残響音の広がりも綺麗になったよ。部屋を改造するよりは高価なアンプを買った方が効果高いね。
今後は、もう一段階の繊細な音を追求したいな。


- 2017/01/22(日) 15:58:16|
- システム解説
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さらに考えを補足する。
ジッター(デジタルオーディオの音質悪化)について考えるとき、『クロックの時間的ブレ』と考えるのは一面的で正しくないと思う。
”ジッター” = ”デジタルオーディオ(ビデオ)信号を汚しているすべての雑成分” と考えるべきだと思う。
以前に書いたように、『クロックの時間的ブレとノイズは紙一重』だから、ジッターを考える時それらの総量で考えなければ意味が無いと思う。
『本来あるべきデジタル信号のスペクトル以外の余分なスペクトルは全てジッターだ』 と定義すると合点がいく。
それを生み出す要因はいろいろあるだろうけど、クロックの時間的ブレはそれの一部にしか過ぎない。だからデジタルオーディオの音質を改善するためにクロックの時間的ブレだけを減らそうとするのは意味が無い。(クロックの時間的ブレとノイズは回路によって入れ替わる事がある)
クロックの時間的ブレ以外にも、普通の電気的ノイズも余分なスペクトルだ。
私の経験から考えても、デジタルオーディオの音質改善には、発振精度の高いXTALを使うより駆動力の高いXTALを使ったり、電源のノイズを減らすことが大きく寄与する。
ジッターを単純にクロックの時間軸のブレと考えるのではなく、信号のスペクトル的(総量的)な汚れと考えて、それを減らす対策がデジタルオーディオには必要だと考えると、私の経験と理論が合うように思う。
だから、超高精度なXTALを使って音が良くなるのではなく、綺麗な波形を出してくれるXTALが音が良いし、電源回路に低ノイズなものを使うと音が良くなるのだ。
そのスペクトルの汚れ方の傾向を考えれば、デジタルオーディオの音質悪化の傾向も分かるのだろう。(測定するのは難しいだろうが)
大分以前にこのような記事(分割ライン以下)を書いたけれど、それを補足する。
『 ”データにエラーはない” だからデジタルオーディオは音が良い』 と皆思わされてきた。しかし、良く考えるとデジタルデータと言えどもその波形は全く異なっている。きれいな波形も有れば汚いノイズだらけの波形もある。デジタルの凄いところは波形がどんな汚くてもデータエラーになることはまずない、という点だ。
しかし、例えば下図のようにメモリーからデータを読み出す場合を考える。デジタル的に考えれば”1”、”0”の信号を読み出すだけで、デジタルデータに何の間違いもない。 しかし、同じ”1”、”0”と言ってもその波形に含まれるノイズレベルは全く異なっている。

この様にどちらのメモリーもデジタルデータとしては全く問題がないメモリーだが、この両者のデータを音楽データとして使う場合はどうなるか? このようなノイズの多いメモリーを搭載した機器は当然基板全体がノイズっぽくなる。ノイズとジッターは紙一重だから結果としてその基板はジッターを多く含んだ音楽信号を作り出す。
大事なのは、どちらも正しいデジタルデータを送り出しているが、それ以外にノイズも付加して送っていると言う事だ。
正に、
『 Digital Signal & Analog Noise Audio 』 である。
しかも今までの経験で言うと、同じメモリーでも書き込まれるデータの質によって出力するノイズの量が変わるようだ。きれいなデータを書き込めば出力される波形も綺麗になり、汚いデータを書き込めば出力される波形も汚くなる。
つまり前段がノイズっぽいと、そのノイズが後段に伝搬していくという事。(Gndを通じて後段にノイズが伝搬するというだけではなく、波形の汚さが伝搬していくのだと思う)
だから私たちは、
各段で発生するノイズを少しでも減らして波形を綺麗にしないと、システム全体のジッターを減らすことは出来ない。という事なんだろう。
再度、NASの電源(12V)を安定化電源直結とJungレギュレーターを入れた時とどっちが良いか聞き比べてみた。やはりJungを入れた方が立体感がうんと増す。

さらにHub(FX-08mini)の電源のACアダプター(スイッチング)を安定化電源に変えてみた。これも立体感がうんと増して良い。

この2点をやると驚くほど深みのある音になる。やはり電源の威力はすごいんだな。Hubの電源やマスタークロック関係にもJungを入れたくなるな。やり方を考えないと。
それにしても、DACから見るとはるか先にあるNASの電源の質でこうも音が変わるのが不思議ではある。理由を考えると、NASの電源が良くないと、ネットワークの信号がノイズっぽくなり、それがHubを通じてネットワークプレーヤーに影響し、最終的にSPDIF信号のGndレベルが振られるからそのノイズがジッターとしてDACに影響するのだと思う。
要するに、デジタルオーディオと言ってはいるが、デジタルなのはクロックに同期してみた時の電圧レベルの『1』、『0』的な話であって、信号ノイズとしてはアナログ的に後段に伝わっていき、最後にジッターに化けると言う事でしょう。
これは 『 Digital Signal & Analog Noise Audio 』 と呼ぶのが正しい。 要するに、ノイズ(ジッター)の伝わり方に関しては、デジタルではなくアナログオーディオだよね。どうやってノイズの伝搬を止めるかを考えないと音は良くならない。だからシステム全般の電源の質を上げて、ノイズレベルを下げて行くしか音質を改善する方法は無いってことだ。これでは、本当のデジタルオーディオではないと思う。
多分、ノイズとジッターは紙一重なので、機器の中で ジッター <---> ノイズの入れ替わりを繰り返し、複雑な振る舞いをしているんでしょう。
今のデジタルオーディオは、アナログオーディオのシャーというノイズや歪を、形を変えて見つかり難い様に、ジッターとして潜り込ませた悪意のあるオーディオとも言えるか。
- 2017/01/21(土) 00:03:48|
- ジッターについて
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色々電源をいじくってかなり良くなったなー。
メインのDACの音を聞いてからMOTUのDAC出力に切り替えると、4Kテレビと普通のハイビジョンのような差だ。音の輪郭や質感は変わらないんだけど、音のフォーカスがぴしっと合って細部の音まで聞こえるし、空間の深さがまるで違う。
10MHzクロック(OCXO)の電源も改善したので、MOTUのDACもかなり良くなったんだけどね。それ以上にメインのDACの改善が著しかった。
電源恐るべし。


- 2017/01/15(日) 19:40:46|
- システム解説
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オーディオ用の電源レギュレータについて知ろうとするとき、参考になるのは下記のページだ。
Prostさんのページ イノキーさんのページレギュレーターにもいろいろな方式があるけれど、話題になっているという点で言うと、ProstさんのLED電源が一番かな?
何故、LED電源が音が良いかは
ここに書いてある。
なるほどねー、定電圧回路に使われるツェナーダイオードはノイズっぽいんだね。それを基準電圧にしてオーディオ用のレギュレーターを作っちゃいけないんだ。そのほかにも、複数段にしたり非帰還形の方が良い場合もあることなどが書いてあって面白い。
下の写真は、マスタークロック用のOCXOに使うために12V用に作ってみたLED電源。今まで、OCXOはバッテリーで駆動していたんだけど、それより良くなった。音のフォーカスが合って音の鋭さが増し、音の分離が良くなって爽やかさが増した感じだ。
出力段にはOSコンだけだとどうもきつい感じになるので、パラに
PMLCAPも合わせた。チップ部品の音質はあまり信用していないんだけど、これはかなり良いと思う。
秋月で買える。これでもうバッテリーは不要だな。
DACのデジタル電源にもPMLCAPを付けた。それでちょうどよい感じだ。

- 2017/01/15(日) 14:11:46|
- 電源回路/アイソレーション
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