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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

往年の名機シリーズ第三弾 PASS X350

定価で100万円以上クラスのアンプの音が聞いてみたくなった。
PASSのX350は当時の定価は150万円。

聞いてみたが、すごくいけてる。音の安定感が凄い。
低音は低音、中音は中音、高音は高音とクッキリ分離して出てくる感じ。音が混ざらない度合いは最高だ。
大きいし、重さ60Kg。アメリカンな物量優先な感じが漂っている。だが、中を見ると思いっきりシンプルだ。好みだなー。

B-2102と較べると、A級らしい?若干穏やか系の音。この辺の感じが好きでないと言う人もいるようだ。(音が熱くないという評価。LUXMANのB-10辺りは熱い音らしい。)

不思議だが、分解能が高い音と穏やかな音は同居できるんだね。

低音用に使うと、我が家の大型ウーハーからやっと切れの良いバスドラの音が聞けるようになった。ボンボンじゃダメなんだよね。

噂どうり、オーブンの様に熱い。シャーシのサイドパネル(分厚いアルミ)にパワーMOS-FETが固定されていて、その外側に放熱器が付いている。凄くシンプルな構造。PASSらしい構造だ。

いくらなんでも熱すぎるので、中の部品がへたっちゃうよ。冷却ファンを考えよう。

今回、X350のほかに、LUXMAN M-10、B-10、Accuphase、MarkLevinson など比較検討したけど、PASSが一番個性的な様だったので、私好みと判断した。

一方で、B-2102 もかなりいけてる事も再認識。B-2102の音は今10万円以下で買えるアンプでは最高レベルだと思う。みずみずしくて美しい中高音だ。ほとんど熱持たないし、入力セレクタもボリュームもスピーカーセレクタもあって、扱いやすい。名器だと思う。

この週末は我が家の2WAYマルチに、真空管アンプ、B-2102、X350 をどう組み合わせると音が良いかやってみる。 
楽しみだ。




  1. 2016/08/31(水) 20:15:06|
  2. アンプ
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今一番気になっている事

これは、マルチの時は全てDACのバランス出力を使うことで解決した。

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最近、DACや音源側のクオリティーが凄く上がったので、今一番気になっているのは、ボリュームなんですよ。

パワーアンプまでそこそこの距離をケーブルでつながないといけないので、DACの駆動力が問題になってしまいますね。しかもそこにボリュームつけたらますますインピーダンス上がっちゃうし、低い抵抗値のボリュームだとインピーダンスは気にならないけど今度はDACの駆動力が足りなくなっちゃう。

DACのバランス出力を使えば駆動力は高いけど、今度はボリュームが大変だ。

バランス出力をシングルエンドに変換しちゃうのが良いのかなー?
(私はバランス出力が音が良いと思ったことは一度も有りませんが。)

何か良い方法は無い物か。。。


  1. 2016/08/29(月) 22:37:10|
  2. システム解説
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さらにこっちの方が良かった。

しばらくネットオーディオをやっていなかったので勘所を忘れていたが、この接続がさらに良かった。
信じられないくらいみずみずしい音になる。小さなハブを3個通すだけなのに、信じられない変化だ。
(試しにプレーヤーをPCルームのHPのハブにダイレクトに繋いでみたが、まったくひどい音だった。
  こんなに音が変わるのが信じられない。)

『ネットワークプレーヤーを電気的には他のデバイスから隔離する様にする方が良く、NASとプレーヤーのケーブルの長さは短いほうが良い。』 と言う事のようだ。

FX-08mini x 3 の効果はすごい。(探せばもっと良いハブも有るんでしょうが、AC駆動で十分満足なレベル)

我が家のシステムの売りは、

『 電池駆動のNASとハブを上手く使って低ジッター化したネットワークプレーヤ 』 + 『 ワードクロックを入れたDA-3000と828Xのカスケードによるアクティブジッタークリーナ 』 + 『 OCXO(10MHz)を使ったマスター(ワード)クロックジェネレーター 』

によるクリーンな SPDIF + イノキーさんのスペシャルDAC だね。

今後の課題はパワーアンプをもっと探すことと、スピーカー接続のチューニングだな。

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  1. 2016/08/28(日) 22:57:40|
  2. ネットオーディオ
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こっちの接続の方が良かった。

やっぱり、こっちの接続の方が良かった。
HPのハブはポートの設定を10Mにしてある。

NASのバッテリーの代わりにACアダプタも使ってみたが、やっぱりバッテリーの方が良かった。

だがこの接続だとネットが切れることが頻繁。うーん、やっぱり結構微妙なんだね。ネットワークプレーヤー地獄。

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  1. 2016/08/23(火) 22:15:30|
  2. システム解説
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スピーカーでガンガン聞いてみたけど、やっぱりネットワークプレーヤーが良いね。

今日は大音量でスピーカー鳴らしてみたけど、良い音で嬉しい。やっとホーン(2360)の真価が出せてきた感じだ。

B-2102のおかげで、ウーハーもかなり上手くドライブ出来てきた。やっぱりこのクラスのウーハーをドライブするのは重いアンプでないとダメなんだね。

でも、やっぱり音源はネットワークプレーヤーの方が良かった。不思議だねー。こんなに違うのが信じられない。

これらの実験からも、DACの性能もすごく大事だけど、SPDIFを発生する音源の性能もすごく大事だと言う事がはっきりした。

やっぱり、凸凹道を走る高級車より、高速道路を走る軽自動車の方が乗り心地が良いってことだね。もちろん 高速道路を走る高級車が一番だけどね。

MOS-FETのパワーアンプ: B-2102もすごく良い。 気に入った。繊細で力強く、私好みだ。

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  1. 2016/08/21(日) 19:49:01|
  2. システム解説
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それでもネットオーディオを使った方が良いのか。。。

イノキーさんのDACを手に入れてから初めてネットオーディオを使ってみた。
(ネットワークプレーヤーはもう要らないだろうから、オークションに出そうと思って、最後のつもりで聞いてみた)

驚いたことにネットオーディオを使った方が良かった。(DA-3000とMOTU:8282Xを通してジッタークリーニングしている)

意外だねー。それでもネットオーディオをソースにした方が良いのか。驚きとしか言いようがない。
仕方なく、ネットワークプレーヤーを残すことに。

少し接続をシンプルにするためにルーターをHP+FX-08mini x 3 だけにして、NASをPCルームの方に持ってきた。
NASをACアダプタでも駆動してみたが、やっぱり電池駆動の方が良かった。

うーん、以前と変わらずだ。。。ネットワークプレーヤー地獄は変わっていないんだね。。。

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低域用のアンプをあれこれスピーカーでガンガン鳴らしてみたが、中高域との繋がりがB-2102が良かった。


  1. 2016/08/13(土) 23:39:06|
  2. システム解説
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HMA9500を入手

往年の名機シリーズ第二段。

オークションでオーバーホール済みの物を入手。基板上のケミコンは全てニチコンのオーディオ用になっている。その他の疲れた部品も交換済み。リレーなども清掃してある。ありがたや。

最初は荒い音だったが、一日エージングしたら良くなった。
実にハッキリクッキリな音。こういうのを押しの強い音と言うらしい。深みも立体感もあるし良い感じ。MOS-FETアンプは素晴らしいね。好みだ。 もう一晩のエージングでもっと良くなりそうな気がする。

B-2102 との比較では、音の綺麗さではB-2102がベターで、ダイナミックさではHMA9500 だな。ウーハー駆動にはこれが一番のような気がする。 HMA9500は構造がシンプルで、メンテしやすいのも良いなー。

どちらも捨てがたい。





  1. 2016/08/11(木) 21:21:33|
  2. アンプ
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SANSUI B-2102

久しぶりにパワーアンプを入手。
サンスイのMOS-FETアンプ:B-2102。 B-210Xシリーズの中では一番良いという噂だ。
昔からサンスイのアンプは気になる存在。 長岡鉄男さんはこのシリーズも愛用していたそうだ。

外観も新品のように綺麗で、ガリなどもほとんど無くとても良い状態。

音も素晴らしい。高音がとても綺麗で、中音は艶が有りかつメリハリが有るので聞いていて楽しい。真空管アンプに近い音だと思う。我が家の真空管アンプと較べると、空気感や立体感では真空管アンプが勝っているが、中高音のきれいさや色っぽさではこちらが上だ。

実はそれほど期待していなかったのだが意外だった。癖のない素直な音だと思う。僕は長岡鉄男さん系の好みなのかもしれない。(昔バックロードホーン作ったしね。。。)

今まで聞いたFETアンプの中でもベストだが、半導体アンプの中でも一二を争う出来だ。 今見ても、デザイン、機能や質感に何の不満もない。どうしてこんなに素敵なアンプを作れる会社が潰れちゃうのかね~。

問題点は、結構大きいのでラックに入らないことだ。困った。どうしよう。。。
他にもいくつか名器と言われる往年のパワーアンプを試してみるつもり。






  1. 2016/08/07(日) 11:58:10|
  2. アンプ
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イノキーさんのDACを導入してから分かったこと

イノキーさんのDACを導入してから、いろいろなことが確認できたので、それを整理しておく。

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(1)DACもアンプも電源が命

 イノキーさんのDACは異次元の音がするが、その原動力は徹底した電源の低ノイズ化だと思う。
 基板上に高安定化電源回路が6枚載っている。
 我が家の真空管アンプも全段(3段)分離電源で素晴らしい音がしている。
 オーディオの命は電源だと言うのはよく考えれば当たり前で、回路がいくら良くたって
 電源にノイズが有ればそれがそのまま出力に出てしまう。

(2)良いDACでもSPDIFが良くないとその真価は発揮できない

 イノキーさんのDACといえどもそれに供給するSPDIFの質が悪いとやっぱり音は良くない。
 D-70の場合でも、SPDIFの質が良くない時は、内部のバッファーメモリーや外部からのワードクロックを
 使った方が音が良いが、SPDIFの質が良いと内臓PLLでも結構いけてる。

(3)SPDIFを良くするには音源側にワードクロックを入れるべし

 音源側にワードクロックを入れることでSPDIFの質を高めることが出来る。 
 しかも数段にわたって機器をカスケードしてワードクロックでクリーニングすることで
 より良くすることが出来る。 (我が家では、DA-3000とMOTU:828X)

(4)ワードクロックの質も大事で、OCXOを外付けすることでより良くすることが出来る。

 マスタークロックジェネレーター自体の質(電源も)も大事だが、外部から供給する10MHzクロックも大事。
 だが、単に10MHzクロックと言ってもピンキリで、良い物を探さないといけない。
 10MHzクロックはOCXOとルビジウムのどちらが良いかと言う議論は不毛だと思う。
 良い物は良い、良くない物は良くない。それだけだ。位相ノイズ特性が本当に影響しているのかも怪しい。
 (AWG2021をワードクロックに使うと音が良かったから)

(5)DACに供給するMCLK(20~30MHz程度)の質も音に影響する

 だが、それは位相ノイズなどカタログスペックの良し悪しではなく、出力波形や駆動力などの問題であると考える。
 これもやっぱり 『良い物は良い、良くない物は良くない』 だと思う。

(6)以上のような改善点をクリアしたシステムの音は、すごくダイナミックで立体感のある音であり、
   かつ滑らかでクラシックの弦の音にも引き込まれる

 少し前までは、ダイナミックさと滑らかさは同居できないのではないかと思っていたが、
 それが全くもって間違いだったことが分かった。ドラムの音など頭をひっぱたかれるような
 ダイナミックさを持ちながら、一方でクラシックの弦の艶やかな音も再現できる。
 すごく大きな音に感じるのだが、全くもってうるさくなく、歪感を感じない。かつ楽器の周囲は静か。
 各楽器の音の位相がぴったり合っている感じで、空間内での楽器の立体感が凄い。
 今までとは全く評価のパラメーターが変わってしまったと思っている。

幸いな事に、我が家の真空管パワーアンプやヘッドホン、ホーンシステムはここまでシステムがアップグレードしてもまだ破たんしていない。

今、気になっているのはマルチの低音用のパワーアンプ。幾つか試してみようと思っている。


  1. 2016/08/06(土) 23:05:09|
  2. システム解説
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プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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