ヘッドホンアンプがすごく改善されて、他の機器の良し悪しが簡単にわかるようになったので、いろいろと細部の調整を始めた。
まずは10MHzクロックに手を入れてみた。いままで裸で使っていたOCXOを基板に固定して、パスコンやらもしっかり付けた。安定化電源直結とバッテリーで聞き比べてみたが、やっぱりバッテリーの方が格段に良い。音の深さが違う。FPB350MのDレンジが2割増しになったような感じだ。
電源をバッテリーにすることの効果は低ノイズ化だと思っている人が多いようだが、私はむしろグランドが浮くことにより音が伸び伸びすることにあると思っている。音を聞いていてそう思うのだ。バッテリーからノイズは結構出ているように感じる。
やっぱりこういうところの電源も改善しないといけないんだな。DACチップの電源改造が終わったら、こういうところの電源も改善していこう。当面はバッテリーで楽しもう。

- 2016/12/29(木) 23:18:54|
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マスタークロックの電源に、2出力の低ノイズ電源:hp E3620A を導入してみた。
例によって中古の高級測定用機材。(オークションで3500円)
操作感も良いし、絶縁型で無音で電源ノイズも低いようだ。
今までは電源を2個(OCXO用とSWD-CL10用に)使っていたのでめんどくさかったのが、この電源だと1個で済む。
音も良いみたいだ。 立体感、空気感が良くなって音が良く広がり、聞いていて楽しい音になった。
まだまだマスタークロックは改善できそうだなー。

- 2016/07/30(土) 23:06:52|
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XTAL(
ASTX-H11)を安定化するために、チップの近傍に最強のパスコンを追加した。
PPSDコンデンサー効果抜群!
伸び伸びした感じはそのままに、滑らかで綺麗な音に変貌。昨日まではD-70より一枚上だと思っていたが、今は二枚上になってしまった。言うことなし。
この安いTCXOは最高だと思う。

- 2016/07/09(土) 19:53:20|
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各XTALの出力ピンにコンデンサー(100PF)を加えてみた。
③にCを付けた時の音質を聞いてみたが、差は感じなかった。(手で付けたり外したりを繰り返してみたが差は感じなかった。)波形が直接音質に影響している訳ではなさそうだ。
コンデンサを付けた波形を見ると、③ ASTX-H11は内部バッファの駆動力が高いと言える。たまたま購入したASTX-H11が内部バッファの駆動力が良かったようだ。
他のXTALは、サイン波の出力の上下をクリップさせているだけで、デジタル波形のバッファが入っていないんだね。見かけ (測定環境) 上のジッタを減らすためでしょう。だが、それだと外部からのノイズなどの影響も受けやすいのではないか。
XTALの波形が直接音に影響している訳ではなさそうだが、出力駆動能力と外部からのノイズの除去能力が音に影響しているようだ。
見かけ(測定環境で)のジッタを減らすか、実環境でのジッタを減らすか。XTALメーカーの姿勢が見える。
yohine さんのおっしゃる様に、発振回路をディスクリート化して、電源とバッファをキチンと設計しないといけないのかな。
② 7N-25.000MBP-T Spec
③ ASTX-H11
- 2016/07/08(金) 22:54:13|
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イノキーさんのDACの、MCLK用のTCXOを3種比較
① DOT050F
② 7N-25.000MBP-T Spec
③ ASTX-H11
価格的には、①が5000円程度、②が1500円程度、③は500円程度(オークション)
一般的な性能で考えると、
① > ② > ③
音質は、意外なことに
③ >> ② > ①
と言う感じ。
③は伸び伸びしていてすごくクリアで気持ち良い。それに比べると他は抑制されたつまらない感じの音。
波形を見ると、音質は波形の鋭さに比例しているような気がする。AWG2021のワードクロックの音質が良いことから考えても、XTALの音質差と言われている事の多くは、実は波形の差によるのではないかと思う今日この頃。
すごく気になるのは、①と②は、 ”0”、”1”を判定する”1V”近傍で波形がすごくなだらかなこと。(Clipped Sine 波 とのこと)
少なくとも、私の今までの経験で考えると、XTALによる音の差は単に製品ごとの差異であって、Phase Noise などの微細なSpecの差によるものではないと言い切っても良いのではないかと思っている。
- 2016/07/04(月) 17:30:55|
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手配したTCXOが届いて小ささにビックリ。小さなチップのTCXOだった。
(写真では判らない。。。)
ASTX-H11 24.576MHz 泣く泣く拡大鏡を使ってソケットに半田付け。最近小さいものは全く見えない。。。ほとんど感で付けてる感じ。
でも、やってみて良かった。音はメチャメチャ良くなった。空間の広がり、クリアさ、立体感など全てが段違い。聞いて一秒で解った。これがこのDACの本来の音か。 解像度メチャ高いのにクラシックのハーモニーが色っぽい。この両立が素晴らしい。
このTCXOはフェーズノイズは少ないみたいだね。色々なTCXOを試した方が良さそうだ。
裸の基板に長いケーブルを繋いで高周波を送ったのが良くなかったんだな。

試しに音源側のワードクロックがもういらないかと思ったのだが、やってみたら音源側にはワードクロック入れた方が全然よかった。やっぱりジッターはアナログ的に積み重なるもんなんだね。
- 2016/06/25(土) 15:32:02|
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今日は、AK4495 DAC のMCLKの Gnd レベルを少し下げてみた。(AWG-2021は波形を自由に操れる)
そのせいかどうかわからないが、今までで一番良い音だ。(エージングのお陰かもしれないが)
彫りが深く、滑らかで充実した音。こいつと較べるとD-70の音は少しだが霞がかかった様な感じに聞こえた。
これが電源回路の底力なのかねー。。。
D-70(AWG2021からワードクロックを入れている)の音もかなり良いと思うのだが、上には上が有るものだ。。。

次の実験用に、この銅板(5mm厚)を手配してみた。(基板より少し大きいサイズ)
5mm厚 銅板
- 2016/06/22(水) 22:32:20|
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試しに25MHz の方形波を出力中。
最高で125MHzの波形まで出せることを確認。(流石にきれいな方形波にはならないけどね)


結構綺麗で良かった。24でも、26MHz でも出せるから便利。流石に定価が数百万円の測定器は便利だ。しびれる。
何に使うかは内緒。(^^)/
- 2016/06/17(金) 23:20:47|
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今僕はこいつをどうやって静かにするかばかり考えている。こいつをマスタークロックに使って音は格段に良くなったが、音のうるささは半端ない。隣の部屋に入れてもまだ騒音が聞こえる。
AWG2021 のケースを外してみた。思ったより簡単に外せた。(ねじ9本)
裏の2枚のボードがアナログ回路のようだ。光っているのはフィルターかなー?
やっぱりありがたみのある回路だなー。
スロットに入っているのがCPUをはじめとするデジタル回路のようだ。
本来の目的はFANの音を静かにする方法が無いかと思って開けたのだが、ケースを外してもFAN自体の音が予想外に大きかったのが意外だった。静かなFANに交換するかなー?? 12V 0.37AのFANだったので、ごく普通のFANだしそれにしてはうるさすぎるように感じる。
ブラウン管が入っているので、高圧に気を付けないとね。。。





- 2016/06/12(日) 22:40:26|
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マスタークロックを使った時のシステム図は下記の様になる。
このメリットは、
① 音源側にきれいなワードクロックを供給するので、SPDIFがきれいになる
② DAC側で確実にSPDIFを受け取れる
③ SPDIFがきれいなので、PLLに余計な外乱が加わらないので、256xCLK がきれい
と言う事で、大きな効果が有ると考えられる。
D-70VUは、マスタークロックをもっと改善すれば、まだまだ音質が良くなりそうな気がしている。

- 2016/06/05(日) 23:15:36|
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立ち上がり波形
10Mのケーブル+68Ωで 2.5nsec くらいですね。

- 2016/06/05(日) 13:33:47|
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いやー、もうこれ最高ですわ。
音の陰影がすごく濃くなって細部も良く聞こえるし、音の位相がスッキリ整って立体感抜群で、色気がうんと増した感じ。
昨日から音は出ていたんだけど、FANの音がうるさいので今日はAWG2021は隣のクロゼットに入れて10Mのケーブルで引っ張ってきた。

写真は10M の 5C2V で引き回した後に68Ωで終端した時の波形。特に問題なさそうだ。
こういう実験から考えるに、私は発信源(XTAL)のジッター(PhaseNoise)より、回路の安定度や駆動力が問題なのではないかと思っている。
ジッターの少ない発信源を使うと、きれいなクロックが供給されるので回路のノイズが抑制されることで音質は良くなるけど、音質悪化の本質は発信源のジッターではなく回路のノイズや駆動力の弱さなのではないかと思うのだ。極限まで回路のノイズや駆動力を改善したのちに発信源を改善しないと本質を見誤ることになるのではないかと思う。
- 2016/06/03(金) 23:20:59|
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AWG2021 がきた。 外観は新品の様に綺麗だし、オプションの2ch出力が付属だ。
最初に電源を入れたら、出力が Uncal と出て、offset が効かなかったので焦ったが、キャリブレーションしたら治った。波形も電圧も周波数もオフセットも変えられた。まだ波形編集の仕方は判らないけど、まあ大丈夫そうかな。
ひと安心。
流石に測定器だけあって、出力波形は綺麗だ。
やっぱりファンの音は凄い。隣の部屋からでも聞こえそう。(^o^;)
廊下に追い出して同軸ケーブルで繋ぐかなー。。。。

AWG2021もオシロも元気そうで良かった。当時買ったら500万円くらいの測定器だから、有り難みがあるなー。
テクトロの製品はダイアグをパスしていれば殆ど問題ないし、格好良いのでマニアにはたまらない一品です。
- 2016/06/01(水) 22:37:52|
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試しにこいつを手配してみた。2.5万円。
元は200万円くらいしていた様だ。
Tektronix AWG2021
(写真間違ってたみたい。これが正しい。)

250Ms/sec まで任意の波形を発生できるし、外部クロックも入れられるし、周波数ドメインで波形のEditもできる。
計測器だから、波形も綺麗に違いない。(本当か? (^-^)v )
問題は、上の写真のようなすごい回路だからきっとファンの音がうるさいので、隣の部屋から同軸ケーブルで波形を送るしかないだろうと思うこと。。。
さて、丁と出るか半と出るか?
その前に、例によって未保証品(今回は一応動作はしているらしいが)だから、ちゃんと動作するかな? (^o^;)
- 2016/05/30(月) 20:23:43|
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マスタークロックが話題になったので、ちょっと整理しておきたい。
オーディオ界だけでも3種の ”マスタークロック” という言葉が存在している。(もっとあるかもね?)
(1) スタジオなどで使われる、業務用オーディオ機器を接続するときのワードクロックの別名
マスタークロック(2) DACチップに与えられる x256の内部クロック(MCLK)などをDAC外部から供給する場合の呼び名
マスタークロック(3) ワードクロックを生成するクロックジェネレーターに外部から供給される10MHzクロック
マスタークロックまったく、オーディオ関係だけでこんなに言葉の意味が違うんだから困っちゃうよね。
下記の記事が比較的正しい使い方の様に思う。
マスタークロックこのほかにも、スーパークロックやアトミッククロックなんてのもあるしね。
- 2016/05/28(土) 23:51:22|
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