前から気になっていた、YAMAHAの "DME24N デジタルミキシングエンジン" を手配した。(ケーブルやらコネクタやらも手配してちょうど5万円ほど。定価はカード込みで50万円くらい。)
これはプロオーディオ(設備)用の高度なミキシングエンジンで、"DME Designer" と言うPCソフトで制御を設計する。一般的なデジタルミキサーのDM1000を入手しようかとも思ったのだけれど、各種設定をするLCD画面が凄く小さい(320ドット)のでちょっと嫌になった。それに比べると "DME Designer" はネットワークで繋がっていれば、離れたPCの大きな画面で制御を設計できる。しかも処理するコンポーネントを配置して各入出力を線でつなぐというとても直観的な画面になっている。配線の設計画面、パラメーターの設定画面(クロスオーバー、イコライザー、スピーカープロセッサーなどなど) などがあって、オーディオ処理が自由自在だ。例えば、クロスオーバーのコンポーネントはオーディオの各チャンネルの分だけ画面上に存在するので、とても分かりやすい。一般オーディオ用に使うならわざわざバス構造にする必要も無く、入力と出力を1対1に繋げば良い。気に入った。
DME Designer はハードを持っていなくてもこちらからダウンロードできる。 どんなソフトか知りたい方は是非どうぞ!
https://jp.yamaha.com/support/updates/dme_des_v381.html
ハードに関しては設備用機器なので、リアパネルが一般的なコネクタではなく、ユーロブロックだったり、DSUB(25P)だったりと最初ちょっと違和感あったけど、それ用のケーブルも手配できるので気にならなくなった。DME24Nの本体はサンプリング周波数96KHzまで対応している。アナログの入出力は有るがデジタルの入出力は無いが、オプションスロットに各種IFカードを入れれば自由に使う事ができる。幸い今回手配したモノにはデジタル入出力カードが付属している。また、プロ用の機器なので当然ながらワードクロック入出力が使えるから音質も期待できる。
まだ実物が無いので画面上でデジタル入出力が出来ないが、それはモノが来てからのお楽しみに。:-)
総合的に見て、こいつはクロスオーバーやイコライザーにもなる 8ch D/Aコンバーター(音が良いと言われるDM1000 と回路は同じだそうだ)としても使える優れもので、一般のデジタルミキサーと較べてオーディオマニアにも分かりやすくて使いやすい機器だと思った。唯一心配なのは、ファンの音がどれくらいかだが。






- 2022/09/28(水) 20:37:48|
- DMX(デジタルミキサー)
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