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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

完全差動アンプの実験用セット

あれこれ売ったり買ったりして試してみたが、なかなか良い物に当たらなかったが、やっと満足のいくパワーアンプが手に入った。

  LUXKITのA3700

(1)大きくて重い定評のある出力トランス
(2)改造がしやすいメカ構造
(3)差動2段+プッシュプル出力:全3段のステージに改造でき、基本設計がしっかりしているアンプ
(4)3極管接続に変更が可能
(5)初段のみの変更で全差動型に改造しやすいムラード型のアンプ
(6)音が最高に良い

の条件を満たしている必要があった。オークションで入手。

  ・ACインレット化
  ・コンデンサ(小型ケミコン、フィルムコン)交換
  ・入出力コネクタ交換
  ・3極管接続に変更

のメンテナンス完了。

メンテ前はカサカサした音で、しっとり感も臨場感も少ない音だったが、メンテ後は別物のように雄大でしっとりしたきれいな音になった。願わくはもう少しだが高域に滑らかさが欲しい。300Bの様な高音にはならないのかな。。。

真空管アンプのメンテナンスは今回久しぶりにやったけど、お金をかけた部品交換の成果がすぐに判って実に楽しい。
(半田ごて無しで部品を変えられたら最高なんだけどなー。。。)

アンプのメンテが趣味になってしまいそうだ。

  GE製6550のプッシュプルアンプ:なかなかかっこいい。

  1. 2013/09/29(日) 00:46:38|
  2. 真空管アンプ
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そんな馬鹿な:AC電源コードに関する考察

そんな馬鹿なといわれるだろうが私は経験から判断して、ACコードで音が大きく変わるのは、

太くて優れたAC電源コードには、

  ・何かエネルギーを貯える能力

  ・ノイズを吸収する能力

などの電源回路の安定化に貢献する機能が有ると信じている。単に商用電源をロス無く伝えると言う単一機能だけでは音の変化(無いより入れた方が良くなる場合が有る)を説明できないから。

AC電源コード2
  1. 2013/09/27(金) 01:07:34|
  2. 電源回路/アイソレーション
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最近気が付いたんだけど、真空管のパワーアンプには写真のようなセレクターが付いていることが多いけど、特にPCオーディオに関しては色んな機材をここに繋いではダメだね。

PCオーディオはGndノイズが大きいから明確に音が悪くなる。最悪発振したりもする。信号ラインはシンプルに一本でないと。

これも気が付くのに結構時間が掛かった。新しい機材を入れると最初はシンプルな接続で聞くので音が良いと思っても、あれこれ繋ぐと知らぬ間に音が悪くなっていて感動が減っていく。。。

接続を一本だけにしたら随分瑞々しい音になった。

panel.jpg

上の写真のアンプも便利だからこんなセレクターが有るんだろうけど、罠だなー。気をつけて罠から逃げるようにしないと。。。


  1. 2013/09/26(木) 00:02:03|
  2. システム解説
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ノイズとジッターは紙一重: ジッタークリーナーの5V電源の比較試聴

WM8804のジッタークリーナーの5V電源をあれこれ変えて比較試聴してみた。

条件が同じではないので、最終的に良く仕上がった物だけにするが、下記の写真の構成が良かった。

トロイダルトランス+MITAKEさんのディスクリート5V電源+極太AC電源ケーブル

特にキーポイントは極太AC電源ケーブルだった。このAC電源ケーブルにすることで空間表現が素晴らしくなり、高音も滑らかになった。明らかにジッターが減っている感じの音の差だ。

いままでバラックセットのときは電源ケーブルに余り気を使っていなかったんだけど、大間違いだと言うことが良く判った。こんな状態でもAC電源ケーブルでの音の差は凄い。逆に言うと全部の電源をこれを使って評価しないと正しく評価できないことが判った。

それにしてもAC電源ケーブルの差で、何でデジタル機器の音が変わるのか不思議でならない。

5V電源
  1. 2013/09/23(月) 01:16:38|
  2. DAC
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真空管回路用のこういう基板がたくさんあればな

どうも真空管アンプの実験がなかなか始まらないのは、こういう基板がほとんど手に入らないからだな。
バラックセットで実験したいのにこういう基板が無いとどうもやる気がおきない。400VDCをバラックで扱うのもちょっと気が引けるけど、それ以上にこういう便利な材料がまったく無いのが残念だ。頭の中には回路図はほとんど出来ているんだけど、なんだかやる気がおきないなー。。。

この手の基板が在れば、トランスと基板を並べて真空管アンプが出来ちゃうのにね。こういう基板を起こすところからやらないといけないのかな?

driver.jpg


  1. 2013/09/21(土) 14:30:10|
  2. 真空管アンプ
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差動アンプの実験セット

このアンプ、中音が実に美しい。今までで最高だ。
重低音とチャンネルセパレーションなどでは他の大型アンプに敵わないけれど、中音はピカイチだ。
各楽器や声の音が混じらずにきっちり分離して聞こえる。なのでパーカッションやブラスのアタック音も素敵だし弦の音も凄くキレイ。空気感や奥行き感も見事。
若干NFBが掛かっているが、にもかかわらずこの澄んだ音は初めての経験。この音が今後の目指すべき中音だな。

真空管アンプはそれぞれ個性があって楽しめる。




完全差動アンプを設計して製作する予定だけれど、その参考回路として仕入れた。ムラード型のオーソドックスな差動回路で、大変参考になる。TANGOの中型トランスと幻の三極管とも言われる6RA8が使われているので音も凄く良い。

やはり良い部品の選定とオーソドックスな設計が重要だと思う。最近良く見かける音楽信号が流れる経路に半導体部品を多用する真空管アンプはどうも好かない。設計技術者の自己満足のように思われる。何のための真空管アンプなのだろう。変な回路を信号経路に入れるくらいなら質の良いトランスやコンデンサーを使ってシンプルな回路にした方が良いと思う。宗教的に受け入れられない感じ。



  1. 2013/09/20(金) 23:43:49|
  2. アンプ
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やっとみつけた:平衡プロジェクト

バランス駆動のアンプを作成している方々がお手本にしているサイトがあるとあちこちに書いてあったが、やっと見つけた。

私がやりたい事はほとんど書いてある感じ。参考になる。ありがたい。

  平衡プロジェクト

素晴らしい情報量だ。
  1. 2013/09/17(火) 20:59:36|
  2. システム解説
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ノイズとジッターは紙一重: WM8804(ジッタクリーナ)の電源改善

たまたま、WM8804(ジッタクリーナ)の5V電源を入れ替えてみたら、音が随分変わるのでびっくりした。

デジタル回路の電源がジッターに影響して音が変わるであろうことは想像していたが、やはり音の繊細さやキレイさが変化する。

それは想像どうりだったが、音が良いだろうと想像した電源より、常識と違う思わぬ電源が音が良かったりする。。。面白い。

もしかしたらノイズの大きさはオシロで見れるかな?ジッターはオシロでは見えないけど、ノイズがジッターの大きさを表すバロメーターになっているなんて事は無いかな?

このセットは5V単一電源だし、すごく実験がしやすいので色々試してみよう。

wm8804.jpg




  1. 2013/09/16(月) 00:11:36|
  2. DAC
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最新のブロック図

QA660のSPDIF波形が汚くジッターの元になっているように思われるので、WM8804のジッタークリーナーを入れて対策。PCM1792のツインモノDACも電源を強化したので良い感じ。この構成が今までで一番音が良い。

試しにWM8804のジッタークリーナーの5V電源にコンデンサーアレーを入れてみたが、ボーっとした感じで、あまり良い感じではなかった。コンデンサーアレーはアナログ回路(高エネルギーの瞬間的供給が必要な回路)に入れるべきものなのだろう。デジタル回路の改善にはノイズサプレッサー型の電源の方が良いのだと思う。

block50.gif


  1. 2013/09/15(日) 15:23:57|
  2. システム解説
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PCM1792ツインモノDACの改良

PCM1792のツインモノDACをケースに入れて、電源も完全にツインモノ化した。コンデンサーアレーを6段にし、信号の流れが今までゴチャゴチャしていたのをすっきりさせた。

音がより伸びやかになったように思う。

このDACと他のDACを比較して分かったのは、DACの音質評価には大きく2つの傾向を評価すべきで、一つはもちろん耐ジッター特性で、これは主に音の繊細さやキレイさに影響する。一方音の雄大さや伸びやかさに一番影響するのは、ツインモノ構成であるかやアナログ回路(差動トランス駆動)の特性が大きい。

PCM1792-case.jpg

このDACはDAIがイマイチなので、ジッター特性による音の繊細さは他に負けるが、音の雄大さや伸びやかさはピカイチだ。このDACとWM8804のジッタークリーナーを組み合わせて一人前になる。

このDACの改良はこれでひと段落だ。

音の雄大さではこのDACが今後のスタンダードだ。別のDACでさらなる音の繊細さを求めていく。
  1. 2013/09/15(日) 00:42:10|
  2. DAC
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今後の課題

半年前と較べると格段に音が良くなった。

ホーンターミネーターの発見と三極真空管アンプの導入、Fireface UFX によるクロスオーバー実現、ツイン38cmウーハー導入が大きな改善点だった。

特に、大型ホーンでこのスペースファクターの良さは特筆物だと思う。四畳半でも入るよ。

次に何を改善するか思案中。
DACはまだイマイチだなー。。。低音ももう少し極めたい。

それと、
今まで、なるべくシンプルな構成の大型システムで最高の音を目指して来て、有る程度成果が出たと思う。この方向は今後も追求していくけれど、それとは別にもう少しスマートな小型システムでどこまで良い音が出せるかも追求したいなと思い始めている。

全景写真2

小型システムは、小さめのフルレンジスピーカーと小型のアンプを追求したいね。(デジタル部はあまり変わらないので)

今後の大型システムの目標は、

(1)ツインモノパラ駆動DAC
(2)DAC用の真空管バッファとライントランスによるバランス駆動ラインアンプ
(3)ツイン46cmウーハー導入
(4)真空管パワーアンプを極める

だな。

ツイン46cmウーハーは、スペースファクター的には今とほとんど同じだからぜひ実現したい。オークションに安く出るのを待とう。

  1. 2013/09/12(木) 13:03:32|
  2. ポリシー
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早く来ないかな。差動駆動真空管バッファ

下記の差動バッファ回路を発注済みだけど、あと2週間くらいで来るはず。
楽しみだ。まずはシングルチップのFN1242Aに繋ごう。

当面、パワーアンプには手を付けずこの回路をいじくって色々実験することにした。パワーアンプは物量を注ぎ込んで作ったものでないと中途半端になってしまうので、差動の実験とは分けて考えることにした。




DAC用の真空管バッファ回路をずっと考えていたが、やっとこさ案がまとまった。

6DJ8という、低雑音・低rp・高gm の双三極管で、低ノイズでF特が良い。

特徴は、

  ① ライントランスを理想的に強力にプッシュプル駆動(小型スピーカーなら鳴らせるくらい)
  ② 差動回路なので、電源の変動に強い(電源が安く小型に出来る)
  ③ 低ノイズ
  ④ 真空管単体、トランス単体の特性が良いので、無帰還のシンプルな回路でもF特も十分良い(余計な部品が要らない)
  ⑤ 結合コンデンサが要らない
  ⑥ 増幅部に抵抗が少なくて済む(ゲイン調整用抵抗、グリッド抵抗は入れたほうが良いが)
  ⑦ ローパス回路をどこに入れるか検討中

真空管差動回路

DACのバッファ回路として理想的だと思う。うーん、楽しみだ。

  1. 2013/09/11(水) 21:24:24|
  2. DAC
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SPDIFの波形

せっかく良いオシロが有るので、SPDIFの波形を見てみた。

SPDIF2.jpg

これはQA660の出力波形で、とても汚い。。。
この汚さが音質にも現れているような気がする。

WM8804によるジッタークリーナーを通った波形ははるかにキレイだ。

そもそもこういう波形から音のタイミングの基準になるBCLKを作り出すとどういうことになるんだろう?

波形の立ち上がり時間の差やアンダーシュート、オーバーシュート、スレッショルドレベルの差、グランドレベルの振れなどがどう影響するんだろう? いくらPLLが有るとはいえ、PLLの周波数が狂ってしまいそうだし、そこから分周して作るBCLKも狂いそう。

ジッター無しにBCLKを作るのは難しいような気がする。。。どうすればジッター無しにBCLKを作れるのだろう? または、BCLKにジッターを与えないようなSPDIF波形にするにはどうしたらよいのだろう?



  1. 2013/09/10(火) 23:39:42|
  2. DAC
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A Brief Statement On Push-Pull vs. Single-Ended Topologies

シングルとプッシュプルとどっちがいいのかについては、こんな記事もある。

  A Brief Statement On Push-Pull vs. Single-Ended Topologies

確かに異なる二つのものを混ぜるのは上手くやらないと悪影響が出るよね。
実際、私の聞く限りシングル無帰還アンプの滲みの無い伸びやかな音は素晴らしい。

そう考えると、DACチップをパラるのも本当に良いことなのだろうか?
もしかしたら負荷の軽いシングルチップの方が良いなんてことは無いんだろうね。。。
トランスが無いから良いのかな??

とにかく、いろいろ実験して確かめるしかないね。

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以下は上記Webから引用

A Brief Statement On Push-Pull vs. Single-Ended Topologies

To my ears a Push-Pull amp can suffer when the music sine wave is split into two inverted phases and then reassembled at the output transformer. Personally, I tend to hear some sibilance on vocals when amplifiers don't reassemble the two halves of the sine wave properly. When the topology is implemented properly, this issue can be nearly inaudible. With a single ended amplifier, there is no splitting of the sine waves, hence no reassembly issues.

The other item that I notice about Push-Pull amps is the soundstage. When I compare a Push-Pull amp to a Single-Ended amp, the soundstage on a Push-Pull amp is noticeably narrower. They tend to have a tight, focused sound. A good single ended amp has a cavernous presentation. Although the sound extends beyond the outside of the speakers, they still retain very good focus. A single ended amp also sounds open and effortless compared to a Push-Pull amp. These qualities too can be minimized on a quality Push-Pull design.

As I talk about the sound of the Audio Space 6M Push-Pull 300B's in this article, I'll be making comparisons to what I personally feel should be the benchmark to all other amplifiers, well designed, single ended triode amplifiers.

  1. 2013/09/10(火) 00:34:56|
  2. システム解説
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祝! 16万カウント達成!

たまたまBlogを見たらピッタリ16万カウントでした。
嬉しくてキャプチャーしちゃいました。

16万

いつも見ていただきありがとうございます。

よくも続いたものだと思います。
今後も自分の興味の有ることだけやっていきますので、よろしくお願いします。

cocoパパ
  1. 2013/09/08(日) 15:54:53|
  2. その他
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プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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