さて、我が家ではDME24Nがすっかり定着してきたが、最初インストールするのに少してこずったので、ノウハウを書き溜めておく。
(1)ネットワークは専用のネットワークでないとだめで、オフィスや家庭のルーターが在るネットワークはNG。ルーターではなく専用にハブを用意する。 (罠その1)
(2)PCのウィルス検出ソフトなどを止めないといけないようだ。 (罠その2)
(3)ネットワークとUSBのドライバーをYAMAHAからダウンロードしてインストールすること。
(4)最新のドライバーがどれかが分かりにくいが、下記が最新。 (罠その3)
https://jp.yamaha.com/support/updates/umd_win64_kbd.html (USB)
https://jp.yamaha.com/support/updates/nwd_win.html (Network)
(5)PCにしっかりIPアドレスを設定する。(ルーターを使わないからIPの自動取得(DHCP)はNG) (罠その4)
(6)DME24NにもIPアドレスを設定する。(正面パネルで設定可能)
(7)PCアプリ(最新版)とドライバーがセットになったインストーラーに入っているネットワークドライバーはバージョンが古く、そのあとで最新のネットワークドライバをインストールしないといけない。 (上記:罠その5)
など新たなネットワークを作るのもめんどくさいので、僕は結局デスクトップPC(画面が大きい)とUSBで接続することにした。ただし、USBドライバも最新のものがどこにあるか分かりにくく、32ビット用と64ビット用があるので、要注意。(上記)
これさえわかってしまえば、アプリ自体はまあまあ判り易いし、操作も簡単だ。
DME24Nがオーディオファンにとって良いと思う点は、
(1)ファンの音が静か(ファンコントロールされていて、凄くゆっくり回っている。風もそよそよ程度。)
(2)D/Aの音もなかなか優秀。どっしりとしてハッキリクッキリ系のYAMAHAらしい音だと思う。しかも標準装備で8ch内臓!
(3)DSPの内部処理(グライコやクロスオーバーなど)パラメータやそれらを繋ぐ配線の引き回しをPCアプリでグラフィカルに作れるというのが最高に楽しい! 配線やパラメーターを画面で創り、それをコンパイルして機器にダウンロードして使えるようにするというとんでもない作業を1クリックでしてくれるのは素晴らしいとしか言いようがない。
(4)いろいろなDSPのコンポーネントやパラメーターを瞬時に切り替えられる。例えばクロスオーバーの周波数やカットオフカーブ(-6~-48dBやカットオフ特性)など切り替えて音質の違いを確かめられる。それをデスクトップPCの大きな画面で創れる。
(5)フロントパネルのロータリーエンコーダーを全体ボリュームに出来る。GPI端子にスイッチやボリュームを繋げば、それで内部パラメーターを可変できる。
(6)今までにない機材感、高級感が有ってうれしい。



- 2022/10/02(日) 21:45:01|
- DMX(デジタルミキサー)
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