樹脂で固めた電源タップだが、まずはヘッドホンアンプで聞いたところ凄く好印象だったので、さらに2個も固めてスピーカー駆動系のアンプの電源に使ってみた。
1個はウーハー駆動用のK2 の2台を繋ぐタップ。もう一個は、ホーン駆動用の真空管アンプのメイン電源と初段用の別電源を繋ぐタップ。
その結果、今までスピーカーで悩んでいた下記の問題が全て解決されてしまった。驚いた。まさかそういう事になるとは思わなかった。
(1)ウーハーの帯域の中で出にくい帯域がある
(2)低域の歯切れがイマイチ
(3)ウーハーとホーンとの繋がりがイマイチ
上記の理由でミッドバスがいるのかなーとずっと悩んでいたのだけれど、実は電源タップの問題だったと言う事が分かった。結果、ボーカルやドラムのスネアの様に中低域から高域まで入っている音源が凄く繋がりよく聞けるようになった。それぞれの楽器がしっかり一体になって聞こえるので明瞭度が上がりかつ美しい。とりあえずスピーカーがらみの悩みはほぼクリアされた。いやー驚いた。
結果オーライだけど、今回使った樹脂はお勧めできないことも分かった。この樹脂は水性で水分が抜けて固まるタイプなので、今回の様に空気との接触部分が少ないと固まるのに凄く時間がかかる。二液性エポキシの様な混ぜれば必ず固まるタイプが良い。もっと扱いやすい樹脂を探さないと。。。


- 2023/01/01(日) 21:23:28|
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効果有るのか分からないが、樹脂で固めてみた。 (埋め込みコンセントはパナので価格は安いので使い捨て。もし効果無いならケーブルを切ってゴミ箱行き。)
まずは樹脂が接点などに入らない様にボンドでケーブル周りや穴を固めた。(ボンドが流れ込まない様に塗った面を下にして乾かした。) その次にケースに入れて樹脂を充填したが、思ったより沢山入る。写真の木工用パテが二本で丁度満杯。空気が抜ける様にちょっと入れてはヘラで奥に押し込んでの繰り返しで結構時間かかった。この樹脂は木より硬い様だからちょうど良い。半日経って結構カチカチになってきた。良い感じだ。この樹脂は制振に使えそう。
果たして効果有るのか? 半信半疑だが少なくともズッシリ重いのは良い事だ。 表面は意外にすぐ固まるが、中までちゃんと固まるには2~3日かかるかな?じっくり待とう。



- 2022/12/25(日) 20:54:06|
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DIYで、パナの何か面白いコンセント部品は無いかと探していたら、こんなのが有った。一個口の埋め込みコンセントとそれを固定する樹脂部品。これだとテーブルタップをほぼ無金属化出来る。
今のところ、テーブルタップは無金属化するのが良さそうな気がしている。無金属化して中を丸ごとエポキシ樹脂で固めて制振化するのが良いのではないか。これから実験する予定。
単線、非メッキ、無金属、制振 が良さそう。
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- 2022/12/21(水) 16:59:14|
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最近電源ケーブルによる音の違いに驚いている。
電源ケーブル次第で深みのある音にも濁った音にもなる。単線が圧倒的に良いように感じる。
テーブルタップでも当然音が変わる。幾つかやってみた範囲では音が良いのは、
(1) 2.6mm単線を使う
(2) パナの埋め込みコンセントと露出増設ボックスを使う(樹脂製)
(3) Leviton のプラグ
やはり金属製のケースはよろしくない様で、低域がボワーンとしてしまうし中高域は立体感が無くなる。見た目は素晴らしく良く、重量感も有りとても気に入っていたのだが、残念だ。
今は低域のアンプと中高域のアンプをそれぞれこのテーブルタップ 2個に繋いでいるが、低域のボワーンとした感じも無くなり、中高域の空間の広がりや楽器の立体感が良くなった。全体に音がスッキリ爽やかになり見通しが良くなった。
パナの埋め込みコンセントはとても良いようだし、僕はやはり 2.6mm の単線が良いと感じる。(先端を切ってからヤスリで削って先をとがらせればパナの埋め込みコンセントに入れられる。抜くのにはには苦労するが。) 1.6mm だと力強さが無い感じだ。 2.0mm なら良いのかもしれない。
課題は制振か? パナの露出増設ボックスはまあまあしっかりしているが、もっと補強したくなる。さてどう制振するべきか?鉛は金属だから巻けないし。。。エポキシでも流し込んで固めてしまいたい。配管パテで埋めるか? 頑丈なボックスを売っていれば良いのだが、そんなものは無いよな。:-)


- 2022/12/18(日) 22:11:42|
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かないまるさんは普通のOAタップの中にも音の良いものが有ると仰っている。しかも金属製のOAタップには音の良い物は少ないとのこと。そんなことから考えると、テーブルタップを作るのにどうせ埋め込みコンセントを使うなら、埋め込みコンセント自体がしっかりしたケースの構造を持っていた方がベターだと思われる。そういうものは無いのかと思って探している。入手した各種コンセントを分解してみた。
だが分解して内部を見てみたところ、パナの埋め込みコンセントを使うのが一番良さそうだ。これほど頑丈で材質的にも設計的にもしっかりしたものはなさそうだ。課題はそれのケースをどうするかといかに制振するかだな。
だがどうもまだ腑に落ちないのだが、AC電源ケーブルや電源タップでそんなに制振が大事だというのが。。。
パナの埋め込みコンセントパナの埋め込みコンセントは評判が良いが(今回分解したのは不要になったアース端子付きのもの)、分解してその理由は何だろうと考えると、
(1)樹脂がしっかりしていてずっしり重い。
(2)金属部品が銅製(線材と同じ材質)でしっかりしている。
(3)線材との接触圧力をかける部品が別になっていて強力そう(それも銅製)
(4)線材と金属部分の接触部が大きくてしっかりしており、形状も良い(線接触)。
(5)もともと単線を使う前提で出来ている(線材を挿し込む構造)
といったところか?かないまるさんもおっしゃっているがメカ的な振動の影響が大きいのか?



明工社の横形OA用接地タップこれは業界では評判の良い物だそうだが、外形がしっかりしていて良い感じ。振動に強そう。内部の端子は真鍮だった。線材の接触部分はねじ止めなので、しっかり固定できるが単線を繋ごうとすると工夫がいる。


パナの接地露出Wコンセントこれも外形はしっかりしていて良い感じだ。金属部品は基本は銅製だが、圧力を与える部品はメッキした鉄の様だ。線材の接触部分が平面的で構造がいまいちな感じがする。残念。




- 2022/12/17(土) 16:20:06|
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かないまるさんの記事を見て衝撃(テーブルタップはむき出しの方が音が良い!:まあ確かに宙ぶらりんの金属が近くに有るのは良くなさそうだよね。)を受け、埋め込みコンセントを使って作ってみたが、さすがにむき出しと言うのはちょっと抵抗が有る(断線しそうで怖い)ので、金属ではないケースなら良いのだろうという事で探してみた。こんなのどうだろう?
上の
露出増設ボックス コンセント3コ用は結構しっかりしているし見た目的にも良さそう。
また、写真の下の
接地露出Wコンセントも重量感有っていけそうな気がする。不要な振動を抑えるという意味では、接地露出Wコンセントの方が良いように思う。
パナの埋め込みコンセントは音も評判良いから試してみたい。(Leviton のも有るけど) これを使うなら単線は 2.0mm が良さそうだよね。さすがに 2.6mmは入らない(無理やりやれば入るが)。1.6mmはちょっと細い様に感じるから 2.0mmが良い様に感じるがなー。


- 2022/12/16(金) 16:43:53|
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ウーハー用のスピーカーケーブルを改善したいと思ってあれこれ考えているのだけれど、今のうちのシステムはこんな状態だから、線材をどうするかより、どういう配置でパワーアンプとウーハーユニットを接続するかを考える事が先決の様な気がしてきた。スピーカーボックスの内部配線だけでかなり長い(1m以上ある)。いっそ駆動用のパワーアンプ: K2をウーハーボックスの中に入れるか、天板に張り付けてしまいたいくらいだ。(振動が凄くてダメなのはわかっちゃいるが)
このウーハーボックスは線材の出口が上にあるんだよね。そこから下の方にあるパワーアンプに繋いでいるからケーブルは長くなるよな。。。


- 2022/11/30(水) 16:40:57|
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DME24Nを導入してから、ジッターフリーの音を楽しめている。この点ではこれ以上改善の必要は無いと感じており、本来のオーディオの謎に挑めるようになったので、最近はケーブルの謎について調べている。
そもそもケーブルってものすごい技術と言うか、あんなに長い距離を細い電線経由で複雑な音楽信号を伝えているんだから不思議としか言いようがないと思う。電流が行ったり来たりしながら信号が細い線を伝わっているんだから奇蹟?としか言いようがない。ネットで調べるとスピーカーケーブルでは音は変わらないなんて言っている人もいるようだけど、よほど酷いシステムで聞いているんだろうな。線材の構造で信号の流れが変化することくらいすぐイメージできるだろうに。。。
機器の電源ケーブルについては単線(太い)にするのがすごく良いという事は経験的に分かってきた(理論はまだ全く分からない)が、スピーカーケーブルをどうすべきなのか(まだまだ改善出来そうな気がするので)悩んでいた。しかもスピーカーBOXの中にも結構長い電線がある。これも凄く影響しそうだ。
そんな事を考えていたら、こんな記事を見つけた。
Gen-san's Cable: スピーカーケーブルについてこれによると、単線のスピーカーケーブルだと太いほど低域は出るが高域は出なくなるそうだ。ぼくはそういう実験はしたことは無いが、他の記事にも似たようなことは書いてあったので、ひとまずこれを信じて考えてみたいと思う。真空管アンプの内部配線にメッキの撚線を使うと音がキラキラするという経験はあるから、きっと正しいのでしょう。
『スピーカーケーブルで、太い単線ほど高域が伝わりにくい』 と言うのは理論的に説明出来るような気はする。だが信号が流れるケーブルと単に電源供給する電線では全く意味が違うはずだ。電源ケーブルに太い単線を使うと音が良くなるのは、電源のノイズ成分が抑えられるからかな?と思われる。(根拠のないフィーリングです。)それが電源側から来るノイズをケーブルが吸収するからなのか、機器が発生するノイズをケーブルが外部に伝えない様にしてくれるからなのか、どっちなんだろうと考える今日この頃。いずれにせよ、機器内での電源に起因するノイズが減れば音が良くなるのは明確だからね。まあ、電源ケーブルに関しては単線が良いというのは判ったので、それの理論付けだけなんだけどね。
それはさておき、我が家の低域用のスピーカーケーブルはどうするのが基本的に良いのか?いろいろ試すしかないのかなー?それにしても何か方針のよりどころが無いと何して良いのかわからない。まずは実験用に切った貼った出来る線材を入手するかなー。。。
どなたか知見が有ったら教えて!

- 2022/11/28(月) 15:57:54|
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DME24N 、CROWN K2 と大物の導入が予想以上に効果が有ったので、最近は小さな修正をいろいろ試している。基本システムのレベルが凄く上がったので小さな修正でも音の差が良くわかる。(基本システムが良くないど、例えばケーブルによる音の違いは分かっても、本質的な改善には繋がらないと思う。)
例えばACケーブルのプラグなどの非メッキ化。やっと全てやり終わったが、音が重厚になって細部も聞き取れて凄く良い感じ。背景にこんな小さな音が入っていたのかとビックリする。重要な機器はなるべく壁コンから直接電源を取る様にすると音が改善するのもビックリだ。一番驚いたのは、ワードクロックジェネレータの電源を壁コンから取ったら激変したこと。ワードクロック舐めたらいかんな。。。壁コンが足りないのでテーブルタップも仕方なく使っているが、全て一番良いケーブルと非メッキコネクタに変更したら、かなり壁コンの音に近くなった。
ヘッドホン用の600Ωフェーダーも作った。やはり普通の高抵抗ボリュームではダメで、このフェーダー(東京光音電波:CPA-503)でないと重厚な音は出ない。低インピーダンスによるケーブル駆動力は大事だね
DME24N のファンの改善もやっと落ち着いた。同じファンが手に入らなかったので1ランク強力なファンを使い、100Ωの抵抗をかまして風力を調整。だが空気取り入れ口が小さくて負圧が高いせいか、風切り音ではなくシャーシ全体が共鳴してしまっている様な『ボーッ』という感じの音がする。少し抵抗になるスポンジフィルターを入れた。これでかなり静かになった。風力はあまり落ちていないし、ファンコントロールされているから大丈夫だろう。
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- 2022/11/05(土) 13:35:25|
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低域用アンプをB-5に変え、スピーカーケーブルをM Series 2.4S LimitedEdtionにして聞いていたら、ある時何故か音が凄く良く聞こえる時が有った。女性ボーカルがいい感じに張り出して色っぽくなっていた。不思議に思って調べてみると、配線が間違っていてヘッドホンで聞く時の配線になっており、チャンネルデバイダーが外れていた。
今まで、低域はハイカットしないとうるさい感じがあって、チャンネルデバイダーを使っていたのだけれど、B-5とこのケーブルにしたら余計な音が出なくなってチャンデバが要らなくなったようだ。
元々、このスピーカーの低音ホーンはフォールデッドタイプなのであまり高域は出ないのだけれど、今度こそチャンデバをはずすことが出来そうだ。
クロスオーバーは-6dB/Octでないと上手く繋がらないとしばしば聞くが、こういうことなのかなと思った。いろいろな意味でチャンデバは難しいよね。
段々にシステムがシンプルになっていくのがうれしい。あとは少しだけハイカットのコンデンサを入れてHighとLowのレベルを微調整出来る様にしてやれば良い。どうやるかなー。
- 2012/03/29(木) 10:20:19|
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ケーブル終端モニター法の接続図です。
我が家ではスピーカー接続にはバナナプラグをベースにしているので、こういったケーブル接続アダプタを使っています。
注意点として
(1)終端抵抗はトータル5Ωで、4:1に分圧するのが良いです。(一般的パワーアンプの場合)
(2)終端抵抗はモニター的な高忠実度の音質のものを使ってください。
例えば、シンコーのTAF(海神無線扱い)やアムトランス製ARMAなど。
詳しくはこちらを見てください。
抵抗の音質評価 DALEの無誘導巻き線抵抗などは向きません。一般の金属皮膜抵抗などは論外です。
(3)パワーアンプも音質の差が判りやすいように、モニター的な音質のものを選んでください。
お勧めは、YAMAHAのB-5です。穏やかな音質のものは向きません。
ケーブルを経由して終端抵抗を繋いで聞いた場合と、直接終端抵抗をアンプに繋いだ場合で聞き比べてください。差が歴然と判るはずです。この方法だと夜中でも大音量で評価できるので、評価がしやすいと思います。(昼間でもあまり大音量が出せないご家庭が多いでしょうから。。。)
ケーブルの先端で信号をグランドにショートしないようくれぐれも気をつけてください。アンプが壊れます。。。
- 2012/03/25(日) 15:15:14|
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低音用に手配したM Series 2.4S LimitedEdtionが来たので早速ウーハーとの接続に使ってみた。

このケーブルにしたら凄く低音の歯切れが良くなった。いまB-4が不調なのでB-5を低音用に使っているので、イマイチ低音の歯切れが良くなかったのだけれど、これならB-5を低音用として使えるね。
音質の差が凄かったので、今まで使っていたケーブル(下の写真:ベルデンのプロ用ケーブル)を”ケーブル終端モニター法”で評価してみた。

結果は歴然。ベルデンのケーブルは高音や中音は曇り無く良い感じなのだが、低音はトローンとした音だった。これでは低音用には駄目だね。意外だった。太いので低音は良いのかと思っていた。見た目ではわからないねー。ケーブル屋さんが、”良いケーブルは帯域による時間遅延が無い”ということを言っているけど、こういう事を言っているのかなー?
”ケーブル終端モニター法”はスピーカーケーブル評価にかなり使えるね。自信を深めた。
- 2012/03/24(土) 23:06:26|
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もう一本スピーカーケーブルがあったので、”ケーブル終端モニター法”で評価してみた。
TRANSPARENTのMUSIC WAVE PLUSというケーブル。
このケーブルは音全体に薄ーく靄を張ったような感じの音。XP・HPほどではないが全帯域で少し音を穏やかにする。
再度、カルダスのCROSSも聞いてみたが、やはり中音は綺麗だが高域はアタックが弱くなり、低域はモヤッとした感じ。
やはり、M Series 2.4S LimitedEdtion の凄さが際立つ結果。
この評価法もかなり正しい感じがしてきた。
M Series 2.4S LimitedEdtionとスピーカーはかなり馴染んで来たようで、少し気になっていた”穏やかに聞こえる”から”正確に聞こえる”に変わってきた感じがする。ケーブルのエージングというのもあるかもしれないが、スピーカー自体が強力に制動されることに馴染んで来たのではないかと思う。このケーブルはほとんど無いに等しいから、スピーカーのすぐ脇にアンプが在って強力に駆動しているのと同じだ。
M Series 2.4S LimitedEdtionは大変気に入ったので、低音用にもう1ペア買った。この性能で送料込み6500円は超安いと思う。当面このケーブルで問題ないでしょう。何しろ存在しない様に感じさせてくれるケーブルだから。

それにしても、B-5で聞くヘッドホンの音は本当に凄い。細部まで聞き取れるのに音のハーモニーが壊れない。奇跡の音だと思う。このスピーカーケーブル評価法もB-5あればこそ正確な判断が出来る。
- 2012/03/23(金) 21:46:17|
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2台の素晴らしいアンプが手元に在るので、その使いこなしをブラッシュアップしたい。まずその使いこなしを確立しないと、これ以上良いアンプを手に入れても宝の持ち腐れになってしまうでしょう。
まだ余り手をつけていないスピーカーケーブルについての実験を始めた。

最近、オークションに MonsterCable の M Series 2.4S LimitedEdtion が大量に流れていて、安く買えるので買ってみた。
写真の黒くて太いのがそれ。外観は素晴らしく太くて惚れ惚れする。まあまあ柔軟性もあり扱いやすい。定価は2Mペアで数十万円の高級品のようだ。代理店である某O社から訳あって流れているようだ。
今までは、カルダスのCROSS(青いの)を使っていた。これも結構良い物だと思っている。随分太い物だと思っていたが、M Series 2.4S に比べると細く見える。
スピーカーに繋いで両者を比較してみると正直どっちが良いのか良く判らない。CROSSの方が中音が綺麗な様な感じもした。ちょっとガッカリ??
そこで、
スピーカーケーブルを簡単確実に評価する良い方法はないものかと考えてみた。思いついたのが、スピーカーケーブル(約2M)の先に分圧抵抗(5Ω)とヘッドホンを繋いでみる方法。要するにアンプの2M先に在る分圧抵抗のところの音をヘッドホンでモニターすることになる。これなら夜中でも邪魔されずに大音量で評価することが出来る。
ケーブルは3種類。(ヘッドホンアンプはB-5)
(1)MonsterCable のXP・HP
安物代表として写真の白っぽく写っているやつで2線並行型銅線の一般的なもの。
300円/M程度。外皮は貧弱だが銅線はかなり太い物。
(2)カルダスのCROSS(青いやつ:本物かどうかは?)
(3)Monster Cable M Series 2.4S(黒いやつ:これは本物でしょう)
結果は歴然。
M Series 2.4Sがダントツ良い。アンプに直接ヘッドホン(分圧抵抗)を繋いだ時と全く変わらない音が2M先のケーブルのところで聴けた。すごい!これならスピーカーとアンプを直結したような感じだ。
XP・HPは低音も高音もゆるい音。アタックが減衰し、メリハリの無いまったくつまらない音。これはスピーカーで聞いたときと同じ印象だ。
CROSSはその中間という感じ。綺麗ではあるが、アタック音が減衰している。中音には張りがあり聞いた感じは聴きやすく、ある意味良い音ではある。
スピーカーに繋いだ時と同等のケーブル評価ではないかもしれないが、一つの尺度になると思う。このテストで良かったからスピーカーが良く鳴るかどうかは判らないが、このテストで駄目なケーブルは駄目でしょう。
”アンプ+ケーブル+スピーカー”をうまくマッチングさせないと、トータルで良い音にならないね。ケーブルもエージングが必要だと思うので、しばらく鳴らしこんでからまたいろいろテストしてみよう。
- 2012/03/22(木) 23:43:09|
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極太電源ケーブルラインナップ。
左から右に行くに従って明るい音からマイルドな音になっていく。一番左が一番元気な音。
左から、
XLO社 Reference2
Monster Cable社 PowerLine400
CCI社 Royal
Linn社 K800
XLO社のReference2はすごく明るく元気な音で、プラグも銀色メッキなのでより明るい音の傾向になっている。(今は、少し明るさを抑えるために非メッキのソナーのプラグに変更した)一般的には明るすぎる音だと思うが、B-2Xは繊細で柔らかい音なので、これと組み合わせるとちょうど良い。
Monster社のPowerLine400は、ほどほどに元気な音で標準的な音だ。B-4に使っている。低音も締りがあって良い。一本だけ選ぶなら私はこれを選ぶ。
CCI社のRoyalは少し抑え目な音で標準的な音だ。低音の締まりもよい。
Linn社のK800は、全体に抑え目な音でB-5に使っている。B-5はかなりはっきりくっきり系の音なので、この組み合わせだと音に色気が出てちょうど良い。アンプの個性がかなり幅広く展開しているので、それを補正する電源ケーブルもバリエーションが必要だ。一本だけベストの物を選ぶということは不可能だと思う。
高いのを一本買うより、こういうバリエーションを揃えるのも良いのではないか。どれも4000円~5000円で購入できる。
- 2012/03/18(日) 14:16:50|
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