FC2ブログ

Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

今後の改良

DME24NとK2を導入して素晴らしく音が進化したので、この先何を改良していこうかと考えている。

ジッターの無い音がどういうものか久しぶりに(大昔にアナログをやっていたころ以来だから40年くらい前かも)味わっているし、低音の駆動力がこんなに大事なのだとは思ってもみなかった。

今までとにかくジッターの有るデジタルオーディオしか聞いてこなかったから、それ以外の何をやっても本質的なオーディオとはかけ離れた努力にしかならなかったのが、やっと本来のオーディオを追求できる状態になった。

デジタルオーディオって罪作りだよなー。ずっと ”デジタルだから音が良い” なんて嘘に騙されてアナログよりはるかに質の悪い(しかも根っから性質が悪くて改善が難しい)音を聞かせられて、いくらお金をかけても音は改善しないし、何をすればよいかもわからないし、無駄な出費が多すぎた。それでオーディオから離れていった人も多かったと思う。昔のオーディオは10万円かければ相当良い物(最高級カートリッジやトーンアーム、MCトランス、スピーカーユニットなど)が買えたし、無駄になる事も少なかったよ。

しばらくジッターの事は忘れられそうだから、これからは音の素材を楽しんでシステム全体を改善していきたい。まずはAC電源ケーブルの無メッキ化と単線化をしてみたが、その音の差に驚いた。やっとオーディオの本質的なスタートラインに立てたような気がする。

DME-bunkai1.jpg

  1. 2022/11/15(火) 22:30:15|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

今のシステム図(ダイナミックで繊細な音が実現)

DME24NとCROWN K2を導入して、ACケーブルも完全に非メッキ化して、ヘッドホンアンプ用の600Ωフェーダーも製作し、ワードクロックジェネレーターの電源も改善し、音は凄く良くなった。カメラに例えるならカールツァイスのレンズで撮った写真の様だと言えば判り易いか。凄くダイナミックレンジが広く、陰影が濃くてかつ細部まで聞き取れる。

DME24Nは以前から気になる存在ではあったのだが、なかなか導入に踏み切るにはハードルが高かったのだけれど思い切って導入して大正解だった。音は全くジッター(音の濁り)を感じず、透明で繊細でダイナミック。これ以上のDSPとDACが手に入りそうな気がしない。(これ以上を求めるなら数千万円以上の調整卓になるのではないか?)。また、たまたま気まぐれで導入したCROWN K2の低域駆動力にも驚いた。以前から気になっていた低域に関する二つの問題(低域での周波数による音量バラツキと中低域(ミッドバス)の音の濁り)が一気に解決した。この両方が低域のアンプの駆動力不足から来ているとは思っていなかったので、全く意外だった。瓢箪から駒。オーディオは難しい。

MX-1はヘッドホンアンプとしては最高だと思う。(大型ウーハー駆動には役不足だったが。。。) とてもダイナミックでかつ繊細、ノイズも全く感じないので全く不満が無い。間違いなく今まで聞いたヘッドホンアンプの中では最高だ。

また、今回再確認したのは質の良いワードクロックとフェーダー(CPA503 : 600Ω)が非常に重要だと言う事。これ無しでは今のシステムの音は出ない。これらの総合力で余計なものを排する事が出来ているので、システムは凄くシンプルになっており大変好ましい。課題と対策が明確になってきている証拠だ。

block137.gif

DME24N-7.jpg

K2_dual1.jpg


  1. 2022/11/06(日) 23:46:05|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

今のシステム図(YAMAHA DME24N と CROWN K2)

CROWN K2 は我が家の低音アンプに定着した。
YAMAHA MX-1 は今後はヘッドホンアンプとして活躍してもらう。ヘッドホンアンプとしてはこれ以上のアンプは無いと思う。

DME24N は8ch出力があるしDSPの設計も自由自在なので、2WAYの出力を出しながら同時にフルレンジの出力も出すことが出来る。(DSPの設計図を参照) そうしておけば、いちいち切り替える必要は無い。これはとても便利だ。2WAYのフィルター特性も3種類( Bessel, Butterworth, Linkwitz ) から選択できるからどの様に音が変わるのか実験中。とても楽しい! DME24Nは本当に素晴らしい機材だ。:-)

電源ケーブルもあれこれ実験中。:-)

DME24N-17.gif

block136.gif

K2_dual1.jpg
  1. 2022/10/31(月) 21:42:51|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

今のシステム図とYAMAHA DME24N デジタルミキシングエンジンの音

DME24Nを導入し、ワードクロック回路の電源を改善してから、今までと音がまるで変ってしまったと感じている。デジタル信号のクオリティーが全く別物だ。ジッターの無い音と言うのはこういう音なのかと唖然とするばかり。今まで聞いていた機材は、音に濁りやうるささは有るが元気はつらつな音か、音はきれいなのだが大人しい感じの少しベールがかかったような音かどっちかだったんだけど、今聞いている音はとてもダイナミックで分解能が高く圧倒されそうなんだけど細部を聞きこんでもとてもきれいな音で濁りが全くない。各楽器の音が目で見えるようで、今までのは何だったんだという感じ。

僕は今までジッターが減ると細部も聞き取れるきれいな音になっていくんだろうと思い込んでいたのだけれど、今の音はそれを完全にひっくり返して、細部も聞き取れてかつダイナミックできれいな音なんだと教えてくれた。勝手な思い込みが打ちのめされた感じだ。初めてきれいなデジタル音源の音を聞いたと言っても良い。

さすがこの頃のYAMAHAのプロ用機材の音の評判の良さにうなずける。でも録音スタジオの本格機材はもっと凄いんだろうなー。。。その音がコンシューマー用にならないのが残念だ。

そのおかげで、AC電源ケーブルの音の差がはっきり聞き取れる様になってしまった。しかも壁コンから直接取らないと全然だめだ。幸いデジタル回路はコンセントが2つあれば間に合ってしまっているのでなんとか壁コンだけで済んでいる。またいろいろケーブルの違いやアースの取り方、壁コンの在り方などアナログな事も研究しないといけないようだ。こうやってアナログ・デジタル両方のクオリティーを徐々に上げて行くしかないんだよね。

スピーカーで聞いた時の中低域と低域の不満もかなり解消された感じはするが、まだ改善したいところだ。それはまだこれからの課題だな。

block134.gif

DME24N-7.jpg
  1. 2022/10/19(水) 23:15:22|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

今後の改善テーマ

聞いた感じで、今の我が家のオーディオの課題は、

(A) 中低域で音の濁りを感じる(ホーンの鳴きか?)
(B) 低域で周波数によるレベル差を感じる(バスレフの問題か?)
(C) まだジッターを減らせるところがあるか?(ワードクロック?AC電源?)

デジタルミキシングエンジン:DME24N を導入してからジッターの低減が進んで、音が澄んで且つ明瞭になったのには驚かされた。ジッターが減るとこういう音になるのかと今更ながら実感した。やっぱりDACチップそのものより周辺回路(DAI, PLL)や電源が肝心なんだな。

そうなってみて、具体的に今後の改善すべき点も幾つか見えてきた。

(1) ワードクロックの改善
(2) ホーンの鳴きを無くす
(3) ウーハーボックスのバスレフを研究する(バスレフを止める?ダクトをふさぐ?吸音材を調整?)
(4) AC電源の取り方を再度研究する

(1)については今までは必要性を感じなかったんだけど、DME24Nにしてから試しにワードクロック発生回路の電源を我が家で一番音の良い電源(HP:6227B)に変えてみたら、それだけで音がよりくっきりしてくすみが取れた。ここもまだまだ改善の余地ありなんだな。ただ、ややこしいのはAC電源は壁コン相当から取らないと音の悪くなり方が激しい。システムの中心となるDME24Nが色々な悪い部分をあぶりだしてくれている感じだ。

(2)については2WAYのクロスオーバーの実験をしている時に、ウーハーだけ鳴らしてみたらその音に共鳴してホーンが鳴っているのに気が付いた。まあ、考えてみたらあんなに大きなホーンなんだから共鳴するよね。しかもウーハーボックスの上にホーンが乗っているというのも最悪だ。試しにホーンの乗っている板とウーハーボックスの間に特殊ゴム(低反発)のダンパーを入れたら、鳴きはだいぶ減ったようだ。だが、まだ完ぺきではない。車のドアスピーカーなどの制振材でも張ろうかな? 理想的には先達がやられている様に、天井からつるしたいところだね。

色々課題が見えてきた。

A3000聞き比べ

IMG_6050-s.jpg

IMG_6028-s.jpg

  1. 2022/10/13(木) 17:04:14|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

今のシステム図(DME24N本格導入)

AK4495W DAC と DME24N 内臓DACの音がほとんど変わらなくなったので、2WAYのHighもLow も DME24Nで駆動することにした。同じDACで駆動した方が繋がりも耳触りも良い。AK4495W DAC はさらに改良して明らかに音が良くなったら再登場いただこうと思う。DME24Nの導入でシステムのクオリティーはうんと上がった(DAC だけでなく、デジタル回路のジッター低減能力が高い)が、構成はシンプルになってきた。いろいろやって最後にシンプルになっていくのは正しい方向だと思う。方向性が定まったという事でしょう。

クロスオーバーは、減衰率は-18dB/Oct が一番良かった。-12dB/Oct だと少し荒い感じで、-24dB/Oct だと少し大人しくなり過ぎだった。また、300Hz ~ 700Hz まで周波数を変えてやってみたが、500Hzが濁りが無く中域が綺麗で充実して一番良かった。やはり先達の選んだ値は正しかったんだな。こういう実験が簡単に出来るのもDME24Nのお陰だ。

今後の課題は、イコライザーを駆使して部屋の音響特性を調整するのと、オリジナルDAC の改善だな。この絵を見てみるとコンシューマー用の機器はパワーアンプのMX-1とヘッドホンだけかな。意図しているわけではないけれど、コンシューマー用に魅力のある物が少ない様に感じる。まあ価格も違うから仕方ないのかもしれないが。

block133.gif
  1. 2022/10/09(日) 23:08:33|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

今のシステム図とYAMAHA DME24N デジタルミキシングエンジンの音

さて、YAMAHA DME24Nから出る音だけれど、3日ほどエージングで鳴らしてきたが素晴らしい音だ。YAMAHAらしいクリアで明瞭な音で、低域もタイトで安定感がある。ステージが目の前で広がる感じで楽器の音像がしっかりし、曇りが無くて癖が無い。今まで聞いたメーカー製のDACの中ではダントツ一番だ。色々な曲を聞いていると楽しくて踊りたくなる感じ。以前と比べると、中域の濁りが無くなって音像がしっかりし、低域もタイトでクリアだ。

これはお得な買い物だった。音質で定評のあるYAMAHAのプロ用最高級オーディオプロセッサを5万円で手に入れられた。一般的な高級デジタルミキサーは凄くかさばるが、これは比較にならないくらい小さくて軽くて扱いやすいからオーディオマニア向きだ。入出力端子がちょっと特殊だがこのサイズの機器に端子を詰め込むには仕方ないのだな。それ以外は申し分ない。PCでコントロールできるし、家庭用でも全く問題なく利用できる。もっと評判になって良い機器だがオーディオマニアで使っている人はいないみたいだな。:-)

block132.gif

DME24N.jpg

DME24N-11.jpg

  1. 2022/10/03(月) 21:10:42|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

SPDIF Cleaner

手持ちの物で中低域を改善する方法が何かないかと思い、しばらく使っていなかったインフラノイズの『デジタルアキュライザー:DACU-500』とiFi の『SPDIF iPurifier』 を試してみた。

まず中高域のDACの入力に入れてみたが改善する感じはなかった。次に中低域のDACのSPDIF入力に入れてみると、『デジタルアキュライザー:DACU-500』は凄く効果が有った。各楽器の音の締まりが良くなって、ホール感も綺麗に出るようになった。全体に音の濁りが取れて透明感が増した感じで美しい音に変身。中低域の締まりもかなり改善した。素晴らしい。これ値段は税別で19,800円もしたんだな。でもそれ以上の効果が有ると思った。

以前に使った感じだと『音が大人しくなるかなー?』と言う感じだったので、あまり期待していなかったんだけど、今回は凄い改善だ。以前は全体に入れていたのだけれど、今回は中低域だけに入れたのが良かったようだ。中低域のDACにまだ改善が必要だったんだな。これ入れるだけでこんなに改善するなんて思ってもいなかった。今まで中高域がジッター改善の主戦場なのかと思っていたが、それだけではないんだな。

今回の改良で中低域と中高域の繋がりが凄く良くなり、ボーカルやピアノなどの音像がぴったりするようになった。そのせいか、クラシックが凄くきれいに聞けるようになったのがうれしい。今のうちのシステム(JBLのホーンだから)だと、CDからのリッピングでクラッシックを綺麗に鳴らすのが凄く難しいんだけど、一つの壁を越えられた気がする。このバレンボイムを満足いく音で聞くのが目標なんだよね。かなり良くはなったけど、もう一息頑張ろう。

この結果から考えると、SPDIFをもっと改善するためにワードクロックを改善するというのも有りなのかもしれないなー。。。しばらくワードクロックはいじってないしなー。。。

SPDIF_Cleaner2.jpg

barenboim.jpg

  1. 2022/09/24(土) 13:12:39|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

今のシステム図

とりあえず低音駆動用のアンプをYAMAHAのMX-1にしている。かなり良いが、満足しているわけではない。
低音(重低音)が満足できない可能性としては、スピーカー、スピーカーケーブル、DAC、パワーアンプなど考えられるが、おそらくアンプの駆動力不足と思われる。当面の目標は低音駆動にふさわしいアンプを探すことだな。もちろん中高域との繋がりも大事だけど。

block130.gif



  1. 2022/09/19(月) 20:14:00|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

今のシステム図

クロスオーバーをいじって、中域のもやもやは取れてすっきりしたが、高域の暴れが少し気になったので、中高域用アンプの出力にインピーダンス補正用の負荷抵抗をスピーカーとパラに付けた。2.5Ωから始めてみたが抑え気味過ぎる音になったので、段々に増やしていった。18Ωでもまあまあ良いかとも思ったのだが、最終的に27Ωを付けたらばっちりだった。高域のきつさ(サ行)が少し抑えられて美しい音に変身。

ピアノの音やボーカルがとてもきれいで輝くようではっとさせせられる。弦の音もとても滑らかでかつキラッとして美しいハーモニー。ドラムのリムをたたくアタック音が低音から高音までバランスよくビシッとまとまっている。滑らかな上に少しキラッと輝く部分が耳にとても心地良いのだ。フリューゲルホーンがえも言われず美しいし、月の光のピアノが漆黒の闇から浮かび上がるようだ。

ジャズもクラシックもばっちりだ。どのアルバムも素晴らしい。音を聞くのがとても気持ち良い。最高だー!
大型ホーンでは最高にバランスの良い音になったと思う。

block129.gif
  1. 2021/11/28(日) 23:00:07|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

今のシステム図

ここの所、オーディオをどう改善すればよいのか分からなくなって悩んでいたのだけれど、やっと改善策が見つかった。音のみずみずしさが足りない感じだったんだよね。

高音側のアンプの出力レベルを落とすためのアッテネーターを入れていたのだけれど、(ホーンスピーカーが極端に出力効率が良いため)良く考えるとアンプの出力レベルを落とすのなら、2A3PPアンプの出力トランスの出力インピーダンス(巻き線比)を下げれば良い事に気が付いた。(UTCのLS-55は、1.25Ωまで下げられる)そうすればアッテネーターは要らない。

試しにやってみたら、思ったとうりで、中高音が伸び伸びと鳴るようになった。Dレンジが広がり、音の広がりが凄く良く、部屋中に空間が広がった感じだ。それに合わせて低音側に入れていたゲインを落とすためのトランスもはずはずせた。それで低域の歯切れよさも改善できた。これも影響大。

2A3PPアンプの出力トランスの出力インピーダンスをどの値にするのが一番良いのかやってみたが、2.5Ωに接続するとちょうど良かった。5Ωだと少し高音が強い感じで、ジャズならまあまあだがクラシックが賑やかな感じだったが、2.5Ωにしたらジャズもクラシックもいぶし銀的な感じで好みだった。クラシックの弦の音が良い感じに変身。うれしい。

アナログ回路は究極のシンプルになってきて、良い感じだ。
さーて次はどうするか、いよいよ低音側DACの改良かな?

block127.gif


  1. 2021/09/04(土) 22:41:08|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

低域の駆動アンプを、FPB-350m から A3000 に切り替えた結果

低域の駆動アンプを、FPB-350m ---> A3000 に切り替えた結果だけど、
当然ながら良い面、悪い面がある。

良い面は、全部真空管アンプになったから中高域との繋がりは抜群に良くなった。
やっぱり真空管アンプとトランジスタアンプは音の感じが違うから、どうしてもうまく繋がらない感じはあった。それが無くなったからクロスオーバー周辺での違和感が無くなって、中域特にボーカルなどが凄くきれいになった。

一方、重低音の駆動力はFPB-350mの方が有るから、A3000ではかなわない部分がある。
まあ、一長一短で仕方ないね。僕は中域の繋がりの良さの方がより大事だと思ったからA3000 を選択した。

FPB-350mはお嫁に出してしまったから、A3000で頑張るしかない。(ちょっと残念な気持ちも有るのだが) とりあえずスピーカー端子のバナナ接続のアダプターは作り直して大分低音のかっちりした感じは出てきた。AC電源ケーブルもかっちり系のケーブルに変えてみよう。手配しないとね。

block126.gif
  1. 2021/06/20(日) 22:29:02|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

アナログ部のシステムを入れ替えた。

アナログ部のシステムを入れ替えた。

見た感じもスッキリして良い。
音も僕の理想の『ラジオの様に聞きやすく、大きな音で良く聞くと凄くHiFi』にさらに近づいた。

A3000をメンテして良くしていこう。まずはスピーカー端子だな。
FPB-350Mはお役御免だな。




block126.gif
  1. 2021/05/30(日) 18:59:07|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

2A3 P.P.アンプの改善と低音用アンプの聞き比べ

2A3 P.P.アンプの音がどうも気に入らなかったので、あれこれ調べたら原因が分かった。
一つは以前実験した時にホーン用のアッテネーターをなぜか-15dBに設定して、それがそのままになっていた。要はアンプがサチっていたのだ。お恥ずかしい。-9dBに設定し直した。

もう一つは初段用の別電源はしばらく使っていなかったので、電解コンデンサーのエージングが足りていなかった。2日くらいエージングしたらかなり変わって、少し引っ込んだ感じだった音が前に出てくるようになった。

これで、2A3 P.P.アンプは素晴らしい音に変身。初段用の別電源を加えたことで、以前はDレンジが狭い感じであったのがノビノビしてくれたし、前後左右の音の広がりもスピーカーを越えて音が出るようになった。やはり初段の電源は命だな。

2A3 P.P.アンプが凄く良くなったのを機に、今まで手を付けていなかった低音用アンプの聞き比べを行った。
ウーハーの改善をしてからずっと、KRELLのFPB-350Mを使っていて、特に不満も無かったので、そのまま聞き比べはしていなかった。

今回較べたのは、KRELLのFPB-350Mと、LUXMANのA3000とYAMAHAのMX-1

FPB-350Mはいままで聞いたトランジスタアンプの中では最高で、低域の安定感、中域の綺麗さが素晴らしいと思う。LUXMANのA3000は以前は中高音用に使っていたのだが、2A3 P.P.アンプが良くなってから出番を失っていた。30dBと言う高帰還やカソードNFBなどトランスも自社生産していたLUXMANでなければ出来ない回路だ。YAMAHAのMX-1はヘッドホン用アンプで愛用している。全域でバランスよく、とてもクリアな音。

まずFPB-350Mで聞き慣れた曲を数曲聞いてから、MX-1に変えてみた。正直かなりがっかりした。低域ももたついた感じだし、ホーンとの繋がりも良くない。しばらくエージングして多少良くなったがあまり変わらず。残念だが、全然だめだった。もう少し頑張れるかと思ったのだが、残念。

次にA3000に切り替えた。切り替えてびっくり。ホーンとの繋がりが素晴らしいし、楽器の音がより立体的になり、音場が何倍も広がった感じ。少し賑やかすぎるかな?と最初思って、再度FPB-350Mに戻して耳を慣らしてからもう一度聞いてみた。

どちらも素晴らしく捨てがたい感じで、低音の駆動力、ホーンとの繋がりもとても良い。だが違うのはFPB-350Mは音が少し大人しく引っ込んだ感じに聞こえる。音場の広さや艶やかさがA3000の方が上だ。聞くまではA3000は低音の駆動力で負けるのでないかと思っていたのだが、まったく負けていなかった。かなり意外だった。A3000の時はクロスオーバーは-6dBの方が良かった。

ホーン駆動時に音の濁りが気になる中高音用のアンプは無帰還・多電源の2A3 P.P.アンプで、駆動力が大事な低音用は高帰還で安定感のあるA3000。なかなか良い取り合わせになったと思う。

結局全部真空管アンプになった。やっぱり出力トランスの有る真空管アンプが、スピーカーと言う複雑怪奇な負荷を駆動するには良いのではないのかなー。

block126.gif

FPB350M1.jpg

MX-1-2

fc2blog_2019061311052368d.jpg


  1. 2021/05/29(土) 22:13:57|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

最近やっている事

ここしばらく、細かな音質調整をしていた。
色々なソースを聞いてちょっと気になって来たのは、システムのアッテネーターを600Ωのフェーダーにしてから、音の鮮度が凄く上がって、高域のメリハリが強くなり過ぎたように思えたこと。

以前使っていたYAMAHAのMVS-1の内臓ボリューム:アルプスのRK27は音を穏やかにする傾向が有ったので、それをカバーするために2A3PPアンプの内部信号配線はウェスタンのケーブルを使ってちょうど良かったのだけれど、600Ωのフェーダーにすると高域のメリハリが強すぎるようだった。

と言う事で、2A3PPアンプのウェスタンのケーブルを、一部を除いて普通の銅線に変更。(全部変えてしまうとやり過ぎの様だった。)弦の音も滑らかになったし、ジャズのシンバルの音もより艶やかになった。ちょうど良い感じ。

信号が通るケーブルで音を調整するというのは本当なんだな。プロのマスタリングのサウンド作りの話の中で、「一度アナログで信号を出してからケーブルを通して音造りをする」という話が合ってびっくりしたのだが、その感じが理解できた。主要な回路が固まってきたら最後はケーブルで音の調整をするんだね。凄く勉強になった。

zenntai124.jpg

fc2blog_20210320120232742.jpg
  1. 2021/04/25(日) 21:40:49|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

FC2カウンター

カテゴリ

DMX(デジタルミキサー) (46)
システム解説 (357)
アンプ (150)
真空管アンプ (112)
クロスオーバー (61)
スピーカー (89)
ノウハウの集大成 (37)
ポリシー (38)
電源回路/アイソレーション (66)
音の比較/技術解説 (45)
Voyage (23)
ケーブルなど (28)
その他 (43)
音楽ソース (15)
SDトランスポート (31)
再生ソフトなど (12)
ジッターについて (42)
アナログ (6)
独言 (5)
蓄音機 (6)
周波数特性測定 (8)
車 (2)
未分類 (19)
企画倒れシリーズ (2)
FireFace (9)
DAC (139)
直感アンプ塾 (28)
ヘッドホン (25)
ネットオーディオ (91)
クロック (48)

最新コメント

月別アーカイブ

QRコード

QRコード