MingDa MC368-BSEの信号ラインの抵抗をすべてイーグローバレッジの
RSN2S、RSN1S に取っ替え。
やはり音は良い方に格段の進歩。音の純度があがり、音のきれいさが素晴らしくなった。
いままで色々な抵抗が混じっていたので、音もざわついた感じが出ていたんだな。
DACを改善してボーカルのフォーカスと空気感が良くなったと思ったが、今回はさらに色々な楽器のフォーカスが良くなった。打楽器のフォーカスが良くなると音がバシッと決まるし、ピアノの音の純度が高い。バイオリンの立体感がさらに増して幾つかの弦が同時に鳴っているのが良く聞き分けられる。
クラシックがもう最高!さらにジッターが減ったような印象だ。やはり抵抗は、良い物の同じ品種で統一すべきなんだな。
この抵抗は、安いし(1W:60円、2W:70円)音は最高で、本当にお勧めだ。(
ラジオデパートの瀬田無線で売っている。店員さんは海神無線の方がはるかに感じが良く信頼できるが。。。)


このアンプの出力管は、EL34 で決まりだな。色々試したが、結局 EL34 の三極管結合が最高だ。
- 2014/11/25(火) 21:47:15|
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真空管アンプの抵抗を評価の高かったRSN2S、RSN1Sに全取っ替え。
これは効果があるに違いないから楽しみだ。

- 2014/11/22(土) 22:24:55|
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ここの所ずっとハマッていたヘッドホンに好適なパワーアンプの改造にやっと成果が見えた。
なかなか中間トランスを使った回路がはかどらないので、ムラード型回路をヘッドホン向きの低ゲインアンプにする方法を考えていて、良い方法を思いついたので実験してみたら、ばっちりだった。
ドライバー段の負荷抵抗を分圧してゲインを下げた。
この回路でゲインを約1/4にする事が出来たので、数十オームのインピーダンスのヘッドホンでも直結できるようになった。ノイズも少なくばっちりだ。
音も素晴らしい。やっとAH-D7100が納得のいく音になった。深みがあり、低音も充実していて、楽器の立体感も素晴らしく、中高域もキレイな音に大変身。うれしい!

あー、時間がかかった。。。久しぶりにヘッドホンを楽しめるようになった。。。
今回、予想以上にはまってしまったのにはいろいろ訳があるように思う。
(1)ゲインを下げようと思ってNFBを多くしてみたらとたんに音が悪くなった。
(2)真空管アンプはゲインを下げるのは意外に面倒だ。
(3)低インピーダンス(高能率)ヘッドホンをアンプ直結で駆動するのは意外にメンドクサイ
(4)高インピーダンスヘッドホンは音が悪いと思う(私の趣味ではない。陰謀ではないのか?)
(5)まだ低NFBの真空管アンプには謎があるような気がする。
色々不思議な経験をした。
- 2014/07/20(日) 22:06:28|
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なかなか上手い構成案が思いつかなくて決断できなかったんだけど、やっと方向性が決まった。

出力段を従来から有るEL34アンプを利用して構成し、初段(点線の部分)を新たに製作しよう。

出力段は出力トランスも電源トランスもなかなか強力なので、良いだろう。
初段は別電源にして中間トランスまで含むようにすれば、安心して接続できる。
こういう構成ならパワーアンプを出力段とドライブ段で分けて構成できるから色々実験できるね。新しいパワーアンプ構成法だと思う。
- 2014/07/09(水) 20:51:15|
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週末に6DJ8を色々比較してみた。
手持ちは、AMPEREX製、TESLA製、旧ソ連Voskhod PLANT製の6N1
(他にもあるが、まるで比較にならないのでやめた)
良く比べてみると、AMPEREX製が透明感、メリハリがあって一番良かった。
次に良かったのは,旧ソ連Voskhod PLANT製の6N1。若干大人しい感じで、透明感が弱い。
真空管の音の差はかなり有るね。何が違うんだろう。。。材料?真空度?耐震性?不思議だ。
いま、我が家で最高の音は、MC368-BSEの真空管を
AMPEREX製 6DJ8+FULLMUSIC製 6SN7+TUNGSOL製 KT120
にした時。リファレンスのBRYSTONの4BSTと甲乙付けがたい音だ。音の楽しさではMC368-BSEが優位、繊細さではBRYSTONの4BSTが優位。

次に音を確かめたいのは、EL34の代わりにTungSolの6L6GC-STRだな。KT120が良かったので、TungSolはイメージが良い。6L6は全体的に評判良いようだし。

- 2014/02/02(日) 21:42:32|
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驚くほどEL34PPアンプの音が良くなった。MC368-BSEといい勝負になった。むしろ良い面も幾つかある。
さて、目標がクリアできたので次に何をすべきか考えている。
案としては、
(1)6SN7の最高の物を探す(MC368-BSEをより改善するために)
(2)EL34PPアンプをDAC直結完全バランスパワーアンプに改造する
(3)真空管アンプの電源にコンデンサーアレーを導入する
(4)DAC直結完全バランス中間トランス駆動(結合コンデンサレス)真空管パワーアンプの製作に取り掛かる
(2)も面白そうだ
(3)と(4)は同時にやるのが良さそうだ。少しお金がかかるのが難点だな。まずは回路図作成からじっくりやろう。
まずは(1)かな。
6SN7は真空管としては最高度の評価をもらっているドライバー管で、今だに新製品が発売される珍しい電圧増幅管だ。中国製真空管アンプが欧米やアジアの富裕層にバカ売れしているらしいので、それの置き換え用の高級品なんでしょうね。FullMusic以外に興味のある球が幾つかある。
Shuguang Treasure CV181Z (欧米でも評価が凄く高い。まさに”珍品”だが。。。)
PSVANE CV181-T MKⅡ
旧ソ連 MELZプラント製6N8 (軍用機器からはずして売っているようだ。先日購入して音は良かったのだが、ノイズが出るので返品した。ノイズの無いものが欲しい。この写真のプレートにホールのあるものは凄く値が高い。)
RCA製5692 (USA製では最高の評価の物だ。軍用で赤ベース、5ポール、3マイカのものが良いとの事。)

どれもペアで1万円以上するので、一番良いものを一発で買いたいなー。
- 2014/01/31(金) 20:44:35|
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ドライバ管の6CG7をRCA製に変更した。
実に良い感じだ。GE製は少し高域が強すぎる感じだったがそれが改善された。やはり評判の良いRCA製の真空管は良いようだ。
これでMC368-BSEの音に勝るとも劣らない感じになった。EL34PPの方が透明感では勝っていて、音場の迫力では若干負けている感じ。あと一歩繊細な感じになれば言うこと無しだが。やっとリファレンスも含めて3台が同じ土俵に上がれたのは間違いない。
こうやってリファレンスと比較しながら2台で切磋琢磨していくとどんどん音が良くなるし、改善が実感されるので実に面白い。良いやり方だと思う。

- 2014/01/30(木) 23:02:48|
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電源のあちこちににフィルムコンをかませた。それにより少し気になっていた高域の強さ(荒さ)が大分緩和されて、より聞きやすいキレイな音になった。(図に入っているB1のフィルムコンは無い方が良かった。入れたコンデンサーの質が悪かったのかもしれない。今度じっくり電源の改善にトライしたい。真空管アンプにコンデンサーアレーも試してみたいな。)
EL34PPアンプの音が、いよいよMC368-BSEに近づいた。中音が実にリアルになり、空間表現もかなり良くなった。フォーカスの良い音だ。もう少し味わい深さが欲しい感じだが。あと一歩だ。しばらくエージングをして様子を見よう。
あとは真空管選択の問題の様に思われる。
今までに判った真空管アンプ改善のノウハウは、(トランスに良いものを選ぶのは当然として)
(1)初段、ドライバー段の電流を出来る限り大きくし、ロードラインがなるべく特性曲線と直行するように
(2)真空管の間の配線は、配線長がなるべく短くなるように部品配置をし、直配線を心がける
(3)結合コンデンサーには良いものを
(4)初段、ドライバー段の電源にはケミコンだけでなくフィルムコンをパラに繋ぐ
(5)NFB量は実際に音を聞いて良いバランスになる値を選ぶ。(理屈は無視)
(6)真空管の違いで音が凄く変わる。良いものを探すべし。(ロシア製は良い物が多い)

- 2014/01/29(水) 20:59:33|
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結合コンデンサを0.1から0.22μFに変えて低域が良くなったように思われ、ハム音はアースのとり方を変えて完全に無くなったので、最後の砦のNFBを調整してみた。
いやー驚いた。わずかなNFBの差で随分音が変化する。帰還抵抗を ∞ ~15K~5.6Kの間で変化させてみたが、暴れた音から穏やかな音までうんと変わるのに驚いた。音量差はあまり感じないので、NFB量は恐らく数dB程度だと思うが、それでこんなに音が変わるんだね。今のところ、6.8~8.2Kがバランスが良いようだ。

これにより音の重心が下がって、中低域の充実した音になってきた。MC368-BSEにかなり近づいた。もう少しだ。あとは真空管の個性かなー?6CG7が6SN7と較べるとあまりバリエーションが無いのが困る。評判の良いドライバー管が欲しい。パワー管も6L6が音が良いらしいから試して見たいなー。
判ったこと
真空管アンプではNFBの量により、下記の様な調整がいとも簡単
真空管アンプの場合、NFB量の調整は歪などの特性改善というよりは、応答特性の調整なのだと思う。
- 2014/01/28(火) 23:41:50|
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とりあえず改造は終了。無事動作した。これで回路が追いやすくなって部品交換も簡単だ。
まだハム音もあるし配線も美しくないが、だんだんにキレイにして行こう。
音は前よりは良いと思うが、今時点ではMC368-BSEにはまったく及ばない。音の重心をもっと下げないとダメだ。 結合コンデンサの容量不足か? 6CG7の問題か? AC点火の方が音が良いという話も在るので、試してみよう。 まあ、だんだんに。。。
このアンプの音をMC368-BSE並に出来ないようでは、オリジナルアンプを設計しても意味が無いと思っているので、じっくり楽しんでやろう。


- 2014/01/27(月) 00:50:49|
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半分改造が済んだ。配線長はかなり短くなってすっきりした。
まあまあの出来かな。


- 2014/01/26(日) 00:28:49|
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ドライバ段の回路定数設計ノウハウを整理すると、
重要なのは、ドライバ段のプレート電流は、初段のプレート電圧とカソード抵抗の値で決まってしまうと言うこと。


(1)ムラード型は初段とドライバ段が直結なので、ドライバ段のグリッド入力は初段のプレート電圧になる。
今回は80V程度。
(2)ドライバ段の電圧配分をどうするかを考える。
電源電圧(314V)=
カソード電圧(≒初段のプレート電圧:80V位)+真空管のプレート電圧(百数十V)
+プレート抵抗の電圧(100V位)
が目安となる。(プレート電圧とプレート抵抗の電圧がほぼ同じ程度にするのが目安)
(3)カソード抵抗は、今回はプレート電流は最終的に9mA(ユニットあたり)にしたので、
カソード電圧(グリッド電圧+バイアス:およそ84V)÷ 0.009 x 2 ≒ 4.8KΩ
(4)プレート損失を計算する。電圧は百数十Vで電流は9mAだから、損失は約1Wなのでまったく問題ない。
(5)プレート抵抗は、プレート電流が決まっているので、
100V ÷ 0.009 ≒ 11KΩ
電圧は自動的にバランスするので、あまり細かい数字に拘る必要は無く、手持ちの抵抗値で作ればよい。
プレート抵抗の値を変えれば、プレート電流はそのままで、バイアス値とプレート電圧が変化する。
簡単にプレート電流や電圧、グリッドバイアスが変えられるので実に楽しい。音も大きく変わる。
- 2014/01/18(土) 21:56:03|
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家人が不在の時を見計らってスピーカーでじっくり音を聞き比べてみたが、やはり今回の改造の結果は素晴らしかった。
ギターやボーカルの色っぽい音、高音の繊細さなど今まで聞いたことの無いレベルだ。なぜこの改造がこんなにFullMusicを良くしたのか不思議でしょうがない。真空管の動作点はかなり微妙なんだね。
初めてBRYSTON 4B-STと同じ土俵に乗れた感じ。繊細さでほぼ同等レベルになったし、音の聞きやすさや楽しさでは上回っている。西の横綱、東の横綱って感じだ。


今度はEL34アンプに同等の改造をしてみよう。同じように良くなるかどうか。楽しみだ。
- 2014/01/17(金) 22:53:33|
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あれこれドライバ段の動作点を変えて音を聞いてみたが、かなり微妙に音が変わることが判った。
図の茶色のラインが最終的に音が良いと思ったライン。水色は、流れる電流値は変えずにバイアスが少し深く(2.51V)なるようにプレート抵抗を8KΩに変えたものだが、明らかに音がざらついた感じだった。
特性曲線とロードラインがなるべく直行するようにするのが良く、バイアスはあまり深くしない方が良いらしい。こんなに微妙な事で音が変わるとは驚いた。
FullMusicの真空管は特にこの差に敏感らしい。この定数だと中低域も充実しているし、中高域の透明度が高く楽器のディテールまで再現してくれる様になった。今まで聞いた真空管アンプの中で最高の音だ。他の6SN7はそれほどまでは変化しない。不思議だ。


- 2014/01/16(木) 23:18:20|
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ドライバ段の電流をもっと流して改善しようと思い、下記の回路定数に変えてみた。
今回、なぜかFullMusicの6SN7が抜群に音が良くなった。耳を疑うほど中低域が厚みのある滑らかな音に大変身。もともと中高域はハッキリクッキリ系だったので、非常に良い感じ。凄く不思議だ。
計測してみると、電流値的には良い感じなのだが、動作点を特性図上に書いてみると、ちょっとバイアスが浅すぎるね。
もうちょっと深いバイアス:-3~4V位にしたいな。それともこのバイアス値だから音が良いのか?
この回路の場合ロードラインはどうなるのだろうか?まだ色々な事が判らない。。。
一つはっきり判ったのは、真空管アンプは同じ真空管でも動作点とロードラインによって音が大きく変わると言うこと。


- 2014/01/15(水) 22:48:40|
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