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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

FireFace UFX の使い方

FireFace UFX は本当に便利だ。

その一つがこれ、”セットアップ機能”。

setup.jpg

これを使うと全てのFireFace UFX の設定を保存したり呼び出したり出来る。(ディスプレーがあるのも最重要機能だ)私は、普段はPCを使わずにQA660とFireFace UFX だけでデジタル部分を完結している。ジッタークリーナーとして、クロスオーバー(外部D/A使用)として、低域用D/AとしてFireFace UFX を使っているが、その設定全てをこのセットアップで呼び出せる。(6種類設定できる)

マルチ用のクロスオーバー有りの設定3種類、ヘッドホン用のフルレンジの設定、などをPC無しで簡単に呼び出せるから便利だ。

block41.gif

FireFace には幾つか種類があるが、お勧めは断然このディスプレー機能/セットアップ機能のある FireFace UFX だ。値段はあまり違わないが使い勝手は大きく異なる。ぜひケチらずにFireFace UFX を選んで欲しい。



  1. 2013/07/01(月) 22:50:47|
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びっくり!FireFace UFX の録音/再生機能

FireFace UFX の録音再生機能を使って、USBメモリーにPCでコピーしたWavファイルを再生してみた。
QA660から再生したときと同じ音がする。当たり前か。。。

なーんだ、QA660無しの FireFace UFX 単体でデジタルトランスポートじゃん。。。かなりショック。。。
(よく聞くとわずかに違う気がするが、ほとんど変わらない)

まあ、操作性はめちゃくちゃ悪いから実際問題使えないけど、音は同じだった。。。
もっと操作性の良い再生機能が有るなら、QA660は要らない。。。もちろんクロスオーバーや外付けD/Aの機能も単体で使える。。。

とりあえず我が家では、操作性を気にしなければ FireFace UFX とパワーアンプ2台の電源を入れればマルチでスピーカーが鳴るって事だ。。。驚き!

FireFace UFX を買われた方は、まずUSBメモリーにWAVファイルをコピーして聞いてみることをお勧めする。それが最高(最もジッターが少ない)の音だから。(ファイルフォーマットはFAT32)

FirePlay1.jpg

FirePlay2.jpg


  1. 2013/06/14(金) 23:31:18|
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デジタルトランスポート:QA660 + FireFace UFX + DAC9018S

QA660は分解能の高さが好みだったんだけど、高域がにぎやかな感じがあってそれを何とかしたかった。FireFace UFX を通したら素晴らしく良くなった。やっぱりまだジッターが残っていたんだね。QA660は大きなジッターは凄く少ないんだけど、小さなジッターはまだ残っていて、それをFireFace UFX が完璧に取り除いてくれた。

今回、ヘッドホンでじっくりFireFace UFX の有り無しの音を比較してみた。このアナログのような滑らかな音はFireFace UFX 無しでは得られなかった。PC無しで音が出せるトランスポートとして手放せない存在になった。

どの曲を聴いても素晴らしい音だが、特に音が改善したと思ったのはこの3タイトル。

Manu

Brendel.jpg

Hiko-ki gumo

各楽器の立体感が凄い。ステージ上のブレンデルのピアノの大きさがわかる感じ(意外に大きくはっきりした音像だった)だし、弦の音もそれぞれ分離して聞こえる。Manu Katche のドラムは叩いている楽器のディテールまで聞こえる感じで、シンバル系の細部の音が実にきれいになった。思いもかけず良くなったのがユーミン。彼女のボーカルもリアルで素晴らしいし、楽器の音も予想外に良い音だ。弦の音も良いしパーカッションも良い感じ。

FireFace UFX は素晴らしい多機能DDCと言うか、多機能デジタルコンソールだ。(まあもともとレコーディング用のデジタルミキサーだから当たり前だけどね。。。)

(1)PCと繋いで高音質なUSB接続DDCでもあり、多出力D/Aでもある
(2)クロスオーバーにもなれる(マルチ出力)
(3)高音質のサンプリングレートコンバーター
(4)高音質のジッタークリーナー
(5)外部DACも接続可能

などなど考えるとこれは安い買い物だ。

これでデジタル部はかなり良くなったので、今後の課題は、

(1)マルチ用の外付けD/Aを何とかしたい
(2)ホーン駆動に最適な電流帰還型(インピーダンスコントロール型)小出力トランジスタアンプ
(3)真空管アンプの滑らかな音をうまく活かせないか?(真空管アンプで電流帰還型は出来ないか?)
(4)ウーハーのエンクロージャの改善

だね。


  1. 2013/06/14(金) 21:35:19|
  2. FireFace
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FireFace UFX の使い方(その3: 外部D/Aによるマルチ構成)

今日は、FireFace UFX のSPDIF出力(AES/EBU)をDAC9018Sに繋いでみた。
なかなか素晴らしい。きめ細かな音で良い感じ。

これをやってみて気がついたのだが、FireFace UFX は全ての出力にイコライザーをかけられるので、このSPDIF出力にもイコライザーはかけられる。と言うことは外部D/Aを使ってもマルチが実現できる。この構成だと、低音側のチャンネルのD/AはDAC9018Sに出来るってことだ。。。

また、FireFace UFX は完璧な高音質サンプリングレートコンバータなので、WZ-DM35のように業界標準のAES/EBUの48KHzでしか動作しないスピーカープロセッサにとってもありがたいパートナーだ。

さてどういうシステム構成にするか、いろんな使い方ができて楽しい遊び道具だ。:-)

crossover11.gif


  1. 2013/05/29(水) 21:48:26|
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QA-660 vs FireFace UFX

色々聞き比べて耳が慣れてきたせいか、曲によって差がわかるようになってきた。

QA-660+DAC9018Sの方が音の滑らかさがある。FireFace は少し音が粒立った感じ。これが4580の限界なのかな。

それ以外の音の広がり、空気感、楽器の立体感、各帯域の量感や低音の歯切れ良さなどはほとんど差がない。4580をここまで鳴らせる技術は凄いと思う。本当に驚異的だ。ジッターが少ないとこれくらいは鳴るのか?いやー、何か使い方に秘密があるはずだ。

crossover11.gif

crossover11.gif


  1. 2013/05/29(水) 15:13:17|
  2. FireFace
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FireFace UFX の使い方(その2)

その後もFireFace UFX の音とQA-660+DAC9018Sの音を何度も聞き比べているが、ほとんど差を感じられない。わずかに空気感と楽器の立体感で違うような気もするが、わずか過ぎてほとんど差がわからない。。。本当に驚きだ。どうして1個20円?(大量に買えば10円以下と言う話も在る)のOPアンプからこんな音が出るんだろう?何か秘密があるはずだ。OPアンプの周りの3本足のトランジスタ?が秘密かな?

ところで、マルチの組み方その2
foobar にASIOとCrossover のコンポーネント(プラグイン)を入れれば、クロスオーバーの機能が使える。FireFace UFX のドライバーがPCにインストールされていれば、自動的にASIOドライバーも使えるようになる。最大4WAYまで使え、ディレーも入れられるし、設定が簡単で便利だ。

この場合、再生ソフトが foobar に限定されるのがちょっと困るが。。。

crossover11.gif

asio2.gif
  1. 2013/05/27(月) 21:06:10|
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FireFace UFX を理解する上で大事なこと(その1)

PCオーディオしか知らない私のような人間にはFireFace UFX は理解するのが大変だった。色々調べても真に理解している解説書は無い様だった。何故かと言うとFireFace UFX は単なるインターフェースではなく、高度なデジタルミキシング機能が中央に入っているからだ。

そもそも全体ブロック図がマニュアルにも載っていないが、本体の上パネルには書いてある。。。マニュアルも最悪だ。DTMやDAWの予備知識がある人を対象に書いてあるから、PCオーディオしか知らない人にはチンプンカンプンだ。

fireface_ufx7.jpg

ここで大事なのは真ん中にある四角の箱が高度なDSPになっていて、全ての入力をリサンプリングして出力に出すと言うことだ。サンプル周波数はセッティングウィンドウで32KHzから192KHzまでで設定できる。

これにより全ての入力を一括して扱うことが出来るデジタルミキシングシステムが構成されている。
これを扱うソフトウェアコンソールが下図の ”TotalMix FX ”と言うわけだ。

TotalMix1.jpg

これが大前提で、これを理解しないと単なるPCオーディオの頭から抜け出すことができず、さっぱり判らないシステムだ。DSPによるデジタル処理やジッター抑制技術に絶対の自信があるシステムだとも言えよう。

FireFace UFX の機能は、大きく分けると

(1)アナログ信号を内部用デジタル信号に変換しリサンプリングする(マイクとライン)
(2)PCからのデジタルオーディオ信号を内部用に変換しリサンプリングする(D/D機能)
(3)AES/EBUや光SPDIF(ADAT)信号を内部用のデジタル信号に変換しリサンプリングする
(4)上記で取り込んだ内部用デジタル信号を好きなようにミックスして出力チャンネルに出力する
(5)出力チャンネルはアナログだけでなくAES/EBUやADATなどのデジタルもある
(6)出力チャンネルでイコライザやコンプレッサーなどの音響処理をする
(7)各出力チャンネル毎に全ての入力信号の音量を自由に設定できる
(8)マスター出力(設定可)にはリバーブやエコーがかけられる
(9)出力チャンネルの出力レベルは、-10dB, +4db, Hi の3レベルが選べる(便利だ!)

などなど。

単なるオーディオインターフェースではないと言うことが判ると思う。


  1. 2013/05/26(日) 21:01:44|
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FireFace UFX を入手

FireFace UFXを入手。

PCに繋いで音を聞いてびっくり。素晴らしい。
実のところ、音にはそれほど期待していなかった。出力バッファーが4580だと聞いていたので。

しかし聞いてみると、まずジッターの無いしっとりしてかつクリアーな音にびっくりした。QA-660+DAC9018Sの音に非常に似ている。かなり聞き比べてみたが、優劣付けがたい。信じられない。

Webで見た色々な評価では、”クリアすぎる”みたいな表現が多かったが、私はそうは思わなかった。クリアだが楽器の音にハッとさせられる色気もある。USB転送をブラッシュアップしてジッターを徹底的に減らすとこういう音になるのかと認識させられた。

機能的には、FireFace UFX は、単なるオーディオインターフェースではなく、高精度な入出力を備えた高度で自由度の高いデジタルミキシングシステムであることが良く判った。

久しぶりにわくわくする製品だ。今後色々な使い方を実験していきたい。

早速、ふたを開けてみた。確かにOPアンプはJRCの4580だ。なんでこいつからこんな音が出るんだ??考えられない。RMEマジックとしか言いようが無い。。。

fireface_ufx5.jpg

fireface_ufx6.jpg

早速クロスオーバーに使ってみたが、特に問題なく使えた。もちろん音も良い。

これならマルチでも信号の流れが

     PC → DD → DA → パワーアンプ

と言う最短距離だから、最善だ。

TotalMix1.jpg

TotalMix2.jpg

システムの中核に決まり。システム構成も思いっきりシンプルにできた。

block33.gif
  1. 2013/05/26(日) 16:16:57|
  2. FireFace
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大発見: FireFace UFX はスピーカープロセッサ(クロスオーバー)に使える

今後のスピーカープロセッサ(クロスオーバー)をどうすれば良いのか悩みに悩んでいたのだが、今日大発見をした。

オーディオインターフェース:FireFace UFX はスピーカープロセッサ(クロスオーバ)としても使えそうだ。

fireface_ufx.jpg

一回り小型のUCXよりも、音も良いと評判だが、良く資料を見ていたら各入出力にイコライザーが入れられる。

    FireFace UFX Manual

fireface_ufx2.gif

各入出力に対し、DSPでローパスフィルターもあり、パラメトリックイコライザやハイパスフィルターにもなる。これだけ機能が有れば、スピーカープロセッサとして使えそうだ。イコライジングのカーブがグラフィカルに見えるのも嬉しい。

知らないうちにDAW用のオーディオインターフェースはDSPの機能を持ち、いつの間にかスピーカープロセッサに成れる様になっていたんだね。

価格は20万円だからちょっと考えてしまうけれど、USBにもFIREWIREにも対応で、ジッター抑制機能もあり、192KHz対応で、外部クロックも可で、PCから制御できPC無しでも使え、リモコンもあり、物理的に8chアウトでき、出力レベルもコンシューマ用にも対応出来る、なんて凄いよね。DBX4800も真っ青だ。(ディレーは出来ないかな?)

UCXもイコライザー出来るのかな?(音はUFXの方が良いらしいから選択肢には入らないが)

どなたかお持ちの方がいたらどんな機能か教えてください。


げっ!!しかも、

Direct USB Recording

The Fireface UFX can record and playback up to 60 channels of audio via the USB port on the front panel. This functionality is provided by the internal DSP and is therefore independent from a Windows or Mac computer connected via USB or FireWire.

だって。。。これってSDトランスポート要らないって事??

まずはお金を貯めるか。。。3極管はしばらくお預けかな。。。


  1. 2013/05/22(水) 01:11:26|
  2. FireFace
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プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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