FC2ブログ

Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

パッシブクロスオーバー

下記、夜になってヘッドホンで聞いてみたが、全く駄目だった。

10KΩの抵抗がシリーズに入ったせいか、低音の力感も無く中音の瑞々しさも無い音になってしまった。スピーカーでの音も瑞々しさが無いように感じた。残念だ。。。もっとCRをアンプに近い方に置いた方が良かったかなー。。。くそー。バッファーが入っていないので駆動力が弱いんだよね。(バッファを入れればそれはそれで音が悪くなるし。。。)

多分駄目だと思うが、念のため一晩エージングして再度聞いてみよう。
本当にクロスオーバーは難しい。何かが入ると何かが失われる。ギリギリの攻防だね。。。

block15.gif

低域用アンプにローパスフィルターを入れた。
まあまあ繋がりは良いようだ。もう少し聞き込んでから評価しよう。


  1. 2012/03/31(土) 19:13:25|
  2. クロスオーバー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

システム設計のノウハウ

Muse

オーディオを本気でいじっていると、簡単なことが意外に判らなくて悩んでしまうことが多かったなー。例えば、

(1)聴感上のS/N比をどうやって上げるか?(最適なゲイン配分)
   (高能率ホーンスピーカーから”シャー”というノイズは消せないのか?)
(2)音を良くする=不要な経路を取り除く又は短くする という当たり前のことが何故出来ない?
   (なぜバッファ回路がどんどん増える?)
(3)音を悪くするノイズはどこから来るのか?
   (GNDを安定させるとは?)

これらが理解できるまでに随分時間がかかったなー。。。
今思えば馬鹿みたいだが。。。


  1. 2012/03/30(金) 22:01:01|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

スピーカーケーブルその後(今のシステム図)

block14.gif

VRS800

低域用アンプをB-5に変え、スピーカーケーブルをM Series 2.4S LimitedEdtionにして聞いていたら、ある時何故か音が凄く良く聞こえる時が有った。女性ボーカルがいい感じに張り出して色っぽくなっていた。不思議に思って調べてみると、配線が間違っていてヘッドホンで聞く時の配線になっており、チャンネルデバイダーが外れていた。

今まで、低域はハイカットしないとうるさい感じがあって、チャンネルデバイダーを使っていたのだけれど、B-5とこのケーブルにしたら余計な音が出なくなってチャンデバが要らなくなったようだ。

元々、このスピーカーの低音ホーンはフォールデッドタイプなのであまり高域は出ないのだけれど、今度こそチャンデバをはずすことが出来そうだ。

クロスオーバーは-6dB/Octでないと上手く繋がらないとしばしば聞くが、こういうことなのかなと思った。いろいろな意味でチャンデバは難しいよね。

段々にシステムがシンプルになっていくのがうれしい。あとは少しだけハイカットのコンデンサを入れてHighとLowのレベルを微調整出来る様にしてやれば良い。どうやるかなー。

  1. 2012/03/29(木) 10:20:19|
  2. ケーブルなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ケーブル終端モニター法の接続法

cable-7.jpg

cable-9.gif

ケーブル終端モニター法の接続図です。
我が家ではスピーカー接続にはバナナプラグをベースにしているので、こういったケーブル接続アダプタを使っています。

注意点として

(1)終端抵抗はトータル5Ωで、4:1に分圧するのが良いです。(一般的パワーアンプの場合)
(2)終端抵抗はモニター的な高忠実度の音質のものを使ってください。
   例えば、シンコーのTAF(海神無線扱い)やアムトランス製ARMAなど。
   詳しくはこちらを見てください。  抵抗の音質評価
   DALEの無誘導巻き線抵抗などは向きません。一般の金属皮膜抵抗などは論外です。
(3)パワーアンプも音質の差が判りやすいように、モニター的な音質のものを選んでください。
   お勧めは、YAMAHAのB-5です。穏やかな音質のものは向きません。

ケーブルを経由して終端抵抗を繋いで聞いた場合と、直接終端抵抗をアンプに繋いだ場合で聞き比べてください。差が歴然と判るはずです。この方法だと夜中でも大音量で評価できるので、評価がしやすいと思います。(昼間でもあまり大音量が出せないご家庭が多いでしょうから。。。)

ケーブルの先端で信号をグランドにショートしないようくれぐれも気をつけてください。アンプが壊れます。。。


  1. 2012/03/25(日) 15:15:14|
  2. ケーブルなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ケーブル終端モニター法: その3(ベルデンのプロ用ケーブル)

低音用に手配したM Series 2.4S LimitedEdtionが来たので早速ウーハーとの接続に使ってみた。

cable-6.jpg

このケーブルにしたら凄く低音の歯切れが良くなった。いまB-4が不調なのでB-5を低音用に使っているので、イマイチ低音の歯切れが良くなかったのだけれど、これならB-5を低音用として使えるね。

音質の差が凄かったので、今まで使っていたケーブル(下の写真:ベルデンのプロ用ケーブル)を”ケーブル終端モニター法”で評価してみた。

cable-5.jpg

結果は歴然。ベルデンのケーブルは高音や中音は曇り無く良い感じなのだが、低音はトローンとした音だった。これでは低音用には駄目だね。意外だった。太いので低音は良いのかと思っていた。見た目ではわからないねー。ケーブル屋さんが、”良いケーブルは帯域による時間遅延が無い”ということを言っているけど、こういう事を言っているのかなー?

”ケーブル終端モニター法”はスピーカーケーブル評価にかなり使えるね。自信を深めた。


  1. 2012/03/24(土) 23:06:26|
  2. ケーブルなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

ケーブル終端モニター法:その2

cable-3.jpg

cable-4.jpg

もう一本スピーカーケーブルがあったので、”ケーブル終端モニター法”で評価してみた。

TRANSPARENTのMUSIC WAVE PLUSというケーブル。
このケーブルは音全体に薄ーく靄を張ったような感じの音。XP・HPほどではないが全帯域で少し音を穏やかにする。

再度、カルダスのCROSSも聞いてみたが、やはり中音は綺麗だが高域はアタックが弱くなり、低域はモヤッとした感じ。

やはり、M Series 2.4S LimitedEdtion の凄さが際立つ結果。
この評価法もかなり正しい感じがしてきた。

M Series 2.4S LimitedEdtionとスピーカーはかなり馴染んで来たようで、少し気になっていた”穏やかに聞こえる”から”正確に聞こえる”に変わってきた感じがする。ケーブルのエージングというのもあるかもしれないが、スピーカー自体が強力に制動されることに馴染んで来たのではないかと思う。このケーブルはほとんど無いに等しいから、スピーカーのすぐ脇にアンプが在って強力に駆動しているのと同じだ。

M Series 2.4S LimitedEdtionは大変気に入ったので、低音用にもう1ペア買った。この性能で送料込み6500円は超安いと思う。当面このケーブルで問題ないでしょう。何しろ存在しない様に感じさせてくれるケーブルだから。

B-5-6.jpg

それにしても、B-5で聞くヘッドホンの音は本当に凄い。細部まで聞き取れるのに音のハーモニーが壊れない。奇跡の音だと思う。このスピーカーケーブル評価法もB-5あればこそ正確な判断が出来る。


  1. 2012/03/23(金) 21:46:17|
  2. ケーブルなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

スピーカーケーブルの評価: MonsterCable M Series 2.4S LimitedEdtion

2台の素晴らしいアンプが手元に在るので、その使いこなしをブラッシュアップしたい。まずその使いこなしを確立しないと、これ以上良いアンプを手に入れても宝の持ち腐れになってしまうでしょう。

まだ余り手をつけていないスピーカーケーブルについての実験を始めた。

cable-2.jpg

最近、オークションに MonsterCable の M Series 2.4S LimitedEdtion が大量に流れていて、安く買えるので買ってみた。

写真の黒くて太いのがそれ。外観は素晴らしく太くて惚れ惚れする。まあまあ柔軟性もあり扱いやすい。定価は2Mペアで数十万円の高級品のようだ。代理店である某O社から訳あって流れているようだ。

今までは、カルダスのCROSS(青いの)を使っていた。これも結構良い物だと思っている。随分太い物だと思っていたが、M Series 2.4S に比べると細く見える。

スピーカーに繋いで両者を比較してみると正直どっちが良いのか良く判らない。CROSSの方が中音が綺麗な様な感じもした。ちょっとガッカリ??

そこで、
スピーカーケーブルを簡単確実に評価する良い方法はないものかと考えてみた。思いついたのが、スピーカーケーブル(約2M)の先に分圧抵抗(5Ω)とヘッドホンを繋いでみる方法。要するにアンプの2M先に在る分圧抵抗のところの音をヘッドホンでモニターすることになる。これなら夜中でも邪魔されずに大音量で評価することが出来る。

ケーブルは3種類。(ヘッドホンアンプはB-5)

(1)MonsterCable のXP・HP
   安物代表として写真の白っぽく写っているやつで2線並行型銅線の一般的なもの。
   300円/M程度。外皮は貧弱だが銅線はかなり太い物。
(2)カルダスのCROSS(青いやつ:本物かどうかは?)
(3)Monster Cable M Series 2.4S(黒いやつ:これは本物でしょう)

結果は歴然。

M Series 2.4Sがダントツ良い。アンプに直接ヘッドホン(分圧抵抗)を繋いだ時と全く変わらない音が2M先のケーブルのところで聴けた。すごい!これならスピーカーとアンプを直結したような感じだ。

XP・HPは低音も高音もゆるい音。アタックが減衰し、メリハリの無いまったくつまらない音。これはスピーカーで聞いたときと同じ印象だ。

CROSSはその中間という感じ。綺麗ではあるが、アタック音が減衰している。中音には張りがあり聞いた感じは聴きやすく、ある意味良い音ではある。

スピーカーに繋いだ時と同等のケーブル評価ではないかもしれないが、一つの尺度になると思う。このテストで良かったからスピーカーが良く鳴るかどうかは判らないが、このテストで駄目なケーブルは駄目でしょう。

”アンプ+ケーブル+スピーカー”をうまくマッチングさせないと、トータルで良い音にならないね。ケーブルもエージングが必要だと思うので、しばらく鳴らしこんでからまたいろいろテストしてみよう。


  1. 2012/03/22(木) 23:43:09|
  2. ケーブルなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

空気の伝達特性(B-5とB-2Xの音の違いについての考察)

air.gif

B-5とB-2Xの音の違いをスピーカーで聞いてみて思い浮かべたことがある。

いままでずっとヘッドホンで聞いた音にスピーカーの音を近づけようと努力していて、最近やっと良い線まで来たと思っているが、そもそもヘッドホンとスピーカーでは鳴らし方の根本が違うのかも知れないと思い始めた。

Pass Lab のネルソンパス氏が、Aleph3の商品説明の中でこのようなことを言っている。

詳しくは下記のマニュアルを見ていただくとして、その一部の抜粋。

シングルエンド駆動のA級FETアンプの特性が空気の音波伝達特性を考えると好ましいということを言っている。
(説明が逆のような気もするが、とにかく空気がスピーカー駆動されると非線形であるという事に注目したい)

ヘッドホンではB-5が良くて、スピーカーではB-2Xが良く聞こえた理由はこれが原因か?

B-2Xはスピーカー駆動で音が良くなるように、FET特性を近似して作ってあるのかもしれない。

  Aleph3マニュアル

" Fig. 1 shows the single ended nature of air. We can push on it and raise the pressure an arbitrary amount, but we cannot pull on it. We can only let it relax and fill a space as it will; the pressure will never go below "0". As we push on air, the increase in pressure is greater than the corresponding decrease when we allow air to expand. This means that for a given motion of a diaphragm acting on air, the positive pressure perturbations will be slightly greater than the negative. From this we see that air is phase sensitive.

A very important consideration in attempting to create an amplifier with a natural characteristic is the selection of the gain devices. A single ended Class A topology is appropriate, and we want a characteristic where the positive amplitude is very, very slightly greater than the negative. For a current gain device, that would mean gain that smoothly increases with current, and for a tube or field effect device a transconductance that smoothly increases with current. "
  1. 2012/03/21(水) 13:17:55|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

YAMAHA B-5 vs B-2X 音の比較

B-5-1

B-2X

B-2Xにヘッドホンも繋げるようになったので、本格的にB-5とB-2Xの音の比較をしてみた。

まずは、ヘッドホンでの比較。

B-5は超高解像度で広帯域、高ダイナミックレンジという感じの音で、HiFiの王者という感じ。微細な音まではっきり聞かせるが、決してうるささや過剰な広帯域感はない。今まで聞いたアンプの中で最高レベル。思わず聞き入ってしまうほど音楽の雰囲気とディテールをうまく聞かせてくれる。

一方、驚いたことにB-2Xはダイナミックさや広帯域感、低音の駆動力もあるが、繊細さや綺麗さを合わせ持った音だ。まるでFETアンプのような音の繊細さや綺麗さも併せ持つ。トランジスタアンプとFETアンプの中間的な感じか。

傾向は違うがどちらもとても魅力的。”モニター的”という観点でいうとB-5の方が優れている感じがするが、B-2Xは音楽を気持ち良く聞かせる音の綺麗さがある。

ところが、スピーカーに接続するとイメージが変わる。

B-5はダイナミックレンジも空間表現も素晴らしいし、音の分解能が素晴らしい。ボーカルやホーンもONな感じで実在感が有る。低域駆動力も良い。かなりハイレベル。だが、分離が良すぎてもう少し色気が欲しい感じ。ホーンスピーカーとの相性も有るのかも知れない。

一方、B-2Xはダイナミックさも緻密さも広帯域感も充分で、空間表現が素晴らしい。かつボーカリストやホーンがそこにいるような生々しさを感じさせる。綺麗な音でボーカルがなまめかしく、心地良さ抜群。

スピーカーで聞くとB-2Xの方がHiFiな感じに聞こえ、スピーカー駆動力の高さを感じさせる。

”HiFi”とは何なのか考えさせられた。

YAMAHAがB-2Xという名前を冠した理由がわかった。高名なV-FETアンプのB-2の繊細な音を超えるアンプを作ろうという意味で、B-2X(恐らくExtreamの意味)と名付けたのだろう。狙いどうりの繊細で駆動力のある音になっていると思う。

私の結論は、ヘッドホンで高ダイナミックレンジ+高分解能で聞きたい時はB-5を使う、スピーカーを心地良くHiFiに鳴らすならB-2Xを使う。

インレット化して電源ケーブルとのマッチングを取ったB-5とB-2Xはすごい音を聞かせてくれる。どちらも私の宝物になった。


  1. 2012/03/20(火) 19:14:25|
  2. アンプ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

祝!60000アクセス



ありがたいことに60000アクセスを達成。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
今後も独断と偏見で書いていく所存です。
これからもよろしくお願いいたします。

Cocoパパ


  1. 2012/03/19(月) 23:04:15|
  2. その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ヘッドホンのバランス駆動化完成!

HEADPHONE-2.jpg

HEADPHONE-3.jpg

意を決して、ヘッドホンのケーブルをカットした。

思ったとうり、このヘッドホンはプラグのところまで左右のスピーカーユニットのプラスマイナスの信号線がそのまま別個に来ていた。これならパワーアンプにバランス接続できる。早速パワーアンプに繋げるように分圧抵抗とバナナプラグを接続。これでB-2Xにもヘッドホンが繋げる。うれしい!

B-2Xはいわゆるバランス駆動とはちょっと違うけれど、これで左右のチャンネルを完全に分離接続することが出来る。SANSUIのB-230Xシリーズなどに繋ぐと本当にバランス駆動が出来て楽しいと思う。

どういう音が聞けるか、B-2XとB-5との比較が楽しみ。音のリポートは良く聞き込んでからにする。

  1. 2012/03/19(月) 20:17:49|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

極太電源ケーブルラインナップとアンプとの組み合わせ

Power-cable.jpg

極太電源ケーブルラインナップ。
左から右に行くに従って明るい音からマイルドな音になっていく。一番左が一番元気な音。

左から、

  XLO社 Reference2
  Monster Cable社  PowerLine400
  CCI社  Royal
  Linn社  K800

XLO社のReference2はすごく明るく元気な音で、プラグも銀色メッキなのでより明るい音の傾向になっている。(今は、少し明るさを抑えるために非メッキのソナーのプラグに変更した)一般的には明るすぎる音だと思うが、B-2Xは繊細で柔らかい音なので、これと組み合わせるとちょうど良い。

Monster社のPowerLine400は、ほどほどに元気な音で標準的な音だ。B-4に使っている。低音も締りがあって良い。一本だけ選ぶなら私はこれを選ぶ。

CCI社のRoyalは少し抑え目な音で標準的な音だ。低音の締まりもよい。

Linn社のK800は、全体に抑え目な音でB-5に使っている。B-5はかなりはっきりくっきり系の音なので、この組み合わせだと音に色気が出てちょうど良い。アンプの個性がかなり幅広く展開しているので、それを補正する電源ケーブルもバリエーションが必要だ。一本だけベストの物を選ぶということは不可能だと思う。

高いのを一本買うより、こういうバリエーションを揃えるのも良いのではないか。どれも4000円~5000円で購入できる。


  1. 2012/03/18(日) 14:16:50|
  2. ケーブルなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

B-5のメンテナンスが完了

B-5-6.jpg

B-5-4.jpg

B-5-7.jpg

B-5のメンテナンス完了。内部清掃、インレット化とスピーカー端子の交換、それと若干接触不良があったリレーを分解して清掃と接点復活を行った。リレーの分解は基板から取り外してバラしたのでちょっと時間がかかったが、気になっていた高音の荒さも取れ、気持ちよい音になった。リレーが接触不良を起こしていて音の荒さが気になるようなアンプは、接点の清掃が必須だねー。実感した。(音に荒さが無く接触不良が無ければ、リレーは自己摺動で接点を磨くので多分問題ないので無理に清掃する必要は無いと思うが)

このスピーカー端子は最近愛用しているがお勧めだ。小型だが4mmくらいの電線は挿入出来るしバナナプラグも根元まで気持ちよく入る。機器側の線材の固定がネジ止めなのも好感触。まったく無駄の無い大きさ。大きければ良いと言う考えを根底から覆してくれる。しかもトモカで2個450円と激安だ。

今回はボリュームは問題なし。これで完璧になった。S/Nも良く、変なノイズもない。

B-5は、素晴らしくうまいメカ設計で意外に小さい感じ。重さもそれほど重くは無い。20Kgくらいだ。扱いやすいサイズ。

デザイン的にはB-4やB-2Xと比べるとイマイチだよねー。機能優先な感じが顔に出ている。あまり人気無いのはそのせいか?オークションで安く売ってるからお得な感じするけどねー。

さて肝心の音は、
実にダイナミックで深みのある音に変貌。良い音だねー。分解能がものすごく、ディテールまではっきりくっきり聞かせてくれる。ヘッドホンでもスピーカーでも駆動力抜群。きれいな音でかつダイナミック。広帯域だがうるさく無い。ボーカルやホーンがオンな感じで実在感たっぷり。かつホールトーンなどの空間表現も素晴らしい。ShelbyLynnが今迄で一番楽しく聞ける。

ほとんど難点は感じられない。クラシックもきれいな音でディテールまで聞きとれる。Brendelのピアノや弦の音がきれいに分離して聞こえるが、決してうるさくはならずにきれいな音だ。雰囲気で聞くならもう少しあいまいな音でも良いのかもしれないが、これはこれでありだと思う。超ディテールまでをきれいな音で聞くクラシック。

大事なアンプの一つになった。トランジスタアンプの最高峰の一つだと思う。B-2Xとの対決が楽しみだ。ドキドキするね。この頃のYAMAHAはすごい!

こんなアンプ達が3~5万円で手に入るなんて信じられない。
  1. 2012/03/17(土) 17:41:40|
  2. アンプ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

B-2Xにヘッドホンを繋ぐ方法を思いついた。

B-2X-7.gif

HEADPHONE.jpg

B-2Xは特殊な駆動方式(上の図のようになっている。しかも完全ツインモノ構成:電源が左右別個)なので、スピーカーに対して左右共通のグランドという物が無く、マイナス側をコモンにすることができない。なので、ヘッドホンを繋ぐのを諦めていたのだが、ふと思いついたのだが繋ぐことができそうだ。

下の写真のように、このヘッドホンは恐らく2個のヘッドユニットからの2本ずつの線をそのままプラグまで引っ張っていて、プラグのところでグランド側を一本にしているのだろう。だとすれば、プラグを切って左右で各二本ずつの線を直接B-2Xに繋げば問題ない。

ヘッドホンのバランス駆動に近い感じになる。

B-2Xはスピーカー駆動では大変良い音で鳴ってくれているが、ヘッドホンでどういう音が聞けるか楽しみが増えた。


  1. 2012/03/16(金) 23:04:17|
  2. システム解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

B-5が来た。

B-5-1

B-5-2.jpg

B-5-3.jpg

B-5が来た。回路的にはオーディオの歴史的に見て素晴らしい内容だと思うし、良く考えられた素敵な内部構造だ。少し汚れはあるが程度は良さそう。ワンオーナー品なので改造など無く安心できる。丁寧に使われていた物だ。

まず聞いてみたところ、キンキンした音で少し手入れが要りそうだった。
そこで、まずACプラグをHubbelに交換して、端子に接点復活剤を塗ったところだいぶ良くなった。
なかなか広帯域で、分離も良く、シッカリした音で期待できそうな感じだが、B-4と比べると現状では音の分離は良さそうだが、低域が弱く高域がにぎやか過ぎる感じ。

スピーカー端子はB-4と同じで、”ほそーーーい線”しか入らない最悪の物。

低域のレベルや高域の荒さを考えると、インレット化する必要があるね、スピーカー端子も交換しよう。
週末のお仕事だ!


  1. 2012/03/15(木) 21:30:51|
  2. アンプ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

FC2カウンター

カテゴリ

DMX(デジタルミキサー) (46)
システム解説 (357)
アンプ (150)
真空管アンプ (112)
クロスオーバー (61)
スピーカー (89)
ノウハウの集大成 (37)
ポリシー (38)
電源回路/アイソレーション (66)
音の比較/技術解説 (45)
Voyage (23)
ケーブルなど (28)
その他 (43)
音楽ソース (15)
SDトランスポート (31)
再生ソフトなど (12)
ジッターについて (42)
アナログ (6)
独言 (5)
蓄音機 (6)
周波数特性測定 (8)
車 (2)
未分類 (19)
企画倒れシリーズ (2)
FireFace (9)
DAC (139)
直感アンプ塾 (28)
ヘッドホン (25)
ネットオーディオ (91)
クロック (48)

最新コメント

月別アーカイブ

QRコード

QRコード