
ずっと以前から課題だったスピーカーのマルチ駆動の時のパッシブプリが完成。これでプロ用機材との接続性も完全で、音的にも操作性的にも悩みが減る。
ライントランスのエージング中。期待どうり耳に心地よい音になり、シンバルやバイオリンなど高音が素敵にきれいな音になった。超重低音が若干弱くなったような気はする。
周波数帯域の広さには不満は無いが、今のままだと少し穏やか過ぎる感じだが、数時間のエージングでボーカルなどにメリハリも出てきたので、数日エージングすればもっと良い感じになるだろう。期待できる。
やっぱり私はトランスの音が好きだなー。アタックが同じように強烈でもトランスの方が優しく強い感じがする。次は真空管アンプに走るか?
- 2012/04/30(月) 23:53:08|
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基本配置と外部配線が出来た。あとは内部配線だけ。もう少しだ。音が楽しみ。
いつもの様に余裕の配置。トランスはマジックテープでフローティング固定。信号の接続にコネクタを入れたくなかったので、ケーブルは全てピッグテールで出した。(リアパネルのスペースの問題も解決できる)
スピーカープロセッサの4ch出力の音がどうなるか楽しみだ。パワーアンプとの電圧レベルもきちんと合うので、きっと良くなると思う。DCX2496を使っている人も同じような問題を抱えているのだが、皆さん抵抗で分圧されているようですね。このトランスの音が良ければこの方式のほうが良いはず。
プロ用機器は+4dBで、一般オーディオは-10dB。レベル差は14dBもある。このトランスは-12dB(1/4)なので、ほぼその差を吸収してくれる。バランス駆動出力をトランスで受けるので、その特性も生かせるし、デジタル処理のオーバーサンプリングノイズの低減やグランドの分離効果もあるんでしょう。ライントランスはありきたりのバッファアンプよりずっと良いと思う。
ライントランスを入れると音が濃厚になるような感じがして好きだ。牧場で飲む牛乳のような。
- 2012/04/30(月) 01:15:37|
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ライントランス:タムラ TD-2を入手。大きさも手頃だし、ずっしり重く良い感じ。BTS規格の放送業務用で、特性もバッチリで文句無し。型番から考えても歴史のあるトランスの様だ。音が楽しみ。
ケーブルや他の部品も手に入れて、東急ハンズでケース製作中。
このパッシブプリが出来れば、プロ用機器のバランスの+4dBの信号がキチンと受けられる。いろいろなプロ用機器を試してみたい。ミキサーなどの実力も知りたい。
連休のお楽しみ。
- 2012/04/29(日) 12:29:06|
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今、一番の課題が何かを考えた結果、スピーカープロセッサの出力にライントランスと操作し易いマスターボリュームを入れる事だという結論になった。
ライントランスの無いD/Aの音は無駄に尖った音に聞こえ、長時間楽しめない。フルデジタルクロスオーバーは完成したので、いまシステムに一番重要なのは耳に心地よい音の追求と操作性だ。まず、それを改善してから次を考えよう。
4CHライントランス+マスターボリュームの有るパッシブプリを作ろう。
トランスは、タムラのTD-2が特性も良く、大きさも手頃で良さそうだ。4:1の電圧比でバランス駆動出来るので理想的だ。1個8000円くらいだから結構コストがかかるが仕方ない。Plitronが買えたらベストだが一個2万5千円は無理だ。
他の何よりも音質改善してくれると思う。ライントランスは、音の密度を上げてくれる感じがする。
- 2012/04/28(土) 12:54:31|
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クロスオーバーに使えるデジタルミキサーは上図のように、バスより出力側にイコライザーが入っていないといけない。調べてみると意外に少なくて、YAMAHAだと 01V96シリーズや03Dシリーズなどに限られるようだ。02RシリーズはNG。何故そういう違いがあるのかは私は専門で無いので不明です。
上図の物だとAUX4chとステレオアウト2chを使えば最大6chまでのクロスオーバーが出来るはずだ。フェーダーが別になっちゃうので使いやすいかどうかは?? AUXだけで4chにした方が無難か?
- 2012/04/27(金) 00:21:50|
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(1)~(3)は実験済み。次は(5)~(7)に興味がある。今後の目標だね。
(5)、(6)のデジタルミキサーに興味がある理由は、デジタル的に便利な感じがするから。便利さは(7)より上だね。もしかしたらこれが最高のPCオーディオかもしれない。
色々な機器が容易に繋げる
大きなフェーダーがあり操作が容易で、モーター駆動もできる
シーンメモリーがあり、接続する機械に合わせたセッティングを記憶できる
音楽制作用のプロ用機器の実力を知りたい(DAWとの連携)
(7)に興味がある理由は、PC中心のフルデジタルでASIOを使うので、未来的な感じがするから。
まずは(5)、(6)から試してみたくなった。
- 2012/04/25(水) 23:12:26|
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これを使えばASIOの多出力に対応したI2S出力が最大8ch分得られる。
exaU2I USB to I2S Interface上の写真やブロック図を見ると、確かに4本(8ch)のI2S信号が出ている。割とシンプルでわかりやすそうな構成だ。これはかなりのクリーンヒットだね。これがあれば、FrieveAudio(Foobar)を使ってフルデジタルのクロスオーバーがPCのみで(スピーカープロセッサ無しで)できる。$430で売られている。(送料込みで$500くらい。結構痛いねー。。。)
う~~ん。悩むなー。D/A基板は2枚(4ch分)在るし電源も問題ないから、これさえあれば動くはず。。。最大の難関はオーディオ信号の配線か。。。(たいした問題ではないねー。。。)
だが、少し工作は疲れたので休憩したい気もするし。。。とりあえず解決策は見つかった。
まあちょっと休憩しよう。

- 2012/04/24(火) 21:54:08|
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完全にスピーカー系とヘッドホン系で分離された。
ヘッドホンで聞く分には今までのシステムの方が音が良い。I2Sのおかげかライントランスのおかげか電源が強力なおかげか、耳に心地よい。
スピーカープロセッサとしてWZ-DM35の出来は最高だと思う。音質で比肩出来る可能性が有るのはYAMAHAのSP2060かデジタルミキサーの01V96iくらいだろう。
出来るものなら、自作D/Aとマルチ出力ASIOによるPCクロスオーバーシステムに統合したいけど、当面はこれがベストな状態かな。あくまでも段階的なシステムですね。
- 2012/04/24(火) 21:30:10|
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Winampでリサンプリングすること自体は、AudioBurstFXSystemというプラグインソフトで出来たんだけど、またもや問題が、、、

なぜかDRMのかかった音楽ソフトのボリューム調整が出来ない。。。DRMの無い曲は問題なくボリュームが効くのに。。。ボリュームが下がらないと曲によってはWZ-DM35が歪んじゃうんだよ。こういう時は、フルデジタルは困っちゃうねー。
かといってFrieveAudioやFoobarではDRMの音楽は聴けないし。。。
DRMの解除も最近はWindowsのほうで対策してあるようでなかなか出来ないみたいだし。困ったもんだ。。。
私はちゃんとお金を払って曲を買っているのになんでこんな惨めな思いをしなくてはいけないの?
- 2012/04/23(月) 23:56:22|
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WZ-DM35にはAES/EBU(プロ用のSPDIF)入力があるので、HiFaceEvoからの出力を繋いでみた。WZ-DM35のAES/EBUは48KHzの信号しか受け付けないことがわかったので、リサンプリング機能のある”FrieveAudio”を音楽プレーヤーとして使った。
あっさりときれいな音で鳴り出した。これでクロスオーバーも含めて最終段のD/Aコンバータまでをフルデジタル化することが出来た。これで我が家のシステム改造も一つのレベルを超えたね。
当たり前だが、WZ-DM35をアナログ入力で使うよりデジタル入力で使った方が音が良かった。
(1)S/Nが良くなり、静寂感が上がった。
(2)アナログ入力よりも細部が聞き取れるし、曇りの無い綺麗な音だ。
(3)音の粒立ちが良く、Enyaの音が気絶しそうなくらいきれいだ。ブレンデルのピアノもすばらしく美しい。
(4)何よりクロスオーバーまで含めてフルデジタルなのがうれしい。
(5)音楽プレーヤーが制約されるのが困ったな。Winampで出来ないものか?
(6)FrieveAudioの高機能には感心する。使い勝手がもう少しよければ最高!
なんだかあっさり出来てしまったので、拍子抜けしてしまった感じ。次に何をやるか。
こういうシステムが自作できるといいんだけどねー。。。ASIOに(ASIO4ALLではなく本当の多出力のASIOに)対応したドライバーのあるUSB-DAIチップがあれば、FrieveAudioを使ってフルデジタルのクロスオーバーがPCのみで(スピーカープロセッサ無しで)できるんだけどね。次の大きな目標はこれだなー。。。(かなりハードル高い)
HiFaceがASIOに対応したマルチ出力のD/D(I2Sが複数出た)を出してくれれば良いんだよね。
それか、YAMAHAのデジタルミキサー01V96iを買うかだ。(24万円くらい)USBで繋がってオーディオインターフェースにもなり、ASIO多出力やデジタルレコーディングも出来る優れもの。最近は音楽制作の機材の方が進んでいるし値段もそれほど高くない。。。各出力に4WAY(バンド)のイコライザーを持っているので、クロスオーバーにもなれる。完璧なデジタルプリアンプだ。オーディオ業界もっとがんばってよ。。。
YAMAHA 01V96iマスターボリュームもあるし、それや色々な設定がPCから操作できるんだよ! 次世代のPCオーディオの方向性を示していると思うなー。 次に買いたい物はこれだね。ちょっと個人で買うには値段が高いけど。。。そそられる!YAMAHAさん貸してくれないかなー?

- 2012/04/22(日) 21:19:23|
- クロスオーバー
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WZ-DM35でいろいろクロスオーバーの実験をしてみた。クロス 200Hzで、6dB,12dB,24dB/OCTをまずやってみたが、6dBは比較的良かったが、それ以上だと繋がらない感じだ。二つのスピーカーが鳴っている様な感じ。
そこで、いろいろカーブを変えてやってみた。

上図のようなクロスオーバーカーブが良い。
要点は、
(1)2つのスピーカーの音が徐々に交じり合うように、なだらかに繋げる
(2)減衰率は一定ではなく、徐々に大きくしていく
(3)クロスオーバー周波数から3オクターブの範囲が重要
こういうカーブにすると、二つのスピーカーの音がよく馴染む。特にウッドベースと女性ボーカルが凄く良くなった。これらの音は、低域から高域までの成分を広く含むからでしょう。考えてみると、一つの音源の音を途中の周波数でぶった切ったら、いい音になるはずないよね。
特に我が家の様なホーンスピーカーは、それ自体にカットオフが有って、強力に減衰するから余計になだらかにする必要があるのでしょう。帯域の広いコーン型などでは少し違うかもしれませんが。
このような柔軟なクロスオーバーをするには、どうしてもデジタル式になってしまうね。
- 2012/04/21(土) 21:08:24|
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オーディオに数百万円もかけられる人は別にして、私のような人間にとって高音質オーディオを得るのに重要なポリシーは、
”無い方が良い物は入れない”だと思う。中途半端な物を入れても音が悪くなることはあっても良くなることは無い。多少不便でも、いかに物を減らして、必要かつ素性の良い物だけを残して音を良くするかだ。
いくらマルチチャンネルステレオが理論的に良いとは言っても、それを実現するチャンデバのレベルが低かったらシステム全体のレベルはそのレベルになってしまう。
なので今まで、クロスオーバーの高域側のハイパスフィルターは、コンデンサー1個の方式にこだわっていたのだが、WZ-DM35はこのハードルを越えてくれた初めてのエフェクターだった。
あとは、いかにWZ-DM35の豊富な機能を生かして、スピーカーにベストマッチな設定を探して良い音を得るかだ。
- 2012/04/21(土) 00:20:51|
- ポリシー
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WZ-DM35とパワーアンプを繋ぐケーブルの途中にマスターボリュームを設置。見てくれはともかくこれが一番音質劣化が無い。(コネクターを2個入れるのは絶対にしたくない)
さすがにこのレベルのアルプスのボリュームは最高だ。音は文句なし。YAMAHAのパワーアンプの入力ボリュームは超安物なので、絶対に絞ってはいけない。(ONKYOのM509はアルプスの高級ボリュームだったが)
駆動インピーダンスは150Ω以下なのでボリュームは2KΩでちょうど良い感じ。インピーダンスが低いので落ち着いたきれいな音だ。願わくはライントランスにするともっと良いだろうが、とりあえずは大満足のレベル。

予想外にWZ-DM35の音が良かったので、システム構成を変更。
マスターボリュームを挿入してスピーカーで音を聞いてみたが、すばらしい。WZ-DM35はスピーカープロセッサとしては珠玉の出来だろう。こんなに音の劣化のないエフェクターは初めてだ。クロスオーバーの設定をいろいろいじって楽しめる。
ベーリンガーの機材は色々使ってみたが、機能的には素晴らしくて感心するのだが、音を聞くとどれも手元に置いておく気にはなれなかった。
WZ-DM35の良い点、残念な点を列挙すると、
良い点
(1)音が素晴らしい
(2)フィルターやイコライザーが豊富(工夫次第)
(3)必要十分な機能で、扱いや設定も簡単(設定メモリーも簡単)
(4)処理ブロック図も液晶で見れる。設定中のブロックがどこかすぐわかる。
(5)信号レベルも液晶で見れる
(6)ミューティング機能もあり電源投入も安心
(7)部品もしっかりしていて、所有する喜びがある
残念な点
(1)出力が4ch
(2)内部が48KHz(問題はないが)
(3)グラフィックイコライザーがマスターchのみに適応
(4)一般オーディオに繋ぐには出力レベルの降圧が必要
- 2012/04/20(金) 21:01:11|
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WZ-DM35には、上図のように多くのイコライザやフィルタの機能があり、これらを使ってクロスオーバーを実現できる。ただ、残念なことにグラフィックイコライザーはマスターチャンネル(つまり2つの入力)にのみ適応可能で、4つの出力チャンネルにはフィルターとパラメトリックイコライザーのみが適応できる。
幸い、パラメトリックイコライザーにもSHL、SHHの機能があるので、なだらかな減衰はこの機能で実現でき、急峻な減衰はフィルターで実現できる。これにより、今回の目的の-6dB/Octの減衰と-24dB/Octの減衰、なだらかなピーク/ディップを作ったりを、各出力チャンネルごとに同時に設定することが出来る。
すばらしく豊富な機能だ。1台のWZ-DM35で、2WAYステレオの理想的なクロスオーバーが実現できることがわかった。
4連ボリュームも届いた。

重量感もあってよい感じ。
- 2012/04/19(木) 20:19:16|
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業務用オーディオ機器と一般オーディオ機器との信号レベル差を吸収するため、パワーアンプの入力ボリュームを絞って【音が悪くなるのであまりやりたくないのだが】、WZ-DM35の音をじっくりヘッドホンで聞き込んでみた。
実に素晴らしい音だ。完全フラットでゲイン無しの状態で、パッシブプリから直にパワーアンプに繋ぐ場合とWZ-DM35を通す場合で聞き比べてみたがほとんど差を感じない。FourPlayのアタックの鋭い音も、クラシックの弦の音の綺麗さやなまめかしさも差を感じない。むしろ良くなったのではないかと思う部分もある。こういったエフェクターを通すと、大抵の場合どこかの音が欠落するか、汚くなる感じがするのだが全くそれを感じない。驚いた。
予想以上の好印象。これなら低域側も高域側もWZ-DM35を通して音を出しても良い感じだ。S/Nが若干悪くなる以外は文句の付け様が無い。
方針変更!! パラメトリックイコライザー機能とチャンネルデバイダー機能を駆使すれば理想的なクロスオーバーが1台のWZ-DM35で実現できそうな気がしてきた。まさにこれが我が家のスピーカープロセッサになりそうだ。しばらくこれで楽しめるね。
WZ-DM35を最大限生かすため【パワーアンプの入力ボリュームは絞りたくない】、4連ボリュームも手配した。音質劣化を極力無くすため、これは半固定感覚でケーブルの途中に付ければ良いと思う。

これ、2100円は安いよね。
- 2012/04/18(水) 21:49:51|
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