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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

色々な実験: 抵抗でアッテネーターを作った。

DACが良くなって、ホーンがとてもきれいな音で鳴っているので、スピーカーを鳴らすことが格段に増えた。なんとも言えずリアルな音場表現で、色々な楽器の音がクッキリ分離して聞こえる。驚きだ。

なので、色々なオーディオ的実験を繰り返している。

その一つがホーンやヘッドホン用のアッテネータ(1/4に分圧)。
今まではトランス式のアッテネーターを常用していたが、抵抗分圧とどっちが良いのか。

何とも言えず不思議な結果だった。写真の様な抵抗式のアッテネーターを作って、MX-1とA3000で使ってどっちが良いのか試した。
結果は、A3000(真空管アンプ)にはトランス式アッテネーター、MX-1(トランジスタアンプ)には抵抗式アッテネーターだった。

ホーンやヘッドホンを美しい音で鳴らすにはA3000+トランス式アッテネーターが深みのある色気のある音でとても良い。クラシックの弦の音が艶めかしい。

一方、MX-1でヘッドホンを鳴らすには抵抗式の方がハッキリクッキリしていてマッチしていた。恐ろしく明瞭なハッキリクッキリした音で、空気感も有りジャズがリアルだ。前者とは対極な感じだがこれも有りだなと思う。ただ、ホーンを鳴らすと色気のない音になってしまうのが残念ではあった。特にクラシックが。。。

今、ホーンが美しい音で鳴っているのは色々な選定(過去の経験則)が積み重なっての事なんだなと再認識。

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MX-1用のヘッドホン分圧抵抗を作った。
トランス式のアッテネーターとどっちが良いのか再確認する意味もある。
抵抗は最高の抵抗:RSN2S。 もうディスコンかもしれないが。。。

IMG-2721.jpg

  1. 2021/01/17(日) 23:05:29|
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トランス式アッテネータ:SA-300 + FPB-350M + ヘッドホン

SA-300 のエージングが進んで、最初少し気になった低音の甘さも取れてきた。

FPB-350M が少し音がタイトかなーとずっと思っていたのだけれど、味わいある音に変身して良かった。
これでシステム全体のバランスが取れた感じだ。



  1. 2017/09/12(火) 22:42:48|
  2. ヘッドホン
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PassのX350 + トランス式アッテネーター

いやー、これも素晴らしいね。

今までX350よりFPB-350Mの方が中高音のきれいさや立体感、空気感は上だと思っていたんだけど、どちらが上とも言い難い感じになった。セパレーションに関してはモノのFPB-350の方が上だけど、それ以外はどちらともいえない感じだ。低域はX350の方が良いかな。

このアッテネーターはアンプの駆動力不足に効果が高いと思われる。フルレンジスピーカーに使っても面白いのではないかな。
ヘッドホンアンプとしてはどっちのアンプが上とも言い難い状況になった。 ホーンを鳴らすのが凄く楽しみだ。

  1. 2017/09/07(木) 21:58:25|
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真空管アンプ+トランス式アッテネーターはどうかな?

いやー、トランス式アッテネーターはエージングが進んでますますよい感じになってきたね。
今まで不足していた音のきれいさと重厚感が出てきて、どんどん気持ち良い音になっていく。

ふと思ったけど、真空管アンプ+トランス式アッテネーターも良いかもね。
駆動力の弱い真空管アンプを補ってくれるかも。。。

今度の週末にでも時間を作ってやってみよう。

またいろいろ妄想が湧いてくるようになってきた。
良かった。楽しみだ。

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  1. 2017/09/05(火) 22:07:32|
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ヘッドホンアンプとして、Accuphase P-600 を試してみる。

ヘッドホンアンプとして、Accuphase P-600 を試してみる。
かなり古い(30年ほど)巨大なパワーアンプで、シングルエンド式だからK812にも繋げる。

幸い状態は良かった。外観は傷もなくキレイ。音も特に問題なし。



いやー、素晴らしいアンプだ。ノビノビしていて低音も歯切れよく豊かで、空気感も素晴らしい。中高音もダイナミック且つきれい。中音がダイナミックなアンプは高音が暴れることが多いのだが、こいつはどちらも素晴らしい。ヘッドホンアンプとして今までで最高だ。

この頃の製品の音をアキュフェーズトーンと言って好みが分れるらしいが、真空管アンプに馴染みのある私の耳には何の違和感もない。むしろ普通のトランジスタアンプが無味無臭(X-350はそっち系)に感じる。最近のアキュフェーズはもっとおとなしい(繊細な)感じらしいが、私はこの方が良いかなー。。。

K812もリケーブルして同じ条件で同じP-600に繋いで比較した。

このアンプに繋いでどっちのヘッドホンを残すかはっきりした。

AH-D7100の方がより伸びしろが大きかった。鳴り方が一段と雄大で繊細になった。

K812は中高音はより明瞭、正確でダイナミック。高音も綺麗。モニター的な高分解能な音。低音の量が少ないので空気感と雄大さ(立体感)は弱い。

どちらをとるかは好みの問題だな。ヘッドホンの差を聞き分けるためにヘッドホンアンプを良くしたのは正解だったと思う。

P-600は負荷抵抗を1Ωまで下げられる。今は2.5Ωでやっているが、明らかに5Ωの時より滑らかになった。いずれ1Ωにチャレンジしてみたい。負荷抵抗値で音がコントロール出来るので、ホーンスピーカーを鳴らすのも楽しみだ。

このアンプとても気に入った。アキュフェーズはまだメンテナンス出来るそうなので、五万円かける価値もあるかもね。



  1. 2016/11/22(火) 13:33:58|
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K812 その後3

やっぱりヘッドホンアンプは大きくて重いパワーアンプに限ると思い、完全バランス型でないパワーアンプ(ちょっと古い高級機種)を物色中。

なんだか本末転倒だ。 

どうせなら今まで聞いたことがないACCUPHASEかMcIntosh を試してみたい。



  1. 2016/11/18(金) 16:30:50|
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K812 その後2

やっぱり単体で考えるとK812の方が良いなー。
曇りが無くて細部まで良く聞こえて、さわやかな感じだ。

問題は、K812を選ぶと我が家には適当なヘッドホンアンプが無いと言う事になる。
(トランジスタアンプはバランス型のアンプしかないので繋げない)
とりあえずはDA-3000のヘッドホン端子かMOTUのヘッドホン端子に繋ぐことになる。

以前に比べると音源側が凄く改善されているので、まあまあの音だが今一歩だなー。。。
良いヘッドホンアンプを手に入れないといけなくなる。困った。。。

K812-4.jpg


  1. 2016/11/06(日) 13:41:29|
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AH-D7100 x B-2102

実は、AH-D7100 x B-2102 の接続をすると完全バランス駆動になっていると言う事に最近まで気が付いていなかった。そのせいか、この組み合わせは素晴らしい音を聞かせてくれる。

b-2102.jpg

B-2102などのアンプは、スピーカー端子はプラスもマイナスもグランドから浮いているので、K812などの左右のユニットのグランドがコモンになっているヘッドホンは繋げない。

PassのX-350も調べたが、スピーカー端子はプラスもマイナスもグランドから浮いていた。
このクラスのアンプは完全バランス駆動の物が多いんだね。

K812がバランス接続が出来ないのが非常に残念だ。ユニットそのものはAH-D7100より良いと思うのだが、残念だ。


  1. 2016/11/03(木) 23:20:39|
  2. ヘッドホン
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K812 その後

うーん、困った。

K812 も AH-D7100も標準のフォーンプラグのケーブルにして、同じアンプで同じ条件で聞き比べてみたが、味わいは違うけどどっちが良いとも言い難い感じだ。

K812は背面開放型であるせいだと思うが、伸び伸びしていて音場が広いが若干雑味がある。少し音場を加工したように聞こえる。

AH-D7100は密閉型のせいだと思うが、若干抑え気味な音だが、その分癖が無く高音などがきれいだ。DENONらしい抑え気味なきれいな音という感じか。

だがどちらもクオリティーは捨てがたい。この状態で聞くならどちらでもよい感じだ。

K812-3.jpg

しかし、AH-D7100はB-2102と組み合わせると完全差動駆動(バランス駆動)が出来るのが魅力だ。K812はコネクタが3PINなのがちょっと困ったねー。(K812はB-2102には繋げない)

K812が良いのだろうと思っていたので、正直拍子抜け。困った。


  1. 2016/11/02(水) 23:39:29|
  2. ヘッドホン
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K812を入手した

以前から一度は試してみたいと思っていた、AKG K812を入手してみた。

K812-2.jpg

悪くはない感じだ。だが、AH-D7100と較べてダントツいいかというとそうでもない気がする。BeyerのT1よりははるかに良い。

AH-D7100-2.jpg

まだ同じ環境(アンプ)で聞き比べていないし、AH-D7100はリケーブルしてあるので、同列に比較はできないが、今のところAH-D7100の方が繊細な感じがする。

また、今回分かったのは、K812は接続コネクタが3PINしか出ていないので、完全差動駆動は出来ないが、AH-D7100は左右に2PINずつコネクタが出ているので完全差動駆動が出来る。

しかも最近ヘッドホンアンプにしているSANSUIのB-2102は内部が完全差動で、スピーカー端子が正負ともGNDから浮いている。なので、AH-D7100と組んで使うと完全差動駆動になる。

K812は残念ながらB-2102には繋げない。アンプの左右のマイナス端子同士がショートしてしまうのでアンプが壊れる。

それとK812は接続コネクタが凄く小さくて不安感を覚えるし、背面開放型なのでうるさい。あれこれ考えるとAH-D7100の方が有利な感じがする。

うーん、今のところあまり良い感じはしない。。。もう少し聞きこんでどっちを残すか決めよう。


  1. 2016/11/01(火) 22:41:29|
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TDOのRSN2S抵抗は最高だ! ヘッドホン用分圧回路その4

TDOのRSN2S(3.3Ωと1Ω)が届いて早速聞いてみたが、これは素晴らしい! 

一言で言うなら、”瑞々しくて深みのある音”。

アクティブなノイズフロアががくんと下がった感じで、気になっていた音のコナコナ感が無く、楽器のディテールもすごい分解能で聞け、ホールトーンの消え入るときの音が素晴らしく長く綺麗だ。バイオリンやシンバルなどの高音も ”かすまずにじまず” 綺麗に聞ける。低音も締りが良く音量も程良い。すべてに言うことなく最高だ。

とりあえずNS-2Bと比べてみたが、圧倒的に良かった。 RSN2Sは特に信号電流をストレートに流すときに効果的だそうだ。

ヘッドホンやスピーカーネットワークの分圧抵抗など信号電流をストレートに流す場合で、クリアで奥行きのある音の抵抗が必要な場合に超お勧めだ。 

抵抗でこんなに音が変わるんだねー。びっくり。 値段も安いし言うことなし。あまり話題になっていないのが不思議だ。

アンプの抵抗を全部これにしたくなった。 あー、やっとAH-D7100でバランスの良い綺麗な音が聞けた。時間かかったなー。 AH-D7100でその最高の音を出すのはかなり難しいんだね。

これでやっと次のテーマに移れる。。。




  1. 2014/09/07(日) 14:16:17|
  2. ヘッドホン
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ヘッドホン用分圧回路その3

色々いじっていて、音の経路に入る抵抗は音をすごく変える、しかも音が粒立った感じ(コナコナした感じ)になることがわかってきた。

ヘッドホン用分圧回路の抵抗がすごく気になってきたので、音の良さそうな抵抗を探していると、引っかかってきたのは、

ビシェイのZ201 TDOのRSN2S

残念ながらビシェイは10オームからしかないし、1本4000円なのでとても使えない。
RSN2Sは70円(100本なら1000円)で買えるので早速手配した。どうかな?

Z201.gif

TDO.gif


  1. 2014/09/01(月) 22:44:11|
  2. ヘッドホン
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ヘッドホン用分圧回路その2

さらに、シンコーのTAF抵抗、Jantzenの金属皮膜抵抗RSSを試してみた。

今までの中では、TAFがダントツによかった。ディテールの再現性がすばらしい。楽器の細部、ホールトーンの反射の音などが他とはまるで違う。抵抗を選べば、アンプ直結に近い音が得られるようだ。

NS-2Bも良いのだが、おとなしめの音。RSSはトランス式アッテネーターに近いおとなしい音。

スピーカー用の部品というのはおとなしい感じのものが多いんだね、スピーカー自体が暴れやすいものだから、それを抑えてくれるものが好まれる傾向なんだな。きっと。 ヘッドホン用にはそれではダメないんだね。

以前比較したときとほぼ同じ印象だ。

アムトランスのAMRAを試してみたいな。

分圧4

分圧3


  1. 2014/08/30(土) 14:48:16|
  2. ヘッドホン
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トランス式アッテネーターとヘッドホン用分圧回路

1日エージングしたけど、アッテネータートランスは音が変わらないようなので、ヘッドホン用に使うのはあきらめた。それはホーンスピーカーのアッテネータとして活用することにした。さすがにもともとホーンスピーカー用なので、良い音で鳴っている。滑らかでダイナミック。クラシックがとても綺麗。ホーンスピーカーは下手をすると音が暴れてしまうのだけれど、それを程よく抑えてくれるので、絶妙なバランスだ。いままでボリューム式のL-PADを使っていたのだけれど、どうにも我慢できない音だったので最近ほとんどスピーカーを使っていなかった。やっとスピーカーが楽しめるようになった。これはすばらしい。気に入った。

アッテネータ2


一方、ヘッドホン用分圧回路は振り出しに戻ってしまった。抵抗でやるしかなさそうなので、昔やったけど再度実験回路を作って色々な抵抗で鳴らしてみよう。その後、DACもパワーアンプも変わっているので、状況が変わっているかもしれない。分圧比は4オーム:1オーム。(1/5)

手持ちの抵抗をいくつかやり始めた。

まずは一番の定番のDALEの無誘導巻き線抵抗:NS-2B
なんといっても色付けの少ない綺麗な音が魅力。下手をすると抑え過ぎる傾向はあるが、うまく使えば最高だ。

分圧1

ためしに、スピーカー用のアッテネーター:L-PADもやってみた。

分圧2

結果は、当然ながらNS-2Bがベターだった。L-PADは絞れば絞るほど音の細部が無くなっていく。大きな音だけが出てくる感じで、うるさくなっていく。スピーカーのときと全く一緒だ。

NS-2Bは以前聞いたときより良い印象だ。(以前はおとなしすぎるかなと思った)ディテールまで良く聞こえて十分ダイナミックだし、きれいな音。アンプなどが変わったせいかな。

これでわかったのは、スピーカー用の部品もヘッドホンで評価できるということ。夜中に大音量で比較できるから比較しやすい。

もう少し色々な抵抗を試してみよう。


  1. 2014/08/29(金) 22:55:08|
  2. ヘッドホン
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トランス式アッテネーター

トランス式アッテネーターの実験中。

下記の回路で特に問題なく鳴っている。
若干おとなしめの音。荒れた感じの無い安定感のある聞き疲れのしない音。低域はダンピングが良くなって中低域の違和感が少なくなった感じがする。クラシックの弦は綺麗に聞ける。

トランスなので、エージングには時間がかかる。数日エージングしてからどっちがよいか判断しよう。そういえば、TAMURAのトランスはエージングに200時間かかったなー。。。出来ればこのアッテネーターで今よりディテールが聞き取れるようになればそれが一番良いのだが。

トランス式アッテネーター
  1. 2014/08/28(木) 22:13:59|
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プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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