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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

KBLの電源コネクタ

とりあえず、電源ユニットの出力電圧を調べた。
どうやら電源はゼナーダイオードとパワートランジスタだけのシンプルな物のようだ。
  
  1N5369 と1N5360
  F15030 と F15031

本体側の放熱器に付いたパワートランジスタも同じだった。

fc2blog_20170226232153566.jpg

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  1. 2017/02/26(日) 23:28:10|
  2. アンプ
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KBLの電源

KBLの電源ユニットと本体の電源部の写真。

Webで調べたら、電源ユニット内に2段のレギュレーターが入っており、さらに本体の基板上に1段のレギュレーターが入っているそうだ。

 ±77V ---> ±58V ---> ±48V ---> 本体へ ---> ±44V

と降圧しているそうだ。

実機を測ったら、±49Vくらいの電圧が本体の基板上に来ていたので、記事の内容と合っている。
本体に来ているのは、それだけなのか?

こんな昔から多段レギュレーターが有効だと言う事を知っていたんだね。びっくり。 さすがKRELL。

今日も音を聞いてみたが、やっぱりこいつはすごく音が良い。音がしっかりと高密度になる感じだ。



この写真は電源ユニット。左右chで分かれているのかと思ったが違うようだ。。。?

KBL-PS1.jpg

左下のDC電源コネクタから繋がって、ここいら辺りが本体基板上のレギュレーターのようだ。本体に来ているのは±48Vだけなのか? レギュレーターを左右のチャンネルで分けて、まっすぐに各chのアンプに供給しているようだ。

KBL4.jpg
  1. 2017/02/22(水) 23:08:54|
  2. アンプ
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やばい!パワーアンプの電源入れたままプリの電源を切っちまった!

やばい!パワーアンプの電源入れたままプリの電源を切っちまった!

何か焦げ臭いと思ったら、、、

ヘッドホン用の分圧抵抗が焦げていた。

いかんなー、電源を切る時は下流から切っていかないと。。。

危なかった。。。

分圧抵抗を入れるメリットはこういう時に助かるって事でもある。ヒューズの代わりになってくれる。。。
あまり自慢にならないか。。。

  1. 2017/02/21(火) 22:13:33|
  2. 未分類
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名プリアンプ: KRELL KBL を入手

プリアンプ: KRELL KBL を入手。(写真には写っていないが電源ユニットが別にある)
KRELL 中期のプリアンプの中で最も人気があり良いと言われるプリアンプ。 『KBL』 とは、KRELL BALANCED LINEの略。
KRELLファンとしてはこれ以外には考えられない感じだ。

オークションで動作未確認のものが安く出ていたので、一か八か修理覚悟で入手してみた。
意外なことに何事も無く動作してくれたし、ボリュームも高そうなアッテネーターでガリもなく、音も素晴らしい。全く手を入れる必要性を感じない。(念のため通電前に蓋を開けてチェックしたらねじが1本落ちていて、危なかった。フロントパネルに基板を止めているねじだった。)

多分業者さんは振ったら音がしたので、通電しなかったんでしょう。正解でした。皆さんもオークションでアンプなど買ったときにはまず振ってみるのが良いですよ。今までに何度かそれで助かっている。

プリアンプにこだわった理由は二つあって、

  (1)本当にプリアンプを入れた方が音が良いのか?
  (2)DACとの接続はバランスとアンバランスのどちらが音が良いのか?

まず、(1)についてだが、確かに入れた方が音の品位が上がる感じだ。ガサツな感じが減ってきれいな音になる。特に高域。
また、(2)については、アンバランスの方が圧倒的によい。

世間一般ではバランスの方が良いと言う事になっているようだが、私はいままで何十回もバランスとアンバランスを比較しているが一度もバランスが良いと思ったことは無い。今回それに最終結論を出そうと思って実験してみたが、やっぱりアンバランスの方が良かった。おそらく、バランスだと正負の出力がツイストペア線で伝送されるから正負の信号がお互いに殺しあうことになるんでしょう。大人しいつまらない音になってしまう。

Webを調べていたらこんな記述もあった。どちらが良いか、自分の耳で客観的に感じ取る必要がありそうだ。

  『デジタルマスタリングの第一人者といわれるバーニー・グランドマン氏が使用される機材は、
   音が良いとの判断から全てアンバランス接続で統一され、チューニングされているそうです。』

オリジナル文は下記だそうだ。いずれにせよ、アンバランスが良くないという事ではないのが分かる。

  『多くの回路やデバイスを通れば、それだけ音質が落ちてしまいます。
  だから、できるだけシンプルにシステムアップしています。このスタジオは、実はすべてアンバランス接続なんですよ。
  通常のバランス接続にすると、それぞれの機材の間で抵抗値をそろえるためにトランスを介さないといけません。
  それによる音質の劣化をさけるために、エンジニアがすべての機材を改造して、アンバランス接続でシステム構築しています』

バランスはむしろ取り扱いが難しいと言う事だと思う。シンプルなアンバランスが良さそうだ。

最初DACとプリをバランスで繋いでいたときは、音が穏やか過ぎてプリを入れない方が良いと思ったのだが、アンバランスにしたらプリを入れた方が良い事が分かった。

一方、プリアンプの出力はバランスでも変わらないようだ。おそらく出力インピーダンスが極端に低いのでしょう。スピーカーでも駆動できるほどだそうだ。プリアンプの役割が分かった気がする。今度ヘッドホンを駆動してみようと思う。

   『プリアンプ』の意味は、『プリ駆動力アンプ』という意味なんだね。

素晴らしいプリアンプだと思う。使い道が無ければ動作確認してからオークションに出そうと思っていたのだが、定着しそうだ。

KBL1.jpg

KBL2.jpg

KBL3.jpg


  1. 2017/02/20(月) 23:38:14|
  2. アンプ
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プリアンプは高度な双方向ノイズフィルター か?

セパレートアンプを使う真のオーディオマニアの皆様は、必ずプリアンプを使わないと音が整わないとおっしゃる。

私の様なデジタルなオーディオマニアは機能的に無くてもよい物は取ってしまえと考えがちなのだが、最近思っているのは、パワーアンプという究極のノイズ発生源たるアナログ機材に、繊細なデジタル機器であるDACの出力を直接繋ぐのはいかがなものかと思うようになってきた。

という考えに至ったのは、デジタル系でもノイズをいかに減らすかが音を改善する最大の課題であることが分かってくるにつけ、アンプからのノイズがDACに伝わるのは良くないと思うし、またアナログアンプでもノイズによる時間的な変調(アナログジッターと呼びたい)が起きているに違いないと思っているからだ。

実際音を聞いていても、時間的な揺らぎによる音の悪化がどういうものか判ってきたように思っていて、電圧的な歪は耳はほとんど聞き分けられないけど、時間的な揺らぎは耳にすごく不快に(うるさく)聞こえると思っている。

良いDACと良いパワーアンプの組み合わせで聞く音は音量を上げてもうるさくない。音色や好みがどうこう言う以前の問題で、うるさくないのだ。

DACにパワーアンプからのノイズを伝えないという点と、パワーアンプでのノイズによる時間的な変調(アナログジッターと呼びたい)をどうやって減らすかを考えると、DACとパワーアンプを直結するのは得策ではない様に思えてきた。

プリアンプを入れてアンプの段数が増えることによるデメリットを嫌うか、DACとパワーアンプを直結してノイズの影響を嫌うかの究極の選択の様に思えてきた。(もちろん良質なプリアンプでないとダメなのは明白だが)

だが、多くの真のオーディオマニアの先輩方がプリアンプを入れないとダメだと仰っているから、多分それが正しいのだと思う。おそらくプリアンプは高度な双方向ノイズフィルターになっているのだと思う。そう考えるとプリアンプの役割が明確になる。

プリアンプっていう名前が意味不明でいかんよな。 『シグナルコンディショナー』って言えば意味が分かるのに。
良質なプリアンプを手に入れて実験してみるしかないなー。。。


  1. 2017/02/16(木) 22:04:58|
  2. アンプ
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デジタルデータに付随して出力されるアナログノイズをいかに減らすかでデジタルオーディオの音質が決まる

今日はびっくりするような実験が出来た。

久しぶりにNASに新しく買ったCDのデータをコピーしていた。
写真の様にHubを3段カスケードしてあり、各段の電源はいろいろ改善してある。
Hubの電源もオリジナルのACアダプターではなく、HPの安定化電源からファインメットフィルターを通じて供給している。

hub.jpg

隣のPCルームからHPのHub経由でデータをコピーしたら、信じられないくらいコピーに時間がかかり、44.1KHzのデータなのにアルバム1枚コピーするのにCDの再生と同じくらいの時間がかかった。

何でそんなに時間がかかるのか想像もつかなかったが、Hubが3段になっているのが原因であることは間違いないと思う。

驚いたのはそのあとだ。
コピーした曲を聞いてまあまあ楽しめるアルバムかなと思ったが、それほど興味を持てなかったので、いつも聞いているFourplayを聞いたら、ありゃまびっくり音がものすごく良くなっていた。

そのアルバムをコピーし直したわけでもないのに。。。

何度も聞き直したが間違いない。

これでわかるのは、

  (1)NASにデータを書くときはゆっくり書いた方が良いらしい。
  (2)NASの一部のデータをゆっくり書き換えると、全体のデータが音が良くなるらしい
  (3)NASやHubの電源を徹底的に改善すべし

低ノイズ電源の下でデータを書き換えることで、NASのSSDが活性化されて吐き出すノイズが減るんでしょう。

最近提唱している、『デジタルデータに付随して出力されるアナログノイズをいかに減らすかでデジタルオーディオの音質が決まる』に照らし合わせれば、有りうることだと思う。

皆さん、DACを買い替える前に音源側(の電源)を徹底的に改善した方が良いですよ。:-)

  1. 2017/02/12(日) 23:02:31|
  2. ネットオーディオ
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デジタル信号を送っているアナログ信号のS/N比

しばらく仕事が忙しくてオーディオから遠ざかっていたので、久しぶりに聞くオーディオの音が凄く新鮮。
この新鮮な感じは悪くない。やっぱり毎日のように聞いていると耳がマヒして来るのかな?

仕事しながらもデジタル回路の音質悪化の事を考えていたけど、やっぱり下の図がキーポイントだなと思った。
この図はメモリーの事を考えたけど、同じことがSPDIFなどのデジタル信号波形でも起きていて、デジタル的にはどちらも何の問題もない波形だけど、このようなデジタル信号をDACに入れたらどっちが音が良いかは大体想像が付くよね。

良いメモリ悪いメモリ

つまり大事なのは、デジタル波形をDACに送っているつもりなのだが、盛大なアナログノイズを送り付けてるってこと。私はクロックなどに起因するジッターより、こういったノイズがDAC内で及ぼすジッターへの影響の方がはるかに大きいと思う。

皆さん経験的にこういったノイズを避けるように絶縁したり、Gndをしっかりしたり、ACコードを良いのにしたり、デジタルケーブルを良いのにしたり、いろいろやってらっしゃるけど、そもそもこういったノイズなら測定することだって出来るでしょう?

要するにデジタル信号のS/N比を測れば良いって事ではないの? 誤解のない様に付け加えると、ここで言っているS/N比とはデジタル信号に情報として含まれるノイズのS/N(-120dBなんて奴)ではなく、デジタル信号を送っているアナログ信号のS/N比(きっと数10dB)だからね。間違えないでくださいね。。。

もしそうなら、ものすごく精度の良い測定器でSPDIF波形をリサンプリングすれば音が良くなるのかな?


  1. 2017/02/07(火) 21:11:42|
  2. ジッターについて
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プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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