不思議だがリッピングソフトでも音が多少変わる。
CDドライブからメモリーへ読み込む時のエラーが少しあるんでしょうね。
誤解しないでいただきたいのだが、PCのCDドライブで音楽を直接再生する時のエラーレートはリッピングの時のエラーレートとは比較にならないくらい悪く、そのため音が悪い。これはCDドライブからリアルタイムにデータを読み出す必要があるからで、リッピングの時にメモリーへ書き込む場合とは全く違う。これを同列に比較している人がいるように思う。

このBlogの読者のTさんから良いリッピングソフトがあるとのことで紹介いただきました。早速試してみましたが、これが素晴らしい。音の回りにまとわり付く余計な音がすっきり取れて、きれいな音になります。(私はWinampでリッピングしていました)日本酒に例えるなら大吟醸原酒という感じでしょうか。さわやかで癖が無く臨場感も自然な音になりました。余分な着色の無い、ある意味軽い、あれっ??っていう感じのさわやかな音です。でもよく聴きこむと細部が良く聞こえてきます。低音も不要な重さの無い心地よい音です。本物の音にめぐり合うときはいつもこういう感じです。これでリッピングし、Wave File Playerで再生するのが今のところの最強のCD音源再生ソフトでしょう。 (これでリッピングしてWinampで再生というのも悪くないです。吟醸酒より重めのお酒が好きな方にはお勧めです。)
1.0 Beta 1 になってリッピング速度が25倍くらいまで行くようになりましたし、画像も入れられるようになったようです。難点は操作がいまいち判り難い事と、リッピングする時にアルバム毎にフォルダーを作ってくれない事でしょうか。(解決策が有るなら知りたい。。。)
便利だったのは、ファイル名の情報の並び(アーティスト名や曲名、トラック番号など)を自由に変えられるので、各再生ソフトに最適なならびに変えられる。画像も簡単に取り込める
Exact Audio Copyのダウンロードページここからダウンロードするのが最新版のようです。(Exact Audio Copy 1.0 beta 2)
- 2012/07/29(日) 14:47:46|
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蓄音機かっこいい!アナログのきわみで素敵だ。
だが、
蓄音機をどうにかしたいと思っているのだが、名案が浮かばない。。。
蓄音機の回転系のメカは本当に凄いと思うが、再生系はどうもイマイチだ。
課題となる点は、
(1)ボリュームが変えられない
(2)ピックアップとスピーカーが近すぎる(よくハウらないナー。。。)
(3)針がイマイチだ
ブランデーを飲みながら優雅にSPレコードを聴きたいのだが、蓄音機の音は
強烈に大きい。夜に鳴らそうもんなら近所から苦情が来ること請け合いだ。
意外なところでつまずいた。。。
- 2012/07/25(水) 21:53:23|
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大変素晴らしいクオリティーでした。
こちらはLP・EPレコード専門で、SPレコードには対応していないようですね。
アナログ音源のデジタイズ( エーディシー システム )以前、ここで手持ちのアナログレコードをデジタイズしてもらいました。アナログレコードは思い出が入っているので捨てられずに持っていたのですが、レコードプレーヤーなどは何十年も前に捨ててしまいました。PCオーディオをやるようになって、昔の音が忘れられず、どうしても聞きたくなってここにデジタイズを依頼しました。
ここは、なんといっても機材がすごいです。最高級のアナログ機器とデジタル機器で、24Bit192KHzでもデジタイズしてくれます。(ここは、アナログの知識とデジタルの知識を両方お持ちなのが驚異的です)
サービスも良く、一旦デジタイズしたものをMP3でネット経由で送ってくれて、それで確認してからDVDに入れたものを送ってくれます。レコードのジャケットを写真に撮ってCDケースに入れてDVDメディアを送ってくれます。良い記念になり、とても良いサービスで安心でした。
出来てきた音も最高でした。値段はそれなりにしますが、この機材なら仕方ないかなと思います。最近、ここでデジタイズしたアナログレコードと同じコンテンツが、96KHzのデジタル音源でネットで配信されるようになったので購入しましたが、聞いてみたらアナログレコードをデジタイズした物の方が良かったです。思い入れを除いて考えても同等のレベルの音です。(アナログだからスクラッチノイズは出ますけどね。。。)
アナログレコードをお持ちの方で、それをデジタルの最高の音で聴いてみたい方には超お勧めです。
- 2012/07/25(水) 21:31:16|
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アナログ部の拡大写真。
黄色いコンデンサーは106なのでタンタルかなー?赤い帯のところに" S " と書いてあります。
これとOPアンプが音に貢献していそうですね。高音など本当にきれいな音です。
(分解能と低音の歯切れ、ダイナミックさが少々足りない感じ。電源の非力さに起因すると思われる。)
改造作戦としては、電池駆動にするのが良いかな?
基板の改造は細かすぎて大変そうだなー。。。

- 2012/07/21(土) 12:49:23|
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foobar とSound Blaster X-Fi Surround 5.1 Pro を使って、マルチスピーカー用のクロスオーバーを構成してみた。foobar にCrossover のDSPを入れて設定した。
各出力チャンネルからデバイドされた音が聞こえることを確認。(3WAY)
こんなに安く出来ちゃうのね。。。改造してもう少し音が良くなれば言うことなし。
- 2012/07/20(金) 22:38:28|
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システムコントローラー Creative CA0189-2AG についての記事があった。
Creative CA0189-2AGなかなか良さそう。OEMしているので、かなり汎用性がある。
6chまでのD/Aに対応している(I2Sが6本出ている)のが凄いね。
ということは、このチップからI2Sを引き出せば、好みのD/Aチップを繋げるって事だ。。。
これを改造すれば、マルチ出力対応のD/Aを、好きなチップと組み合わせて作れるかな?
その前に電源を改造してどこまで良くなるかが先だね。OPアンプはかなり良さそうだから。
- 2012/07/17(火) 00:19:32|
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音を聞いてみたが、予想よりはるかに良かった。一般的に安いD/Aの音は荒削りでざらざらした感じの物が多いが、これは大変上品なきれいな音だ。クラシックにも良い感じだ。あえて難を言えば、もう少しメリハリと分解能が欲しいが、この値段から考えるとこのクラスでは最高だといっても良いと思う。ビックリだ。
普通はこの価格の物は、安いOPアンプやコンデンサーのザラザラした音がするものだが、全くそういう感じが無い。D/Dとしてもかなりハイレベルな感じがする。電源を強化すればかなり良くなりそうな気がする。
ICは、
NXP TDA1308 多数 (OPアンプ)
Cirrus CS5345CQZ (A/D)
Cirrus CS4361CZZ (6ch D/A)
Creative CA0189-2AG
が使われている。外観もきれいだが、中を見ても良い感じだ。しっかり作りこまれている。
NXP TDA1308(Class-AB stereo headphone driver)アナログ的には、このOPアンプの音が素晴らしいのだと思う。AB級だそうな。低電圧型だが素晴らしい。
- 2012/07/15(日) 00:29:56|
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最近、ノウハウを書くばかりで欲求不満になって来たので、少し散財を!
DCX2496を買おうかとも思ったが、WZ-DM35を超える音に改造する自信が無かったので止めた。
じろうさんに刺激され、PCによるクロスオーバーを安価にやる方法を考えてみようと思う。
Creative のSound Blaster X-Fi Surround 5.1 Pro
24Bit96KHz対応で、6ch出力(3WAY x 2)可能なのでこれだけで3WAYマルチスピーカ対応可能な
USB接続のマルチ出力対応のD/Aコンバータアナログ出力なので、音に期待は出来ないが、5700円と超安いので、壊すつもりで電源やアンプ部などいろいろ改造してみたいと思う。foobar のクロスオーバー機能と組み合わせてみよう。
素晴らしいのはボリュームとリモコンが付いていること。Line in, Mic in もある。機能的には完璧だ。惜しいのは、マルチ出力のうち、フロントのみがRCA端子で、それ以外はミニジャックなこと。。。もし音が改善できるなら電源やケースを作りかえるという手があるかな?
この値段は信じられない。。。まあ、遊びのつもりで低コストマルチ対応D/Aコンバーターにチャレンジだ!
(とりあえずAmazonで手配した。まだ来ていない)



- 2012/07/12(木) 20:59:22|
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いままでのクロスオーバー法とは全く異なる ”自然な音の繋がりを追求するノンカットクロスオーバ法"の実際。
実際やってもらえればわかることだが、-24dB/Octとかで切ったスピーカーの音は全く不自然で、不自然な物同士を繋いでも良い音になるはずが無い。だから一般には-6dB/Octが良いといわれているのだが、だったらさらに一歩進んで切らずに繋いだ方が良いと考えるのが普通だろう。
ノンカットクロスオーバー法の基本的な考えは、いままでのクロスオーバー法が、”2種のスピーカーをある周波数より上や下の音は綺麗にカットして繋げる”であるのに対し、”なるべくカットしない。明らかに出さない方が良い音以外は出したまま繋げる"である。切って繋げるのではなく、低域用・高域用のスピーカーの音をなるべく混合することで、音の繋がりを良くしようという考えだ。
下図は、ノンカットクロスオーバー法での設定の例。我が家のスピーカー:VRS800で一番良いと思われる設定値。
クロスオーバーのカットオフは、
低域側は ハイカットが 1.2KHz、-6dB/Oct
高域側は ローカットが 120Hz、 -12dB/Oct
となっている。色々やった結果これが一番良かった。要するに120Hzから1.2KHzまでは低音用と高音用のスピーカーが両方鳴っている事になる。
こうする前に、全くカットオフしないで低域スピーカーと高域スピーカーを鳴らしてみた。(VRS800は、そう簡単には壊れない)思ったより良い音で、音の繋がりの点では悪くは無かった。これがクロスオーバ法を考え直すきっかけだった。悪い点を探すと、低域スピーカーからの数キロヘルツの音が気になったのと、重なり合っている帯域が音圧が高い感じがした。
VRS800の低域スピーカーの有効な再生帯域は40~300Hz程度であり、数百Hzから1キロHz程度の音はほとんど聞こえないのだが、その上の周波数の音が妙に耳に付く。だからカットオフする必要のある周波数は1KHz程度で良いことがわかった。(なるべく切らないという考えに基づいて)
高域スピーカーに関しては、有効な再生帯域は200Hz~であり、聴感上は低域をカットする必要性は全く感じなかった。だが、不要な低域からスピーカーを守るために120Hzのカットオフを入れてある。
要するに、聴感上明らかに不要な帯域以外は基本的にカットしないで繋いでいる。その上で下の図のように重なっている帯域の音圧を下げるようにグラフィックイコライザーをかけてフラットな聴感を得るようにしている。
いままでのクロスオーバ法とは全く考えが異なるので理解しにくいかもしれないが、音の繋がりの良さは最高だ。
皆さん、まずはスピーカーをカットしないで繋いだらどういう音なのか聞くところから始めて見てください。(壊さないようにご注意あれ)きっと目が覚めると思いますよ。
こういう使い方は、デジタル式のスピーカープロセッサでこそ可能な方法だ。これこそ時代の進歩だと思う。
クロスオーバーの設定画面
グラフィックイコライザーの設定画面
- 2012/07/08(日) 23:39:59|
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WZ-DM35のクロスオーバーの設定表示。
各出力チャンネル(4ch)に対して、ローパスフィルターとハイパスフィルターが設定できる。
簡単だがなかなか充実している。
A1、A2 というのは出力チャンネルの名前(B1とB2も有る)
FRQ はカットオフの周波数
RSP はフィルターのタイプ(6,12,18,24dB/Octとバターワースやベッセル、LZなど選べる)
LVL は出力レベルの調整
DLY はディレー時間
PH は位相で、正相と逆相を選べる
スピーカープロセッサが素晴らしいのは、クロスオーバー、グラフィックイコライザー、パラメトリックイコライザー(入力と出力に別個にかけられる)、ディレーなどが全て同時に扱えることで、これだけの機能をアナログ機器でそろえたら何機種も必要で、音がどんどん悪くなるが、スピーカープロセッサはデジタル処理なので音が悪くなる心配は無い。
これを使えば、私が推奨するノンカットクロスオーバー法が1台で実現できる。

- 2012/07/07(土) 00:41:34|
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メールをいただいた方へ。
すいませんが、返信メールしたのですが帰って来てしまいました。
アドレスが違っているようです。再度ご連絡いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
Cocoパパ
- 2012/07/05(木) 13:30:52|
- その他
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こんな便利な機能もある。
選んだブロック図を見ながら、どの部分を設定しようとしているかがすぐわかる。
各入力と各出力のレベルメーターもある。
これはかなり便利だ。

- 2012/07/05(木) 13:29:37|
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下図は、WZ-DM35のマニュアルの一部。
この様なLCD画面で設定していく。各機能ブロック毎の設定なので、思ったよりは簡単。
全体のブロック図も出るし、自分がそのどの部分を設定しているかも画面上でわかる。

各出力チャンネル(WZ-DM35の場合は2WAY x 2出力、または4WAY x 1出力)は、
クロスオーバーも機能が豊富で、フィルターの種類(バターワースなど)や減衰率(-6dB~-24dBまで)、カットオフ周波数を各出力チャンネルごとに設定できるので、非常にフレキシブルな設定が出来る。さらにパラメトリックイコライザーも使えるのでさらに複雑なフィルターも作れる。ディレー機能もあるので、スピーカーユニット間での位相差を補正するアラインメントの設定も出来る。
各入力は、
レベル調整はもちろんだが、マスターのグラフィックイコライザーもあり、全体の周波数特性の補正も出来る。
しかもAES/EBU(業務用のSPDIF)のデジタル信号も受け付けるので、余計なA/D変換回路は通さないで済む。
などなど、いたれりつくせりで、文句なし。アナログのチャンネルデバイダとは比較にならない高機能である。しかも音も最高だ。
- 2012/07/01(日) 00:44:20|
- ノウハウの集大成
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