耳が慣れてきてまだ改善の余地あり(スケール感は素晴らしくなったのだが、音のクスミが少し在る)と感じるようになったので、またいじりだした。NFB量を変えようかとも思ったのだが、まあ丁度良さそうなレベルだったので断念。
電源をチマチマと改善中。
バイアス電源(いわゆるC電源)にフィルムコンを追加してノイズを減らした。ブリッジダイオードで整流してケミコンで受けているだけだったので、きっと整流時のノイズが乗っているに違いない。
思いつきで5分でやった改造だったが、大正解。音がすっきりして奥深さが増し、高域がきれいになった。
あれこれ聞いてみたが、特に間接音のキレイさ、音の立体感が凄くなった。左右だけでなく前後上下にも広がっていく感じがたまりません。
ごく普通のムラード型回路で回路定数と電源の分離改善をすればここまで来ると言うのが驚きだ。一電源のアンプはまったくその真価を発揮していないと言うのがはっきりした。ツインモノ構成のアンプやモノブロック構成のアンプも意味がないこともわかった。

- 2014/02/28(金) 23:06:36|
- 真空管アンプ
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以前にPCとアナログ回路を繋いだときに音が悪くなる理由の説明として下図を書き、その対策として電源を絶縁することで改善することが出来ることを書いた。
同じ様な原理で電源の極性を変えると各機器のグランド電位が変わって、グランド間に流れるのノイズ電流が変わるので音が悪くなることが判る。(AC電源の一方のラインは大地電圧に近くなっているため)
極性をあわせるにはACレンジのテスターの一方を機器のグランドに繋ぎ、他方を手で握って(大地の電位にして)電圧を測り電圧の低い方が良い極性ということになっているが、どうも我が家ではどちらの極性でも大差ないし、音も最近は差が有る様に感じない。
我が家の電源は大地電位との依存性が低いようだ。以前は違いを感じたんだけどね。システムがシンプルになったおかげかもしれない。
以前から不思議に思うんだけど、システムの完成度が上がってくるとそういう細かいことがあまり影響なくなってくるように感じる。。。なぜだろう??

合わせ方については、下記のWEBをご参考に。
電源極性の合わせ方
- 2014/02/28(金) 22:03:46|
- 電源回路/アイソレーション
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今までやってきた実験で、アンプは回路をシンプルにして、要素部品にお金を掛ければ音が良くなるということが判ってきた。トランスや電源、コンデンサーアレー、信号の受け渡し方、グランドの取り方など、基本の基を丁寧に扱えば音は良く出来る。
こういう理想の形のアンプを作りたい。
★各ブロックをモジュラー化する事で自分好みのアンプに仕上げることが出来る。
★出力段も自由に選べる
★ドライバ段もムラード型やトランス駆動など好みで選べる
★初段もアンバランス型、バランス型、オフセット付きバランス型など選べる
★電源も安価な1電源タイプから豪華な3電源(6電源)タイプまで選べる
★コンデンサーアレーの段数も選べる
★だんだんにグレードアップできる。
マニアックで良いんじゃない?

- 2014/02/25(火) 22:22:52|
- 真空管アンプ
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二階建てアンプ(前段電源のコンデンサアレー化)完成。
最初は分解能は高いが高音がキツくてイマイチの音だったが、グランドの取り方をあれこれ変えて、やっと納得のいく音になった。外部電源からのグランドは、コンデンサなどを通ってから一番の遠端を、内部グランドの一番弱い所(初段)で繋ぐべきなんだね。
広がりの有る滑らかで美しい音。コンデンサーアレーを左右のチャンネルで分けたので、セパレーションは抜群だ。空間表現と楽器の立体感が素敵でその上分解能の高さが両立。今までに経験のない音。若干コネクタのメッキの音が出ちゃってるかな。。。高圧対応で金メッキ仕様のコネクタが無いものか。。。
それにしても電源を分けるだけでこんなに音が良くなるとは驚きだ。アンプの音はほとんど電源で決まっていて、アンプ回路は基本の基のカソード接地型で十分なんだね。基本の基だけど完全A級だし、電源さえ良ければ珠玉の鳴り方をしてくれる。
課題は、電源の質やグランドの取り方が、十分に回路を活かしきれるかだ。今までと価値観が変わってきた。
次は初段とドライブ段の電源も分けるか??


- 2014/02/23(日) 15:21:45|
- 真空管アンプ
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MC368-BSEの前段電源のコンデンサアレー化のため二階建て構造にする事にしたが、それの一階部分を構築中。コネクタで繋がざるをえないので、コンデンサーアレーからの配線がなるべく短くなる様に配置。これで2000μFなので、内部のコンデンサーも合わせると4000μFとかなり大きくなる。
R-COREトランスは薄型で配線がしやすいので、こういう時は大変便利。

将来に備え、チョークの導入やツインモノ化も可能な様に余裕でセットアップ。
まだボンドが乾いていない。乾いてから通電しよう。
- 2014/02/21(金) 22:40:14|
- 真空管アンプ
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bfratさんから紹介いただいた下記のWebをここでもご紹介しておきます。
私の考え方にかなり近いところがある。(と言ったら怒られるかもしれませんが。。。)
オーディオ (アナログオンリー)(ハヤシラボ) パワーアンプをさらに分離してドライブ段とパワー段を別にすると言うこともやられているそうで、草分け的な方か?
他にもこういう方がいらっしゃるかどうか知りませんが、かなり珍しいのは間違いないですね。
独り言Ⅱ が正に私が目指しているところです。
最近、パワーアンプの前段の電源を分けて好結果が得られましたが、それが正にこういうことではないでしょうか?部品は増えたけど、構造はシンプルになった。
こういうことが本当のオーディオだと思うんですよね。メーカは絶対やらない真のオーディオマニアの世界だと思います。
- 2014/02/20(木) 23:25:25|
- ポリシー
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今日もじっくり聞いてみたが、今までとは次元の違う音だ。音の繊細さ、分解能、音の広がり と全ての点でダントツだ。こんなにも電源の影響があるとは。。。
次の改造目標はこうだな。
チョークインプット型フィルタ回路も入れた方が良いそうだ。
1階を追加電源ブロックにして、2階にMC368-BSEを乗せるのが配線も短くて良いな。
乗せてから配線できるように、コネクタを使って接続しよう。(そうしないと腰が抜ける)
秋葉に電解コンとコネクタを買いに行こう。追加電源ブロックのケースはDIYで。

- 2014/02/19(水) 23:07:41|
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うわー!すごい!
前回の改造で素晴らしい分解能になったが、それをさらに透明度を増し、音の空間的広がりをどわ~んと増した感じだ。前回不満だった点が解消した。こんなに分解能が高くて透明感があって気持ちよく聞けるのは初めてだ。最高!
驚いた。こんなに違うのか。。。出力段の電源から前段が混変調を受けてたって事だ。考えてみれば当たり前か。電源分離は必須だね。やらない方がどうかしてるって事だ。
これはツインモノ化するよりはるかに効果大だね。ツインモノにしても出力段から前段が混変調を受けるのは一緒だからね。
非常識の勝利だ。正昭さん、情報ありがとうございます。


これをどうやって形にするか悩んじゃうなー。このままじゃ危険だしなー。。。
二階建て構造にして、下の階を電源と左右のチャンネルで分けたコンデンサーアレーにすれば完璧かな。
- 2014/02/18(火) 23:54:45|
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そうだ。こいつが有った。
これでMC368-BSEの初段とドライバー段の電源を別電源に出来る。電流も取れるし、バッチリだ。

板から外して別の板に載せれば電源完成だ!
- 2014/02/17(月) 21:43:18|
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凄い分解能で楽器の立体感も良く、かつオンな感じの音。楽器のディテールの音に聞き入ってしまう。
今までと正反対な感じ。もう少しでいいので、艶っぽい和風な感じがあると最高だと思うが。
わざと電源のハーネスを長くして調節してみようかな???
電源の影響は凄いんだね。
今回は回路は全くいじっていない。初段とドライバー段の電源のケミコンを左右に分けて大容量化し、真空管近くにフィルムコンをかませただけ。各段の電圧もほとんど同じ。
それでこんなに変わるんだ。ビックリ。正昭さんの様に電源トランスを分けたくなってきた。
モノブロック化するのも良いだろうが、段ごとに分けるのも良いのかも。

このアルバムはシステムが改善する度にその分解能の高さに驚かされる。
今回もピアノの音の繊細さとシンバル系の綺麗な金属音にビックリ。
- 2014/02/15(土) 20:34:48|
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MC368-BSEの電源回路を改良し、各真空管の近くにコンデンサーを配置した。実は、この写真の状態になるまで紆余曲折があって、やっと満足出来る様になった。
はじめにシャーシに固定したブロックコンデンサーにフィルムコンを抱かせて配置したところ、やたらと元気の良い音になり聞くに堪えない感じだった。意外な結果にしばし唖然。絶対良くなると思っていたのでショックだった。エージングで若干は良くなったが、あまり変わらず。
MC368-BSEは、重厚なホールトーンや奥行き感が良い感じで、若干滲み感が有ったのだが、うって変わって凄くオンな感じで滲み感は無いが、高域が強い音になってしまった。電源の構成の違いはこういう影響が有るんだね。
不思議に思って、フィルムコンを真空管近くのブスバーとプレート抵抗の近くに配置したら、また一変して凄く良くなった。分解能は最高で、空気感もグー、重厚で滲みのない素直な音だが以前とはまったく違うオンな感じ。これが本来あるべき音なのかもしれない。まだ耳が慣れていない感じだ。
こんなわずかな事で音が大きく変わるのか。理由が良く解らない。不思議だ。
真空管アンプは電源の影響が凄く大きい様だ。一般的には電源はおざなりで、こういう事を書いた記事も見かけ無いようだが、良く研究しないとね。
やはりオリジナル回路を追求する前にやるべき事が多々あるようだ。

- 2014/02/13(木) 18:12:08|
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各真空管の近くに大容量ケミコンとフィルムコンを配置する事にした。
耐圧については、終端に抵抗を付けて分圧すれば問題無くなる事に気付いた。

- 2014/02/11(火) 14:35:52|
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最近得たノウハウを元にMC368-BSEの内部を見てみると、疑問に感じることがある。
真空管アンプはみんなそうなんだけど、電源部のコンデンサーから真空管まで長い距離を単なる配線で結んでいて、真空管近くにパスコン的なものはない。最長で50cm近くある。これじゃダメだよね。
色々改善できそうだ。だが問題なのはこのアンプの電源は投入時に480V位になるので、電源のコンデンサは500V耐圧である必要があること。(10秒くらいだから450Vでも大丈夫かなー?)ケミコンは450Vまでは小型の物があるが、500Vの物はブロック型しか無い。
耐圧を上げるには2個直列にするしかないが、そうするとスペースが足りなくなる。。。
耐圧250Vくらいの大容量で外形の小さいケミコンを多数使うという手があるか。。。
(コンデンサを直列にするときは抵抗を抱かせる必要があるそうなので要注意!!)
う~~ん、困った。500V耐圧の小型大容量のコンデンサを探すか。。。

- 2014/02/10(月) 20:47:47|
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6L6GC(Tung-Sol)が来たので、変えてみた。
かっこいいけど、今時点ではEL34の方がはるかに良いな。
しばらくエージングしてみよう。

- 2014/02/10(月) 20:00:37|
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