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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

ノウハウの集大成24(スピーカープロセッサについて その2)

スピーカープロセッサを選ぶポイント。

(1)2~4WAY対応の物が有る
(2)内部処理の周波数、ビット数(24Bit, 96KHzが理想的)
(3)処理の種類の豊富さ
(4)デジタル入力が色々な周波数やビット数に対応しているか
(5)アナログ回路の音質

ベーリンガー:DCX2496
dcx

RAMSA:WZ-DM35
WZ-DM35-2.gif

YAMAHA:SP2600
yamaha_sp2060a[1]

DBX:4800
dbx4800.jpg


  1. 2012/06/29(金) 00:52:28|
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ノウハウの集大成23(スピーカープロセッサについて その1)

WZ-DM35.jpg

WZ-DM35-block.gif

スピーカープロセッサについてあまり馴染みのない方も多いと思うので、数回で解説しようと思う。
スピーカープロセッサはプロ用の機材で、もともとはイベントのPAなどでスピーカーの特性を補正したり、ハウリングを抑えたり、クロスオーバーに使ったりといった用途の物で、デジタル処理のサウンドプロセッサーである。

有名なのはベーリンガーのDCX2496などが安くて手ごろだが、残念ながら音はあまり良くないという評判だ。
DBXの高級機種である4800が評価も良いようだが、いかんせん値段が高い。

私が愛用しているのは、Panasonic:RAMSAの ”WZ-DM35”。 この手の物としては評価が高い。定価は294000円で、今も売っている販売店もあるが、オークションや通販店で完動品3万円(妥当な落札価格)程度で手に入る。ベーリンガーやdbxの低コスト品などより音が良いと言う評判だ。

  WZ-DM35販売店

ブロック図のように恐ろしく高機能。グラフィックイコライザー、パラメトリックイコライザー、チャンネルデバイダー(-6dB/Oct~-24dB/Octで設定可能)機能もある。アナログ入力しても良いが、AES/EBU入力もあるので、HiFace Evoなどと繋げば内臓D/Aだけで2WAYステレオのシステムがほとんど出来てしまう。音も素晴らしく良い。

弱点は、若干古いので、デジタル入力が48KHz専用であることと2WAYステレオまでの対応(2台使えば4WAY可能)であること。再生ソフトの方で48KHzにしてやる必要がある。しかし、その音はまことに素晴らしい。我が家のメインのシステムに引けを取らないくらいで、少々がっかりしてしまうくらい簡単に素晴らしい音が出る。ライントランス(TAMURA TD-2)と組み合わせると最高だ。

DCX2496は機能は素晴らしいがアナログ回路が駄目だという評判だ。改造すればよくなるらしいし、改造方法の記事も多いのでぜひ試してみて欲しい。これは25000円くらいで新品が買える。家庭用で手ごろな物がないのがスピーカープロセッサの難点だ。

とりあえず私はWZ-DM35の音で満足しているが、DBXの4800が欲しいナー。。。



  1. 2012/06/27(水) 00:56:48|
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ノウハウの集大成22(AC入力のインレット化と極太電源ケーブル)

比較的簡単で、コストが掛からないアンプ改造法で一番お勧めなのが、AC入力のインレット化だ。もしアンプのACコードが細いコードであるならインレット化すれば絶対に音は良くなるといっても過言ではない。パワーアンプはもちろんだが、D/Aコンバーターなどでも歴然と音が変わる。私は、インレットにはオヤイデのロジウムメッキのものを使っている。1000円程度。ネジ止め式のもある。

  オヤイデ インレット

インレット化して極太電源ケーブルを使うと音の違いを実感できる。理論的には説明が付かないが、事実だから仕方ない。電源ケーブルを変える事でアンプの音を補正できる。ぜひお試しいただきたいことの一つだ。




B-2X-8.jpg

下図のようにACアウトレット端子が付いていれば、それをはずしてインレット化するのは簡単です。

B-2X-4

Power-cable.jpg

オークションで安く手に入る極太電源ケーブルラインナップ。
左から右に行くに従って明るい音からマイルドな音になっていく。一番左が一番元気な音。

左から、

  XLO社 Reference2
  Monster Cable社  PowerLine400
  CCI社  Royal
  Linn社  K800

XLO社のReference2はすごく明るく元気な音で、プラグも銀色メッキなのでより明るい音の傾向になっている。(今は、少し明るさを抑えるために非メッキのソナーのプラグに変更した)一般的には明るすぎる音だと思うが、B-2Xは繊細で柔らかい音なので、これと組み合わせるとちょうど良い。

Monster社のPowerLine400は、ほどほどに元気な音で標準的な音だ。低音も締りがあって良い。一本だけ選ぶなら私はこれを選ぶ。

CCI社のRoyalは少し抑え目な音で標準的な音だ。低音の締まりもよい。

Linn社のK800は、全体に抑え目な音でB-5に使っている。B-5はかなりはっきりくっきり系の音なので、この組み合わせだと音に色気が出てちょうど良い。

アンプの個性がかなり幅広く展開しているので、それを補正する電源ケーブルもバリエーションが必要だ。一本だけベストの物を選ぶということは不可能だと思う。

高いのを一本買うより、こういうバリエーションを揃えるのが良いのではないか。どれも送料込みで4000円~5000円で購入できる。この手の物は、ネジ締めがゆるかったり、配線がクロスになってしまっている物もあるので、確認の上修正されたし。


  1. 2012/06/24(日) 00:52:53|
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ノウハウの集大成21(SONYの真の名機:”PCM-F1”)

これを見るとこの30年でデジタルオーディオは進化したのかと問いたくなってしまう。
カッコよさ、質感、音の良さ。。。 16Bit 44KHzの音とは信じられない。




PCM-F1-3

何十年も仕舞ってあったPCM-F1を出してみた。私はこれがSONYの最高傑作商品だと思っているので、どうしても手放せなかった。でももう30年近くも前の物なので動かないだろうと思っていた。久しぶりに見たが、今見ても最高にかっこいい。全く古さを感じない最高傑作だと思う。

念のためビデオを繋いで昔録ったVHSテープの録音を掛けてみると、なんと何事も無かったかのように再生できた。それも信じられないくらい良い音で。感激した。

まさかと思ってライン録音もしてみたがそれもバッチリ出来た。マイク端子も生きている。ボリュームにも微塵のガリも無い。さすがソニー全盛期のセミプロ用機器だけのことはある。

しかし、残念なのはNTSCのビデオレコーダーに超HiFiで録音できても今では使い道が無いんだよねー。SPDIFなどのデジタル出力も無いからどうにもならない。。。 悲しき傑作機かもしれない。

  PCM-F1

しかし、これが世界のデジタルオーディオ機器の歴史を変えたことは間違い無い。この手軽なサイズの可搬型機器が多くの録音スタジオなどで利用され、低コスト(それ以前の機器の1/10位の価格)でもデジタル機器の音のよさを皆が認識し、世に低コストコンシューマ用デジタル機器の可能性を知らしめ、その結果CDの開発などが飛躍的に進んだのだ。 SONYが戦略的に行ったマーケッティングが良い方向にうまくいった例。 日本の栄光の歴史の証人のひとつ。


  1. 2012/06/22(金) 23:23:18|
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ノウハウの集大成20(ホーンスピーカーについて)

VRS800

私はホーンスピーカーの音が大好きで、イベントなどで聴くエレクトロボイスのスピーカーから出るサックスの音に痺れたものだ。ボーカルやブラス系、ドラムのアタック音などはホーンスピーカー以外では再生不能ではないかと思う。

だが、これを家で聞こうと思うと色々と苦労を背負い込むことになる。

(1)能率が高すぎる

家で聞くならボリュームをどんどん絞らないと適当な音量にならない。これだけならライントランスでレベルを落とすことで対処も出来る。だが、あまりにも高能率なのでパワーアンプのボリュームを絞りきっても、ノイズが聞こえてしまう。これはプリアンプではどうすることも出来ない。オーディオ用の高級アンプはS/Nも良いので問題ないが、業務用のパワーアンプはS/Nも悪く、ゲインも高いのでノイズが凄くて使えない。こんな落とし穴があるとは思わなかった。

(2)市販品のドライバー+ホーンの再生帯域が微妙だ

よくある1~2インチのドライバーを使ったホーンスピーカーのクロスオーバーは最低でも500Hzくらいだ。この周波数が非常に微妙なところだ。一番気になるボーカルの帯域に引っかかっているのだ。(女性ボーカルにも影響する)

PA用の2WAYスピーカーなどはウーハーが38cmでカットオフが1.5KHzなんてのが多いが、38cmウーハーの音で1.5KHzなんてとても聞けたものではない。(D130とかなら別かもしれないが)ボーカルが最悪だ。そう考えるとウーハーは300Hzくらいでカットしたくなる。

そうなると300~1.5KHz位の音を再生するミッドレンジが欲しくなる。だが、そういうスピーカーがなかなか見つからない。適当なミッドバスホーンが無いのだ。なので、JBLは中高域がホーンでもミッドバスにはコーン型を使っていた。

写真のVRS800の中域ホーンは250Hzくらいから数KHzまで再生可能な非常に珍しい30cmドライバを使ったホーンだ。これが欲しくてVRS800を手に入れたといっても良い。これはなかなか得がたいものだ。

(3)クロスオーバーが難しい

しかも、ホーンスピーカーは再生可能帯域を越えると極端に音圧が下がる。ほとんど音が出ないといってよい。一般のコーンスピーカーなどは再生帯域を越えてもだらだらと音が出ているのと対照的にスパッと音が出なくなる。

これはクロスオーバーが難しいことを意味する。スパッと切れたスピーカーの音を繋げるのは難しい。特に500Hzなどでクロスオーバーしようと思うと中高域ドライバーの再生限界周波数なので凄く難しい。聞いた感じは、中域と低域が分離したような音に聞こえる。ボーカルが2つの音に分離した様な感じ。音がなじまないのだ。

これをうまく解決するのは、私の提案するスピーカープロセッサを使ったノンカットクロスオーバ法しかないと思う。(そのためには良い音のスピーカープロセッサを探さないといけなくなる)

(4)パワーアンプの音を選ぶ

ホーンスピーカーがメリハリの有るシャキシャキの音なので、アンプは控え目でクリアな音でないとうまくマッチングしない。KSA-80BとB-2Xが今まで聞いた中ではホーンとのマッチングが最高だった。

色々苦労して最近やっとそれなりに満足できる音で鳴るようになった。(まだベストとは思っていないが)


  1. 2012/06/21(木) 00:23:56|
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ノウハウの集大成19(通常のD/AコンバーターとI2Sによる接続の違い)

block-I2S2

通常のD/Aコンバーターシステムは無駄なエンコードデコードをしており、一度一本にまとめててしまったデータとクロックから完全に元のデータとクロックを復活させるのは大変難しい。I2S接続では無駄な機能がない。

弱点は、I2Sはそのままでは信号をあまり延ばせないということ。精密な信号伝送が必要。
  1. 2012/06/18(月) 23:07:07|
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ノウハウの集大成18(電源TAPについて)

以前、私がどうしても認めたくないことがいくつかあったが、そのうちのひとつが200Vからアイソレーショントランスで降圧して作った100Vより壁コンセントの100Vの方が音が良いと言うことである。理屈の上では逆のはずだけど、機器のクオリティーが上がってくると、両者の音の違いが如実に現れてきてしまって、もう認めないわけにはいかなくなってしまった。

特にパワーアンプの電源は壁コンセントから取った方が良い。曇った感じが一掃される。

しかし、壁コンセントにパワーアンプを直結すると今度は音がはじけすぎてうるさくなる。そこで、壁コンセントに写真のVVF2.6ケーブル(2メーター)を使った電源タップを入れると不思議にちょうど良い感じの音になる。。。私の実験では電源タップまではこのケーブルで音を整え、そこからアンプなどの機器までは極太の電源ケーブルで味付けするのが良いと思う。

VVF26

VVFケーブルは屋内配線用の工事用ケーブルでメーターあたり200円~300円程度のお安いケーブルで、とてもオーディオ用の高級ケーブルとはかけ離れたものだ。屋内配線用だからまったく高級感は無く、線材が単線なので大変硬く曲がりにくいので、とても取り回しが悪い。正直使いたいとは思わないケーブルだ。

だが、音質的には暴れた音をきれいにしてくれる魔法のケーブル。。。昭和電線製のVVF2.6が一番良いそうな。(とある方から聞きました) 

もう不思議としか言いようが無いが、VVFケーブルの良さは結構有名で、古くは長岡鉄男先生も認めていたらしい。単純な銅の単線だからですかね???


電源TAPのBOXに関しては、すばらしいモノを見つけた。肉厚ですばらしく重たいTAP用のBOX!!Panasonic製でDFZ3222K1と言う型番だそうな。

  鋳鉄製溶融亜鉛メッキ、2連露出スイッチボックス

  WN1318 

  ケーブルクランプ:FGA26-16B

tap3

早速購入。上の全部品で5600円。まあまあの値段ですか。コンセントは定番のWN1318。

tap1

重さも重くがっちりしていて素晴らしい外観!!自作派には最高のBOXでしょう。秋葉原のオヤイデで全部揃います。

電源ケーブルに関しては、下記のWebに記述があった。参考になる。

  自作電源ケーブル


  1. 2012/06/18(月) 00:25:37|
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スピーカープロセッサ設定

  1. 2012/06/16(土) 14:12:59|
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クロスオーバーについて

  1. 2012/06/16(土) 12:13:48|
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ノウハウの集大成18(理想のチャンデバ)

  1. 2012/06/15(金) 23:08:07|
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ノウハウの集大成16(古いソースが良い音で聞けるようになる)

Hiko-ki gumo

システムがどんどん良くなっていくと、それにあわせて音楽ソースもHiFi度の高いものにしていかないとシステムの真価がわからないのだろうと思っていた。だが実際はシステムが良くなればなるほど古いソースもますます良く聞こえるようになってきた。

大昔に聞いていたCDが全く別のCDのように聞こえ、新たに楽しめるものになる。ビートルズのレットイットビーやシカゴ、ヘレンメリル、荒井由美のひこうき雲など昔懐かしい良い感じの音で聞こえてきた。

特に荒井由美のひこうき雲は弦の音もびっくりするほどきれいな音で入っている。超HiFiというのではなくアナログらしい音だが、凄く気持ちの良い音で入っていたのだ。それが最新のデジタル機器から聞けることに感動した。

不思議だが、システムが良くなれば良くなるほど、最新の超HiFiのソースを聞いたときの感動と古いアナログ音楽ソースを聞いたときの感動が差が無くなってくる様に感じる。システムの存在を忘れて音楽に没頭できるようになるという事かもしれない。


  1. 2012/06/15(金) 11:03:51|
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ノウハウの集大成17(RCAかXLRか?)

RCAvsXLR.jpg

高級なオーディオアンプには、RCA端子だけでなく、XLR端子も付いている場合が多い。
私も形状的にはXLRが大好きだ。コネクタ自体も重量感があり、しっかりしているし、バランス駆動だというのにあこがれたものだ。

だが、音に関して言うとRCAの方が良いという話がもっぱらだ。
私も最初はバランス接続のXLRの方が良いに決まっていると思っていた。だが色々実験してもXLRが良いということは無く、むしろRCAの方が良かった。不思議に思ったものだが、これは冷静に考えればすぐにわかる。

家庭用のオーディオに関して言うなら、長い距離を接続するわけではないので、バランス駆動でライン接続することには全く意味がない。バランスだから音が良いということは無い。(アンプによっては回路的にバランス回路の方が音が良いという可能性はあるが)しかもXLR端子は外観的には凄くしっかりしているが、中の端子はというとそれほど良いわけではない。ごく普通の接触部だ。しかもグランド端子が特に接触面積が大きいわけではない。

一方、RCA端子はホット側の端子もXLRよりは太いし、グランド端子ははるかに大きくて接触面積が大きく、強力に圧力をかけることも可能な構造だ。

ノウハウの集大成2(電源の絶縁について)で書いたように、家庭用オーディオでは機器間のアナロググランドをいかに蜜に接続するかが、電源からの回り込みノイズを防ぐ上で非常に重要である。なので、接触部が強力なRCA端子の方が音が良いのだ。

プロ用機器は長距離を接続しなくてはならないから3端子のXLRを使ってバランスで駆動し、コネクタが外れては困るから外観がしっかりしているのだ。プロ用だから音が良いということはまったく無い。

XLR好きの私としては残念ではあるが、これが現実だ。間違った有り難がり方をするのはやめよう!


  1. 2012/06/14(木) 22:30:24|
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ノウハウの集大成16(コンデンサーアレーの効用)

Muse

私は電源回路は超アナログの泥臭い方式が好きだ。超アクティブな電源回路(アンプ回路の負荷変動による電源電圧のAC的な変動まで抑えてくれる反応の良い安定化回路)も良いのだろうけれど、そのような超アクティブな電源回路はアンプ回路が変わると電源回路も設計しなおさなければならない(発振しやすい)と思うし、使う部品の選定も細心の注意が必要だろう。はっきり言ってメンドクサイ。私向きではない。

私はそれよりも、物量にモノを言わせた”大らかで安定な" 構成が好きだ。
(メーカーは絶対に採用しない方式だと思うし)

DC的な電圧の安定化は3端子に頑張ってもらい、AC的な負荷変動への対応は全てコンデンサーで対応する。そのため、上の写真の電源では、

(1)大容量ケミコン(3300μFなど)を10段
(2)中容量オーディオ専用ケミコン(47μF程度のMuseなど)を5段
(3)オーディオ専用積層セラミックコンデンサー(0.1μF)を5段

付けている。これはスピーカーのウーハー、スコーカー、ツイーターのような物で、それぞれの帯域の変動を吸収してくれていると思う。実際、オーディオ用のMuseと積層セラミックがオーディオ用でない物だと、明らかに音は悪いし、その帯域の音が悪くなる。

多段にする効果は、負荷変動のリップル分を順次隣に伝播することで平坦にすることができるのではないかと想像している。だから隣のコンデンサーとの距離(微妙なL分)も大事な要素なのではないか。(そう考えると夢が有る。単に容量が大きくなったからとは思いたくないなー。

シミュレーションなどすればレスポンスの良さは解明できるのかもしれないが、そこは”適当に”大らかにオーディオを楽しもうよ。


  1. 2012/06/12(火) 22:32:14|
  2. ノウハウの集大成
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オーディオマニアの分類

オーディオマニアのBlogやWebを見ていて思うのは、いくつかの種類に分類できるなーということ。

(1)デジタル技術派
(2)アナログ技術派
(3)スピーカー追求派
(4)音を追求する派

意外に多いのが(1)と(2)で、技術は凄いんだけど使っている機材を見ると??な事も多い。
技術に関する興味が優先で、良い音を追求するのではないのだなと思うこともしばしば。。。

(3)はスピーカ(超アナログ)に関する興味が優先の方

私は(4)のつもりで、手段としてデジタルが好きだけど、デジタルが絶対だとは思っていない。
目標としてはオーディオ道を極めたい。(お金はないが。。。)

技術にこだわりを持ちすぎると道を誤ると思っている。音が良いなら理屈は要らない。怪しい理屈は大嫌い。

まあ、人それぞれだからどうでもよいことだが。


  1. 2012/06/12(火) 21:54:15|
  2. その他
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ノウハウの集大成15(音質の評価で陥りやすい罠)

音質の評価で陥りやすい罠2

音質の評価をしていて陥りやすい罠があると思う。

レベルの低い機材は大体が上図の左下の方の音がする。機材の質が高くなるに連れ中央で上のほうに移行していくが、中央からまっすぐ上に行けば理想的なのだが、その過程で間違いやすいのが(1)のパターンか(2)のパターンだと思う。私は明らかに(1)のパターンを辿った。最初は臨場感の有る音が良いのだと思い、そういう音のする機材が好きだった。だがそれでも機材のレベルが上がるに連れて中央に戻るべきであることに気がついた。YAMAHAのB-5はど真ん中で上のほうの音がすると思う。

逆のパターンで(2)のパターンを辿る人もいるのだろう。それは好みの問題だ。だが最終的には中央で上のほうを目指すべきであることに気がつくはずだ。
  1. 2012/06/11(月) 23:48:51|
  2. ノウハウの集大成
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プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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