僕は低音用アンプとしてCROWNのK2が凄く気に入って使うことを決めたが、若干使用上の癖があるのでそのメリット・デメリットをメモしておく。特に軽いというのはかなりのメリットだ。最近重い物持てないんだよ。
メリット
(1)低音駆動力が凄い。(ダンピングファクター:3000~10000)
(2)スピーカー駆動力の高さで、低音からミッドバスくらいまでならほかのアンプより優れていると思う。
(3)ブリッジモノにできる(2台でモノ構成が出来る)
(4)比較的軽い(20Kg以下 : この低音を普通のアンプで出すには50Kg以上必要でしょう)
デメリットと回避策
(1)高音は荒い(マルチの低音~ミッドバス用がグー)
(2)ノイズが結構ある(我が家の超高能率ウーハーだと無音の場合少し聞こえる)
(3)音が小さくなって数秒経つとスタンバイモードになって音が出なくなる。(クラシックだと音が切れる)
基板上でジャンパーすれば切れなくすることは出来るそうだ。
(4)ずっと聞いていると結構熱くなる。ファンの無い完全密閉のシャーシだから当然かもしれないが、
オン状態だと200W くらい食うそうで、触れないほどではないが、ファンで冷却することにした。
(5)信号の遅延が有るようだ。マルチで使う時は補正が必要。


- 2022/10/31(月) 00:06:21|
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我が家のシステムでは、低域と中低域(ミッドバス)に課題があると思っていて、それをどう対策するかをあれこれ考えたんだけど、一つ実験したいことが有ったのでやってみた。
CROWNのK2の導入。このアンプは業務用のアンプだけど、以前にも持っていたことが有って、姿形と言い音質と言い好感の持てるアンプで割とイメージが良かったんだけど、いかんせんD級アンプなので高域は若干荒い感じは否めない。だけどそれ以外はとても伸び伸びと鳴るアンプで好感度だった。このアンプはダンピングファクターが3000~10000 と桁違いの駆動力があるそうで、ハイエンドオーディオの低域用に使っている人も多い。しかもこのアンプはブリッジモードが有るので、2台あればモノ構成で使えるからより駆動力が上がる。それでやっている人も多いようだ。
低域駆動に良さそうなアンプを探していたら、たまたまメルカリに超低価格(相場の半額以下)で程度が良さそうな、しかも2台出ていたので思わずポチってしまった。2台を1台分の価格以下で買えた感じだし、来たものは予想どうり程度が良く、内部も見てみたがピカピカだった。丁寧に使っていただけていたようだ。
音を鳴らしてみたら、最初何か凄く違和感が有って、やはりD級アンプと真空管アンプでは合わないのかなー?と半分諦めかけたのだが、どこかの記事にこのアンプは信号のディレーが有るからマルチで使う時は要注意と書いてあったのを思い出した。早速DME24Nのディレー機能を使って高域にディレーを入れてみた。確かに音が変わる。値によって良くなったり悪くなったり。最初30msec から始めてみたのだが、4msec 前後が一番良い事が分かり、最後は3.7msec で落ち着いた。(これはホーンとウーハーの位置のずれの補正も含んでいるからアンプ単体で幾つなのかは良く分からないが)
こういう実験が簡単に行えるのもDME24Nのお陰だな。(デジタルミキサーなら大体できるけど)
この値が決まってからのK2の音は驚くほど素晴らしい。まずは低域の駆動力がすごくて部屋が揺れるようになったし、凄くタイトな低音が出るようになった。だが一番驚いたのは、ホーンとの繋がりが素晴らしく良くなったこと。要するに中低域(160~500Hz 程度)が凄くきれいな音になったこと。これは完全に予想外だった。そのおかげでクロスオーバーも-12dB/oct の方が良くなった。MX-1はウーハーの低域もだけど中低域もちゃんと駆動出来ていなくて余計な音(逆起電力起因の)が沢山出ていたんだな。
ジャズももちろんだけど、さらに驚いたのはピアノや弦の音が全く別物の滑らかな音になってクラシックが素晴らしく良くなった。JBLから出る弦の音とは思えない感じになって来たよ。まさかこういう変化になるとは思いもしなかった。
このアンプの音は低域だけでなく、全般的に印象良いんだけど、高域が荒いからフルレンジでの使用はお勧めしないし、マルチで使うにもディレーの問題があるから、デジタルでマルチをしている人にしか勧められないなー。。。


- 2022/10/29(土) 16:53:36|
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KRELLのFPB-350M を手放して、低音はLUXMANのA3000で駆動していたんだけど、ホーンの中高域との繋がりは凄く良いのだけれど、重低音(空気感)が物足りなくてどうしたものかと考えていた。
『以前は高音側のアンプの出力レベルを落とすためのトランス式のアッテネーターを入れていたのだけれど、(ホーンスピーカーが極端に出力効率が良いため)良く考えるとアンプの出力レベルを落とすのなら、2A3PPアンプの出力トランスの出力インピーダンス(巻き線比)を下げれば良い事に気が付いた。(UTCのLS-55は、1.25Ωまで下げられる)そうすればアッテネーターは要らない。』 ということに気が付いてから、YAMAHAのMX-1を低域に使う事は無かった。
今日、試しにYAMAHAのMX-1で低音を駆動してみたらこれが結構いけてる。
低音の駆動は真空管アンプだとちょっと役不足なのかなと思い始めた。いわゆるダンピングファクターが足りないのか、重低音が出ない感じだ。重低音が出ないと空気感が出ない感じがする。ホールの広がり感がイマイチな感じ。FPB-350Mは重低音は素晴らしかったが中高域のホーンとの相性が悪かった様に感じたのだが、MX-1はそこはクリアしてる様だ。以前は気になったボーカルが自然に繋がっている。意外だった。
今のシステムでFPB-350Mを聞いてみたかった。あー、オーディオは難しい。

- 2022/09/11(日) 22:07:17|
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念願のYAMAHA MX-1を手に入れた。
YAMAHA最後のピュアオーディオパワーアンプ。当時10万円。
オークションに状態の良さそうなのが出ていたので落札。
状態はすこぶるよかった。外装もほとんど新品状態。中もとても綺麗でコンデンサーもとても良い状態。大事に使われて使用頻度は少なかったようだ。
ツインモノ構成だし、トランスもでかいし、防振にも凄く気を使ってる。すべて丁寧に設計してあるようだ。
しばらく聞いてみたが、少し音がかさついている様だったのでバイアスが低くなっていると思われたので、サービスマニュアルを手に入れて調整した。思ったとうり、14mV~15mVの規定のポイントが9mVになっていた。どの古いアンプもバイアスが浅くなる傾向がある。
バイアスを調整したら、音がしっとりして良い感じになった。
かなりいけてる。今まで聞いたトランジスタアンプの中で一二を争う。FPB-350M とどっちが良いか悩む感じだ。
楽器の立体感も素晴らしいし、濁った感じはみじんも無く、低域から中高域までの空気感が良い感じ。
ただ、クラシックを聞くとやっぱり真空管のA3000の方が良いなー。。。真空管アンプの弦の艶っぽさは無い。なのでホーンの駆動はちょっと難しいみたいだ。
3万2千円は超安。状態が凄く良いので、残留決定!ヘッドホンアンプとして使う予定。
こういう良い物はもう二度と製品化されないでしょうね。趣味のオーディオはどうなってしまうのでしょうね。。。



- 2021/01/11(月) 15:18:52|
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DMX-E3000のデジタル電源を色々変えてみた。 (5V 4.4Aくらい流れる。)
Kenwoodの PA18-5B
高砂の GP025-5
松定の PLM-18
菊水の PMC18-5音は結局、菊水のPMC18-5+コンデンサーアレーが圧倒的に良かった。
菊水以外の電源は音に濁りが有る感じで、コンデンサーアレーを付けてもほとんど変わらない。
菊水はコンデンサーアレー無でもまあまあ良いし、さらにコンデンサーアレーを付けると素晴らしく深い音になる。
電源の内部を見て納得したのは、菊水以外の電源は
(1)電気の流れが行ったり来たりでスッキリしていない。配線が多い。
(2)整流直後のコンデンサーが小さい
それに比べると菊水のは電気の流れがAC側から出力端子まで綺麗に流れていて、後戻りも無く、配線も少ない。整流直後のコンデンサーも12000μFが2個と大きい。
菊水の電源は手慣れた感じだな。










- 2019/02/02(土) 17:29:05|
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色々組み合わせを試した結果、意外な事にこの組み合わせが一番だった。
のびのびとしたダイナミックさに高域の繊細さも加わった。いろんな音がきれいに聞こえてくる。いままで聞いたことのない生々しい音だ。これだとDMX-R100とDMX-E3000の良いとこどりが出来た。
DMX-E3000は電源が弱くてDACが出す音が少し荒い感じなのだと思っていたのだが、実はそうではなくDACはすごく良いのだがデジタル部のジッターがとり切れていなかったんだね。驚くほどのDACの良さ。今まで聞いたDACの中でダントツ一番。PCM63Pと基本設計の素晴らしさでしょう。
DMX-R100はデジタル部が秀逸なんだな。だから音楽制作業界で評価がたかいんだね。(DACもかなり良いけど、DMX-E3000ほどではない)
デジタル部の重要さを再認識。ちょっと意外だった。
ebay で頼んだ、DMX-E3000 用のメーターも届いた。良い感じ。
どちらも長い付き合いになりそう。


- 2018/12/30(日) 15:19:26|
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バイアス調整をした。
サービスマニュアルもネットで見つかって、簡単に調整出来る事も分かった。
Service_Manualバイアスを測ったらやっぱり規定値よりかなり低くて10~15mA程度だった。
1時間ほどエージングしてから既定の25mAになる様にトリマを調整。
オフセットも10mV以下にして、初段のレギュレーターの電圧も60Vぴったりなのを確認。
不思議な事にスピーカーを切り離すリレーも全く問題ないようだ。余り使っていなかったのかな?
調整が終わって音を聞いてみた。 思ったとうりしっとりして艶のある良い音に変身。申し分ない。

そう思って音を楽しんでいたら、変な現象が起き始めてやはり古いアンプはダメかと思ってちょっとがっくりしたのだが。。。
電源入れてしばらくすると、怪しいノイズが出るようになる。音が鳴っていれば気づかないレベルだが、曲が終わると気になるレベル。しかもケースをたたくと収まったりする。あちこち叩いたり押したりしていたら原因が分かった。後ろの部分のアルミカバーが接触不良しているらしく、ぎゅっと押さえつけるとノイズも無くなる事が分かった。そのアルミカバーはアンプのメイン回路(BIAS調整用トリマーが付いている基板)を覆っているから、それが接触不良ではおかしくなるわな。カバーを開けた時のネジの締め付けが緩かったんでしょう。納得。
それ以外に特に問題は無かった。今は素晴らしい音で鳴っている。最高レベルのアンプだと思う。このアンプ、広帯域+ハイスピードだからノイズの回り込みなどには弱いようだ。取り扱いに気を付けないといけないタイプのアンプだと思う。その辺のことはこちらにも書いてある。
菅野沖彦さん評論マニアの心をくすぐる劇薬って感じがする。 さすが無線機のトリオだけに高周波の扱いには慣れている?
FPB350Mと較べると、低域はFPBの方が締まりが有って圧倒的に良い。トランスの大きさが違うからね。。。だがそれ以外の中域や高域は一長一短でどっちが良いとも言い難い感じ。高域が伸び伸びとして一点の曇りもない感じはL-07Mⅱの方が良いかも。 このアンプ、ほとんど熱くもならないし、音も一二を争うレベルで、間違いなくコストパフォーマンスは最高だ。
週末にホーンをL-07Mⅱで、ウーハーをFPBで鳴らしてみよう。おそらく今までで最高の音になると思う。
楽しみだ。
- 2018/11/26(月) 23:44:34|
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内部も綺麗だな。
メンテナンスされた様子はない。35年間よく無事に鳴っているものだ。素晴らしい。
温度が上がってくると少しだけ音が暴れてくるようだから、バイアスが浅いのかも。
調整してみよう。






- 2018/11/21(水) 23:31:32|
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以前から気になっていたTRIO L-07MⅡの状態の良さそう物が出ていたので購入。
音は、予想した以上に良い音で、今まで聞いたアンプの中で一二を争う。
ダイナミックレンジも素晴らしいし、楽器の立体感、臨場感も凄い。しかも音が分厚い感じなのがとても好感。
クラシックの弦もとても色っぽい。
驚いた。モノラル構成だからと言うのも有るだろうが、それにしても35年?くらい前のこのアンプがそんなに良いとは。。。
2台ともDCオフセットも数十mVだった。まだ内部は見ていないがこのままで十分使えるレベルだ。
やはりモノラルアンプは素晴らしいと言う事も実感した。
audio-heritage audiosharing
- 2018/11/18(日) 23:32:48|
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以前から気になっていたので、入手。
ALPSの6連ボリュームが使われていて、音が良いと評判のシステムセレクター。(パッシブプリ)
セレクター部とボリューム部が完全に分かれているので、単純に6ch入出力のボリュームとして使えるからとても便利なのは間違いない。このALPSの6連ボリュームは今は手に入らないので、それだけでも購入する価値が有るかも。
音は、癖は無くとがったところは無い感じ。ボリューム式のアッテネーターでは最高ではないかな。
だがこれでますます、ファインメットのトランス式アッテネーターの良さを再認識してしまった。
楽器の音のみずみずしさが全然違う。聞いていてうっとりするような音なのだ。
やっぱり抵抗を信号線に直列に入れると音質ロスは避けられないのではないかな。。。
エネルギーが消耗されると音質が落ちるような気がする。
MVS-1

- 2018/01/03(水) 21:51:21|
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とりあえず、電源ユニットの出力電圧を調べた。
どうやら電源はゼナーダイオードとパワートランジスタだけのシンプルな物のようだ。
1N5369 と1N5360
F15030 と F15031
本体側の放熱器に付いたパワートランジスタも同じだった。



- 2017/02/26(日) 23:28:10|
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KBLの電源ユニットと本体の電源部の写真。
Webで調べたら、電源ユニット内に2段のレギュレーターが入っており、さらに本体の基板上に1段のレギュレーターが入っているそうだ。
±77V ---> ±58V ---> ±48V ---> 本体へ ---> ±44V
と降圧しているそうだ。
実機を測ったら、±49Vくらいの電圧が本体の基板上に来ていたので、記事の内容と合っている。
本体に来ているのは、それだけなのか?
こんな昔から多段レギュレーターが有効だと言う事を知っていたんだね。びっくり。 さすがKRELL。
今日も音を聞いてみたが、やっぱりこいつはすごく音が良い。音がしっかりと高密度になる感じだ。
この写真は電源ユニット。左右chで分かれているのかと思ったが違うようだ。。。?

左下のDC電源コネクタから繋がって、ここいら辺りが本体基板上のレギュレーターのようだ。本体に来ているのは±48Vだけなのか? レギュレーターを左右のチャンネルで分けて、まっすぐに各chのアンプに供給しているようだ。

- 2017/02/22(水) 23:08:54|
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プリアンプ: KRELL KBL を入手。(写真には写っていないが電源ユニットが別にある)
KRELL 中期のプリアンプの中で最も人気があり良いと言われるプリアンプ。 『KBL』 とは、KRELL BALANCED LINEの略。
KRELLファンとしてはこれ以外には考えられない感じだ。
オークションで動作未確認のものが安く出ていたので、一か八か修理覚悟で入手してみた。
意外なことに何事も無く動作してくれたし、ボリュームも高そうなアッテネーターでガリもなく、音も素晴らしい。全く手を入れる必要性を感じない。(念のため通電前に蓋を開けてチェックしたらねじが1本落ちていて、危なかった。フロントパネルに基板を止めているねじだった。)
多分業者さんは振ったら音がしたので、通電しなかったんでしょう。正解でした。皆さんもオークションでアンプなど買ったときにはまず振ってみるのが良いですよ。今までに何度かそれで助かっている。
プリアンプにこだわった理由は二つあって、
(1)本当にプリアンプを入れた方が音が良いのか?
(2)DACとの接続はバランスとアンバランスのどちらが音が良いのか?
まず、(1)についてだが、確かに入れた方が音の品位が上がる感じだ。ガサツな感じが減ってきれいな音になる。特に高域。
また、(2)については、アンバランスの方が圧倒的によい。
世間一般ではバランスの方が良いと言う事になっているようだが、私はいままで何十回もバランスとアンバランスを比較しているが一度もバランスが良いと思ったことは無い。今回それに最終結論を出そうと思って実験してみたが、やっぱりアンバランスの方が良かった。おそらく、バランスだと正負の出力がツイストペア線で伝送されるから正負の信号がお互いに殺しあうことになるんでしょう。大人しいつまらない音になってしまう。
Webを調べていたらこんな記述もあった。どちらが良いか、自分の耳で客観的に感じ取る必要がありそうだ。
『デジタルマスタリングの第一人者といわれるバーニー・グランドマン氏が使用される機材は、
音が良いとの判断から全てアンバランス接続で統一され、チューニングされているそうです。』
オリジナル文は下記だそうだ。いずれにせよ、アンバランスが良くないという事ではないのが分かる。
『多くの回路やデバイスを通れば、それだけ音質が落ちてしまいます。
だから、できるだけシンプルにシステムアップしています。このスタジオは、実はすべてアンバランス接続なんですよ。
通常のバランス接続にすると、それぞれの機材の間で抵抗値をそろえるためにトランスを介さないといけません。
それによる音質の劣化をさけるために、エンジニアがすべての機材を改造して、アンバランス接続でシステム構築しています』
バランスはむしろ取り扱いが難しいと言う事だと思う。シンプルなアンバランスが良さそうだ。
最初DACとプリをバランスで繋いでいたときは、音が穏やか過ぎてプリを入れない方が良いと思ったのだが、アンバランスにしたらプリを入れた方が良い事が分かった。
一方、プリアンプの出力はバランスでも変わらないようだ。おそらく出力インピーダンスが極端に低いのでしょう。スピーカーでも駆動できるほどだそうだ。プリアンプの役割が分かった気がする。今度ヘッドホンを駆動してみようと思う。
『プリアンプ』の意味は、『プリ駆動力アンプ』という意味なんだね。素晴らしいプリアンプだと思う。使い道が無ければ動作確認してからオークションに出そうと思っていたのだが、定着しそうだ。



- 2017/02/20(月) 23:38:14|
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セパレートアンプを使う真のオーディオマニアの皆様は、必ずプリアンプを使わないと音が整わないとおっしゃる。
私の様なデジタルなオーディオマニアは機能的に無くてもよい物は取ってしまえと考えがちなのだが、最近思っているのは、パワーアンプという究極のノイズ発生源たるアナログ機材に、繊細なデジタル機器であるDACの出力を直接繋ぐのはいかがなものかと思うようになってきた。
という考えに至ったのは、デジタル系でもノイズをいかに減らすかが音を改善する最大の課題であることが分かってくるにつけ、アンプからのノイズがDACに伝わるのは良くないと思うし、またアナログアンプでもノイズによる時間的な変調(アナログジッターと呼びたい)が起きているに違いないと思っているからだ。
実際音を聞いていても、時間的な揺らぎによる音の悪化がどういうものか判ってきたように思っていて、電圧的な歪は耳はほとんど聞き分けられないけど、時間的な揺らぎは耳にすごく不快に(うるさく)聞こえると思っている。
良いDACと良いパワーアンプの組み合わせで聞く音は音量を上げてもうるさくない。音色や好みがどうこう言う以前の問題で、うるさくないのだ。
DACにパワーアンプからのノイズを伝えないという点と、パワーアンプでのノイズによる時間的な変調(アナログジッターと呼びたい)をどうやって減らすかを考えると、DACとパワーアンプを直結するのは得策ではない様に思えてきた。
プリアンプを入れてアンプの段数が増えることによるデメリットを嫌うか、DACとパワーアンプを直結してノイズの影響を嫌うかの究極の選択の様に思えてきた。(もちろん良質なプリアンプでないとダメなのは明白だが)
だが、多くの真のオーディオマニアの先輩方がプリアンプを入れないとダメだと仰っているから、多分それが正しいのだと思う。おそらくプリアンプは高度な双方向ノイズフィルターになっているのだと思う。そう考えるとプリアンプの役割が明確になる。
プリアンプっていう名前が意味不明でいかんよな。 『シグナルコンディショナー』って言えば意味が分かるのに。
良質なプリアンプを手に入れて実験してみるしかないなー。。。
- 2017/02/16(木) 22:04:58|
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DACの電源を改良して、アンプの音の聞こえ方が変わったので再度ヘッドホンで比較してみた。
かなり差が無くなってきたなー。
X350はFETだからだと思うけど、中高域のきれいさが際立つ。FPB350Mはモノラルだからだろうが、セパレーションが凄く良い。FPB350Mの方が少し重心が低くダイナミックな感じだが、それ以外はかなり差がなくなってきた。
X350の方がソースの差をはっきり出すのかもしれないね。今回ソースが良くなった分音質の差が少なくなったってことだと思う。
項目 | X350 | FPB350M |
低域の豊かさ | ◎ | ◎ |
低域の歯切れよさ、充実感 | ◎ | ◎ |
中低域の豊かさ | 〇 | ◎ |
中域の滑らかさ、きれいさ | ◎ | 〇 |
高域のきれいさ | ◎ | 〇 |
アタック音の鋭さ、充実感 | ◎ | ◎ |
空気感、臨場感 | ◎ | ◎ |
楽器の立体感 | ◎ | ◎ |
フォーカスの良さ | ◎ | ◎ |
セパレーション | 〇 | ◎ |


- 2017/01/25(水) 22:31:04|
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