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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

P-600 vs X350

ヘッドホンで比較してみたが、やはり印象は同じで、P-600 は繊細さでは多少劣るがノビノビした感じ(立体感や空気感)で聞きやすい。一方X350は中高音の細部がとても綺麗で、音量を上げて細部に聞き入ってしまう感じだ。B級アンプとA級アンプの違いがベースにあると思うが、X350のディテールの再現力と低音駆動力はずば抜けて素晴らしい。

それぞれ個性が有って素晴らしいが、ホーンを駆動するとP-600に軍配が上がるのは、ノビノビした感じのおかげかと思う。スピーカーとの相性が有るのだろう。暴れやすいスピーカーだとX350の方が抑制のきいた綺麗な音を聞かせてくれるのだと思う。

今週末にP-600とX350の低音駆動競争をしてみるつもり。楽しみだ。
我が家の低音スピーカーは軽量コーンの大型ウーハーなので、X350の方が抑えが効いて良いかと思うが。

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  1. 2016/11/30(水) 16:32:48|
  2. アンプ
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P-600でホーンを鳴らしてみた。

P-600でホーンを鳴らしてみた。

P-600.gif

良い感じだ。初めてトランジスタアンプでホーンが良い感じで鳴っている。
ボーカルなどもきれいだし、クラシックの弦もきれい。ピアノも良い感じだ。空気感が上手く出ている。
真空管アンプと較べると高音はよりきれいだ。中音はもう一歩かな。。。
でも良い勝負だ。もしかしたら上回っているかもしれない。

他のトランジスタアンプでは、ホーンスピーカーは全くうまく鳴らなかったのに、なんでだろうね?

このころのACCUPHASEはパワートランジスタのドライブ段にFETが使われている。
これがこの頃のACCUPHASEの音(アキュトーンと言われるやつ)を特徴付けているんではないかな。
その後の製品の回路図を見るとトランジスタに変わっている。

そんなことと関係があるのかな? 少なくとも私好みな音なのとは関係ありそうだ。
実はホーン愛好家にとっては、この頃のACCUPHASEのパワーアンプは貴重なのかもしれない。

こんな記事もあるね。  BLUE CITY

P-600-diagram.gif

メーカーがどんなスピーカーをターゲットにしてアンプの音造りをするかで変わってくるのかもね。
最近は無味無臭なアンプが多いのは個性の強いスピーカーをターゲットにしているからかな?

それにしてもX-350の発熱はすごい。マジにオーディオルームは暖房が要らない。^_^;

  1. 2016/11/23(水) 13:30:35|
  2. アンプ
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ヘッドホンアンプとして、Accuphase P-600 を試してみる。

ヘッドホンアンプとして、Accuphase P-600 を試してみる。
かなり古い(30年ほど)巨大なパワーアンプで、シングルエンド式だからK812にも繋げる。

幸い状態は良かった。外観は傷もなくキレイ。音も特に問題なし。



いやー、素晴らしいアンプだ。ノビノビしていて低音も歯切れよく豊かで、空気感も素晴らしい。中高音もダイナミック且つきれい。中音がダイナミックなアンプは高音が暴れることが多いのだが、こいつはどちらも素晴らしい。ヘッドホンアンプとして今までで最高だ。

この頃の製品の音をアキュフェーズトーンと言って好みが分れるらしいが、真空管アンプに馴染みのある私の耳には何の違和感もない。むしろ普通のトランジスタアンプが無味無臭(X-350はそっち系)に感じる。最近のアキュフェーズはもっとおとなしい(繊細な)感じらしいが、私はこの方が良いかなー。。。

K812もリケーブルして同じ条件で同じP-600に繋いで比較した。

このアンプに繋いでどっちのヘッドホンを残すかはっきりした。

AH-D7100の方がより伸びしろが大きかった。鳴り方が一段と雄大で繊細になった。

K812は中高音はより明瞭、正確でダイナミック。高音も綺麗。モニター的な高分解能な音。低音の量が少ないので空気感と雄大さ(立体感)は弱い。

どちらをとるかは好みの問題だな。ヘッドホンの差を聞き分けるためにヘッドホンアンプを良くしたのは正解だったと思う。

P-600は負荷抵抗を1Ωまで下げられる。今は2.5Ωでやっているが、明らかに5Ωの時より滑らかになった。いずれ1Ωにチャレンジしてみたい。負荷抵抗値で音がコントロール出来るので、ホーンスピーカーを鳴らすのも楽しみだ。

このアンプとても気に入った。アキュフェーズはまだメンテナンス出来るそうなので、五万円かける価値もあるかもね。



  1. 2016/11/22(火) 13:33:58|
  2. ヘッドホン
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K812 その後3

やっぱりヘッドホンアンプは大きくて重いパワーアンプに限ると思い、完全バランス型でないパワーアンプ(ちょっと古い高級機種)を物色中。

なんだか本末転倒だ。 

どうせなら今まで聞いたことがないACCUPHASEかMcIntosh を試してみたい。



  1. 2016/11/18(金) 16:30:50|
  2. ヘッドホン
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パワーアンプの七不思議

ヘッドホンを繋いで聞く場合、SANSUIのMOS-FETアンプ:B-2102が今まで聞いた中では最高に良い。
音が綺麗ですっきりさわやかな感じだ。

だが、中高音のホーンに繋いだ場合は真空管アンプの方がはるかに明瞭かつきれいな音を聞かせてくれる。B-2102はなんか濁った音になってしまう。X-350も同じような感じ。

何でだろう?私の経験ではホーンスピーカーがトランジスタアンプで上手く鳴った試しがない。何か間違っているのかなー???

また本当は、AKG:K812をB-2102で鳴らしたいのだが、残念ながら繋げない。

小型のヘッドホンアンプもピンとこないし、K812を鳴らすにはバランス型でない(ちょっと古い)良いアンプを探すしかないのかなー。。。困ったものだ。

また、X-350はヘッドホンも中高音ホーンも悪くはないがどちらも今一歩だが、ウーハーを鳴らすと最高だ。歯切れよく、どの音程でも安定してスピーカーを鳴らしてくれる。

不思議だねー。。。

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  1. 2016/11/12(土) 16:41:18|
  2. アンプ
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K812 その後2

やっぱり単体で考えるとK812の方が良いなー。
曇りが無くて細部まで良く聞こえて、さわやかな感じだ。

問題は、K812を選ぶと我が家には適当なヘッドホンアンプが無いと言う事になる。
(トランジスタアンプはバランス型のアンプしかないので繋げない)
とりあえずはDA-3000のヘッドホン端子かMOTUのヘッドホン端子に繋ぐことになる。

以前に比べると音源側が凄く改善されているので、まあまあの音だが今一歩だなー。。。
良いヘッドホンアンプを手に入れないといけなくなる。困った。。。

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  1. 2016/11/06(日) 13:41:29|
  2. ヘッドホン
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AH-D7100 x B-2102

実は、AH-D7100 x B-2102 の接続をすると完全バランス駆動になっていると言う事に最近まで気が付いていなかった。そのせいか、この組み合わせは素晴らしい音を聞かせてくれる。

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B-2102などのアンプは、スピーカー端子はプラスもマイナスもグランドから浮いているので、K812などの左右のユニットのグランドがコモンになっているヘッドホンは繋げない。

PassのX-350も調べたが、スピーカー端子はプラスもマイナスもグランドから浮いていた。
このクラスのアンプは完全バランス駆動の物が多いんだね。

K812がバランス接続が出来ないのが非常に残念だ。ユニットそのものはAH-D7100より良いと思うのだが、残念だ。


  1. 2016/11/03(木) 23:20:39|
  2. ヘッドホン
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K812 その後

うーん、困った。

K812 も AH-D7100も標準のフォーンプラグのケーブルにして、同じアンプで同じ条件で聞き比べてみたが、味わいは違うけどどっちが良いとも言い難い感じだ。

K812は背面開放型であるせいだと思うが、伸び伸びしていて音場が広いが若干雑味がある。少し音場を加工したように聞こえる。

AH-D7100は密閉型のせいだと思うが、若干抑え気味な音だが、その分癖が無く高音などがきれいだ。DENONらしい抑え気味なきれいな音という感じか。

だがどちらもクオリティーは捨てがたい。この状態で聞くならどちらでもよい感じだ。

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しかし、AH-D7100はB-2102と組み合わせると完全差動駆動(バランス駆動)が出来るのが魅力だ。K812はコネクタが3PINなのがちょっと困ったねー。(K812はB-2102には繋げない)

K812が良いのだろうと思っていたので、正直拍子抜け。困った。


  1. 2016/11/02(水) 23:39:29|
  2. ヘッドホン
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K812を入手した

以前から一度は試してみたいと思っていた、AKG K812を入手してみた。

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悪くはない感じだ。だが、AH-D7100と較べてダントツいいかというとそうでもない気がする。BeyerのT1よりははるかに良い。

AH-D7100-2.jpg

まだ同じ環境(アンプ)で聞き比べていないし、AH-D7100はリケーブルしてあるので、同列に比較はできないが、今のところAH-D7100の方が繊細な感じがする。

また、今回分かったのは、K812は接続コネクタが3PINしか出ていないので、完全差動駆動は出来ないが、AH-D7100は左右に2PINずつコネクタが出ているので完全差動駆動が出来る。

しかも最近ヘッドホンアンプにしているSANSUIのB-2102は内部が完全差動で、スピーカー端子が正負ともGNDから浮いている。なので、AH-D7100と組んで使うと完全差動駆動になる。

K812は残念ながらB-2102には繋げない。アンプの左右のマイナス端子同士がショートしてしまうのでアンプが壊れる。

それとK812は接続コネクタが凄く小さくて不安感を覚えるし、背面開放型なのでうるさい。あれこれ考えるとAH-D7100の方が有利な感じがする。

うーん、今のところあまり良い感じはしない。。。もう少し聞きこんでどっちを残すか決めよう。


  1. 2016/11/01(火) 22:41:29|
  2. ヘッドホン
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プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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