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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

スピーカー改善にとりかかろう!

S-UK3-stack2 

block2

スピーカーの改善が暗礁に乗り上げているので、基本に立ち返ることにした。 もともとの発想は感じの良いフルレンジスピーカーをスタックして臨場感のよさと空気の駆動力の良さを引き出し、足りない低域をサブウーハーで補おうという発想だったので、まずは基本に戻すことにした。

  (1)3WAYマルチで駆動していたのを、フルレンジスピーカー(スタック)+サブウーハー
     に戻す

  (2)スピーカーの置き方を写真のように変えた。前の置き方だと耳の位置で音が大きく変わって
     気持ち悪かった。大きなホールとかなら前の置き方の方がよいのかもしれないが、
     我が家の小さな部屋では位相の関係で耳の位置で音が変化してしまう。この方がよい。

  (3)フルレンジをSRP-P500でダイレクトに駆動(チャンデバを通さず)、
     低域をFOSTEX600で駆動。低域のカットオフは今のところ200Hzで良いみたい。

これでかなり良くなった。やはりフルレンジにチャンデバを通すと良くは無いんだねー。。。
音の純度が随分良くなった。不純な音が出なくなった感じ。実にきれいな音だ。アンプとスピーカーを直結するフルレンジ+サブウーハーという最初の構想は正しかったといえよう。(今思うと、チャンデバを入れて3WAYにしたのが不純だったなー。。。)

それでもS-UK3の特徴なのだろうが、かなり大人しめの音。クラシックには良い感じだが、ちょっと大人しすぎだなー。。。ホーンスピーカーの音が懐かしい感じ。もう少しパリパリ感が出て欲しいなー。。。何とかならんだろうか???

この程度のチャンデバならパッシブのCR式で十分かな。
スピーカーケーブルを色々試したり、これを基準に改善していこう!



  1. 2011/08/31(水) 22:24:14|
  2. スピーカー
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D/Dコンバータ使いこなし(電源の絶縁)

dengen-block

hiFace3

PCオーディオをやっていると電源の取り回しが結構問題になるように思う。私も色々悩んで上図のようになっていて、これで完成したかなと思っている。

ポイントは、

(1)一番のノイズ源であるPCを完全に絶縁し、ノイズフィルターを使って
   他の電源にノイズを回さないようにすること。
(2)D/DやD/Aなど半分デジタルの回路も絶縁し、他の回路と絶縁すること。
(3)D/D用のACアダプターからくる9Vの電源ラインには、高周波ノイズ低減用コアと
   コンデンサーアレーを入れて低ノイズ化を図る。
(4)パワーアンプなどのアナログ回路は壁コンセントからテーブルタップで分岐して使うこと

このように絶縁した電源にした場合、(3)をやらないとプーンというノイズが乗ってしまうようです。

私はAC100Vからの絶縁電源を作ったことが無いので、その効果はわかりません。悪しからず。

絶縁の原理と効果はかないまるさんのページに詳しく書いてあります。

  かないまるさんの絶縁の説明



  1. 2011/08/30(火) 21:52:32|
  2. 電源回路/アイソレーション
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極太電源ケーブル聞き比べ

 power

調子に乗って電源ケーブルを3種仕入れてみた。 (オークションで調べれば、業者さんはすぐ見つかります)
  種類特徴
赤いケーブルLINN
K800
良く抑制されたやわらかいきれいな音。バイオリンの音が妖艶。低音が少しもたつく。
黒いケーブルMonster
Power Line400
中庸な良い感じの音。低音の歯切れも良く、高音も良く聞こえる。大変クリアで音がきれいに広がって聞こえる。標準になる音。LM3886アンプと組み合わせるとちょうど良い感じ。これがもう少し艶っぽい音を出してくれたらもう最高!
青いケーブルXLO Reference2
Type 10A
はっきりくっきり系の音。アンプによっては派手すぎるが、KSA-80Bに使うと抑えぎみ音を補って良い感じにしてくれる。

意図したわけではなかったのだが、3種が見事な対比を見せてくれた。

感心したのは、赤いケーブルは端子は銅製、黒いケーブルは真鍮製、青いケーブルは銀メッキ。 音の個性と見事にマッチした選択だ。オークションで仕入れたので、正直怪しいと思っていたが、(ケーブルが本物かどうかは怪しいですけどね。。。LINNのK800というケーブルが存在するのかどうか怪しい。。。)このケーブルの業者さんは相当オーディオのことがわかっていると見た。

アンプと組み合わせるケーブルを選ぶことでかなり音が調整できるね。だが、電源ケーブルに何百万円もかける人もいるらしいけど、そこまでは必要ないと思うなー。それよりは何十円~何百円のコンデンサーを変えたほうが変化は大きいと思う。

  1. 2011/08/28(日) 21:55:18|
  2. ケーブルなど
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PCオーディオの常識と迷信

私は随分昔からオーディオが好きだから、オーディオの常識や迷信についてもいろいろ知ってはいたけれど、このBlogを始めるにあたってそれらは全て忘れて一から確かめてみることにした。だからなるべく迷信と思われるようなことは触れないようにしてきた。下記は実際私が実験してみて確認できたPCオーディオの常識です。

確認できたPCオーディオの常識
PCオーディオは他のオーディオ方式と比べて十分音が良い
D/Dコンバーターは必須だ(HiFaceEvo やUDIF7)
AC電源の絶縁はデジタル系の機器には必須だ。(アナログ系はしない方がよい)
SPDIF接続よりI2S接続の方が音が良い
バーブラウンのPCM179Xシリーズは他のチップより音が良い
PCM179X+OPアンプの差動I/V変換は音が良い
OPアンプは負荷駆動力は低い(シールド線やライントランスは駆動できない)
無帰還のラインバッファLME49960は、駆動力が高く音が良い
ラインバッファやトランスの駆動力が高ければ、シールド線などでの音の差は少なくなる
ライントランスは完全なバランス駆動したほうが音が良い
電源回路のコンデンサー(パスコン)は適材適所で音を調整できる
電源回路のコンデンサーアレーは音質改善効果が高い
特にパワーアンプは電源ケーブルで音が変わる
LM3886は安いパワーアンプICなのに恐ろしく音が良い
基板上のCRやICをエポキシで固めて制振するのは効果がある
MI-TAKEさんの基板は完成度が高い(問題点がほとんど無い)
良いD/Aコンバーターで聞けば、44.1KHzでも192KHzのでも大差なく良い音だ
良いD/Aコンバーターで聞けば、数十年前のモノラルソースでも良い感じで楽しめる


ヘッドホンを鳴らす分には我が家のオーディオはめちゃくちゃレベルが高くなった。もし同等の音をメーカー品で買いあさったら数百万円かかると思う。ボーカルやバイオリンが演奏中に微妙に動いているのが聞いていて判るし、ホールトーンがこんな風に複雑に反射していたのかとびっくりする。今まで何度も聞いていたソースが違って聞こえるから聞きなおすのが実に楽しい。

だが残念ながらスピーカーに関してはまだまだレベルが低い。どうもスピーカーを改善する才能は私にはあまり備わっていないらしく、どうすれば良いかがまだぴんと来ない。困ったもんだ。。。




  1. 2011/08/26(金) 23:52:47|
  2. 音の比較/技術解説
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システムはほぼ完成かなー。。。うれしい!

zenkei2

ヘッドホンで聞くシステムが満足のいくレベルまで改善できた。D/Aコンバータの電源コードも交換してベルデンの19364に変えたら全体的によりきれいな音になり、重心が低くなってより聞きやすくなった。低音の歯切れも良く、量感もあり、重心が低く、ボーカルやブラスなど中音もきれいな音でフォーカスもよく、ホールトーンがめちゃくちゃ長く、体を取り巻くような奥深い臨場感。

これでかなり満足した状態だなー。PCオーディオを始めて2年くらい経つかなー?なんともうれしいレベルに到達した。何度も言うけどこのシステムで聞くと44.1KHzの音も192KHzの音も大差なく聞こえる。むしろ録音の良い44.1KHzの方がはるかに良い音に聞こえる。

ふと、なんでPCオーディオが好きになったか思い出した。20年ほど前に一旦オーディオをやめたのだけど、やめた理由は、せっかくCDプレーヤーなど良いシステムを手に入れても今度はSACDが出てきたりして、機器を買い換える事も出来ず、フラストレーションがたまって止めたというのも理由のひとつだった。それに比べるとアナログオーディオやPCオーディオは良いよね。全部買い換える必要なんてまず無いから。私がネットワークオーディオが嫌いなのはそういう理由もある。一度買ってもまたすぐに他の機械を買わされる羽目になるよー。。。皆さん気をつけようねー。。。

私はやっぱり、業界の思惑に左右されないPCのオープンな文化が馴染みやすい。

  1. 2011/08/26(金) 01:05:05|
  2. ポリシー
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ヘッドホンアンプの電源ケーブル

K800

オークションで極太の電源ケーブルを仕入れてヘッドホンアンプに使ってみた。
LINNのK800というケーブルらしい。オークションなので怪しいところもあるが、Webで見ると結構買っている人がいて、評判は悪くないみたいだ。

使ってみると驚きの改善だ。音がより澄んできれいになった感じで、音の広がりも良くなった。D/AのI/V変換の抵抗を金属皮膜にしてから少し気になっていた音の荒さも取れ、より艶のある音になった。好みだ。これなら本物でも偽物でもOK! JacinthaのDannyBoyのホールトーンの広がりが凄い。凄い長時間きれいな音で広がっていく。音全体も左右により広がった感じ。びっくり。

こんなに小さなアンプでも電源ケーブルで音が変わるんだねー。驚きだ。しかし良くなる理由が全くわからない。テーブルタップまでの電源ケーブルだけでこんなに変わるなんて。。。。

きっと電源ケーブルが何かのフィルター的に働くんでしょうね。外から来るノイズか機器側から来るノイズをうまく押さえ込んでくれるのかな?それぐらいしか理由が思いつかない。



  1. 2011/08/25(木) 00:20:52|
  2. アンプ
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ヘッドホンアンプ聞き較べ

KSA-80B

SRP-P500

LM3886-12

LM3886のヘッドホンアンプが出来て随分ヘッドホンの音のクオリティーが上がったが、思い込みがあるといけないので、気を落ち着けて他のアンプと聞き比べてみた。

  KRELL KSA-80B(写真上)
  SONY  SRP-P500(写真中)
  中国製   LM3886改良アンプ(写真下)

これに、今は亡き(オークションで売ってしまった)SANSUI B-2301Lを加えた4機種が今まで聞いたアンプの中ではダントツ良い音のヘッドホンアンプだったが、それらを聞き比べてみた。

結果はLM3886アンプがダントツ良かった。音がきれいで、フォーカスが良く、空間表現も良く、帯域バランスも良い。一度良い物を聞いてしまうともう後戻りは出来ない。。。スリガラスが一枚有るか無いかの差のように感じる。クラシックの弦の音が色っぽく感じる。

ただしこの評価はヘッドホンを鳴らした場合のことで、スピーカーを鳴らすと話はまったく別。KSA-80BやSRP-P500はスピーカー駆動力はダントツ良い。JBLのホーンドライバーや38cmウーファー:2205Bをきちんと鳴らせるアンプはめったに無い。

また、この小さな中国製LM3886改良アンプでも、電源ケーブルは良い物で聞くほうがよりしっとりした音が出る。安物の細い電源コードだと少し荒い音になる。不思議だ。。。Beldenの極太ケーブルがしっとりして良い音だ。

また、KSA-80Bは特に電源ケーブルによる差が激しく、安物の電源ケーブルだとかすれたような超安物の音になることがわかった。A級で常時400Wも食っている化け物アンプなので、安い電源ケーブルだとだめなのかねー。。。テーブルタップ用では評価の高かった単芯のケーブルよりBeldenの極太ケーブルの方が良いこともわかった。不思議だ。

いままでテーブルタップの電源ケーブルは色々試してみたけど、機器の電源ケーブルはあまり試していない。これも色々やってみないといけないことがわかった。。。オークションで仕入れるかなー。。。





  1. 2011/08/21(日) 22:56:45|
  2. アンプ
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オーディオの奥深さ(どこまで行ってもきりがないね!)

最近のD/Aコンバーターやヘッドホンアンプの改良で、我が家ではヘッドホンでは本当に凄い音が聞けている。一度その音に慣れてしまうとレベルの低い部分があると我慢できなくなってしまう。残念ながら我が家のスピーカーは我慢できないレベルになってしまった。

オーディオって本当にきりが無いよね。どんどん改善する目標が高くなっていく。。。
だから楽しいけどね。

デジタルオーディオの本質は突き詰めて考えると下記の5つしかない。

(1)デジタル信号処理装置(PCなど)+通信装置(ネットワーク)
(2)デジタルデータの定期的ストリーミングを保証する機構(D/Dコンバーター)
(3)D/Aコンバータ
(4)アナログ電子回路+電源
(5)スピーカー

PCオーディオだろうとネットワークオーディオだろうと皆同じだ。うわべのインターフェースや回路方式、データ通信方法などは異なるけれど、本質はこれだけだ。もしトータルで音が悪いなら上記のどこかに悪い部分があるという事だ。それだけのこと。PCオーディオよりネットワークオーディオの方が優れているなんて話はうわべだけの話だ。どれも同じ。(めくそはなくそ)

このことがわかっている人は意外に少ない。うわべのインターフェースや回路方式、データ通信方法などにとらわれることなく物事(オーディオ)の本質を考えていくべきだ。

それと、16Bit 44.1KHzの音はHiFiとして十分に良い音だ。良い音が出ていないならシステムのレベルを疑った方がよい。レベルの低いシステムだと16Bit 44.1KHzは良い音で再生されない。それを音源の差だと説明するのは間違っている。


  1. 2011/08/19(金) 23:19:50|
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スピーカーシステムを聞きなおしてみた

D/Aコンバーターやヘッドホンアンプが凄く良くなったので、スピーカーシステムを聞きなおしてみた。
うーん、だめだ。。。全くレベルが低いと言わざるを得ない。。。
本当にスピーカーは難しいね。。。きちんとうまく鳴るスピーカーを作れる人は尊敬してしまう。

パワーアンプは3台ともそれぞれかなりのレベルだと思うけど、スピーカーは難しい。。。
さーてどこから手を付けたらよいのやら。


  1. 2011/08/19(金) 11:39:37|
  2. スピーカー
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感性ヒアリングについて

今回のヘッドホンアンプとD/Aコンバーターの改良で我が家のシステムは随分良くなったと思う。
いままで色々やってきたけど、いつも悩むのはどこを改造するかの発想(思いつき)と改造した後の評価についてだよね。

そもそもどこを改造すれば音が良くなるかの発想が無ければ改造も出来ないので、実際1ヶ月くらい何も思いつかなかったこともしばしばあった。一度思いつけば最近は情報はWebにたくさん転がっているから調べるのはすぐだし、部品もオンラインで買えるしオークションもあるから作業そのものは早くできるよね。

で、問題は改造した後の音の評価だよね。以前は2つのオーディオ機器を聞き比べるときは瞬時にスイッチで切り替えて音が違うかを聞き比べていたんだけど、この方法だとほとんど差が判らないことに気がついた。すごく大きな差が有ればわかりやすいんだけど、少し良くなったくらいでは聞き比べられない。

では私は最近はどうやって聞き比べているかというと、一つの機器について色々なソースをどんどん聞いて、聞いたときの心地よさを頭に記憶していく。あーきれいな音だなーとか、こんな音も入っていたのかとかの印象を記憶していき、もう一つの機器も聞いてみて全体の印象で判断することにした。細部の音の違いを聞き分けるのではなく、全体の印象を記憶するようにしている。音楽を聴いた心地よさを記憶しているといっても良いと思う。

例えばホールトーンなどは単純な音として捕らえるのはとても難しいが、その臨場感が自分にとって気持ち良いかどうかはすぐわかるし、なんでその音が気持ちよいのかもすぐわかる。結局、音楽を聞いていて気持ちいいかどうかが大事だと思うのだ。

これはいわば感性で音を聞いているということで、従来から言われている音の聞き分けというのとは異なると思う。従来から言われている”ダイナミックレンジ”や”周波数帯域の広さ”などのハードウェア的な特性の良さを聞き分けるのとは異なる。だからスイッチで機器を切り替えて音を比較するのは意味が無いと思う。

それでも漠然と”気持ち良いかどうか”を聞いているのではなく、下記のような項目ごとに感じるようにしている。これらは気持ちよさを計る尺度といっても良いかもしれない。

(1)音のきれいさ、フォーカスの良さ

各楽器やボーカルなどの音が濁りが無くきれいに美しく鳴っているか。音のフォーカスが良く音像に無駄な広がりが無くコンパクトに鳴っているか。

(2)ステージの広がり、ホールトーンのきれいさ

空間の再現性が良く、音がきれいに広がって反射しきれいに消えていくかどうか。音が伸びやかに鳴らない機器だときれいなホールトーンは再現されない。

(3)音全体の帯域バランスの良さ

低音から高音まで気持ちよく音が出ているか。自然の音やアコースティックな楽器の音は必ず聞いていて気持ちよい。帯域のバランス的に気持ちよいかどうか。高音がガンガン出ればいいとか低音がブーブー出ればいいとか言う次元の低い話ではない。

だから、機器の音の比較をするのに音楽ソースを一つや二つで聞き分けるという聞き比べのやり方は私はナンセンスだと思う。どうしてもきちんと聞き比べするには時間がかかるのだ。


  1. 2011/08/17(水) 23:36:24|
  2. ポリシー
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D/A変換基板の改良

epoxy

基板を改良してみた。まず音に影響が多いと言われるI/V変換の820Ω(基板1枚あたり4本)を評判の良い金属皮膜抵抗に変えてみた。これは効果なし。というか残念だが良くなくなってしまった感じがした。標準のまま(カーボン抵抗)の方が良かったみたい。音がとんがった音になってしまった感じ。エージングすればよいのかもしれない。抵抗をはずすのは結構大変なんだよねー。。。がっかり。DALEとかの無誘導巻き線型の抵抗にしないといけないのかなー。。。(実際は大きくてこの基板には付けられないが)

Mi-Takeさんの基板は部品の選定も含めてよく出来ているね。感心してしまう。

次の手として、ついにエポキシで固める作戦をしてみた。上図のようにOPアンプ以外はほぼエポキシで固めた。電解コンの周りなどもう少しエポキシを盛った方が良いかもしれないが、とりあえずこの程度で。

音はどうなったかというと、音のきれいさは抜群に良くなった。トランス式I/Vにも迫るきれいさだと思う。低音の歯切れの良さも良くなった。ベースの音の歯切れの良さが素晴らしい。やはり部品の振動による混変調歪が在ったんでしょうね。

今まで聴いたことの無い音のきれいさ、フォーカスの良さ、空間表現に到達した。

一方で低音の量感が少し減ってしまった感じだ。これが正しい音なのかわからないが、好みとしてはもう少し低音の量感を出したい感じ。そこでOPアンプの近くにコンデンサが少ないので、手持ちの25V33μF(MUSE)を2個足してみた。それで改善された。締りの良い低音と低音の量感が両立した感じ。

エポキシをもう少し足して盛り付けた。エージングが進むにつれどんどん良くなって来た。実に素晴らしい音になった。やはりエポキシで固めるのは効果抜群だね。素晴らしい!




  1. 2011/08/17(水) 10:55:06|
  2. システム解説
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究極のD/A変換基板改良法

PCM1796

I/V変換を色々試してみたが、結局OPアンプ式の方が良さそうなので、このD/A変換基板を改良する方法を考えよう。

究極の基板改善方法があるのだが、なかなか実行する踏ん切りがつかなかったが、そろそろやる時期かなー。。。

(1)抵抗をより評価の高い物に変更
(2)基板全体をエポキシで固め、制振する

(1)はありきたりだが、有効でしょう。(2)をやるなら不要かな?
(2)は安い部品でも音を改善する究極の方法で、今まで実行すれば必ず成果が認められた方法。多くの部品は音楽信号が流れるとそれにより振動して混変調歪を生じるのでしょう。それをエポキシで固めて抑える。抵抗、コンデンサ、ICに有効だと思う。

ただし、この改善は一度やってしまうと二度と変更は出来ないし、オークションで売るのも難しくなる。そういう意味でも究極の改良だ。。。

他の方法はアナログ部分をLM3886を使って作り直すかだなー。。。




  1. 2011/08/14(日) 23:11:20|
  2. システム解説
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トランス式I/V変換回路のディテール

transi-iv

D/A変換基板上のI/V変換のOPアンプを引っこ抜いて、このソケットをそこに挿し、RCAプラグをヘッドホンアンプに繋ぐだけで素晴らしい音が聞ける。能動素子無しの究極のシンプル回路。D/A変換チップ(PCM1792)とこのトランスだけでアナログ信号処理が全て終わり、パワーアンプに直接繋げる。素晴らしい回路だ。

この状態ではすこしローパスフィルターの効きが悪いようで若干元気ハツラツ気味な音になったので、パッシブプリにつなぎBeldenの8412ケーブルを1.5Mほど駆動してやるとちょうど良かった。ケーブル長で好みのローパスフィルターに調整するのが良いでしょう。10KΩ+100PF位の負荷を与えるとちょうど良いように思われる。

ソケット上の配線は誤接触しないようにエポキシで固めた。


  1. 2011/08/14(日) 17:46:22|
  2. システム解説
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トランス式I/V vs OPアンプ式I/V

DA-block

DA-block3

さてどっちが良いか聞き比べたが、一長一短でどちらが良いとは言い切れない感じだ。
音のきれいさ(ピュアさ)ではトランス式が良い。一音一音が本当にきれいな音だ。
一方、空間表現、音の奥行き感ではOPアンプ式の方が良い。ホールトーンのきれいさでは一枚上だ。それとトランス式だと若干ゲインが足りないなー。。。あと3dB。。。そこが惜しい。

トランス式は素子数が極端に少ないから音がピュアなんだけど、トランスで昇圧しているから駆動力が若干弱くなっているんでしょうね。その点OPアンプ式I/V変換回路は駆動力抜群のラインバッファも入れているしライントランスを降圧する方向に使っているからから音に厚みが出るのでしょう。

TAMURAのマッチングトランスは価格の割には素晴らしいクオリティーだ。OPアンプ式で使っているPlitronのライントランス(どちらも600Ω:10KΩだが、使い方が逆)とそん色ないクオリティーでびっくり。値段は5倍くらい違うのにね。

どちらも捨てがたい感じ。このトランス式のI/V変換回路は音の基準として持っている価値がありますね。この音のピュアさを実現しつつ、駆動力も兼ね備えた回路が出来たら最高だ! ひとつの基準として持っておきましょう。



  1. 2011/08/14(日) 17:23:04|
  2. システム解説
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トランス式I/V変換回路の実験

trans2


DA-block3

マッチングトランスを仕入れて、I/V変換回路の実験をしてみた。トランスの出力を直接ヘッドホンアンプに繋いでいる。D/Aコンバーターチップの後ろにトランスがあるだけでヘッドホンアンプに繋がっている。これ以上簡潔な回路はありえない。その意味ではとても有意義な実験。

最初は記事に出ている図の一番上の様な標準的な回路でやってみた。
結果はあまり良くない。音が濁っている。一次側の駆動方法が気になる。

次に一時側のグランドをはずし、きちんと差動で駆動するようにしたら音がきれいになって、よい感じにはなったが、ゲインが低すぎる。

そこで、二次側の抵抗をはずしてゲインを上げた。これでかなり良くなった。
もともとの我が家のメインシステムと良い勝負だなー。どっちが良いとも言いがたい感じ。
音の伸びやかさはトランス式の方が良いかなー。。。

問題点はノイズを拾いやすいこと。

少し時間をかけて聞き比べよう。



  1. 2011/08/13(土) 22:16:54|
  2. システム解説
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プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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