DACの比較の準備中。
FN1242Aのセットの電源トランスを大きく、電源基板をスマートに、配線をキレイにした。

あれこれいじっていると色々発見があるが、DIR9001のDAIボードが音が良いみたいだ。古いモノで96KHzまでしか通らないが、音は良いようだ。迫力が有る感じ。。。不思議だ。
- 2013/07/31(水) 23:16:27|
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最近、私の目指す音と技術の方向性が変わってきている。ジッター低減を目指してDAIを使うSPDIF中心にしたり、フォーカスの良い滲みの無い音を目指してパワーアンプを無帰還三極管アンプに変えたりしている。
そこで、どのDAC+DAIが今の好みに合うのか白紙状態からの比較実験を計画中。
DACシステムとしては、DACチップの性能のみではなく、DAI、アナログバッファー、電源の性能が同等かそれ以上に大事であることが分かってきている。
(1)我が家のメインのDAC(DAC9018S+ディスクリートI/V)
(2)Mi-Takeさんから購入のDAC(PCM1792のツインモノ差動駆動+49990+LT1037)
(3)rtm_iinoさん製作のFN1242A基板+ライントランスのシンプル構成DAC
(4)Keiさん製作のFN1242A+OPアンプバッファー






音源はシンプルにSDトランスポート:QA660のSPDIFまたはAES/EBUとする。 QA660は多少のジッターが残っていると思うが、それをDAIがどれほどリカバーできるかも興味の対象。
| ____(1) について____ | ____(2) について____ | ____(3) について____ | ____(4) について____ |
DACチップ | ES9018 1個 | PCM1792 ツインモノ | FN1242A 1個 | FN1242A 1個 |
基板製作 | 藤原さん | Mi-Takeさん | rtm_iinoさん | Keiさん |
I/V,バッファ | ディスクリート | 49990+LT1037 ライントランス 差動駆動 | バッファ無し ライントランス 差動駆動 | OPアンプ |
DAI | ES9018内臓 | DIX9211/DIR9001 | WM8804/DIX9211 | CS8416 |
アナログ電源 | 3端子+コンデンサアレー (±15V) | ACアダプタ+3端子 (±12V) | コンデンサアレー (5V) | 3端子 (±15V) |
改善中の点 | 特に無し | DIX9211を手配中 | 電源トランスと 5V電源基板を手配中 | 特に無し |
(1)は我が家のスタンダードDACで安定感がある。バランスが良い音だと思う。
(2)は以前使っていたセット。完全ツインモノでOPアンプも良い物。駆動力が高いので音の雄大さは最高だ。DACチップはエポキシ固め。電源は安物だが不思議なくらいバランスの良い音だ。
(3)は、最近入手の基板で、音の滲みが少なくフォーカスの良さは最高。バッファー無しのライントランスのみ。シンプルの極地。電源を改善中。
(4)はKeiさん作の凝った作品:FN1242A採用のDAC
これにプラスして、FireFace UFXのアナログ出力もある。
評価したいのは、
(A)音の雄大さ、伸びやかさ (音の厚み)
(B)音像のフォーカスのよさ (GroupDelay, 音の滲みのチェック)
(C)高音のキレイさ (ジッターの少なさ、電源の高域特性のチェック)
(D)奥行き感、空間表現のよさ (バッファー性能に左右されることが多い)
(E)低域の歯切れよさ、量感 (主に電源のエネルギー供給力のチェック)
など。最近はもっぱらこれらの評価だ。
現在、(3)用の電源とトランス、DIX9211基板などを手配中。
- 2013/07/30(火) 20:49:47|
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下記、SPDIFの配線をキレイにしたら192KHzでキレイに鳴りました。波形を見てみないとダメですね。。。_o_
チップやコンデンサアレーのエージングが進んだせいか、音がより滑らかになってきた感じで、まことに素晴らしい音だ。バッファー無しのライントランスによる降圧のみでここまで鳴るんだから凄い。理想的なシンプルさが追求できるね。ツインモノにして、基板の周りをコンデンサーアレーで取り囲んでみたくなる。。。
192KHzのソースを入れてきれいに鳴るなと思っていたが、よくチェックしたらFireFace UFX で44.1KHzでリサンプリングしていた。96KHzや192KHzだと音がちょっと変だ。波形の問題かな??88.2KHzは問題ない。QA660から直結してみた方が良いかな。
- 2013/07/28(日) 22:44:30|
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以前、話題になっていた低ノイズリニアレギュレーター:TPS7A4700 (rtm_iino さんから借用)を使ってみた。
FN1242Aのアナログ電源(5V)について、3種類の比較をしてみた。
(1)3WAYコンデンサーアレーのみ(5Vの3端子から電力供給)
(2)TPS7A4700 基板のみ(15Vの3端子から電力供給)
(3)TPS7A4700 基板+3WAYコンデンサーアレー(15Vの3端子から電力供給)
| (1)の場合 | (2)の場合 | (3)の場合 |
中高音のキレイさ | 〇 | ◎ | ◎ |
中高音ののびやかさ | ◎ | △ | 〇 |
低音の歯切れよさ、量感 | ◎ | 〇 | ◎ |
低音ののびやかさ | ◎ | △ | 〇 |
空気感、臨場感 | ◎ | 〇 | ◎ |
私は電源には大きくて重いパッシブな素子が一番だと思う。
- 2013/07/28(日) 19:36:18|
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新作DAC用の電源強化のために3WAY6段コンデンサーアレー(ニチコン4700μF+Muse47μF+マルコンオーディオ用積層セラミック0.1μF)を作った。
まずはPCM5102基板のアナログ電源に使ってみた。

期待したが残念ながら、まあ、それなりに良くなったかな?と言う感じの音だ。やっぱりアナログバッファー内臓のDACだからこれが限界かなって感じ。繊細さも迫力も今一歩って感じだ。
次に、FN1242A基板のアナログ電源に使ってみた。

これはびっくり。凄い音に大変身。電池駆動では音はキレイだったがエネルギーが高域に寄っている感じで迫力が無かったが、音域バランスの良い音になり、低域の迫力が凄い。もともと音のフォーカスが良かった上にエネルギー感が上がったからアタック音が凄い。LPFも特にいらないことが分かった。
まさに爆音+繊細な音って感じ。ギターの音の色気、ボーカルの心地よさ、弦の音の粒立ちに背筋がぞくっとする。間違いなく我が家でNo.1の音になった。
いやー、びっくり。こんなに変身するなんて。
これではっきりしたのは、
(1)FN1242Aは1個でも十分凄い音だ。10KΩ:600Ωのトランスは楽に駆動する。(レベルが低いが)
(2)WM8804は素晴らしいDAIだ。Mi-Takeさんの設計も良いのだろう。
(3)3WAYコンデンサーアレーの効果はやっぱり凄い。(電池はエネルギー感はダメだね)
今後の方針も決まった。
まずはこれらをそのままをケースに入れるかな。このままでも充分な音だ。。。なんだか拍子抜けしてしまった。DAC基板が2000円くらい?DAI基板が2700円くらい?それでこの音か。。。(ライントランスはちょっと高いけどね)超重低音が少し弱いように思うので、せめて電源トランスにはもう少しお金をかけよう。
その後は、真空管(無帰還)差動バッファーで受けてDACの負荷を軽くしてライントランスを差動駆動してやるのが一番だろう。
- 2013/07/27(土) 17:56:42|
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当たり前だろうが、アナログ電源(5V)で音が大きく変わるので、とりあえず電池で駆動した。
実にフォーカスの良い、滲みの無い爽やかな音だ。rtm_iino さんが、"群遅延が少ない、密閉スピーカーの様な音"と評されていた意味がやっと分かった。(DACがバスレフとか密閉とか言われてもわかんないよね。^_−☆)
このチップは何で音のフォーカスが良いんでしょうね?
最近私は、無帰還三極管アンプの滲みの無い音にはまったが、それにさらに磨きをかけてくれる。
ふと気が付くと、これだと我が家のシステムは完全無帰還になる。
DAC→ライントランス→無帰還パワーアンプ素晴らしく滲みの無い音。クラシックの弦の音が素敵だ。
Mi-TakeさんのDAI基板との相性も良い様で、192KHzでも問題無い。良い音だ。
DACにもいろいろ個性があるんだね。PCM5102も外部バッファを付けられればベストかも。3線式なのが良い。
FN1242Aは皆さんいろいろ実験されているので、別のが良いかな?
今後のこれの改善点は、
(1)ローパスフィルタの調整
(2)電池駆動のせいか、はたまたトランス駆動力が弱いのか、力强さは今一歩。音域バランスが高域寄りだ。
さてそれをどうやって改善するか?
方法として考えつくのは、
(1)DACチップの多数並列駆動
(2)無帰還真空管バッファ+ライントランス
(3)OPアンプバッファ
(3)は帰還回路なのでイヤだな。

- 2013/07/26(金) 21:18:55|
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DAIとの接続は4線式。このDACは電圧出力なので、ライントランス(10KΩ:600Ω)直結で構成中。
デジタル電源(3.3V)とアナログ電源(5V)の2電源必要。
とりあえずは鳴る様にはなったが、色々改善中。

- 2013/07/25(木) 23:21:18|
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rtm-iino さんから色々基板をお借りした。PCM5102A基板、FN1242A基板、低ノイズ電源基板など。
また、Mi-Take さんからWM8804基板を購入。DIR9001基板より全然良い。
Mi-Take さんはいつもすぐに送って頂けるし、送料も安いし、資料も梱包も気持ち良い。完成品なのに値段が他のキットより安いのは驚異的だ。

本命はFN1242A基板だが、まずは簡単なPCM5102A基板を動作させた。


このチップは色々特徴のあるチップで、アナログバッファー回路も含んでいるのが驚異的だ。そのままパワーアンプに繋げる。電源は3.3V単電源で良いのに内部でチャージポンプで負電源を発生しているそうで、DCカットのコンデンサーすら要らない。びっくり。
さらに、デジタル入力は、DATA,BCLK,LRCKの3線式でよく、MCLKはチップ内部でPLLで発生するそうだ。XTALすら要らない。これもびっくり。だがこの方式だと、本質的にジッター低減能力が高いのではないかと思う。
実際、ジッター除去能力はかなり高いようだ。音は驚くほど良かった。ジッターによる音の濁りはあまり感じない。空気感、臨場感なども素晴らしい。非常にバランス良いハイレベルな音だ。デジタル部分の性能は相当良いと思う。
さすがにアナログ部の音の奥深さ、底力は今一歩な感じはするが、とても3.3V電源の音とは思えない。
- 2013/07/24(水) 23:20:37|
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自分で言うのもなんだが、スピーカーからうっとりするような綺麗な音が出ている。今まで色々不満があったスピーカーがかなり良い感じで鳴るようになった。
さて、次のテーマ:新外部DAC製作に向けて、色々とシステムの熟成を行っている。なるべくシンプルで良いパーツを選別するのが目標。
最近、大きな変更(スピーカ入れ替え、ホーンターミネータ、パワーアンプを三極管無帰還アンプに、FireFace UFX導入など)を多々したので、細部のシステムの熟成がおろそかになっていた。
聴き比べた結果、SDトランスポートも絶縁電源から供給した方が音が良い事がわかった。電源ケーブルもあれこれ相性を検討して音域のバランスがベターになった。これで、デジタル系とアナログ系の電源が分離され、理屈どうりですっきりした。
楽器のリアル感、空気感がぐっと増した。良い音になると不思議なことに隣の部屋で聞いていてもうっとりするような音が聞こえる。パソコンを叩き、お茶を飲みながら気楽に楽しむオーディオが良い。(もちろん誰かさんが居ない時だけだが)
新外部DAC製作に向けて準備万端って感じ。今回の新外部DACプロジェクトは色々比較してジックリ良いものを目指したい。以前とは自身の見識レベルも上がっているので良い物が出来ると思う。

- 2013/07/23(火) 20:57:13|
- システム解説
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日本では、オーディオ技術の世代間の断絶が起きているように感じている。
数十年にも渡って諸先輩方が色々実験されて得たノウハウが記録としてどこにも残っていない。
インターネットの時代であるにもかかわらず、インターネット上にあるオーディオに関する情報は僅かだ。昔の雑誌は普通は手に入れることは出来ず、Webからは過去に行われていた実験結果は簡単には見ることが出来ない。著作権の問題であろうが、おかしなことだ。
私は金田式DCアンプを購入したにもかかわらず、製作者からは回路図すらいただけなかった。過去の雑誌を購入しないといけないそうだ。。。
過去の諸先輩方が一子相伝的にノウハウを仲間内だけで蓄積していたと言うことも問題としてあると思う。
なんだか時代錯誤な状況になっていると思う。海外では色々なノウハウを蓄えたオープンなWebが存在している。
下図の事も過去にノウハウはあったのかもしれないが、日本ではWebで見る限りどこにも書いていなかった(海外には有った)ので、私は知る由も無く、このノウハウを探し出すのに無駄に3年掛かってしまった。よく考えれば当たり前のこういうノウハウが世代間の断絶で伝わっていないとすれば、なんと無駄なことだろう。

- 2013/07/23(火) 20:56:42|
- ポリシー
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私は、ノンPCシステムに走っているので、少し感じ方が一般的でないが、DACシステムの音に影響する度合いはこんな感じかと思っている。
1.DAI(SPDIF to I2S)
2.電源
3.I/V+バッファ(OPアンプ)
4.DACチップ自体
だいたい音を聞けばどこの問題か解る様に思っている。なので、今一番気になっているのがDAI。
次にI/V+バッファ。出来ればOPアンプを使わずにトランスのみで済ませたいと思っていたが、電流出力のDACにトランス式は無理(昇圧しないとならないので)だと判断したので、電圧出力のFN1242Aに期待している。思いっきりシンプルな構成のDACが出来るのかもしれない。
やっぱり、今一番ジッタ特性の良いDAIは下記みたいだ。まずこれをデジットさんから手配した。
WM8805の記事
- 2013/07/22(月) 11:01:44|
- DAC
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DAC評価システムを久しぶりに復活させて音を聞いてみた。

当時と違ってSPDIF信号のクォリティーが随分上がったはずなので、音も良く聞こえるかと期待したが、期待はずれ。音の深み、空気感などが全く足りない。
ガッカリしたのと、それだけ耳が育ったのが嬉しいのと半々。
いろいろ理由はあると思うが、DAIの影響が一番ではないかと思う。I2Sのクォリティーが足りていないのだと思う。
それに較べると、FireFace UFX のアナログ出力は素晴らしい。OPアンプは4580でもシステムのジッターが少ないからだと思う。
世間で言われるDACの評価はほとんどかDAI(ジッター)の評価になってしまっているのではないかと思う。
段々に改良していこう。
- 2013/07/21(日) 15:49:09|
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今思うのは、DACシステムでとても重要な機能の一つがDAIだろうと言うこと。
長いケーブルを通じて送られてきたジッターだらけのSPDIF信号から、DACチップ用のI2S信号を作る機能だから。これのジッター低減機能がシステムの音を決めるといっても過言ではないと思う。
だが、どうもこれに本気で取り組んでいるICや基板は見つからない。だからこの機能を含んだES9018がもてはやされるんだよね。
なかではこれが一番良いかなー?? WM8805
ジッター低減能力は高いがロックはずれが多いとか。

- 2013/07/20(土) 23:14:47|
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DACは考えているうちに欲が出てきて、ベストな物が欲しくなってきた。新作DACにはすぐには取り掛かれそうも無いので、スピーカーをまたいじり始めた。
エンクロージャーの置き方を床から離すようにしたのと、中音ドライバーを2446と376で音が違うのかやってみた。とりあえず低音は歯切れ良くなって良かった。
ホーンターミネーターを取り付けて、ホーンをしっかり駆動できる様になってから、376の音は初めて聞くので楽しみだった。

一般的には、時代的に古い375/376が、2445/2446より評価は高いようで、前者がペアで12~15万円で取引されているのに対し、後者は4~5万円程度で取引されている。(オークションでの価格は誤魔化しの効かない世間の評価なので面白い、だが100パーセント正しいとは限らないが。。。)
主な違いは、前者はアルニコマグネットでアルミのダイアフラムであるのに対し、後者はフェライトマグネットでチタンダイアフラムである。だが後者のダイアフラムには強度補強のリブが入っていたり、コヒーレント・ウェーブ(Coherent Wave)構造のフェーズプラグであったりと改良されている。
音は確かに違うが、どっちが良いとも言い難い感じだ。376の方が音のまとまりが良い感じで、特に弦の音がきれいだ。一方2446の方は、よりHiFiな感じで音の粒立ちが良い感じであるが、少し音がバラバラな感じは有る。ダイアフラムの材質の違いのように感じる。
うーん、悩ましいが、鳴らしているうちに376の音が良くなってきて深い音になってきた感じもする。
ドライバーとホーンは大変重いので、入れ替えるのは命がけの作業なので、簡単に聞き比べ出来ないのが困っちゃう。
その後、しばらく鳴らしていたけどやっぱり2446の方がHiFi的に好ましい。課題もあるがそれは別の方法で解決すべきことのように思われる。376はかなり古いので接触不良があるのかもしれない。バラしてメンテナンスしてみよう。
- 2013/07/20(土) 14:24:12|
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こちらでDAC9018D基板の実装をしていただけるそうです。価格もリーズナブルでした。
工房やまだ私はQFPパッケージなら問題なく手半田しますが、QFNの0.5mmピッチは難しいので、お願いした方が無難だと思います。私はQFNの半田付けは2度としたくないです。。。

- 2013/07/20(土) 00:03:31|
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