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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

トランス式I/V vs OPアンプ式I/V

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さてどっちが良いか聞き比べたが、一長一短でどちらが良いとは言い切れない感じだ。
音のきれいさ(ピュアさ)ではトランス式が良い。一音一音が本当にきれいな音だ。
一方、空間表現、音の奥行き感ではOPアンプ式の方が良い。ホールトーンのきれいさでは一枚上だ。それとトランス式だと若干ゲインが足りないなー。。。あと3dB。。。そこが惜しい。

トランス式は素子数が極端に少ないから音がピュアなんだけど、トランスで昇圧しているから駆動力が若干弱くなっているんでしょうね。その点OPアンプ式I/V変換回路は駆動力抜群のラインバッファも入れているしライントランスを降圧する方向に使っているからから音に厚みが出るのでしょう。

TAMURAのマッチングトランスは価格の割には素晴らしいクオリティーだ。OPアンプ式で使っているPlitronのライントランス(どちらも600Ω:10KΩだが、使い方が逆)とそん色ないクオリティーでびっくり。値段は5倍くらい違うのにね。

どちらも捨てがたい感じ。このトランス式のI/V変換回路は音の基準として持っている価値がありますね。この音のピュアさを実現しつつ、駆動力も兼ね備えた回路が出来たら最高だ! ひとつの基準として持っておきましょう。



  1. 2011/08/14(日) 17:23:04|
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cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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