QA660は分解能の高さが好みだったんだけど、高域がにぎやかな感じがあってそれを何とかしたかった。FireFace UFX を通したら素晴らしく良くなった。やっぱりまだジッターが残っていたんだね。QA660は大きなジッターは凄く少ないんだけど、小さなジッターはまだ残っていて、それをFireFace UFX が完璧に取り除いてくれた。
今回、ヘッドホンでじっくりFireFace UFX の有り無しの音を比較してみた。このアナログのような滑らかな音はFireFace UFX 無しでは得られなかった。PC無しで音が出せるトランスポートとして手放せない存在になった。
どの曲を聴いても素晴らしい音だが、特に音が改善したと思ったのはこの3タイトル。



各楽器の立体感が凄い。ステージ上のブレンデルのピアノの大きさがわかる感じ(意外に大きくはっきりした音像だった)だし、弦の音もそれぞれ分離して聞こえる。Manu Katche のドラムは叩いている楽器のディテールまで聞こえる感じで、シンバル系の細部の音が実にきれいになった。思いもかけず良くなったのがユーミン。彼女のボーカルもリアルで素晴らしいし、楽器の音も予想外に良い音だ。弦の音も良いしパーカッションも良い感じ。
FireFace UFX は素晴らしい多機能DDCと言うか、多機能デジタルコンソールだ。(まあもともとレコーディング用のデジタルミキサーだから当たり前だけどね。。。)
(1)PCと繋いで高音質なUSB接続DDCでもあり、多出力D/Aでもある
(2)クロスオーバーにもなれる(マルチ出力)
(3)高音質のサンプリングレートコンバーター
(4)高音質のジッタークリーナー
(5)外部DACも接続可能
などなど考えるとこれは安い買い物だ。
これでデジタル部はかなり良くなったので、今後の課題は、
(1)マルチ用の外付けD/Aを何とかしたい
(2)ホーン駆動に最適な電流帰還型(インピーダンスコントロール型)小出力トランジスタアンプ
(3)真空管アンプの滑らかな音をうまく活かせないか?(真空管アンプで電流帰還型は出来ないか?)
(4)ウーハーのエンクロージャの改善
だね。
- 2013/06/14(金) 21:35:19|
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