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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

オーディオマニアよもっと怒れ!音が悪くなる4大非可逆変化その3(回り込みノイズ)

”音が悪くなる4大非可逆変化”の3番目は、回り込みノイズだ。これもオーディオ信号のグランドを揺らし、動的S/N比を悪化させる要因の一つだ。

前にも書いたけれど、特にPCなどノイズ発生が大きい機器を音源として使う場合、電源の回りこみノイズはきちんと対策しないといけない。下の絵で言うと③④の原因となる。最近これを徹底的に対策したらスピーカーから出る音がすごくよくなった。ヘッドホンよりスピーカーの方が線が色々繋がっているから影響を受けやすいのではないかと推測する。この問題があると、音が濁る(ノイズでしょう)のと同時に音に伸びやかさが無く窮屈な感じがする。

音の悪化2

ノイズ源

さてこれも原理的には理解できたし、実験でも良くなるのはわかった。だけどこれも測定することは出来ないんですかねー?この回り込みノイズの影響度を測る測定器があれば、改善もしやすいのにねー。何で測れないのか不思議だ。。。オーディオ信号のグランドとPCなどノイズ源のAC入力との間の絶縁度を測ればいいんだから、出来そうな気がするけどねー。。。


  1. 2011/09/22(木) 14:17:08|
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オーディオマニアよもっと怒れ!音が悪くなる4大非可逆変化その2(ジッター)

ジッター4

デジタルオーディオの音の悪化の原因としてジッターが取りざたされている。そのとうりだと思うが、何でそれを計らないのか? 上図の緑色の部分の回路で、

  ジッター率 (クロックやデータが基準位置よりどれだけずれているか)
  データ欠損率 (データがあるべき時に無い確率:D/Dコンバーターの性能を現す)

などを計れば、デジタルオーディオの音の良し悪しは一発でわかるのではないか?
I2Sの信号なんて高々数十MHz位だし、測定器なのだからいくら高くてもかまわなければ、今の技術なら実現できるでしょう。。。(いまどきのCPUのクロックはGHzオーダーですからねー。。。)

デジタルオーディオのメーカーは、何でこういう測定データを公表しないの?
本当に音を良くしようとする気があるのかなー? 私には理解できない。。。


  1. 2011/09/19(月) 23:33:14|
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オーディオマニアよもっと怒れ!音が悪くなる4大非可逆変化その1(動的S/N比)

動的SN

オーディオほどお金が無駄にかかる趣味はないと思う。車なら1000万円出せば世界的に見て優秀な車が買える。カメラなら100万円も出せば凄い機材が買える。パソコンだって100万円出せば凄い機材が買える。でもオーディオは数百万円出しても自分の家で良い音が出るとは限らない。こんな変な趣味はない。数十万円出したらそれなりの音で鳴って欲しい。購入したら家にサービスマンが来て良い音で鳴るようにセッティングしてくれるサービスも有ってほしい。何故そういうサービスが無いのか?要するに良い音で鳴らす自信がないのだ。こんなことでよいのだろうか?何故そうなっているかというと客観的に音の良し悪しを図る術がないからだ。だが本当にそうなのか?きちんと計ろうとしていないだけではないのか?

オーディオの音を悪くする原因は大きく分けると4つかなと思うが、その一つ目にこれを挙げたい。
普通にS/N比というとオーディオの出力信号の大きさに対して、無信号時のノイズの大きさを計って、それぞれを入力信号レベルに換算し、その比率をdBで表したもの。パワーアンプなどでは100dBを超える物がほとんどで、これが良いから音が良いという尺度には全くならない。100dBというのはオーディオ信号に対してノイズの大きさが10万分の1ということだ。

実際問題、こんな方法で計った100dBなんて数字に意味があるんだろうか? アンプの内部の基板上のグランド信号は上図のようにオーディオ信号にあわせて振られていて、アンプの設計をしている方ならその大きさが10mVくらいはあることが簡単に想像できる。

100Wのアンプで考えると電圧出力は30Vくらいだから30Vに対して10mVグランドが触れていたら、信号に対するノイズの比率は3000分の1。

これって、わずか70dBくらい。これこそ本当のS/N比ではないか?(動的S/N比と呼ぶべきでしょう)
こういう”動的なS/N比”ではなく、無信号時のノイズの大きさを測って計算する”静的なS/N比”に意味があるんだろうか?

なんで動的S/N比を計らないのだろう? ”信号があるときのグランドの振れなんて計りにくい” というのが言い訳かもしれないけど、こういうことをほったらかしておくからオーディオが何十年経ってもきちんと進化しないんじゃないの??




  1. 2011/09/18(日) 18:19:53|
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音が悪くなる4大非可逆変化

音の悪化2

音が悪くなる4大非可逆変化を図にすると上のようになると考える。これらは一度変化してしまうともとに戻すことは出来ない。”オーディオ機器の個性”とは明らかに違う変化だ。

  ①は音がうるさく感じられるようになったり、ボーカルの定位が悪くなったりする
  ②は特に高音が荒い音になり、うるさくなり繊細さがなくなる
  ③は音楽全体に雲がかかったようになり、窮屈な感じの音になる
  ④はキンキンしたような音になる

さて問題は、これらの変化のほとんどが機器のスペックには現れず、オーディオ機器のユーザーが自身の耳以外では知ることが出来ないことだ。客観的に知るのが難しく、自分の耳を鍛える以外に知る術がない。(本当に測定できないのか、わざとやらないのかは私は知らない。)

お金持ちの皆さんは、このために高級なオーディオ機器に大金を払っているともいえる。

私は払いたくないねー。。。客観的に知れるんなら良いけどねー。。。

  1. 2011/09/11(日) 12:28:57|
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オーディオ機器の音の個性と音の悪化

krell

最近思うんだけど、オーディオ機器を通ると音は多かれ少なかれ変化するけど、どれは音の個性でどれは音の悪化なのか、その差は微妙な感じがするよね。(写真のKRELL KSA-80Bは音を妖艶にするといわれている)

私が思うに、

  音の個性 = 可逆な音の変化
  音の悪化 = 非可逆な音の変化

なのではないだろうか?

周波数特性の変化やインパルス特性、アンプのリニアリティーによる音の変化などは原理的には元に戻すことが出来るけど、信号の反射(音のリピート)や時間軸方向の位置のずれ(ジッター)、ノイズで加わった波形の変化は元に戻すことは不可能だ。

人間の耳はそういった非可逆な音の変化は音が悪くなったと感じるのだと思う。
私は信号の反射やジッターなど時間軸のずれは音がうるさくなったと感じ、ノイズが加わって波形が変わると音が濁ったように感じる。
(ここで言うノイズは、シャーというノイズばかりではなく、グランドの振れも含む。)

次回は、広義の "ノイズ" とS/N比について考えてみたい。

  1. 2011/09/11(日) 00:22:06|
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PCオーディオの常識と迷信

私は随分昔からオーディオが好きだから、オーディオの常識や迷信についてもいろいろ知ってはいたけれど、このBlogを始めるにあたってそれらは全て忘れて一から確かめてみることにした。だからなるべく迷信と思われるようなことは触れないようにしてきた。下記は実際私が実験してみて確認できたPCオーディオの常識です。

確認できたPCオーディオの常識
PCオーディオは他のオーディオ方式と比べて十分音が良い
D/Dコンバーターは必須だ(HiFaceEvo やUDIF7)
AC電源の絶縁はデジタル系の機器には必須だ。(アナログ系はしない方がよい)
SPDIF接続よりI2S接続の方が音が良い
バーブラウンのPCM179Xシリーズは他のチップより音が良い
PCM179X+OPアンプの差動I/V変換は音が良い
OPアンプは負荷駆動力は低い(シールド線やライントランスは駆動できない)
無帰還のラインバッファLME49960は、駆動力が高く音が良い
ラインバッファやトランスの駆動力が高ければ、シールド線などでの音の差は少なくなる
ライントランスは完全なバランス駆動したほうが音が良い
電源回路のコンデンサー(パスコン)は適材適所で音を調整できる
電源回路のコンデンサーアレーは音質改善効果が高い
特にパワーアンプは電源ケーブルで音が変わる
LM3886は安いパワーアンプICなのに恐ろしく音が良い
基板上のCRやICをエポキシで固めて制振するのは効果がある
MI-TAKEさんの基板は完成度が高い(問題点がほとんど無い)
良いD/Aコンバーターで聞けば、44.1KHzでも192KHzのでも大差なく良い音だ
良いD/Aコンバーターで聞けば、数十年前のモノラルソースでも良い感じで楽しめる


ヘッドホンを鳴らす分には我が家のオーディオはめちゃくちゃレベルが高くなった。もし同等の音をメーカー品で買いあさったら数百万円かかると思う。ボーカルやバイオリンが演奏中に微妙に動いているのが聞いていて判るし、ホールトーンがこんな風に複雑に反射していたのかとびっくりする。今まで何度も聞いていたソースが違って聞こえるから聞きなおすのが実に楽しい。

だが残念ながらスピーカーに関してはまだまだレベルが低い。どうもスピーカーを改善する才能は私にはあまり備わっていないらしく、どうすれば良いかがまだぴんと来ない。困ったもんだ。。。




  1. 2011/08/26(金) 23:52:47|
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PCオーディオで音が悪くなる理由(その3)

前回の記事で、(A)と(B)の違いが判らないと言うコメントをいただいたの
で、まず(A)から説明したいと思います。
(判りやすくするためにいろいろ簡略化していますのでご理解ください)

task


上図に示すように、CPUの処理と言うのは色々なお仕事(タスク)を時間を区
切ってどんどんこなしていきます。厳密に言えばタスクの優先度などがあります
し、OS(Windows)自体の処理作業もあるので、こんなに単純ではないと思いま
すが、簡単のためこのように考えます。

問題は図の中にも書いたように、1回処理をしてもらってから次にいつ処理し
てもらえるかが不明なことです。これをある一定時間内に必ず処理をしてもらえ
るようにしたのがリアルタイムOSですが、残念ながらWindowsにはその機能は
ありません。ですので、図のように②、③、④の処理時間がすごく長くなってオー
ディオの処理のための⑤の時間が来るのがすごく遅くなると、ブッといって音が
出なくなってしまいます。

でもあまり心配は要りません。そうなることはめったにありませんので。

なぜなら、
CPU(ボード)のデータ処理能力というのは恐ろしく高いです。1秒間に数百
メガバイトくらいのデータ処理は可能です。一方、オーディオに必要なデータ処
理能力はどれくらいでしょうか?

CDフォーマットで考えると、

   16ビット、44.1KHz、2チャンネル

ですから、1秒当たりたったの176Kバイトです。24ビット、196KHz
でも、高々1秒当たり1.2メガバイト程度です。

と言うことは、CPUの処理能力はその数百倍あると言うことになります。
(オーディオと言うのはデータ量で言うとほんの少しのデータ量なのです)

ですので、オーディオ以外のお仕事がよほど忙しくなければ十分間に合います。

ではなぜ実際にブッといって音が出なくなってしまうことがあるのでしょう?

それはオーディオのためのデータ処理(それに限りませんが)と言うのは必ず一
定の時間処理したら必ず他の処理のために作業を中断して、CPUを他のお仕事
に引き渡す必要があるのです。一般的な非リアルタイムのOSの場合それは1ミ
リ秒程度毎に一回順番が回ってくる(カーネルモードでの場合)と言う感じになっ
ていますが、一定はしていません。

task2

と言うことは、例えばCDフォーマットの音楽再生の場合、200バイト程度の
データを処理するたびに一旦処理を中断しCPUに処理を引き渡しても、
次に順番が回ってくるのが1ミリ秒後以内であれば音は途切れないと言うことです。

CPUの処理能力は恐ろしく高いので、200バイトの処理など一瞬で済んでし
まいます。ですので、CPUがこなすオーディオの仕事と言うのは、上図のよう
に、ほんの一瞬で処理し、1ミリ秒経ったらまたほんの一瞬だけ処理し、また1ミリ
秒経ったらまたほんの一瞬だけ処理し、の繰り返しになります。
(実際にはおそらく1回に1Kバイト単位以上で処理していると想像します)

ところが、たまたまCPUの他の仕事がすごく忙しくなると1ミリ秒以上経って
もオーディオに順番が回ってこないことが在るのです。そうなるとオーディオ機器に
データが渡らず、ブッといって音が出なくなってしまう事になるのです。
(単に忙しいと言うだけでなく、マナーの悪いデバイスドライバーソフトなどが
あると、自分の処理だけで長時間CPUを占有してしまう場合もあります)

これが(A)の場合です。
つまりこれはCPUそのもののデータ処理能力の問題ではなく、たまたますごく
忙しい仕事が他にあって、順番が回ってこないということですので、わたしは最
近のPC自体の性能が悪くて(A)の問題が起きることはあまり無いだろうと
考えていますが、マナーの悪いドライバーソフトなどがインストールされていると
そういうことが起きる可能性は十分あります。


この待ち時間を計測しているのが、”DPC Latency Checker ” です。これで測
り、CPUの待ち時間が長く(棒グラフが赤く)なっていると、ブッといって音
が出なくなってしまう事になるのです。
(B)の場合は、(A)のように大きな単位でデータが不足すると言うのではな
く、もう少し小さい単位でデータがロスする場合です。それはまた次回に。



  1. 2011/04/06(水) 23:31:42|
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PCオーディオで音が悪くなる理由(その2)

otogawaruku

さて本題ですが、私はPCオーディオで音が悪くなる理由は上記の4つの原因によると考えています。
(ただし、電源回路、アナログ回路やD/Aコンバータチップの差は別にしてです。)

だんだんに説明していきたいと思いますが、ちょうど読者の方のコメントに(A)に関する話題が在ったので、まずは(A)の説明からしたいと思います。

パソコンのOSには大まかに言うと2種類あります。リアルタイムOSとそうでないOSです。そうでないOSの代表がWindowsです。一方リアルタイムOSとして有名なのは、TRONやiRMXなどが在ります。リアルタイムOSと言うのは、どうしてもある時間内に一定の作業を繰り返ししなくてはいけない場合に用いられるOSで、例えばプラントの制御システムなどで使われています。

Windowsにはこの機能はありません。ですので、本来音楽再生など一定の時間内に繰り返しデータを送らなくてはいけない仕事には向かないOSです。皆さん経験があると思いますが、Windowsで音楽を再生しながら何か別の作業をした場合に、音楽がブツッと途切れることがありますよね。これはそれが原因です。プラントの制御装置で例えば何かの計測をしている時に、そんなことがあって”計測できませんでした”とうことでは大変困ってしまいます。そういうことが起きないようにしたOSがリアルタイムOSです。リアルタイムOSは”待った無し"の計測制御などに使われています。

しかし、実際問題バックグラウンドでよほど重たい仕事をさせない限り、Windowsでも音楽再生は出来ています。ですのでそれでも良いのです。無理にリアルタイムOSを使う必要はありません。リアルタイム性の保証はありませんが、たいていの場合は間に合うのです。それで十分です。

誤解の無いように付け加えますが、PC間やPCとサーバーの間でのデータ転送はいくら待たせても問題は起きません。皆さんもPCを扱っていてものすごく作業のレスポンスが悪くて、それこそ1分くらい反応がない時でも、たいていは待っていれば作業を継続できますよね。PC同士は”待った在り"の世界で動いているからです。しかし、オーディオやビデオは”待った無し”の世界なのです。もし”待った"がかかるとそこで音や画像がブツッと途切れてしまいます。

ここで大事なのは、”待った在り"を前提としているPCの世界と、”待った無し"を前提としているオーディオやビデオの世界を繋ごうとしているから、いろいろな問題が起きているのだということです。そもそも本質的にそういう問題があるのに、そのことを考えていないシステムがまかり通っていることが問題なのです。エンジニアリングの敗北でしょう。。。また、そういうことを理解せず問題を”オカルト扱いする人たち”も問題だと思います。

下記のサイトに貴殿のWindowsPCでそういう"マクロなデータ転送能力不足"を計るツールがありました。

  DPC Latency Checker をダウンロードするページ

これを使えば、貴殿のPCに(A)の問題があるかどうかわかります。

我が家のPCを3台計ってみましたが、問題はありませんでした。

私が思いますに、これで引っかかるPCはかなり性能の悪いPCか、変なハードウェアとドライバーがインストールされている場合だと思います。ノートPCなどではもしかしたら引っかかるのかな?また、WindowsXPのほうが、Winodws7よりこの点では優れているそうです。私は7のPCは持っていないのでわかりませんが。。。

私の見解は、”最近のそこそこの性能のPCでは音が変わることは少ない。音が変わる場合はD/Dコンバーターの性能が不足である場合で、本質的にはPCの差による音の差ではない”です。

皆さんぜひ計ってみてください。結果を教えていただけると幸いです。

(B)、(C)、(D)の問題を解消できるかどうかは、D/Dコンバーターとドライバーソフトの性能しだいです。

段々に考えて行きましょう。


  1. 2011/03/31(木) 21:54:32|
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PCオーディオで音が悪くなる理由(その1)

何回かに分けて、PCオーディオで音が悪くなる理由を考えていきたいと思います。

まずは基本からですが、

(1)デジタルの場合、データをファイルと言う形でやり取りしているから、
   それがデータエラーしない限り音が悪くなることはありえない。
   転送を繰り返してもエラーしない限りデータは変化しないから音も変わらない。

(2)PC同士やサーバーとのデータのやり取りでデータのエラーなどは通常は
   起き得ない。たまには起きることも有るかも知れないが非常にまれで
   その程度のエラーレートでは音が悪くなることはありえない。

これは基本として当たり前だと思いますが、もしここに疑念を持っていらっしゃる方が
いるとすれば、それはもうオカルトの世界なので、ここで退場していただくしかないかなー?

私は元PCメーカーで色々テストしましたが、パソコン同士でネットワーク越しに
データ転送テストなどしても、正常な機器同士ならエラーなど起きることはまず無かったです。

もしこれが成り立っていないなら、パソコンで色々なプログラムをインターネットから
ダウンロードしたら(最近は数十メガバイトや数百メガバイトが当たり前ですよね。。。)
プログラムがエラーしてしまうことになってしまいます。そんなことは起きていないですよね。
それが音が悪くなるほどにエラーしているならプログラムは暴走してしまいますよね。。。

まずこれが基本です。。。これをオーディオ誌の方にお話しすると
”君はPC派の頭の固い人間だね!"と言われてしまうようです。。。ハハハ。。。はー、、、

では何でPCオーディオで再生すると機器によって音が悪くなるのか。。。??

  1. 2011/03/30(水) 00:13:00|
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待った無しの世界(オーディオ)と待った有りの世界(コンピュータ)の架け橋:D/Dコンバータ

待った無し2

PCオーディオFANの3号に、御田さんが書かれた”CDをこれからも大切に聞こう"という記事があり、内容は”CDのデータは正確に読み出されていないのか?”という内容でした。この記事が勇気ある発言であるとかなり話題になったそうです。素晴らしい記事です。

記事の結論を言うと、CDから読み出されたデータはエラー無くメモリーやハードディスクに読み出されているという内容で、私は逆の意味でこの記事を読んで驚きました。

このような記事がまだ必要であるということが信じられない気分でした。
コンピューターがCDからデータを読み出したり通信したりする時に、データを間違えるなんて事は万に一つも無いことはコンピュータエンジニアなら誰でも知っていることでしょう。もしそうで無いなら、皆様の預金口座のデータがしょっちゅう無くなったり間違ったりするし、CDに記録されたプログラムをパソコンに読み出すときにすぐにエラーになっているはずですよね。

そんなことは起きているはずがありません。

PCオーディオでデータエラーが起きる理由は、音の世界が ”待ったなし”で動作しなくてはいけないのに対し、コンピューターの世界は ”待った有り”で動いているからです。

皆さん、パソコンでホームページなどを見るとき、その時々ですぐに見れたりなかなかページが出てこなかったりしますよね。でもいくら遅くてもページが間違って出てくることはまずありません。このようにパソコンではデータが来るまでの時間は一定していないけれど、データがエラーすることはまずありません。つまりパソコンの世界では好きなだけ待たせることが出来る事により、データエラーは起きないようになっています。

一方で、オーディオデータはどうかというと、オーディオデータは決して容量的に多くはないですが、ある一定時間内(CDデータなら1秒間に44.1KHz)に次のデータが来なければデータエラーになってしまいます。つまり音データは待たせることはできないのです。

したがって、この二つの世界を結びつけるときは、データを待たせないようにする工夫が必要です。

最近、そのことが大分浸透してきて、USB通信を ”待った有り”のASYNC通信にしたり、データを余分に保管しておくメモリーバッファーを入れたりの工夫を皆さんされています。

ですので、図の上側のようなシステムでは音が悪くなるのは誰でも理解できると思います。しかもコンピューターが出すクロック信号をUSB経由で送ったクロックを元に音楽を作ったらジッターが多くて音が悪いに決まってますよね。でもこういうシステムがものすごく多いのです。。。

ルビジウムクロックが必要なのかどうかはともかく、少なくとも図の下のようなシステムになっていないと、”待った無し"の音楽信号は作れないですよね。。。

この二つの世界の架け橋になるD/Dコンバーターがいかに重要かがご理解いただけるのではないでしょうか。

  1. 2011/02/23(水) 16:20:32|
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プレーヤー関係の音較べの結果整理

その後、色々聴き比べた結果は下記のとうり。

iPhone4 + ND-S1 + MHDT = Meridian 506 + MHDT ≧ Meridian 506内臓D/A >> PC + MHDT

前者3つは音の差は少なく、音調も大変似ている。ほとんど区別できない。色々なパワーアンプの音の差と較べるとその差はほんのわずか。

結果、MHDT(D/Aコンバータ)の質の良さと、iPhone4 + ND-S1 と Meridian 506 のSPDIF出力の質の良さが判った。

FirestoneのBravo を使ってジッタ除去をすれば、PC+MHDTの音を他と近いレベルまで改善できるか? 楽しみだ。
  1. 2010/10/19(火) 22:09:34|
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音の評価項目

600-s

色々なアンプやスピーカーをとっかえひっかえ聞いていると、基本的に”気持ちよく楽しい音”と”楽しくない音"に分かれていく事が判る。それにも色々な要素があるけれど、よく聴くとその要素がはっきりしてくる。

今までは、

  各帯域の音のきれいさ
  臨場感、奥行き感
  ダイナミックさ
  スピーカー駆動力

を基準にしてきたけれど、最近どうもこれだけでは足りていない事がわかってきた。

  音像のフォーカスのよさ
  音の背景の静かさ

これらのファクターの評価が良いアンプが、”気持ちよく楽しい音”に感じられる。

これを教えてくれたのは、FOSTEXのラボラトリシリーズ600の改良アンプでした。
フルレンジで聴くなら我が家のベストアンプ。

  1. 2010/09/10(金) 22:26:30|
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上位アンプの比較

上位アンプ6
  1. 2010/08/16(月) 01:11:02|
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上位アンプの比較

アンプ比較5
  1. 2010/08/15(日) 00:37:04|
  2. 音の比較/技術解説
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アンプの比較表

今まで聞き比べたアンプの私の評価はこんな感じです。ただし、全部一度に聞き比べたわけではなく、頭の中に残っているイメージで書いているので、間違いや思い込みもあるかとは思いますが、しばらく聞き込んでいると何度も聞きたくなる音と二度と聞きたくない音に分かれるので、その感覚で書いていますので、あまり間違っていないとは思っています。(わたしは一回聞き比べてすぐにその場で白黒付ける事は出来ません。時間がかかります。)

D?45はあの大きさからするととてつもなく良く出来たアンプだとは思います。でも私は長く使う気にはなれませんでした。トランスの小ささが原因と思われる全体的な音の締りの無さ(ディテールの荒さ)と電源投入時のポップノイズとトランスのうなり音は、気持ちよく音楽を聞かせてくれない感じがしました。(小さいのでリファレンスとして持っていても良かったかなとは思いますが)JBLのMPA?600(QSC社のOEM)はとても良いアンプだと思います。Haflerのアンプもとても気になります。P?1500よりもう少し大きいアンプを聞いてみたいです。CRESTのCA2も悪くなかったですが、ファンの音とトランスの唸りが半端ではなく、とても家庭用にはなりませんでした。

今後、ぜひ聞いてみたいアンプは、

  ブライストン社、CROWN社 MacroTech3600,StudioReference,
  QSC社 StudioReference、KRELL社の最新型、マークレビンソン社

などなど。

下表を見ると今残っているアンプたちの残った理由がわかると思います。

hikaku
  1. 2010/02/11(木) 23:56:20|
  2. 音の比較/技術解説
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プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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