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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

PRS10

これ良さそうだなー。PhaseNoise 少ないねー。

PRS10

PRS10.jpg

多分、OCXOだろうとルビジウムだろうと、良い物は良い、良くない物は良くない。ただそれだけのことでしょう。

発振器いろいろ


  1. 2016/05/26(木) 22:58:39|
  2. クロック
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腑に落ちない事

どうしても腑に落ちない事がある。

ワードクロックによる音質改善のやりかたが間違っている様な気がしてるんだよね。
ワードクロックで音質改善がされること自体は正しいと思うけれど、今のシステムで本当にきれいなワードクロックが生成出来ているんかいな?

SWD-CL10のワードクロック波形は下記のよう(これはx256のクロックだけど)で、デジタル波形としてはまあまあ綺麗だと思う。

256xclock.jpg

しかし、いま視聴を繰り返しているOCXOのPhase Noiseのレベルは下記の様な数字である。

PhaseNoise.gif

この数字って、とてつもなく低い値を示していて、それに比べたら上の写真の波形の汚さ(ノイズのレベル)はケタ違いだと思う。プリント基板でデジタル回路を作ればノイズが乗るのは当たり前で、目に見えるくらいのノイズだからマイナス数十デシベルのオーダーでしょう。

要するに、OCXOのPhaseNoiseと比べたら100dBくらい差が有るにも関わらず、その小さい方の差を聞き分けられるなんて信じられない。マイナス数十デシのノイズが乗った時のジッターってすごく大きいと思う。一体どうゆう事なんでしょうね??(PhaseNoiseとそのまま比較するのは乱暴ではあるけれど、大まかな話と微細な話がごっちゃになっているという意味で)

ワードクロックのエッジのタイミングでは、ジッターに影響するようなノイズは出ていないってこと?本当かいな。。。

何が言いたいかというと、10MHzからワードクロック(44.1KHz)を作るワードクロックジェネレーター(SWD-CL10)をもっと低ノイズなデジタル回路にしないと、単にOCXO毎に音の差が有ることを聞き分けているだけで、本質的な意味が無いような気がするってこと。。。


  1. 2016/05/24(火) 13:50:29|
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OCXO 聞き比べ

あー、やっと音の良いOCXOに巡り合えた。
UCTは直接音と間接音のバランスがすごく良い。よって楽器の立体感も良いし、空気感が良い感じだ。
音がすごくきれい(滑らかでわずかに輝いている感じ)、クラシックも艶やかに変貌した。

あー、探し疲れた。



UTC_OCXO.jpg

順番を付けると

  1位: UCT108663-02    安定化電源+ファインメットノイズフィルターでの駆動

  2位: MV-89A         バッテリー駆動、1m離して設置

  3位: Trimble 8291    電源はどっちでも同じ

なぜかUCTは安定化電源を繋いだ方が良かった。不思議だがそれもありがたい。
3位は全然だめだ。MV-89AはUCTと較べるとディテールが出ていない感じ。立体感、空気感が少ない。

どうやらPhaseNoiseだけでなく、周波数安定度が良いOCXOの方が良い感じか。

UCTは駆動力も高いように感じる。内部の回路が安定なのではないかな。MV89Aは駆動力が弱い(インピーダンス高い?)ように感じる。(UCTは出力ピンを手で触ってもSWD-CL10の同期が外れないが、MV89Aは出力ピンに手を近づけただけで同期が外れる。)

ますます謎は深まる。


  1. 2016/05/22(日) 22:12:51|
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OCXOの本命か?

このOCXOが一番特性が良さそうだ。
小型だし、電流も突入時0.5A安定時 0.2Aと少ない。
Spec.はこれと同じだそうだ。

  8663

こんな記事もある。

  10Mhz基準周波数発振器 UTC108663

音も良いと良いのだが。

UTC_OCXO.jpg







  1. 2016/05/22(日) 16:19:34|
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こいつの音

こいつの音をじっくり聞いてみたけど、音のフォーカスはクッキリして良くて、直接音はすごく良いんだけど、空間表現や立体感がどうもよくないねー。どうもOCXOの音はそういう傾向が有る様に感じられる。

もっとベターな音が出るようになると思う。 何が良いのかなー。

20160518193455621.jpg

ルビジウムモジュールを分解して回路を改良(パスコンでも付まくる?)するか、Function Generator を手に入れてみるか。。。


  1. 2016/05/21(土) 23:53:20|
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これも手配してみた

いろいろとスペクトルを見て判ってきたのは、発振源のPhase Noise を評価する以前に、ちゃんと回路的に動作しているかを確認しないといけないってこと。

OCXOも製品による差が大きいようだから、いろいろ試してみようと思う。

ルビジウムも、ルビジウムだからどうこうというより、各製品の回路の個性の影響が大きいように思われる。
私が買ったものはスペクトル的にいかん様だから、回路に問題が有るんでしょう。原理的な問題ではない様に思う。要するに周波数精度は高いけど、低Phase Noise を狙った商品ではないってことか。残念ながら比較対象にならないね。。。

別のOCXOも手配してみた。

UTC_OCXO.jpg

これも楽しみではあるけれど、なんかもっと素敵な発振源は無いものか。。。

GPSを使った発振源はGPSの1秒信号をもとにOCXOで10MHzを作っているようだから、Phase Noise はOCXOの特性次第なんだね。つまらない。。。

どうも腑に落ちないんだけど、我が家での音の差は本当に発振器のPhaseNoise の差によるものなのかねー?回路の影響の方が大きいような気がするんだけどなー。。。いくらOCXO(10MHz)の特性が良くても、44.1KHzを作る段階で質がドンと落ちるような気がする。

今度、高級な中古Function Generator を買って、直接44.1KHzを発振させてマスタークロック(ワードクロック)として使ってみようと思っている。測定器だから出力駆動回路も強力だろうし、波形やスペクトル的には美しいと思うな。そっちの方が大事なような気がするんだけどどうなんでしょうね。。。Phase Noiseは管面ではなかなか見れないから、耳で確かめるしかないが。


  1. 2016/05/19(木) 15:17:46|
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別のOCXOを手配

スペクトル的にはこっちの方が良いな。
音が楽しみだ。





  1. 2016/05/18(水) 19:38:53|
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位相雑音に関する各種の資料

位相雑音に関する各種の資料

下記の資料を見ても、OCXOの波形は乱れていることもあるようだ。僕は、XTAL発振は物理的発振だからそういうこともありうると思うし、環境の影響も受けやすいと思う。だから設置する環境を綺麗にしなくてはいけないだろう。

KSS_OCXO

ジッタと位相雑音

各種クロック&オシレータの比較測定

位相雑音の基礎

  1. 2016/05/04(水) 23:14:50|
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やっと判明!OCXO利用上の重要注意点 (我が家のOCXOがダメだった理由)

今日、時間をかけていろいろやってみて、やっと我が家のOCXOがダメだった理由が分かった。

OCXOは環境の影響をすごく受けるのだ。我が家で実験していた場所は下の写真の様な状態で、この場所はOCXOにとって最悪の場所であったようだ。

setting.jpg

ここに置いたOCXOは波形にヒゲは乗るは、振幅は変わるはといった状態ですごく不安定。
さらにこの場所の中でも少し動かすとすごく波形が変わった。(ちなみにプローブは移動で影響されない様に固定して実験)

一方、これらの機材から1mほど離して置いておけばそういうことはない事が分かった。電池駆動なので場所移動が簡単だったので原因を探ることが出来た。



離して置いた方が、音もぐっと深みが増して立体感のある音になった。言う事なく素晴らしい。今まででダントツ一番の音だ。

原因はいくつか考えられるが、はっきりしない。

  ① 安定化電源の振動(手で感じるくらい振動している)
  ② 安定化電源のトランスの磁気(少しうなっているので結構磁力線ありそう?)
  ③ SWD-CL10 が影響(中のデジタル回路?)
  ④ アンプやケーブルなどの磁気の影響

このOCXOの外装は薄い鉄製(磁石がくっつく)なので、磁気の影響で振動すると言う事もあるんじゃなかろうか。ケーブルを手で持つと影響されるときも有るので、駆動力も弱そうだから、SWD-CL10に最短で配線した方が良さそうだ。

OCXOは環境にかなり敏感なデバイスのようだ。他の機材からは1mくらい離したいね。30cmではだめだと思われる。トランスと一緒にケースに入れるのは不可能ではないか。電源回路を別筐体にするのは必須と思われる。振動対策も要るでしょう。

位相ノイズが少ないという振れ込みのOCXOでも、これくらい設置場所と設置方法に注意しないと何の意味もない物になってしまうんだね。非常に重要な注意点だ。

よく見たら、下の記事にXTALは振動などの影響をすごく受けると書いてあるじゃやないか。

   RAKON社のフェーズノイズの説明

RANDOM WALK:  Intrinsic noise sources within the Quartz and electrode structures. Possible external effects caused by environmental changes i.e. mechanical shock, vibration, temperature changes etc. 

These are all sources of Phase Noise intrinsic to the Crystal Oscilator, there are other external influences which can affect the Oscillators Phase Noise performance. These include power supply noise, circulating ground currents, noise on the control voltage line, changing load conditions, mechanical vibration and electromagnetic interference to name a few.

あー、やっとすっきりした。


  1. 2016/05/01(日) 21:45:01|
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10MHz波形測定その2

まじめに10MHzの波形を測ってみた。

OCXOの載った基板とルビジウムのモジュールに1M の5C2Vケーブルを繋ぎ、その先端に68Ωの抵抗で終端してそこの波形を測定。

同じような波形にはなったけど、やっぱりOCXOの方は微妙ににじんでいる。管面で上下に1mmほどぶれている。写真で見ても少しにじんでいるのはわかると思う。

これがたまたま我が家のOCXOが不良なのか、そういうものなのかは私にはわからないが、どうもこのままでは使えない感じだな。

OCXOの波形
OCXO波形2


ルビジウムモジュールの波形
ルビジウム波形2
  1. 2016/05/01(日) 13:10:23|
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クロックの波形を測定

SWD-CL10の48KHzの256x クロック出力を測ってみたが、ご覧の様にきれいな波形。
このオシロは気に入った。 SWD-CL10も言う事無いくらい素晴らしい。(少しデューティーが違うけど関係ないでしょう。)

256xclock.jpg

  1. 2016/04/29(金) 23:01:46|
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10MHzクロックモジュールの音の比較: OCXOとルビジウム

低インピーダンスの大容量バッテリーも調達完了し、10MHzクロックのケーブルを5C2Vに入れ換えて、やっとOCXOとルビジウムを比較する環境が出来た。

さらに、OCXOは基板に実装して配線をスッキリさせて精度が上がるようにした。



実験してみると、まず10MHzクロックのケーブルによる音の違いに驚いた。

千石で買ったSMAに付いている細いケーブルと3C2V、5C2Vを比較したが、すごい差だ。SMAに付いている細いケーブルは全体にもたついた音でひどいもんだ。SMAだからもっと良いのかと思ったが、がっかりだ。3C2Vの音は窮屈な感じ。5C2Vはのびのびしていてダイナミックでキレイな音。これでやっとルビジウムがマトモに鳴るようになった。

さてクロックモジュールの音の比較だが、
OCXOもルビジウムも大容量バッテリー直結で駆動。SWD-CL10には、一番音が良いスーパーレギュレーターで電源供給。

OCXOもルビジウムもどちらも素晴らしい音だ。のびのびしていてとてもキレイ。どちらも今までで最高の音を奏でてくれる。

それでも、比較すると以前から思っていたとうりで、OCXOは直接音が豊富で分解能が高くハッキリクッキリな音、ルビジウムは間接音が豊かで、音の深さ、空気感や立体感が素晴らしい。

さらに、高域のキレイさはルビジウムが上、低域のソリッドさはOCXOが上。
大きな音が正確に出ているのはOCXO、小さい音が正確に出ているのはルビジウムって感じだ。

どちらが良いとも言い難い(捨て難い)が、私はルビジウムの方が好みだ。(かなり贅沢な選択だが)

OCXOとルビジウムの音を比較するなら、電源とケーブルに細心の注意を払わないと比較にならない。クロックのケーブルに何十万円もかける人の気持ちが少しわかった。

試しにルビジウムの電源を安定化電源直結にすると低域がアマアマになり中音が濁る。中低域のノイズが影響するのかねー??


  1. 2016/03/06(日) 19:38:05|
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ルビジウム用に 14.8V LiPo バッテリー購入

ルビジウムのバッテリー駆動用に、14.8Vの LiPo バッテリーを購入。これは充電完了で16.5V位なので、ルビジウムに丁度良い。

充電中。このバッテリーとチャージャーはバランス充電機能があるので二組のケーブルで繋ぐ。



OCXO(12V)も電源ケーブルを短くして、どちらもバッテリー直結でルビジウムとOCXOを比較中。

SWD-CL10には、一番音が良いスーパーレギュレーターで電源供給。



さらに、
以前から気になっていた10MHz伝送用の同軸ケーブルを同じもの(SMAの付いた細いもの)に替えたら、OCXOもルビジウムもほとんど同じ音になってしまった。

ケーブルの影響の方が大きい。このケーブルは細いからいかんな。やはり5C2Vが良いようだ。
残念だが、ケーブルを太くて同じ物にしてからでないと比較にならない。SMA ---> BNC変換コネクタを手配した。


  1. 2016/03/05(土) 16:51:33|
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SWD-CL10 の電源改善 さてLTSpiceを勉強しよう。

SWD-CL10 の電源にもファインメットビーズアレーを入れてみたらかなり良くなった。
まったり感がかなり取れてスピード感が出てきた。良い感じ。これでOCXOにしたらどういう音になるんだろう。



さて、電源を改善するには、素人ながらも下記の点を検討しないといけないと思うんだけれど、Webで調べてもあまり良い記事を見かけない。(会社のノウハウになってしまっているようだ)

(1)電源リップル除去率
(2)負荷変動に対する応答性(ステップ応答)、回路から加わるノイズの除去率(出力インピーダンス)
(3)整流ダイオードが発するノイズやトランスの一時側から伝わるノイズの除去率

回路上、何がキーなのかが良く分からない。
やっぱりSpiceを勉強してシミュレーションしないといけないように思うのだが、自力で勉強する根性が無いので、セミナーに参加することに決めた。 仕事でも使えるしね。

  LTSpice® & 電源設計 導入編

偶然3月8日にコマが有った。


  1. 2016/02/29(月) 22:42:31|
  2. クロック
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ルビジウムモジュールの電源改善


ルビジウムモジュールが十分温まってから電源を切り替えれば、TPS7A4700基板を1枚で電源供給可能なことが分かった。(安定時は0.7Aくらいだが、突入電流は2Aあるので1枚では耐えられない)
ルビジウムモジュールの音としてはこの状態が一番良い。

何度聞いても、OCXOの音は分解能高すぎるというか、直接音が強すぎるというか、音楽鑑賞向きではない感じがする。
かといってこの写真の状態でもルビジウムは少しまったりした感じがぬぐえない。双方の中間くらいの音にならないかなー?

かなり贅沢な悩みだけどね。




  1. 2016/02/28(日) 23:43:15|
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プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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