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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

DME24N と AK4495W DAC の聞き比べ

試しに、DME24N と AK4495W DAC の聞き比べ(MX-1 + ヘッドホンで)をしてみた。
頭の中のイメージでは AK4495W DAC がかなり繊細な感じの様に思っていたのだが、実際聞いてみると、ほとんど差がない事に驚いた。DME24Nのエージングが進んできたせいもあるのだろうが、アタック音などの強さがDME24N の方が若干強く、弦の音がわずかに荒いかなと思うくらいで、音だけ聞かされたら聞き分ける自信はない。今のところAK4495W DACを中高域のホーン駆動に、DME24Nを中低域の駆動に使っていて、繋がりが良いのが不思議だなと思っていたのだが、理由が分かった。音調がかなり近いのだ。

僕は自分の家で馴染んだ環境で色々と試しながら聞いた機材の音しか信じない(外で聞いてわかる音の差なんて信じられない!)ので、DACの最高レベルがどこにあるのかは分からないが、今まで、音が良いと言われたRMEのFireFaceUFXや、MOTUの828X、SONYのDMX-R100、Apogee の Rosetta 200、ESOTERIC D-70vuなどをワードクロックを改善しながら聞いてきたが、それらをはるかに凌ぐ音だ。もうDACはDME24N だけでも良いかなと思ってしまいそうだ。(内部を見て電源とか改造できそうならチャレンジしてみたい。それも今後の楽しみだ!) しかも8chもDACが内蔵されている。 DME24N 恐るべし!

(デジタルオーディオになってから、かけるコストと得られる音が比例しなくなってしまった。しかも新しければ音が良いと言う事もまったくないと思う。それがオーディオを廃れさせた最大の原因だと思っている。僕はいくら音が良いと言われても、何百万円もするオーディオ機器を買うつもりはない。それでは趣味ではなくなってしまうと思うから。基本一品10万円以下。今までそれを超えたのは、KRELLのアンプとJBLのホーン、LUXMANのA3000くらいかな。。。なるべくお金をかけず安く手に入る名も無き名器とオーディオの真実を探している。DME24Nは今までの機器と毛色がかなり違うので、馴染むまで少し時間がかかったが、かなりの掘り出し物だったようだ。)

DME24N-7.jpg

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  1. 2022/10/05(水) 20:34:19|
  2. DAC
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DACのデジタル電源に低ノイズ電源基板を入れた

DACのデジタル電源に低ノイズ電源基板を入れてみた。

  LT3045-1

写真の様に基板2個をカスケードに入れてみた。さらにコンデンサー+ファインメットアレーもカスケードに接続。安定化電源の出力は10Vにし、1個目の基板は7.5V出力に設定し、2個目の出力を5Vに。

これは素晴らしい!一言で言うなら、各楽器の音がより分離度を増して背景の音が静かになった感じだ。
低ノイズ電源基板がある時と無い時を聞き比べると、音の雑味が取れて楽器と楽器の間の空間が透明感を増した。シンバルの音やドラムのアタック音もよりクリアに聞こえるし、弦の音が滑らかでハーモニーがきれいだ。楽器の背景の音が静かになったので、今まで聞こえなかった楽器の細部の音が聞こえる。低音もメリハリ向上。言う事無い。

不思議な事に、ホーンスピーカーは直近で聞くと聞く角度によって音圧の差(指向性)があるのだが、それもあまり感じなくなった。どういう影響なのかはわからないが、刺激的な音が出にくくなったようだ。

DACのデジタル電源の質の向上は何処まで効果が有るのか?まだ限界までは行っていない様に感じる。
これは安上がりだし、超おすすめだ。コンデンサー+ファインメットアレーとのコンビネーションも良い。








  1. 2021/04/03(土) 23:23:03|
  2. DAC
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ラインバッファー その2

ラインバッファー その2

この基板はDCサーボ機能がついていて、直流が出る心配がないのが良い点ではあるが、
残念ながらその機能は外した方が、がぜん音が良い事が判明。

2個目のOPアンプがその機能なのだが、単純に取ってしまえばよい。

DCサーボを取ってしまったら、がぜん音が良くなった。
初段のOPアンプは、LME49860。他のOPアンプ(OPA627とか)も挿してみたが、これが一番相性が良い。(昔調べたところでは、LME49990が最良のOPアンプだったが、今買おうとすると1個5000円くらいするね。)

ラインバッファーなので音がどっしりするし、かつすごく滑らかで色気のある音に変身。
2WAYスピーカーの音のつながりが一段と良くなった感じ。ピアノ、ボーカルや管楽器などの中域が色気が有って美しい。

LME49600はとても良いバッファーのようだ。気に入った。ラインバッファーも奥が深いのかもね。
まあ、長いケーブルを駆動して良い音で伝えるってよく考えると凄い事だよね。

スピーカーがきれいな音で鳴るので、最近ヘッドホンの出番が凄く減った。

LME49600-3.jpg

  1. 2021/02/03(水) 13:14:27|
  2. DAC
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ラインバッファーを入れてみた

DAコンバーターが良くなってから、スピーカーの音が凄く良くなったので、スピーカーを鳴らすことが凄く多くなった。ヘッドホンをあまり使わなくなった。より良くなるようにいろいろ実験中。

我が家では、デジタル部とアナログ部が2Mほど離れているので、アナログラインが結構長い。
ツインDAI AK4495W DACユニットのラインバッファー(3枚目の写真のMUSE)では力不足かもと思って、ラインバッファーを入れてみた。

LME49600を使ったラインバッファーを2枚使用。LME49600はラインバッファーやヘッドホンアンプ用のICで、

  LME49600

  Low THD+N (VOUT = 3VRMS, f = 1kHz, ): 0.00003% (typ)
  Slew Rate: 2000V/μs (typ)
  High Output Current: 250mA (typ)
  Bandwidth
   BW Pin Floating: 110MHz (typ)
   BW Connected to VEE: 180MHz (typ)
  Supply Voltage Range: ±2.25V ≤ VS ≤ ±18V

と、高スペック。 音はどうか?

エージングが短い段階で昼間聞いた時はどっちが良いか悩んだのだが、エージングが進んで夜に聞いたらバッファーを入れた方が圧倒的に良かった。スピーカーから出る音場が圧倒的に綺麗になった。各楽器の定位が良くなったし、空間がより前後にも広がった感じで、ボーカルもよりリアルになった。そこに人が居るような感じがより強くなった。

やっぱり駆動力が足りていなかったんだな。ジャズもクラシックも良い感じ。小さい音でも大きい音でもきれいな音が楽しめる。悪い所はなさそうだ。良かった。

これでますますヘッドホンの出番が少なくなるな。

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  1. 2021/01/31(日) 20:17:28|
  2. DAC
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TWIN DAI AK4495W DAC UNIT と DMX-E3000の音の違いについて

TWIN DAI AK4495W DAC UNIT と DMX-E3000の音を比較し続けていると、どちらもハイレベルだと思うけど、音の出方がかなり違う事に気づいてくる。

その差をどう説明したら良いのか悩んでいたのだけれど、大分頭の整理がついてきた。

その差は例えるなら、輪郭を描かない絵画と描いた絵画の差と言える。

TWIN DAI AK4495W DAC UNITの音はパッと聞くと輪郭の無い(強さの無い)音に聞こえるのだけれど、ボリュームを上げるとその聞こえ方は一変する。まるでステージの上に体を突っ込んだかのように楽器のディテールが聞こえてくる。細部まで分解して聞こえるのだ。

一方、DMX-E3000の音は比較的小音量でもしっかりどっしりと音楽の輪郭を伝えてくれる。輪郭が分かるから、ステージの上の奏者の音をステージの前方で聞いている様に音が聞こえる。凄く良い音なのだが、音量を上げても全体の音が大きく聞こえるだけで、細部までは聞こえて来ない。

今まで僕はDMX-E3000の様な音が普通なんだと思っていたので、AK4495W DAC UNITの音を最初に聞いた時は大人しい感じの音だなと思ったのだが、その差が輪郭を描かない絵画と描いた絵画との差なんだと気づくのに少し時間がかかった。

TWIN DAI AK4495W DAC UNITは、時間軸的にはマスタークロックを使い極限までジッターを減らし、電圧軸的にも極限の分解能を持っているから、輪郭を描かない絵画を見せてくれることが可能なのだろう。音が3次元的に部屋中に広がっている感じだ。音量をどんどん上げても全くうるささを感じずどんどん細部が聞こえてくる。逆に言うと音量を上げないとその真価は発揮されない。(気を付けないと耳を壊しそうだ)

この差は聞き方を変えて耳を慣らさないと分からないと思う。同列に比較してはいけないのだ。

さてどっちが音が良いのか?好みの問題ともいえるかもしれないが、僕はより多くの楽器の音が立体的に聞こえるという意味で、TWIN DAI AK4495W DAC UNITの音の方に未来を感じる。

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  1. 2021/01/04(月) 23:24:49|
  2. DAC
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今年最後の実験(DACに銅板)

今年最後の大実験。

いろいろやってみてDACユニットで大事なのは、

(1)デジタル部の電源の質
(2)MCLKの質
(3)デジタル部のGndの質

特にGndが大事なんじゃないかと言う事が見えてきた。
と言う事で、そういえば家に分厚い銅板があるのを思い出した。
これを基板の下に置けばGndが安定しそうだな。

ということでやってみた。基板を乗せて1か所だけ基板からGnd線を銅板に繋いだ。

最初はDAC基板のGndを銅板に繋いでみた。まあ、良いような気もするが良くないような気もする。微妙な感じだった。また企画倒れかな?と思った。

しばらく聞いていてふと思いついた。デジタルGndはいくつかの基板に繋がっている。だからどこかを繋ぐのが一番良いはず。だとすると、一番ナイーブな部分を落とすべきだ。それならMCLKを作っているDAI基板のGndを落とすのが一番良いはず。

やってみたら大正解。アタック音がビシッと決まって滲みがみじんもないし、高域がキッチリと綺麗になった。スゲー音だ。

今回、とりあえず良くなったけど、Gndの取り方はまだいろいろ研究すべきだね。
ファインメット&コンデンサーアレーとどうやって共存させるのがベストか良く考えないと。
これはまだまだ実験できるネタだな。

今年の実験はこれでおしまい! :-)

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  1. 2020/12/31(木) 22:20:35|
  2. DAC
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DACのデジタル電源の改良

調子に乗って、DACのデジタル電源をさらに改良すべくあれこれやっている。

まずは、ファインメットアレーの作り方を工夫してみた。Gndラインに入れるビーズの1個あたりワイヤーを2回通す事で、ノイズ抑制効果を高められるのではないかと考え、それを10個並べてお花型に配置してみた。(受け狙いの意図も有り)

結果は、、、絶対に良くなると思ったら大外れ。ダメだった。。。なんでだろう?ワイヤーをループさせるとノイズを拾ってしまうのかな?とにかくダメだった。結局ビーズはただダラッとまっすぐに並べるのが良いと言う事が分かった。

さらにKIKUSUIの安定化電源: PMC18-5を入手して試している。これの良い所は、

  ① 重い。(トランスが大きい)
  ② 放熱器が後ろに出っ張っていないので、大きなインレットのACケーブルが使える。
  ③ オーバーボルテージプロテクションが有る
  ④ AC電源ONで出力が出る様に設定できる

なのだ。テクシオのPA-Bシリーズも同様。
早速試しているが、より良くなったのは間違いない。重厚感が出て中高域のノイズ感が減ったので、音がより綺麗になった。ACケーブルはKRELLのド太いこのケーブルが一番良い。太けりゃ良いというものではないが、このケーブルは音がしっかりして曖昧なところが無く、綺麗だ。

とにかくDACはデジタル電源が命だな。

それにしても、『菊水の電源にオーディオ用の電源ケーブルを挿して音が良い』なんて言ってるのは世界で僕だけかもね。。。

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  1. 2020/12/30(水) 21:46:55|
  2. DAC
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TWIN DAI AK4495のMCLKの回路が今ので良いのか検証した

もしかしてAK4495のMCLKは非同期でも良いのか?と思って調べてみた。

AK4495のデータシートを見ると、下記の様に書いてある。

  AK4495データシート

■ システムクロック

[1] PCM mode
AK4495S/95に必要なクロックは、MCLK, BICK, LRCKです。MCLKとLRCKは同期する必要はありますが位相を合わせる必要はありません。MCLKはインターポレーションフィルタとΔΣ変調器に使用されます。

やっぱり非同期ではだめで、今の回路で問題なさそうだね。
『MCLKはインターポレーションフィルタとΔΣ変調器に使用されます。』とのことだから、MCLKのジッターが最終的に音質に影響するのは明らかで、それの改善が音を良くするのは当然だな。本当はワードクロックから256倍のPLLでMCLKを得るのが一番良いのだろうけど、PLLのチップが簡単に手に入らないから、今の様なやり方になってしまう。。。

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  1. 2020/12/12(土) 14:39:05|
  2. DAC
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TWIN DAI AK4495W基板とDMX-E3000(改)との比較の続き

週末になったのでまた聞き比べしている。

まず、AK4495W基板のアナログ電源はこの写真の方が良かった。やっぱり電源の重さに比例する感じがあるなー。

AK4495-7.jpg

今日もDMX-E3000(改)と比較したが、ほとんど差を感じない。どっちも良い音だ。わずかにDMX-E3000(改)の方が重厚感が有るが、アナログ電源やアナログ回路(OPアンプ)の差かも知れない。差は無いと言って良いレベル。

DACのデジタル電源を改良してからの音は、曇った感じが全く無く、とにかく明瞭で三次元的な立体的音で、各楽器がそれぞれ立体的に聞こえるから、今までと聞こえ方が全然違う。今までは二次元的な絵画の輪郭を見ている様な感じだったのが、輪郭の無い立体空間に頭を突っ込んだ感じだ。

だから、最初は音が良いのかどうか判断が難しかった。今までと判断基準を変えないといけないのだ。聞き比べる対象が、音の綺麗さでは無くて、いかに楽器が立体的にリアルに聞こえるかを楽しむ感じで聞かないといけない。

分かってきたのは音の綺麗さや音色はアナログ電源の質で変わること。それに対してデジタル電源の改良で得られる音の立体感はそれとは全く別物だ。聞き慣れてくると、各楽器の立体感に凄い差が有る事が分かってくる。だが、聞き慣れないと何を比較すべきなのかが分かりにくいかもしれない。輪郭の有る漫画的な絵しか見ていない人が、写実的な絵を見たら違和感を感じるような事だろう。とにかく、音場に頭を突っ込んで、リアルな楽器の音を聞く感じだから。



  1. 2020/12/12(土) 12:37:42|
  2. DAC
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今回完成したDACユニットスゲーよ!

今回完成したDACユニットは、各種基板を組み合わせて組み上げたDACだが、その音は本当に驚きの音だ。(正直、MITAKEさんの基板を組み上げてこんな凄い音が出るとは思わなかった。)

楽曲が全然違って聞こえる。
各楽器が立体感をもって3次元的に聞こえるから、遠くで鳴っている小さな音の楽器も聞き分けることが出来る。えー、こんなに凝った演奏をしていたんだと驚くばかり。さらに、メインで鳴っているホーンや弦楽器などが自分の周りを取り囲むように聞こえる事も有り、楽器と楽器の間に入って包まれてしまったように感じる。一方でセンターで歌っているボーカルはビシッとセンターで聞こえるが、その口の形が見えるような錯覚を持つ。

聞けば聞くほど、今までと楽曲の聞こえ方が違う事に愕然とする。どの音が良いとか悪いとかではないのだ。音の出ている3次元空間が変わってしまったというのが正しいと思う。

今までDACチップを真に活かし切っていなかったんだな。DAIの質(MCLKの質)とデジタル電源の質がそれを阻害していたんだ。。。

一方で、アナログ的なクオリティー(音の美しさ)はまだまだ改善できそうな気がする。特に高域の綺麗さは改善できそう。

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  1. 2020/12/09(水) 22:13:21|
  2. DAC
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音の比較: AK4495W基板とDMX-E3000

週末になって時間が取れたので、『音の比較: AK4495W基板とDMX-E3000』をした。しばらく比較していなかったが、どちらも凄く良い印象を持っていたのが、とんでもなく違う音だったらどうしようかとも思っていた。(耳は聞く音に慣れてしまうからね。。。)

だが、実際聞いてみて驚いた。ほとんど同じ音で判別つかない。空間表現も、楽器の立体感も、高域の出方もほとんど同じ感じだ。音の曇った感じもどちらもまったく無い。電源が全く同じではないから、完全に同列な比較は出来ないけど、ここまで音が似ていれば同等だと言っても良いでしょう。

良かった。DMX-E3000は今までで一番良い音のDACだったから、それと同じになったと言う事は今回いろいろやった実験の方向性が間違っていなかったと言う事だ。特にMCLKの改善は大きな成果だった。それと共に当時のSONYのDAI(PLL)技術の高さを表しているのではないかなー。まあ、世界の最先端だったからね。

今回の一連の実験で、デジタル電源の質と、DAIによるMCLKの質がとても大事だと言う事がはっきりした。正直なところ、AK4495などの低電圧DACチップからはDMX-E3000と同等の音は出せないと思っていたのだが、良き誤算だった。低電圧になるほどクロックの質や電源の質の影響を受けやすいのではないかな。小さな電源トランスを使い、低電圧DACチップとDAIチップ1個を繋いで完成と言う様な単純なDACユニットからは良い音は絶対に出ないでしょう。

さて一段落して、次に何をするかなー。こういった高級な電源ユニットを使うのと同等な電源を自作できると良いんだけどね。結局トランスの大きさ・重さがかなり影響するようだから難しいかなー。コンデンサーアレーを付ければかなり改善されるとはいえ、やっぱり電源の大きさ・重さは重要な様だからねー。。。

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  1. 2020/12/05(土) 14:19:28|
  2. DAC
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最強の電源: 6227B

アナログ回路の電源をあれこれ入れ替えて試しているが、やはり6227Bが最高だ。
コンデンサーアレーを入れてほとんど差が無くなったとはいえ、まだ差がある。
音に力強さが有り、しかも音が澄んでいる。HP社の真面目なエンジニアが設計したんだろうな。
巨大で質の良さそうな電源トランスと電解コンデンサー、パワートランジスタが物語っているようだ。

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  1. 2020/12/04(金) 23:50:59|
  2. DAC
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アナログ電源: グランドの取り方、コンデンサーアレー

DACのMCLK問題を解決出来て、AK4495 DACのクオリティーが上がったのは良かったのだが、気になる事が有っていろいろ実験していた。

どうも音の質が日によって凄く変動するような気がして、良い日と良くない日の差が激しい様に感じていた。それに、アナログ電源による音の差もかなりあるし、それも日によって音が変わるように感じていた。

今まで気にしていなかったんだけど、音の良いアナログ回路用電源は信号のグランドとシャーシのグランドを繋いでいて、音の良くない電源は繋いでいなかった。

もう一つ不思議に思っていたのは、ETAのパワーコンディショナーを使うと音が良くなるように感じたこと。

これらを総合して考えると、

  (1)電源のシャーシのグランドは信号グランドと繋がないといけない
     (金属容量を増やしてグランドを安定化させるため)
  (2)パワーコンディショナーを使うとさらにグランドが他の機器とも繋がりさらに安定する。
     だから、ACコードは3Pでパワーコンディショナーに繋がないといけない。
  (3)単体で音の良いアナログ電源は大きくて重い。

と言う事だと思いついた。実際やってみると、明らかに音のクオリティーが上がるし、日によって音が大きく変わる事が無くなった。今まで音がイマイチだと思っていた電源:HPのE3620Aを使っても良い空気感・立体感が出せるようになった。グランドが安定したのだろう。

ただ、この電源だと高域がきつい感じは治らなかった。そこで、アナログ電源にもコンデンサーアレーを繋いでやったところ、高域の荒さも取れて、良い電源との差は無くなった。この電源はノイズ成分が多いのでしょう。

だんだん見えてきたのは、音の空気感や立体感を阻害するのはグランドの質とクロックのジッターが主原因で、高域の荒さはコンデンサーアレーで改善できるノイズだと言う事。『ノイズとジッターは紙一重』だから当然と言えば当然だね。

その時の写真
AK4495-5.jpg
  1. 2020/12/03(木) 23:28:20|
  2. DAC
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AK4495W基板でワードクロック同期を使う方法は無いか?

今までで最高のDACが出来たかも! (^∇^)ノ

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AK4495W基板にワードクロック同期を使う方法は無いかと考えた。

ふと、DAI基板を二枚使えば出来そうな気がして、考えてみた。そう言えば、ワードクロックジェネレーター(SOUND WARRIOR : SWD-CL10 )から、SPDIF信号が出ているのを思い出した。ワードクロックではないけれど、スタジオなどで機器間の同期を取るための基準に使うもの。(デジタルミキサーには、どのクロックに同期させるかの選択肢があり、ワードクロックやSPDIFなどが選べるようになっている)業務用機器には良く有る仕様。(DMX-R100を使ったので一通リ分かった。)

そのSPDIF信号をもう一枚のDAI基板に入れてやれば、それを元にして得たMCLKを発生してくれるだろう。無音・無変化のSPDIF信号からMCLKを得る事になるから、ジッターが少ないと思われる。要するに、ツインPLL。信号生成用PLLとMCLK生成用PLLを分ける事になる。

やってみたら、あっさり動いた。音も明らかに違う。遠くで鳴っている様なモヤっとした感じが取れて、眼前でクリアに鳴っている感じ。メチャメチャ良い感じの音になった。和風美人が一気に水着になったような感じ。ワードクロックジェネレーターとDAI基板を2枚持っていいる方にはぜひ試してもらいたい。

DMX-E3000 の音に近くなったのは間違いない。僕はこの方が好みだ。DMX-E3000とどっちが良いかは、じっくり聞いてから確かめよう。

手前のDAI基板がMCLK生成用。MCLK一本だけ繋いでいる。
昔にいろいろ調べたけど、やっぱりMCLKの質がDACの音質を左右する様に思えて来た。
XTALの精度を高めるだけではだめなんだよね。DAIチップがMCLKを作っている以上、DAIチップのPLLの質とその電源の質が音質に大きく影響するでしょう。そのPLLにいかにノイズを与えないようにするか考えないと。(昔のソニーはこの辺の設計が上手かったんじゃないのかなー。。。)

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AK4495-4.jpg
  1. 2020/11/29(日) 12:45:59|
  2. DAC
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我が家の最強安定化電源で聞いてみた。(AK4495W基板)

AK4495W基板はかなり良い事が分かってきたので、公平を期すため我が家の最強安定化電源軍団(いつもはDMX-E3000に使っている。)を引っ張り出してきた。やっぱりこの安定化電源は最高の様だ。AK4495W基板が一段と良く聞こえる。(DAIはWM8804基板)

楽器が立体的に細部までしっかり聞こえるし、全帯域で癖が無く力強さもかなりのもの。空間表現も申し分ない。クラシックの弦の音もとてもきれいだし、ジャズの迫力も素晴らしい。
ワードクロックを入れないDACでは今までで一番、しかもダントツに良い。ただ、少し上品な感じであることは否めない。DMX-E3000のワイルドな感じとは対照的。

同じ電源でPCM1792基板(+同じDAI)も聞き比べてみたが、AK4495W基板に比べると音が2次元的に聞こえた。勝負あった。

さてでは、DMX-E3000とどちらが良いか?悩ましい。和風美人とドレス美人とどっちが好きかと聞かれている様な感じだ。
もう少し聞き比べてみないと甲乙付け難い(付けられない)が、AK4495W基板+WM8804基板の音は凄くお勧めだ。(ただし電源には十分気合いを入れないと良いDAC基板を使う意味が無くなる。。。)

AK4495W-3.png

  1. 2020/11/28(土) 23:30:08|
  2. DAC
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プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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