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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

FastCopy 2.11 を試してみた。

tsdoctor さんのコメントにあった、書き込みソフト:FastCopy 2.11 を試してみた。

  FastCopy

fastcopy.gif

聞いて驚いた。凄くハデハデで元気の良い音になった。

信じられん。SDカードにデータを書く書き込みソフトで、SDプレーヤーの音が変わるなんて。。。

オカルトだ。あー、もう何も信じられん。。。

確かに、これと比べると Rewrite data 1.05 の音はおとなしく聞こえる。
(私はRewrite dataの方が好きだが)


  1. 2015/01/07(水) 14:22:18|
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大発見!: SDカードやHDDの音楽ファイルのデータを改善してくれる: Rewrite data 1.05

どうも私のこの記事は怪しいらしい。
当てにしないでくださいませ。



今日、再度確認してみたが、やはり結果は同じだった。DDを使えば音の良い複写が出来る。

これで、ソフトウェアによる書き込みのアルゴリズムで、記憶メディア上でのデータの並び方がコントロール出来、SDカードプレイヤーの音が変わる事が確認出来た。

画期的な事だと思う。作者の方に敬意を表します。

あとは、データの並びがどうなると音が良いのか知りたいね。




音の良くなる処理をしたSDカードを、ファイルシステム経由でコピーするのではなく、DDすれば音が良いままコピーが出来ることを発見!

DDはご存知かとは思うが、ディスク(メディア)のデータイメージをそのまま複写してくれるツール。ブートレコードも含んで、物理記憶メディア上でのデータとその位置も完全に再現してくれる。

  DD for Windows

DDI.gif

DDすれば音の良さは再現できることが判明。
この実験でわかったことは、

    Rewrite data 1.05 は、メディア(SDカード、HDDの)上での物理データの並びを、音が良い状態に処理してくれるソフトだ

ということ。念のため明日再度聞き比べてみるが、間違いないと思う。

これは、今回の音の改善がオカルトなんかではなく、きちんと理由があることの裏付けだと思う。

DD for Windows を使えば、メディアのデータイメージのコンペアも出来るから今度やってみよう。

まだ、どういうデータ配置が音が良いのかは不明だ。おそらくはデータがシーケンシャルに整然と並んでいる状態なのだろうとは思うが。

やっぱり、音楽などの連続データファイルに対してランダム記憶を基本に扱うデータファイルシステムを使う事の問題なんだね。


  1. 2015/01/06(火) 01:29:30|
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追加実験: SDカードやHDDの音楽ファイルのデータを改善してくれる: Rewrite data 1.05

念のため、さらに別のSDカードをPCでフォーマットしなおしてからデータをコピーしてみた。

まずは単にコピーして聞いてみたが、やっぱり普通の音だ。

次にこのソフトで処理してから聞いてみたが、やはり音が良い。不思議だ。

さらに、再度フォーマットしなおしてデータコピーすると音は悪くなる。劇的に悪くなる。。。

う~ん、不思議だ。音が良くなる理由が全くわからない。

FATをクリーンにする方法は無いのかな?

  1. 2015/01/05(月) 23:23:57|
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考察: SDカードやHDDの音楽ファイルのデータを改善してくれる: Rewrite data 1.05

SDカードを書き換えることによって音が良くなる理由について、少し考えてみた。
これが正しいのかどうかは断定は出来ないが、一つの可能性ではあり、結構可能性は高いのではないかと思う。

SDカードやHDDはデータを読み書きする仕組みとしてファイルシステムという方式を使っている。
一般的に良く使われるのは、FATというものやNTFSなどが多い。SDカードは100%がFATだといっても良いのではないか。理由はPCでもLINUXなどUNIX系のOSでもどちらでも見えるからだそうな。

ファイルシステムと言うのは、磁気記録の円盤が回転して記憶しているハードディスクに、いかに適切にデータを読み書きするかのためのアクセス方式。

詳しくは、下記のWebなど見て頂くとして、

  FATファイルシステム

  FAT ファイルシステム

  FAT FS フォーマット

一言で言うなら、2番目の文書にある、



FAT ファイルシステム

MS-DOSにおけるブロックデバイス(フロッピーディスク、ハードディスク)上のファイルを管理するためのしくみ。ユーザーが論理的に扱うファイルやディレクトリを、実際の物理的なディスク上に対応させ、ファイルやディレクトリ自体を構成する体系をファイルシステムと呼ぶ。MS-DOSのファイルシステムは、ディレクトリエントリとFAT(File Allocation Table)という情報によって管理されている。 MS-DOSでは、ファイルのアクセスはセクタ単位で行なわれるが、ファイルに対してディスク上の物理セクタを割り当てる場合、セクタではなく、クラスタと呼ばれる単位で割り当てを行なう。1クラスタは、物理セクタの2のべき乗倍となるように、ディスクの種別や容量によって決まっている。 ファイルはクラスタを単位として構成されているが、クラスタのディスク上の物理的な位置は常に連続しているわけではない。そのため、FATによってそれらのクラスタがどのような順につながって、1つのファイルを構成しているかが管理されている。FATの各エントリは、ディスクの各クラスタと1対1に対応しており、該当するクラスタの使用状況を表わしている。ファイルの開始クラスタは、ファイル名やファイルのサイズとともにディレクトリエントリに記録されており、その次のクラスタを指しているのは、最初のクラスタに対応するFATのエントリの内容である。





というのが一番端的にあらわしていると思う。

難しい話はさておき、ここで大事なのは、ファイルを記憶するのに、ディスク上の物理的なメモリーの位置はバランバランであるということ。

音楽データは一つのデータの後には必ず次のデータが来るのだが、HDD上ではどこにあるのか全く予想もつかないということ。そしてそれがどこに書いてあるかを表わしているのが、”FAT"というテーブルであるということ。

要するに、異なるファイルシステム上にあるデータは、PCを使ってファイルとして比較して同じであっても、HDDやSD上でどこにどう書いてあるかは全く異なるということ。

巷では、”SDカードやHDDを何度も書き換えていくとどんどん音が悪くなる” みたいな事が言われているようだけれど、ファイルシステムを使ってデータを書き換えていけば、どんどんデータの並びがバラバラになって、HDDならばヘッドの移動時間が長くなるし、ヘッドの移動のための電流も多くなるから、PCのノイズが増えて、音が悪くなるのは当たり前だと思う。極端なことを言えば、データの1クラスター(数十~数百キロバイト)毎にハードディスクのヘッドが最内周と最外周を頻繁に移動するという事だって起こりうるはずだ。そうなればヘッドの移動には数十ミリSECかかるはずだから、データが間に合わないって可能性だってあると思う。

Rewrite data 1.05 がファイルシステム上でのデータの並びを何かしら綺麗にしてくれる様なソフトウェア(たとえば、データの並びを綺麗に順番道理に並べてくれるとか)なら、音が変わる可能性はあると思う。

本当にPC(デジタル)オーディオの高音質化を考えるなら、音楽やビデオの様な連続ファイルをきちんと扱うためのファイルシステムの設計から考えないといけないのだと思うけどね。そんなまともなことをやる会社は無いんだろうな。。。


  1. 2015/01/04(日) 22:55:55|
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その後: SDカードやHDDの音楽ファイルのデータを改善してくれる: Rewrite data 1.05

PC音楽プレーヤーで音が変化するのかやってみようと思ったのだが、我が家の音楽用PCは32bit なのでソフトはインストールできないので、64bit PCで処理したSDカードをUSBアダプタに入れて音を聞いてみた。

実験始めて思ったのだが、我が家のPC音楽プレーヤーはほとんどがデバイスからメインメモリーにデータを読んで再生するタイプなので、やっても意味が無いことに気がついた。最後にfoobar でやってみたが、foobar も一回目はUSBから読み込む様だが、2回目以降は読み込まない。意味無かった。

音も聞いてみたが、特に変化は感じなかった。(SDカードプレーヤーと比べるとひどい音)
foobarの一回目の読み込みのときも変わらず。多分1回目からメインメモリーにデータを展開してしまっているのでしょう。

そう考えると、このソフトはSDカードプレーヤーには有効なようだが、PC音楽プレーヤーではほとんど意味無いのではないかと思う。(いくらHDDに処理しても、そこから読んでメインメモリにデータを展開されては意味が無い?)

おそらくこのソフトはファイルシステム(FAT)に起因するメモリーセル上のビット並びの癖を(たまたま)補正してくれるようなものなのではないかと思う。

困ってしまったのは、SDカードをPCに繋いだら、もとのSDカードプレーヤーに戻しても音が悪くなったような気がすることだ。。。なんだかPCのノイズが乗り移ってしまったような気がする。うーん、私もだんだんオカルトオーディオ評論家の仲間入りか。。。もう一度フォーマットしてからやり直してみるかな。。。一度ひどい音を聞くと耳がしばらく戻らないのかもしれないが。。。


  1. 2015/01/04(日) 00:36:47|
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SDカードやHDDの音楽ファイルのデータを改善してくれる: Rewrite data 1.05

夜になって再度聞いてみたが、やっぱり音がまるで違う。ピアノの生々しさがぜんぜん違うのだ。
どう考えても頭はNoというのだが、耳がYesというので仕方がない。。。
だが、私は下記にある作者さんの原理解説は信用しない。何かもっときちんとした理由があるはずだ。

  Bug head technology

そもそも音に差があることが信じられない。いったい何が違うんだ??? どんなに書き込みのアルゴリズムを変えたって最終的なSDカード上でのビット配列が同じなら音が違うはずが無い。何かが違うはずだ。SDカードはFATというファイルシステムを使っているから、それを通じてデータ比較をしても見えてこないような差が生じているとしか思えない。このソフトがFATの何らかの問題点を解決しているとしか考えられないね。直接メモリーセルが読み出せればよいんだけどね。。。

メモリーセル上でのビットの配列が異なるか?、データを書き込んだときの書き込みの条件が何か異なっているか?、ブロックの大きさによる制限か?位しか思いつかない。。。う~ん、不可思議だ。




MINORISUKEさんに勧めていただいたソフト。超怪しいソフトだなと思ったが、念のため実験。

  Rewrite data 1.05

我が家の音楽ソースはSDカードプレーヤー:QA660であるので、それのSDカードにこのリライトソフトで処理をして聞いてみた。元のカードとは別に同様のカードを用意し、元のカードと比較した。

処理の有り無しの違いのみ比較するため、ボリュームすらいじらずに停止ボタンを押してカードを交換して音を比較。
音を聞いてびっくり、滑らかな音に大変身。音の深み、空気感がさらに増して、超滑らかな音。

最初に1秒聞いて音の違いはわかったが、念のためその後20分くらい何度も何度も聞き比べたが、どう聞き比べてもやっぱり違うし、明らかに良くなっている。

正直、下記の説明を読んだときは絶対インチキだと思った。



概要:
メモリの1と0の間には、1に近い0.9、0に近い0.1、1や0になりきれなかったグレーゾーンの信号が存在すると
仮定して検証しますと、それがDACへ出力されるとき、ジッターとなって音質劣化の原因となることが判明しました。
これを確定的ジッターと呼んでいます。このグレーゾーンの信号は、HDDやSSDに記録されているときも状態が保持
されてしまう為、読み出されたときもグレーゾーンの信号のままで、音質劣化の原因となります。そこで、3ヶ月に及
ぶ研究で、グレーゾーンから排除して適正化する手法を見つけました。



これが真実かどうかは疑問に感じるが、メモリーというアナログ素子にデジタル信号を書き込んでいるので、その境目があいまいになる可能性はあるとは思う。だが、ある時間をかけて読み出せばその中間は無くて必ず1か0になるので、あるとすれば読み出し時間の不安定ということかな。

もしかしたら書き込みを1回だけでなく10回したほうがより良く書ける(時間的に安定に)ということはあるかもしれませんね。とか、メモリーのセルのフラグメンテーションか?

ですが、メモリーから読み出したデジタル信号を音楽用のシリアル信号(SPDIF)に変換してからそれを再生し、音楽の再生タイミングを決めているのはD/Aコンバーターだから、メモリーからの読み出しが時間的に不確定だとしてもそれが直接ジッターになるとは私には思えません。何か別の理由が有って音が変わるのだと思います。(読み出すタイミングがデータ毎に変わるとノイズが増えるのかもしれないな?)

まあ、でも理由は何であれ、音がうんと良くなったのは間違いない。降参だ。不思議だ。

皆さんもお試しください。ソフトをPCにインストールして、変換したいフォルダーを選び、実行するだけ。
当然ながら、一度書いたフォルダーをOSなどで書き直してしまうとまた元に戻ってしまう。
(注意点として、Windowsの64Bit専用のソフトだそうです。)

下記の図は、音楽フォルダーの4曲目まで変換が終了したところ。

rewrite.gif


  1. 2015/01/02(金) 15:10:31|
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全段電源分離真空管アンプ vs BRYSTON 4B-ST vs EL34P.P.

DACが改良されたこととアナログジッターについての考えがまとまったので、それをベースにパワーアンプの音質比較をしてみた。

全段電源分離真空管アンプ と BRYSTON 4B-ST と EL34 P.P.とを比較。

BRYSTON 4B-ST は今まで聞いたトランジスタアンプの中では最高位だ。


fc2blog_20140223211008073.jpg 

Bryston 4BST

EL34PP-7.jpg 

全段電源分離真空管アンプBRYSTON 4B-STEL34 P.P.
空気感、臨場感
音の深さ(Dレンジ)
高域の繊細さ
フォーカスの良さ(ボーカルなど)
楽器の立体感
低音の歯切れ良さ
低音の量感

どれもかなりレベルは高いのだが、全段電源分離真空管アンプがダントツだ。特に印象的なのは真空管アンプの音のフォーカスの良さと、全段分離真空管アンプの音ののびやかさ。3次元的な立体感を感じる。 この立体感はどこから来るのだろう。なぜ電源を分離するだけでこんなに良くなるのか不思議だ。

アナログジッターが影響しているのだと思うが、どのように影響しているのかを今後解析していきたい。


  1. 2014/05/09(金) 21:55:42|
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DAC聴き比べ

DAC聴き比べ

DACの聴き比べをしてみた。

完全ツインモノ電源+コンデンサーアレーで武装したDAC9018S+D-IVC基板の音に聞きなれると、他のDACの音が聞けなくなってしまう。音の深さ、分解能が両立したすばらしい音だ。真っ暗闇に雷の閃光が煌めく様なイメージの音で、明るい昼間のイメージではないので最初聞きなれずに戸惑った。

DACチップ自体のすばらしさもあるのだろうけれど、ディスクリートIV変換基板もすばらしいのだと思うし、電源がとても大事であることも再確認した。(PCM1792とディスクリートIV変換基板、コンデンサーアレーで音がどうなのかも実験してみたいものだ。ちょっと配線が大変だが。。。)

久しぶりにWZ-DM35の音をヘッドホンで聞いてみたが、もう耳が育ってしまったのでまったく聞けなかった。困ったものだ。。。これ以上のスピーカープロセッサは手に入りそうな気がしないのだが。。。まあ、スピーカーを鳴らす分には充分素晴らしい音で鳴っているが。

HiFaceEvo+Winamp+ASIOとB-5はこのレベルになってもまだ問題ないレベルだ。
  1. 2012/10/18(木) 20:21:20|
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YAMAHA B-4のメンテナンス: ボリュームの弊害

B-4-2
70年代製とは思えないデザインのよさ。

volume2

B-4を聞いていてなんとなく左右の音質とレベルが異なる(変化する)ような気がして、ボリュームが怪しいと思ったので調べてみた。案の定、値が変だ。一方は全開時の抵抗値が20オームくらいから90オームくらいまでフラフラ変化している。もう一方は完全に絞れずに500オーム有った。これじゃーだめだよね。

とりあえずボリュームを取り外して聞いてみると、もちろんレベルの変化はないし、少し荒かった音が随分繊細できれいな音になっていた。やっぱりメンテ前の音は変だったんだね。それが聞き取れた自分の耳を褒めてあげよう。

今までボリュームというのは全開にしておけば0オームで問題ないのだと思っていたが、そうじゃないんだね。古い物だとこういう音質的な不安定要素になるんだね。安いボリュームは在る事自体が弊害だなー。。。

この頃のYAMAHAのトランジスタのアンプ(B-5、PC2002Mなど)は低域の駆動力が良いので、手ごろでデザインの良いB-4を試してみたかったのだが、電源のインレット化とボリューム交換をすればB-4は低域ばかりでなく中高域もかなり良い。M-509(改)に匹敵するくらいだ。どこかのWebに、”少し手を入れれば50万円クラスの音だ”と書いてあったが、あながち嘘ではなかったね。


  1. 2012/01/22(日) 20:03:07|
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半田について”かないまるさん”の解説

半田付けについて以前から疑問に感じていたことがあります。”半田で音が変わるのか?”です。

よく、”XX半田を使っているから音が良い" みたいな広告を見かけますが、本当なのか疑問に感じていました。また、半田付けよりネジによる締め付けの方が音が良いという広告も良く見ますが、これも疑問でした。

これらに”かないまるさん”が明確にお答えされていますので、ご紹介します。

  半田とネジしめどちらが良いか?

  半田の質について

私達は、この中でかないまるさんがおっしゃっている、

  ”もちろん圧着とハンダ付けの両方が使える場所では、両方作って音質比較ができます。当然違いが聴こえます。しかしそれは (電気的接続がきちんとできているかぎり) 本質的な善し悪しではなくて、機械的共振状況の差が作り出す「音色の傾向」にすぎないことがほとんどだと思います。”

の ”本質的な良し悪し”と”音色の傾向”の違いを良く認識しないといけないですね。

  1. 2011/12/17(土) 21:55:03|
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3種の抵抗の音の評価

抵抗評価3
上の左がKOA製MOSX金属皮膜抵抗、上の右がDale製NS-2B無誘導巻線抵抗、下がシンコー製TAFタンタル抵抗

3種の抵抗の音の評価を続けているけれど、だいたい感じが判ってきた。

          NS-2B          TAF        MOSX
分解能
ダイナミックさ
低音のきれ
中音のきれいさ
高音のきれいさ
空間表現/臨場感

比較してみると良く判る。

シンコーのタンタル抵抗が私の好みだ。なんといっても中音のきれいさ、分解能が素晴らしい。ONな感じの音でボーカルが惚れ惚れするような良い音だ。ホールトーンも大変美しい。まだ少し高音に荒さがある。 (エージングで改善すると思うが)

DaleのNS-2Bは低音が強調される感じ。ラウドネスがかかった様な音なので、臨場感が素晴らしいけれど、相対的に中音が引っ込んだOFFな感じで、最初は音場の大きさに感動するけれど聞くうちにくどさが耳についてくる。私はもっと中音を楽しみたい。臨場感が大事な人には最高でしょう。 OPアンプのOPA627の音のイメージ。

海神無線の方が言っていた通りだ。彼は信用できるね。素晴らしい。今度コンデンサー等についても聞いてみよう。


  1. 2011/11/27(日) 19:37:07|
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抵抗評価プラットフォーム

抵抗評価1

抵抗評価2

ヘッドホン用の分圧抵抗を評価するプラットフォームを作った。
コネクタを使おうかとも思ったが、一番シンプルに接点数を減らせるワニ口クリップ式にした。

秋葉原の海神無線に行き、良さそうな抵抗を選んできた。店員さんが言うにやはりNS-2Bはかなり良いとの事。ただ、低音に若干強調感があるので、好き嫌いがあるとの事。(納得)

巻き線でなくて1Ωからある抵抗で良さそうなのは、シンコーのタンタル抵抗 TAFシリーズとの事。残念ながらもう絶版だそうで在庫限りとのこと。(写真右)

もう一つ買ってきたのは、一般的な金属皮膜抵抗としてKOAの 金属皮膜抵抗 MOSX 3Wタイプ(写真左)

まずはシンコーのほうから聞き始めた。まだ数時間のエージングだが、かなりONな感じの私好みの音。凄いダイナミックさだ。今時点では少し荒さもあるが、段々落ち着いてきてちょうどよくなると思われる。

やはりNS-2Bは音の響きを強調する性格があると思う。凄くきれいな音でクラシック向きかな。OPアンプに例えるならOPA627やOPA2604などFET系の音に近い感じだ。


  1. 2011/11/26(土) 23:24:10|
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ホームページを新しくしました。PCオーディオの基礎解説開始。

Web2

ホームページを新しくしました。土日で集中して作ったので疲れた。。。でも結構いい出来かな。:-)

PCオーディオの基礎解説 始めました。

お勧め音楽ソースや気になる機材のページも作りました。段々に充実させていきます。よろしくお願いします。



  1. 2011/11/14(月) 20:18:33|
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良い音のオペアンプの組み合わせを探す!

こうやって見てみると今のシステムはシンプルだけどノウハウが色々詰まっているなー。。。

block5

スピーカーを鳴らすときにオペアンプはどういう組み合わせが良いのか色々試してみると、上図のようにM-509にはLME49860を使い、D/Aコンバーターのバッファ(ミキシング)回路にLT1037を使うと凄く良いことがわかった。中音の張り出しが素晴らしいし、低音の量感や躍動感もよく、ホールトーンも今まで聞いた中で一番の美しさだ。これだとLME49860の音の美しさとLT1037のダイナミックさが両立する感じ。ヘッドホンでも素晴らしい。ボーカルやサックスがきれいなホールトーンとうまく繋がってあふれ出てくる感じだ。言うこと無し。

不思議だがこの組み合わせが良いんだね。。。理由は良く判らず。こういうコンビネーションを全て試していたら膨大な組み合わせの数になるねー。

LT1037はやっぱり凄いなー。。。もしかしたら、LT1037の駆動力が強くてライントランスをうまく駆動できているのかな? どうもデュアルのオペアンプ1個よりシングルのオペアンプを2個使う方が音が良いように感じるのは気のせいだろうか? 

LME49990が壊れてしまったのがもったいなかった。もっと聞いてみたかった。良い音だったような気がする。。。

オペアンプを亀の子にして駆動力を強くするという奥の手もあるらしい。まだやったことはないがいずれ。。。


  1. 2011/10/29(土) 20:14:56|
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オーディオマニアよもっと怒れ!音が悪くなる4大非可逆変化(まとめ)

warusa4

音の悪化2

音が悪くなる4大非可逆変化について、原因と効果が混じっていたので整理した。

オーディオショーなど見に行っても、多くの展示物がこれらのどれかの悪さが聞こえる場合が多い。さすがに大きなブースの物はこれらの悪さを感じない場合が多いが、小さなブースの音は大抵上記のどれかが当てはまる場合が多い。

耳が慣れてくると音を聞くとどの悪さが入っているか判るようになるから不思議だ。

  1. 2011/09/27(火) 15:45:08|
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プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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