以前にPCとアナログ回路を繋いだときに音が悪くなる理由の説明として下図を書き、その対策として電源を絶縁することで改善することが出来ることを書いた。
同じ様な原理で電源の極性を変えると各機器のグランド電位が変わって、グランド間に流れるのノイズ電流が変わるので音が悪くなることが判る。(AC電源の一方のラインは大地電圧に近くなっているため)
極性をあわせるにはACレンジのテスターの一方を機器のグランドに繋ぎ、他方を手で握って(大地の電位にして)電圧を測り電圧の低い方が良い極性ということになっているが、どうも我が家ではどちらの極性でも大差ないし、音も最近は差が有る様に感じない。
我が家の電源は大地電位との依存性が低いようだ。以前は違いを感じたんだけどね。システムがシンプルになったおかげかもしれない。
以前から不思議に思うんだけど、システムの完成度が上がってくるとそういう細かいことがあまり影響なくなってくるように感じる。。。なぜだろう??

合わせ方については、下記のWEBをご参考に。
電源極性の合わせ方
- 2014/02/28(金) 22:03:46|
- 電源回路/アイソレーション
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溝口さん
こんばんは。
基本的にトランスが入った普通の電源を持つオーディオ機器は『浮いている』と言って良いと思います。
ですが、PCなどの様にスイッチング電源を持っていたり、輻射対策のためにトランスの一時側と二次側の間にコンデンサーを入れてしまっていると、完全に浮いているとは言えなくなります。
その意味で、PCなどノイズの多い機器はノイズカットトランスを入れるのは正攻法ですね。(この絵はノイズカットトランスを入れる前の絵です。)
一方、一般オーディオ機器にノイズカットトランスを入れると、どうも何か別の問題が起きる様で、あまり良い方に変化しないようです。(だいたいが音が甘くなる)
また、不思議なもので、システムが安定して来るとコンセントを分けるくらいであまり気にならなくなってくるのも事実の様です。
- 2016/08/15(月) 20:35:29 |
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- Cocoパパ #mQop/nM.
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初めまして、溝口と申します。
大変、興味深く記事を読ませていただいております。
この図だと一次側が浮いてないようなや見えるので質問なのですが、
浮かせる、フローティングさせるのは各機材もしくはPCのコンセントをノイズカットトランスで一次側コールドの大地アースから切り離すという事でフローティングを達成させる手法を私は取っていますが、貴殿はどのような手法を取られますか? それともフローティングさせる部位が違うのでしょうか?
- 2016/08/15(月) 15:54:37 |
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- 溝口 #-
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