MC368-BSEの電源回路を改良し、各真空管の近くにコンデンサーを配置した。実は、この写真の状態になるまで紆余曲折があって、やっと満足出来る様になった。
はじめにシャーシに固定したブロックコンデンサーにフィルムコンを抱かせて配置したところ、やたらと元気の良い音になり聞くに堪えない感じだった。意外な結果にしばし唖然。絶対良くなると思っていたのでショックだった。エージングで若干は良くなったが、あまり変わらず。
MC368-BSEは、重厚なホールトーンや奥行き感が良い感じで、若干滲み感が有ったのだが、うって変わって凄くオンな感じで滲み感は無いが、高域が強い音になってしまった。電源の構成の違いはこういう影響が有るんだね。
不思議に思って、フィルムコンを真空管近くのブスバーとプレート抵抗の近くに配置したら、また一変して凄く良くなった。分解能は最高で、空気感もグー、重厚で滲みのない素直な音だが以前とはまったく違うオンな感じ。これが本来あるべき音なのかもしれない。まだ耳が慣れていない感じだ。
こんなわずかな事で音が大きく変わるのか。理由が良く解らない。不思議だ。
真空管アンプは電源の影響が凄く大きい様だ。一般的には電源はおざなりで、こういう事を書いた記事も見かけ無いようだが、良く研究しないとね。
やはりオリジナル回路を追求する前にやるべき事が多々あるようだ。

- 2014/02/13(木) 18:12:08|
- 真空管アンプ
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電解コンから真空管周りの回路まで遠いとそうなるようです。不思議ですね。電解コンも近くにあったほうが良いように思われますが、色々やってみるしかないみたいです。

- 2014/02/21(金) 22:51:55 |
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- Cocoパパ #-
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フィルムコンだけ、ASC 0.47uF x 3 をプレート近くに入れてみました。夜に少しだけ小音量で試聴してみましたが、確かにオンになりますね。以前は後ろに定位していたボーカルが前に出てきます。不思議なものですね。
- 2014/02/21(金) 21:55:55 |
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- kei #N/7Pc.D2
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それは不思議ですねぇ。
ちなみに、電解コンデンサの固定はどうされていますか?接着でしょうか?
- 2014/02/13(木) 23:42:42 |
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- kei #N/7Pc.D2
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