
ベルデン1694AのSPDIFケーブルを手にいれた。PROCABLEさんより。PROCABLEさんはマーケッティングや商品解説はめちゃくちゃで聞かないほうが良いと思うけれども、販売している商品自体はしっかりしていると思う。ケーブルもいい加減なケーブル加工屋さんと違い、きちんとしている。そのギャップが面白い。おそらくマーケッティングをしている人と商品エンジニアがまったく違うタイプなのだろう。(褒め言葉になっていると良いと思うが。。。)
音を聞くとかなりいい感じ。ND?S1付属のCOAXIALは若干音が暴れている感じがあったが、それが収まって惚れ惚れするような音。
一言で言うなら音の深みがすごい。バックで小さく鳴っているギターの音や、ドラムの音などがこんなに艶やかだったのかとびっくりする。しかも艶やかな音は艶やかなのだが、各音がきれいで、むしろ全体としては静かな印象。
メリディアンの506が若干だが深みの点で負けている。ほんの少しだが。。。
今となっては、PC+MHDT(USB接続)の音はまったく敵わない。。。
総括すると、
MHDT(D/Aコンバーター)のD/Aとアナログ部分は大変クオリティーが高いが、PCのUSB駆動ではジッターなど音を悪化させる要素がSPDIF信号に乗るため実力を発揮できないでいる。(ジッターを低減する回路や、メモリーバッファーは残念ながら乗っていない)
iPhone4+ND-S1をソースにし、SPDIF信号をCOAXIALケーブルでMHDTに送ると低ジッターできれいな波形がMHDTに送れるので、音が素晴らしくなる。
これは、SPDIF信号の質が良い事によりD/Aコンバーターが理想に近い動作をする事ができるために音が良くなるのであって、決してデータエラーが起こっているわけではない。デジタル伝送はデータエラーはゼロだと考えてよい。アナログ的に伝送信号の波形が汚くなる事はありえない。
SPDIF信号の質のよさが音にどのように影響するのか? ジッターは時間的な波形の乱れを生むから音が悪くなるのはわかるとして、光のSPDIFよりCOAXIALのSPDIFが音が良い理由はどこからくるのだろう? おそらく波形のきれいさ(立ち上がりのきれいさなど)だと思う。オシロで見てみれば判ると思うが、まだ見た事はない。いずれ見てみようかと思うが、誰か比較した人いないのかな?
しかし、このような波形のきれいさが音のクオリティーに影響するようではシステム設計としてなっていないと言える。メモリーバッファーを入れて読み出しなおせばすぐ改善できる事だと思うが。。。それをしないでクロックを高精度にしたりするのは何だかすごく滑稽に感じる。。。
- 2010/10/15(金) 22:23:52|
- システム解説
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