バイアス回路やマイナス電源のコンデンサにフィルムコンを抱かせてよりきれいな音になった。
今日、他のアンプと聞き比べてみたが、もう元には戻れないことを確認した。このアンプのピュアで曇りの無い音は他のアンプでは得られない。楽器の細部まで音が判別できるし、アタックが強烈なのにまったくうるささは無い。クラシックの弦の音が一体にならずに分離して聞き分けられる。音が渾然一体ではなく、分離一体だ。楽器が微妙に動くのが判るんだよね。。。
いままでこのようなアタックの鋭い分離感の有る音はPeaveyのパワーアンプ:CS800で聞いたが、それと違う点は音の表面は真空管らしく大変滑らかだということだ。鮫肌と人肌の違いといった感じだ。
このアンプ開発の哲学は、信号経路に余計な回路・部品(特に大抵抗や半導体など能動素子)を入れないこと。(複雑な作用をする素子を入れたらそれが音に影響するのは当たり前だよね)その点では究極ではないかと思う。

だが、改善したい点もまだある。低域の重厚さはMC368-BSEの方が上回っている。高域もよりキレイにしたい。6DJ8をパラにし、EL34の電流も増やしたいところだが、それには電源トランスをもう一個追加してツインモノ構成にする必要がある。また、NFBを掛けたらどうなるのかもやってみたいが、それには3段構成にしないとならない。
うーむ、どこから手を付けるか。。。基本的にこの路線で正しいことは確認したので、もう少しましな構造体に入れて各種配線長を短くし、ツインモノ対応もして完成度を上げるかな。。。(今のままではいつ感電するか心配だし。。。)

- 2013/11/09(土) 23:11:37|
- 真空管アンプ
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正昭さん
価値を判って頂けて嬉しいです。
コンデンサーは有る程度良いものが必要なようです。ASCの400Vフィルムコンの4.7μFに変える予定です。(海神無線扱い)
- 2013/11/10(日) 00:37:11 |
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- cocoパパ #-
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FN1242Aとの接続も全て問題(オフセット問題)がなくなる・・・・とは!!
コンデンサーは良いアイデアですね。
是非試してみたいです。
- 2013/11/09(土) 23:49:23 |
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- 正昭 #-
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