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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

真空管アンプの回路設計哲学を見直そう

EL34PPアンプは固定バイアスにして臨場感・空気感・音の余韻が素晴らしくなった。こんなに音の深みが変わるとは驚きだ。カソードに自己バイアスのための620オームの抵抗が入っているだけであんなに音が悪くなっていたとは。

このことから考えて、真空管アンプは良い部品だけを慎重に精査して使っていかないとすぐに音が悪くなってしまうようだ。(まあ、どのオーディオ機器でもそうなんでしょうが)

さて、
一般の真空管アンプの回路図を見ていると、信号電圧の伝播経路(青矢印)に有る部品(例えば結合コンデンサやトランスなど)は気をつけて採用しても、信号電流が流れる経路(赤矢印)にある部品には余り注意が払われていないようだ。

例えば、この図の初段のカソード抵抗にパラってある電解コンデンサーには全域の音楽信号電流が流れている。普通は信号の伝播パスには音の悪い電解コンは絶対入れない。でもここには入れている。不思議だ。試しにこのコンデンサーを良い物に変えて高周波特性の良いフィルムコンをパラると凄くきれいな音になる。また、前回テストしてわかった自己バイアスのためのカソード抵抗も赤矢印のパスに入る部品だ。

青矢印のパスの部品を減らすために赤矢印のパスの部品が増えるのは片手落ちの設計だ。例えば、青矢印のパスの結合コンデンサを無くして直結にするために赤矢印のパスが複雑になるのは良くない。むしろ質の良い結合コンデンサを使った方が音は良くなる。

信号電圧の伝播
  1. 2013/10/17(木) 21:42:44|
  2. 真空管アンプ
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cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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