日本では、オーディオ技術の世代間の断絶が起きているように感じている。
数十年にも渡って諸先輩方が色々実験されて得たノウハウが記録としてどこにも残っていない。
インターネットの時代であるにもかかわらず、インターネット上にあるオーディオに関する情報は僅かだ。昔の雑誌は普通は手に入れることは出来ず、Webからは過去に行われていた実験結果は簡単には見ることが出来ない。著作権の問題であろうが、おかしなことだ。
私は金田式DCアンプを購入したにもかかわらず、製作者からは回路図すらいただけなかった。過去の雑誌を購入しないといけないそうだ。。。
過去の諸先輩方が一子相伝的にノウハウを仲間内だけで蓄積していたと言うことも問題としてあると思う。
なんだか時代錯誤な状況になっていると思う。海外では色々なノウハウを蓄えたオープンなWebが存在している。
下図の事も過去にノウハウはあったのかもしれないが、日本ではWebで見る限りどこにも書いていなかった(海外には有った)ので、私は知る由も無く、このノウハウを探し出すのに無駄に3年掛かってしまった。よく考えれば当たり前のこういうノウハウが世代間の断絶で伝わっていないとすれば、なんと無駄なことだろう。

- 2013/07/23(火) 20:56:42|
- ポリシー
-
| トラックバック:0
-
| コメント:7
へー、音女ですか。:-) 知りませんでした。
鉄子さんとか歴女とかは聞いたことありますが、音女はびっくりですねー。
- 2013/07/23(火) 23:34:32 |
- URL |
- cocoパパ #-
- [ 編集 ]
>女性社員の”自作アンプ部”というのはインパクトありますね。女性がアンプですか??考えられない。。。楽しそうですね。
はい、7月初から始めて現在五回目です。
ディスクリートヘッドホンアンプが課題で、前回で基板の部品取り付けは完成。
次回からケース加工、配線に入ります。
部品の手配やFETの選別は私がサポートしていますが、ハンダ付けなど彼女たちが作業しています。
キャーキャーいいながらも皆さん真剣に取り組んでいますよ。
最近では、彼女たちを、音女(おとじょ)と呼ぶそうですw
- 2013/07/23(火) 13:41:29 |
- URL |
- mr_osamin #-
- [ 編集 ]
mr_osaminさん
こんにちは。
そうなんですよ。提灯記事は大嫌いだし、昔からのオーディオ文化がどうもなじめなくて、もっとオープンな軽い文化が欲しいと思いますです。金田さんに関しても信奉派と嫌悪派の両極端なのが面白いですね。そこまで極端に走らなくても良いと思うのですが。
女性社員の”自作アンプ部”というのはインパクトありますね。女性がアンプですか??考えられない。。。楽しそうですね。
”理屈より感性。”大賛成です。
- 2013/07/23(火) 11:33:41 |
- URL |
- cocoパパ #-
- [ 編集 ]
金田式No.167大電流型MOS-FETパワーアンプ
の記事掲載無線と実験2002年4月号をお持ちでないのなら送付いたします。住所等私信でお知らせください。
- 2013/07/23(火) 07:12:34 |
- URL |
- 森 孝光 #-
- [ 編集 ]
一子相伝的に価値を求める風潮があったのかもしれませんね。
それが自分自身の存在意義であり、価値であるという潮流かも。
今も続いているのかわかりませんが、いわゆるオーディオ専門誌で取り上げられる記事は提灯っぽくて、
オーソリティを「先生」と仰ぐ風潮はキライです。
今、職場で「自作アンプ部」を奨励しているのですが、真っ先にエントリしてきたのが女性社員たちです。
彼女たちは、自分の感性でこれを自己表現のカタチとして取り組みつつあります。
そういう彼女たちの「なんとなくイイ」とか「ちょっとダサイ」などの反応は、これまでの男性っぽい世界を真っ向から覆すパワーを感じています。
理屈より感性。
オーディオに大事な要素ではないかと感じる今日この頃です。
- 2013/07/23(火) 01:59:48 |
- URL |
- mr_osamin #-
- [ 編集 ]