ホーンスピーカーとアンプの接続方法について、最近画期的に進化したので、アンプの選定を全て見直している。
我が家のシステムは、
中高音はホーンで超高能率+低音もWウーハーで高能率なので、アンプには大出力はいらない。どちらも数ワットあれば十分。中高音いついては1Wも要らない様だ。
と言うことで色々実験してみると、小出力アンプの方が音が良く、さらに真空管アンプが良い事が分かってきた。
真空管アンプといっても昨今の物は十分広帯域だしアタック感も素晴らしい。その上でトランジスタアンプには無い音の滑らかさがある。一度聞いてしまうとその音のキレイさに魅了されてしまう。と言うことで、ブロック図のアンプは全てまだ未定になってしまった。中高音が真空管アンプだと音の繋がりの点で低音も真空管の方が良い事がわかってきた。低音駆動力だけ考えればDCアンプは素晴らしいのだが、音の繋がりで一歩負けてしまう。

上のシステム図で、
普段はPCは使わず、QA660のAES/EBU出力をFireFace UFX でジッタークリーニングしてから、クロスオーバー機能で周波数分割して、中高音域の信号を外部D/AコンバーターのFujiwaraさん作のDAC9018S+ディスクリートI/V変換基板に送っている。FireFace UFX のデジタル機能は最強の部類だと思うが、さすがにD/A機能はこちらの構成の方が音が良い。
低音に関しては予算の都合で外部D/Aは使っておらず、FireFace UFX のD/A出力を使っている。低音に関しては今のところこれで十分な様に感じる。
FireFace UFX は、DDC、ジッタークリーナー、クロスオーバー、サンプルレートコンバータ、デジタルミキサー、D/Aコンバータとして使えている。こんな便利なものは他に無い。この機能なら安いと思う。ジッタークリーニング能力も凄く高く、これを通す事で小さなジッターは無くなり、音が滑らかになる。しかもこいつのおかげで普段はPCを使わずに音楽が聴けている。PCを使うのはクロスオーバー特性を変える時ぐらいだ。
ヘッドホンで音楽を聞くときは、パワーアンプ出力を5:1(5Ω)に分圧して聞いている。これでほぼスピーカーで聞く時と同じ位のボリューム位置になる。よってノイズもまったく問題ない。良い音なのでぜひ試してみて欲しい。D/Aやパワーアンプの質が良く判る。(詳しくは以前に書いた記事参照)専用ヘッドホンアンプの必要性は感じない。
私は複雑なシステムからは良い音は出ないと信じているので、なるべくシンプルを目指している。絶対に必要な機能を最小限の構成で実現し、無くても良いものは極力省き、基本の基をしっかり実現させてから次のステップを目指す事にしている。”いかに良いものだけを残し要らないものを省くか”が勝負といっても良いと思う。
- 2013/07/08(月) 00:29:48|
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