ホーンスピーカーに限らないけれど、スピーカーはインピーダンスが不安定だ。
下記のページにホーンスピーカーの特性がまとめてある。素晴らしい資料だ。
ホーンスピーカー特性これを見ても大体4倍くらいの変化はあると思ったほうが良い。
マルチ駆動では、ホーンスピーカーは中高音用アンプに直結している。これはどんな本やWebを見てもそうなっているでしょう。と言うことは、アンプから見ると負荷抵抗は8オームから32オーム程度変化してるってことだ。と言う事は、流れる電流は1/4になる。
ホーンスピーカーを駆動するのに良いアンプが無いなーと思ってきたのだけれど、良く考えるとこの電流の変動を何とかしないと音が暴れるのは当然のような気がしてきた。
わたしは、ヘッドホンの駆動には下図のようにパワーアンプに5オームの抵抗をつけて1/5に分圧して鳴らしている。理由は考えなかった。とにかくこれが一番音が良かったから。図の右のような回路が一般的に使われるが、これは音が悪い。ダイナミックさも無いし低音もダラダラ。この5オーム式が音が良い理由は、アンプから電流を十分に流しているからではないか?

このやり方だとスピーカーケーブルの音質評価もできる。(ケーブル終端モニター法)

同じようにホーンスピーカーを駆動するアンプも電流を流すようにしてやらないといけないのではないか?
ホーンスピーカーのインピーダンスが8~32オームまで変わるとすると電流は1/4まで減少してしまう。もっと電流をコンスタントに流すようにした方が音が良くなりそうだ。単純に4オームのダミーロードをスピーカーの近くに置いてやれば、電流をアンプからたくさん流すことができ、ケーブルも含めて音を安定化させられると思う。要するにアンプとスピーカーの接続でも電流を流すターミネーションをしっかりしようと言うこと。
特性の良いダミーロードを買ってみよう。我が家のホーンは16オームなので、ダミーロードは4オームでも問題ないが、8オーム負荷の場合も考えて5オームにしておこう。

電流帰還型のパワーアンプが音が良いのは、アンプからある程度の電流を流せるからではないか?でもそれより固定負荷でキッチリ電流を流した方がベターだと思う。
ウーハーでも同じことが言えると思うのだが。こういう話を聞いたことが無いがどうなんでしょうね??
- 2013/06/23(日) 22:38:37|
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ぼんさん
ありがとうございます。これは頭の中でかなり整理が付いて、ダメな理由が思いつかないので間違いないと思っています。:-)
- 2013/06/25(火) 13:28:16 |
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- cocoパパ #-
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なるほど納得〜すごく分かりやすく説明されていますね。
電流流してアンプの美味しい領域を使う。これは期待がもてそうな話ですね。
今年の夏はかなり熱くなりそうですね^^
- 2013/06/24(月) 23:41:02 |
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- ぼん #mQop/nM.
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