いやー、恐れ入りました。Keiさんにお借りしたSM6100SA。
電流帰還型アンプだそうな。(この名称はどうかと思うが。。。後で検討しましょう)
たかだか定価4万円くらいのアンプがこの音ですか。びっくり。どこかのWebに200万円以下のアンプではこれ(Ver.2)が一番良いと書いてあったが、まんざら嘘でもない感じ。
フルレンジでヘッドホンで聞いてもDCアンプ No.167に迫るくらい伸びやかだし、びっくりなのはホーンスピーカーを鳴らすとB-2Xと甲乙付けがたい。(少し粒立った感じがあるのが残念だ。ウーハー駆動は試していない)
空気感、臨場感では少しSM6100SAが良く、楽器の音の繊細さや色気ではB-2Xが上だ。(部品の差だな。。。)トータルではB-2Xが少し上だが、間違いなく今までで2番目に良い。
私はいつも、アンプの素の音質はヘッドホンで確認し、スピーカー駆動力はスピーカーを繋いで確認している。ヘッドホンを良い音で鳴らせないようではスピーカーを繋いでも意味無いが、ヘッドホンはきれいに鳴らせてもスピーカーを繋ぐとぜんぜんダメなアンプが多い。特にホーンスピーカーを駆動するのは特に難しいらしく、ほとんどのアンプは凄くうるさい聞くに堪えない音になってしまう。逆起電力に対抗できないんじゃないかな。
SM6100SAは、ヘッドホンで聞く素の音質もかなり良いが、ホーンを鳴らしたときの空気感、臨場感、雄大さが素晴らしい。かなり万能なアンプだ。こういうアンプは初めてだ。
回路技術は素晴らしいが、部品がちょっと残念だって感じかな。
電流帰還型アンプについて”電流帰還型アンプ”最初に聞いたときはなんのこっちゃと思ったけど、調べてみると同じ言葉で2つの回路形式があるみたいだね。
一つは、帰還そのものを電流で行おうと言うもの。これについて解説しているWebの例は、
電流帰還アンプもう一つは、スピーカーに流れる電流を検出してそれが入力電圧に比例するようにコントロールしようと言うもので、要するに電流駆動アンプ。

それについて解説しているWebの例は、
電流帰還アンプ後者は古くはYAMAHAのB-4が実装したインピーダンスコントロールに他ならないよね。
フィードバックループにスピーカーを組み込んじゃいましょうと言うことだから、かなり危険だよね。
DCアンプ No.167もこれが実装されている。金田さんはMFB(モーションフィードバック)と呼んでいるそうだが、電流値をフィードバックすることはスピーカーの動きをフィードバックすることだと言う意味なんでしょうね。
実際には安全面も考慮して、下記のように電流帰還と電圧帰還のMIX回路だね。

後者はわかりやすいけど、前者はなんか意味があるのかな??
電流伝送が良いって事?
さて、MARANTZのアンプはどっちなんでしょう? たぶん後者だと思うけどな。
それから、下記のWebの解説が大変参考になる(スピーカーの形式で理想的な駆動方法が違う件)けど、私の感じとは違うような気がするなー。。。
電流アンプについて
- 2013/06/07(金) 21:34:55|
- アンプ
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おー、最終兵器があるんですね。楽しみです。色々聞き比べてみたいですね。:-)
- 2013/06/09(日) 02:02:39 |
- URL |
- cocoパパ #-
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ををー、うまくマッチしましたか。
それはよかったです、お送りした甲斐がありました。
こうなると最終兵器の、うちのメインアンプ(お気楽でない)もそのうち聴いていただければ、と思います。
- 2013/06/07(金) 21:58:33 |
- URL |
- kei #N/7Pc.D2
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