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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

2235H

2235Hが手に入ったので、鳴らしてみた。

2235H-3.jpg


特性が素晴らしい。下の2226Hと比べると良く判る。低域が非常に良く伸びている。(クロスは同じように500Hz)

2235H-2.gif

2226HMainBox(Multi_500Hz)2.gif

2235Hはマスコントロールリング(要するにオモリ)が付いた振動系が150gのウーハーで、JBLの後期のスタジオモニターに主力として使われていて、低音の広帯域化を目指したもの。コーン紙は見たところ2205と同じ(硬質で中域が出にくいもの)だと思う。

どういう音になるのか期待していたのだが、低域は素晴らしく出ているが、中域が中音ホーンとうまく繋がらず、スピーカーがバラバラになったような印象。ミッドバスが弱いと躍動感が弱いんだね。印象としては低域が弱くなった様に聞こえる。能率も5dBくらい低い感じ。サブウーハー的だ。

なるほどね。これだとミッドバス用の小型ウーハーを足して4WAYにせざるを得ないね。JBLの苦悩が良く判る。オモリと硬いコーン紙を使い、スペック上の低音を出すために中域との繋がりの良さを犠牲にしたんだね。

この実験でウーハーの中域の大事さがますます理解できた。2226Hを使っていかに低域を延ばすかが課題だなー。


  1. 2013/04/18(木) 23:39:02|
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cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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