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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

ウーハーに関するお勉強

メインシステムのウーハーを強靭なコーン紙の2226Hに変えてみた。
ばっちり良くなった。今まで出なかった低音が出るようになったし、中音ホーンとの繋がりが良くなり、覇気のある音になった。バスレフくささもほとんど感じない。前のウーハーはコーン紙が軽いタイプだったので重い負荷を駆動できなかったんだね。やはりウーハーの音が中音ホーンの帯域の音にまで影響があることがはっきりわかった。



これをやってみていろいろな事がわかった。

エンクロージャーとバスレフのダクトはスピーカーのコーン紙を動きやすくするメカニカルアンプなんだね。
松合板のエンクロージャーは柔らかいのでバイオリンの躯体のようにコーン紙に共振して振動をアンプするし、バスレフのダクトは特定の周波数で共振してコーン紙の振動をアンプしてくれる。

メインシステムのエンクロージャーは板圧30mmのメチャメチャ硬質なエンクロージャーなので、それ自体はアンプの効果はまったくない。だからその先にあるバスレフがうまく働く。

一方、松合板のエンクロージャーは凄く柔らかいので、それ自体が共振してアンプの役割を果たすので、その先にあるバスレフは正常に役に立たない。(もたついた音になる)過度の共振を抑える息抜きの穴があればよい。バイオリンに空いている穴と同じでしょう。

と言うことだと思う。

大型のウーハーの場合、振動板面積は十分大きいから空気の空振りは無く、空気駆動と言う意味ではまったく問題は無い。問題なのは、振動板自体が動きやすいかどうかだ。それを手伝ってくれるメカニカルなアンプ機構をどうやって設置するかだ。

小型のウーハーとは原理がまったく異なると思う。



  1. 2013/04/06(土) 23:37:11|
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cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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