FC2ブログ

Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

38cmウーハーの活かし方Ⅱ

考えてみると、下図のように周波数特性上では800Hzというのは全周波数帯の丁度中心だ。
つまり800Hzクロスのウーハーというのは音の中の半分の情報を出していることになる。

実際、スピーカープロセッサを使って800Hz、12dB/Octでハイカットした音を聞くと、かなりな中音が出ていることが判る。

そう考えるとウーハーの中音をいかに良くするかがシステムの音を決めることになる。
”ウーハー”と言う名前から来るイメージとは異なり最も多くの情報を放出していることになる。

情報量で考えると、

  ウーハー   50%  
  スコーカー  30%  
  ツイーター  20%

だね。いかにウーハーの中音が大事かわかる。

2226H_no_duct.gif

だが、その大事なウーハーの中音をどうやって良くするかと言う記事は見たことが無い。

どちらも800Hzでハイカットした2226Hの音とD130の音を聞き比べると、その差にびっくりする。ユニットの差も凄いし、エンクロージャ-でも中音が変わるようだ。

38cmウーハーを使うのなら、低音をいかに延ばすかばかりに注目したスピーカー設計(バスレフの設計)には凄く疑問を感じている。


  1. 2013/04/03(水) 00:30:23|
  2. 周波数特性測定
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<モジュラー式ネットワーク | ホーム | 2226HとLE85の2WAYが凄く良い>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://puredigital.jp/tb.php/691-2ce18e76
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

FC2カウンター

カテゴリ

DMX(デジタルミキサー) (46)
システム解説 (357)
アンプ (150)
真空管アンプ (112)
クロスオーバー (61)
スピーカー (89)
ノウハウの集大成 (37)
ポリシー (38)
電源回路/アイソレーション (66)
音の比較/技術解説 (45)
Voyage (23)
ケーブルなど (28)
その他 (43)
音楽ソース (15)
SDトランスポート (31)
再生ソフトなど (12)
ジッターについて (42)
アナログ (6)
独言 (5)
蓄音機 (6)
周波数特性測定 (8)
車 (2)
未分類 (19)
企画倒れシリーズ (2)
FireFace (9)
DAC (139)
直感アンプ塾 (28)
ヘッドホン (25)
ネットオーディオ (91)
クロック (48)

最新コメント

月別アーカイブ

QRコード

QRコード