2インチドライバ(2440、376)や1インチドライバ(LE85)などを鳴らしながら、JBLの悩みを想像するといろいろ楽しい。
2インチドライバー(375、2440など)と大型ホーン(2350、2365など)で得られる音(特に中低音)は素晴らしいが、この成功体験がJBLを苦しめたんでしょうね。なにぶんその物量はとても一般家庭に持ち込めるような物ではないから。

現実的な解として1インチドライバーを実用化したかったのでしょうが、ショートホーンと組み合わせた1インチドライバはいろいろ実験しても800~1KHzくらいでのクロスがせいぜいのようだ。1インチ+大型ホーンという組み合わせも中途半端だしね。

800~1KHzでクロスさせるとなると、ウーハーからかなりの中音が出ることになる。これが結構厄介だ。ウーハーから出る中音はハリが無くてテレンとした中音なので、ホーンとなかなか合わないのだ。ウーハーサイドから見るとクロスは300~350Hzくらいにしたくなる。
そこでJBLは4343以降のシステムは4WAYにしてサブウーハー的な38cmウーハー(重りのついた150gの振動系)と25cmクラスのハイコンプライアンスウーハーを付けて1インチホーンとのつながりを狙いかつサブウーハー的に低音の量感を得ようとしたんでしょうね。その結果、スタジオモニターの低音はダラダラしているなんて言われるようになっちゃったし、魅力に乏しい気がするなー。。。。

その後の2インチドライバー用のホーンが中途半端なんだよね。樹脂製だし、大きさも中途半端で、悩んでる姿が見えるようだね。

やっぱりこれが欲しいなー。。。素敵な形だ。これはシネマ用だから開発できたんでしょうね。物量の時代の象徴、歴史の証人が欲しいなー。

- 2013/03/30(土) 00:39:42|
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4592NDは2Way なので大型ホーンだと中域から出ます。
FOSTEXのラボラトリーシリーズのアルミホーンで1インチと2インチのスロートを持っているので4592で400Hz以下から使ってみたいと思っています。
- 2013/03/31(日) 23:01:52 |
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- rtm_iino #-
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へー、BMSプロと言うのがあるんですね。知りませんでした。あまり日本では聞かないですね。
- 2013/03/31(日) 17:09:18 |
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- cocoパパ #-
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2360は良いですね。
EVのHP9040とDH1Aは持っていますがやっぱりBMSプロの4592NDでしょうか。
- 2013/03/30(土) 18:28:05 |
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