デジタルオーディオ信号の波形の揺らぎ(大きなジッター)の無い”理想的なデジタルオーディオプレーヤ”の構成方法を考えると、幾つかの方法が考えられる。
私は、最初は上の絵のような構成が部品数も少なくシンプルでよいかと考えたが、よく考えると下の絵の構成が良い。
(1)上の構成(フルアイソレーテッドトランスポート)だとトランスポートの中にUSBを扱うソフトウェアを入れる必要があるが、それは複雑なソフトウェアを動かすCPUが必要であることを意味し、ノイズの元でもあるし、技術的にも難易度が高い。
(2)しかも、上の構成だとトランスポートとD/Aチップの接続にはI2Sを使うべきだが、その距離が長くなる恐れがあり、揺らぎの無いデジタルオーディオ信号生成を目指すには不適当
(3)下の構成(フルアイソレーテッドD/Aコンバータ)なら一旦バッファメモリにデジタルデータを蓄えて完全に波形の揺らぎ(大きなジッター)を無くし、最短距離でキレイなデジタルオーディオ信号をD/Aチップに送ることが出来る。
(4)しかもソフトウェア的には従来のDDCをそのまま使うので、Windowsのドライバーも既存のもので良いので技術的ハードルが凄く低い。
(5)複雑なUSBのソフトウェアを動かすCPUがD/Aコンバータ側に要らないので、ノイズ源になる心配も無い。
(6)下の構成ならDDCとD/Aコンバーターの間の接続はSPDIFでも問題ないので、線一本で距離も伸ばせるし、その後でバッファーメモリーに蓄えるので音質劣化の心配も無い。(ケーブルによる音の差は無いでしょう)
下の構成は一見すると斬新さの無い地味で部品点数が多い構成かと思ったのだが、よく考えると理にかなっていて、しかも既存技術を生かした技術的ハードルの低い構成だった。
バッファを入れる構成はどなたか実験してたよね。だれかこの構成で作って聞かせてくれないかなー。喜んで評価するけど。:-)


- 2013/01/06(日) 23:27:21|
- システム解説
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へへーい。鋭意開発ちうでございます。
思い起こせば、昔、エレアトさんも配布されていましたね。
- 2013/01/08(火) 23:48:02 |
- URL |
- kei #N/7Pc.D2
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DDCの送り出しクロックと音楽再生用のクロックに微塵の差も無いか、DDCが随時バッファ量を調整してくれればPCトランスポートの理想と言えそうですね(^ ^)
- 2013/01/08(火) 02:15:27 |
- URL |
- ぼん #mQop/nM.
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