
いろいろな機材の機器比べを集中してやっていると、聞き込めば聞き込むほど差が判らなくなってくる。理由は簡単で疲れてくるからだ。
セレクターで切り替えて聞いていても、差がわかるときもあれば判らないときもあり、集中して切り替えて聞いていると疲れてしまって結局判らなくなる。
そもそも聞き比べを集中してやってはいけないのだ。聞き比べはリラックスした状態で、朝、昼、夜、帰宅後、食後、飲んだ後、寝る前、など日や時間を変え、演奏も変え、気分も変えて何度も何度も聞き込んで、頭の中で音質を積分して初めてその差が本能でわかる。結果的には、単純に音楽が楽しく聴ける残しておきたい機材が音が良いのだ。そんな微妙な違いを一度だけ聴き比べて判別出来るとは思えない。
私はオーディオと料理は感性として非常に近いと思っている。料理だって一回食べただけでは美味しいかどうか良くわからないけれど、何度か通ってまた食べたくなるようなら本物のおいしいレストランでしょう。美味しい料理は頭でなく体が欲するよね。料理一品を一回だけ食べ較べて、どっちが良いレストランかなんて言えないよね。(言える場合ももちろんあるよ)ましてや、余り沢山の料理をいっぺんに食べたらますます判らなくなる。
我が家の不動のヘッドホンアンプ:B-5は、そうやって何度も何度も聞き比べられて勝ち抜いて最後に残ったパワーアンプで、頭ではなく耳が欲する音だ。これのおかげでDACの聞き比べなども結果がはっきりわかりやすい。(ヘッドホンアンプとしてはB-2Xなんて目じゃない。)
イベントホールや部屋で多数の機材を切り替えて聴き比べた結果なんて信用できる???
- 2012/10/06(土) 00:37:56|
- 独言
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そうですよねー。私もお店などで聞いて良いと思って買って、家に帰って聞くと5分でだめなことが判り、がっかりするということを何度も経験しました。それ以来、新品購入恐怖症です。

- 2012/10/06(土) 22:14:11 |
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- cocoパパ #-
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まったく同感です。
私も、機材は自分の家にセッティングしてしばらく使ってみないと評価できない派です。おかげで家がどんどん狭くなってますが。わはははー。
- 2012/10/06(土) 15:50:26 |
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- kei #N/7Pc.D2
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