いままで、VRS800には手を付けずに聞いてきたが、そろそろ手を入れる時期かな。
課題はいくつかあるが、部屋とのバランスの件はどうしようもないので諦めて他の事からやるか。。。
このスピーカーの最大のメリットは中音ホーンの素晴らしさだと思う。250Hz程度まで余裕で鳴らせる中音ホーンはめったにない。

一方弱点は、複雑なフォールデッドホーンになっているので、低音の締りがイマイチな点と、46cmウーハーの割には低音が出ない(40Hzくらいまで)点。恐らくPAを大音量で鳴らすために重低音再生よりはそこそこの帯域を大音量で鳴らすことを考えた設計なのでしょう。
VRS800でピアノの音なども聞いてみたが、アタックが良くダイナミックな感じでグーだ。
あえて弱点を探すと、トランジェントの良い音なのでしっとりした音を求めるには少し無理があるかなという点と、高域をより良くするためには2405の様なツイーター(5KHzより上)が欲しい気がする。でもそれほど必要性は感じない。現状でもクラシックの弦の音なども十分楽しめる。2425はかなりハイレベルなドライバーだ。
中音ホーンのグラスファイバーによるダンピングの様子を撮ってみた。(ぼけぼけですいません)念入りな感じで良い感じだ。さすがにプロ用だけあって、各部のメンテナンスもしやすいし、各パーツも良い感じ。見れば見るほど私好みの設計だ。色々改善の実験もし易そう。気に入った。


VRS800の裏蓋が固着していてなかなか開かなかったんだけど、やっと開けられた。内部は予想よりもはるかにきれいな状態だった。グラスウールも新品の様だ。これは意外に新しいのかな?
内部構造とドライバーが見えた。強力そうなドライバー君達だ。特に中域の30cmドライバーがいいね!ホーンは樹脂にグラスファイバーで補強がしてあるようだ。ウーハーは一番下にちょっとだけ見える奴。ネットワークの部品も良さそうな物で、ケミコンは無いので、経年変化によるメンテをする必要はなさそうだ。ますます安心した。
このスピーカーは、外観の傷やさびを除けば機能的には完璧な状態だとわかった。イギリスから来て日本でイベントでがんばっていた子達だと思うといとおしい。

- 2012/08/13(月) 23:37:43|
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