これを見るとこの30年でデジタルオーディオは進化したのかと問いたくなってしまう。
カッコよさ、質感、音の良さ。。。 16Bit 44KHzの音とは信じられない。

何十年も仕舞ってあったPCM-F1を出してみた。私はこれがSONYの最高傑作商品だと思っているので、どうしても手放せなかった。でももう30年近くも前の物なので動かないだろうと思っていた。久しぶりに見たが、今見ても最高にかっこいい。全く古さを感じない最高傑作だと思う。
念のためビデオを繋いで昔録ったVHSテープの録音を掛けてみると、なんと何事も無かったかのように再生できた。それも信じられないくらい良い音で。感激した。
まさかと思ってライン録音もしてみたがそれもバッチリ出来た。マイク端子も生きている。ボリュームにも微塵のガリも無い。さすがソニー全盛期のセミプロ用機器だけのことはある。
しかし、残念なのはNTSCのビデオレコーダーに超HiFiで録音できても今では使い道が無いんだよねー。SPDIFなどのデジタル出力も無いからどうにもならない。。。 悲しき傑作機かもしれない。
PCM-F1しかし、これが世界のデジタルオーディオ機器の歴史を変えたことは間違い無い。この手軽なサイズの可搬型機器が多くの録音スタジオなどで利用され、低コスト(それ以前の機器の1/10位の価格)でもデジタル機器の音のよさを皆が認識し、世に低コストコンシューマ用デジタル機器の可能性を知らしめ、その結果CDの開発などが飛躍的に進んだのだ。 SONYが戦略的に行ったマーケッティングが良い方向にうまくいった例。 日本の栄光の歴史の証人のひとつ。
- 2012/06/22(金) 23:23:18|
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これを見るとこの30年でデジタルオーディオは進化したのかと問いたくなってしまう。カッコよさ、質感、音の良さ。。。 16Bit 44KHzの音とは信じられない。何十年も仕舞ってあったPCM-F1を出してみた。私はこれがSONYの最高傑作商品だと思っているので?...
- 2012/06/23(土) 17:05:29 |
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