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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

S/N比に関する疑問 (動的S/N比の勧め)

【補足】 動的S/N比についてはまったく同じ考えをONKYOさんが書いていました。
      名前まで同じでびっくり。(記事を読んだ覚えはないのですけどね。)

  ONKYOさんの記事

アンプのS/N比は信号が何も無いときのノイズレベルと最大信号の大きさの比率をさしていると思うが、これに疑問を感じてきた。信号が無いときのノイズレベルに果たして意味があるのだろうか? 信号がガンガンに流れてるときにグランドレベルがどれぐらい振られてしまっているのかをノイズと考えた方が良いのではないだろうか? 要するに信号に対してそれを汚すような余分な動きはすべてノイズだから、それと信号の大きさの比率をS/N比というべきではないのだろうか? これはシャーと耳に聞こえるノイズではなく、音を汚すように聞こえるノイズだ。 そんなものは測定器で測り難いけど、それが本来のS/N比でそれが測れればもっと悪い値が出るだろうし、アンプの音との因果関係が数字ではっきり見れるように思う。もし10W出力のパワーアンプ(9V出力)で、信号が流れているときにグランドが10mV振られていたら、このS/N比は60dBしかない事になる。一般的なS/N比の100dBとはかけ離れた値になる。 これは "動的S/N比” と呼ぶのが良いと思う。

皆さん経験的に ”A級アンプは音がきれいだけれど音が詰まった感じがする" と言う経験がお在りだろうと思います。きっとこれはこの "動的S/N比”が、同じような回路構成のB級アンプに較べて悪い数字になるせいだと思う。A級だB級だという以前に、回路構成や基板設計の良し悪しに影響される(たとえば基板のグランドパターンが細かったらグランドレベルの変動は大きくなる)この"動的S/N比”が問題になるのだと思う。
  1. 2010/04/07(水) 23:13:51|
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cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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