2台の素晴らしいアンプが手元に在るので、その使いこなしをブラッシュアップしたい。まずその使いこなしを確立しないと、これ以上良いアンプを手に入れても宝の持ち腐れになってしまうでしょう。
まだ余り手をつけていないスピーカーケーブルについての実験を始めた。

最近、オークションに MonsterCable の M Series 2.4S LimitedEdtion が大量に流れていて、安く買えるので買ってみた。
写真の黒くて太いのがそれ。外観は素晴らしく太くて惚れ惚れする。まあまあ柔軟性もあり扱いやすい。定価は2Mペアで数十万円の高級品のようだ。代理店である某O社から訳あって流れているようだ。
今までは、カルダスのCROSS(青いの)を使っていた。これも結構良い物だと思っている。随分太い物だと思っていたが、M Series 2.4S に比べると細く見える。
スピーカーに繋いで両者を比較してみると正直どっちが良いのか良く判らない。CROSSの方が中音が綺麗な様な感じもした。ちょっとガッカリ??
そこで、
スピーカーケーブルを簡単確実に評価する良い方法はないものかと考えてみた。思いついたのが、スピーカーケーブル(約2M)の先に分圧抵抗(5Ω)とヘッドホンを繋いでみる方法。要するにアンプの2M先に在る分圧抵抗のところの音をヘッドホンでモニターすることになる。これなら夜中でも邪魔されずに大音量で評価することが出来る。
ケーブルは3種類。(ヘッドホンアンプはB-5)
(1)MonsterCable のXP・HP
安物代表として写真の白っぽく写っているやつで2線並行型銅線の一般的なもの。
300円/M程度。外皮は貧弱だが銅線はかなり太い物。
(2)カルダスのCROSS(青いやつ:本物かどうかは?)
(3)Monster Cable M Series 2.4S(黒いやつ:これは本物でしょう)
結果は歴然。
M Series 2.4Sがダントツ良い。アンプに直接ヘッドホン(分圧抵抗)を繋いだ時と全く変わらない音が2M先のケーブルのところで聴けた。すごい!これならスピーカーとアンプを直結したような感じだ。
XP・HPは低音も高音もゆるい音。アタックが減衰し、メリハリの無いまったくつまらない音。これはスピーカーで聞いたときと同じ印象だ。
CROSSはその中間という感じ。綺麗ではあるが、アタック音が減衰している。中音には張りがあり聞いた感じは聴きやすく、ある意味良い音ではある。
スピーカーに繋いだ時と同等のケーブル評価ではないかもしれないが、一つの尺度になると思う。このテストで良かったからスピーカーが良く鳴るかどうかは判らないが、このテストで駄目なケーブルは駄目でしょう。
”アンプ+ケーブル+スピーカー”をうまくマッチングさせないと、トータルで良い音にならないね。ケーブルもエージングが必要だと思うので、しばらく鳴らしこんでからまたいろいろテストしてみよう。
- 2012/03/22(木) 23:43:09|
- ケーブルなど
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