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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

YAMAHA B-4のメンテナンス: ボリュームの弊害

B-4-2
70年代製とは思えないデザインのよさ。

volume2

B-4を聞いていてなんとなく左右の音質とレベルが異なる(変化する)ような気がして、ボリュームが怪しいと思ったので調べてみた。案の定、値が変だ。一方は全開時の抵抗値が20オームくらいから90オームくらいまでフラフラ変化している。もう一方は完全に絞れずに500オーム有った。これじゃーだめだよね。

とりあえずボリュームを取り外して聞いてみると、もちろんレベルの変化はないし、少し荒かった音が随分繊細できれいな音になっていた。やっぱりメンテ前の音は変だったんだね。それが聞き取れた自分の耳を褒めてあげよう。

今までボリュームというのは全開にしておけば0オームで問題ないのだと思っていたが、そうじゃないんだね。古い物だとこういう音質的な不安定要素になるんだね。安いボリュームは在る事自体が弊害だなー。。。

この頃のYAMAHAのトランジスタのアンプ(B-5、PC2002Mなど)は低域の駆動力が良いので、手ごろでデザインの良いB-4を試してみたかったのだが、電源のインレット化とボリューム交換をすればB-4は低域ばかりでなく中高域もかなり良い。M-509(改)に匹敵するくらいだ。どこかのWebに、”少し手を入れれば50万円クラスの音だ”と書いてあったが、あながち嘘ではなかったね。


  1. 2012/01/22(日) 20:03:07|
  2. 音の比較/技術解説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

B-4

始めまして。
B-4を愛用している者ですが入力ボリューム不良でいちどコンダクトペンで修理しましたが、不良が再発してしまいました、貴殿のブログで入力ボリューム撤去で音質向上されることをしりました。具体的な内容をご教示いただけると幸いです。どうぞ、よろしいお願い致します。
  1. 2017/10/02(月) 12:10:27 |
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  3. オーディオ狂 #/pdu0RA.
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cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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