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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

M-509のOPアンプによる音の変化

ONKYO M-509のOPアンプを交換することで音を凄く変えることが出来ることがわかったので、実験を繰り返している。M-509は実に幅広い範囲の音質を提供できるすばらしい潜在能力を持っている。これだけの音質のアンプを集めたら数百万円かかるのではないかな。

ベストなアンプ達の音の個性5

OPアンプの音の評価を続けている。 評価中なのは、新たに加わったLT1037CN、LT1124CN、NJM2114D、OP275GPZ。

LT1037CN

いやー凄い分解能とダイナミックさだ。音のダイナミックさで音像が大きく広がって聞こえる感じ。初めての経験。今まで一つに聞こえていた楽器の音が分かれて聞こえる感じ。ミュージシャンのうなりも今まで気づかなかった所にも入っている。また低域も豊かで特に低域のアタック音(バスドラやドラムの叩く音)が凄い。スピード感たっぷり。その点ではダントツの一位だ。かといってクラシックの弦の音はきれいにまとまって聞こえる。音のきれいさや空間表現ではOPA2604APやLME49860に劣るが、このダイナミックさは別格だ。

低域が強力で少し高域が強めに出る感じ(スピード感のせいでしょう)なので、相対的に中域が引っ込む感じがある。ので、我が家の柔らかい音のスピーカーとの相性は今時点ではちょっと微妙。 強烈過ぎてヘッドホンではちょっと疲れるかもしれない。LMEのきれいな音が懐かしい。トータルで見るとLT1037はかなり素質が良いと見た。長時間エージング後の音が楽しみ。 LT 恐るべし!

LT1124CN

LT1037と同じ傾向かと思ったら全く違っていた。うって変わってとてもやさしい聞きやすい音。M-509がここまで柔らかい味わい深い音になるかとびっくり。全ての音をやさしくしてしまう感じ。LME49860は少しきらきらした感じの音のきれいさだが、LT1124は少し抑え気味なKSA-80Bの音のイメージに近い感じで、クラシックのハーモニーが絶品。音域のバランスもとても良い。やっぱりクラシック向きかなー。。。

NJM2114D

素晴らしく中庸な音。何をとっても過不足なく聞かせてくれる感じ。音も十分きれいだし、低域も十分出ていて空間表現もまあまあ良い。だが際立って良い点もない感じ。


  音のきれいさ
空間表現__
低音の豊かさ低音の切れ_中音の張出し分解能の高さ
4558DX(艶なし)
4558DD(艶あり)
4558DX(艶あり)
4580D(艶なし)△/〇△/〇
OPA2604AP△/〇
LME49860
LT1037CN〇/◎〇/◎〇 
LT1124CN〇/◎〇 〇  〇/◎
NJM2114D〇/◎〇 
OP275GZ            

新しいOPアンプを聞くごとに音のパラメーターが加わる感じで楽しい。M-509はOPアンプ選別に最高のプラットフォームだ。 スピーカーとの相性でOPアンプを選ぶと良いと思う。

現時点では、LME49860とLT1037が私好み。LT1037をもう少しエージングしてみよう。(LME49860はかなり鳴らし込んでいるので)


  1. 2011/10/26(水) 20:37:10|
  2. アンプ
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Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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