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CDの音について考えるのに格好な2枚だと思う。どちらも”かないまるさん”のホームページに紹介があるので、そちらも参考にしていただきたい。
かないまるさんお勧めソフトShelbyLynneの方は、買ってすぐに良い音だなーと感動してお気に入りになり、何度も何度も繰り返し聞いた。一方GraceMahyaの方は最初は印象が最悪だった。なんだかうるさい感じでろくに聞かなかった。だが、印象が変わってきたのは、我が家のオーディオ機器の質が向上してからで、今はすごく良い音だと思うし、音楽自体も楽しく聞けるようになった。
その差は何なのか考えると、ShelbyLynneの方はどんなオーディオ機器でもある程度良く聞こえるようにコンプレッサーなどをうまく使った音作りになっているが、GraceMahyaの方は音がすごくストレートで中途半端なオーディオ機器で鳴らすと良い音に聞こえないからだと思う。
違いはあるが、どちらもすばらしいプロの仕事と言う感じがするのが面白い。
オーディオ機器の良し悪しを見分けるための視聴用にはGraceMahyaがお勧めだ。レベルの低いオーディオ機器はすぐわかる。鋭い剣のような切れ味のよさを感じる。
一方、ShelbyLynneの音はどんなオーディオ機器でも安心して聞ける。オールマイティーに良い音だなーと聞かせるところが凄いと思う。こういった米国のやり方の方がマーケッティングまで考えた仕事人と言う感じがする。ハリウッド映画と同様に全世界的なマーケットを考えた売るための努力を感じさせる。こういうところが日本人はビジネス的になかなかかなわないんだと思う。
CDフォーマットの音が良いの悪いの言う前に、こういうレベルまで録音技術や再生技術を昇華させて、そのアルバムを録音エンジニアがどういうリスニング環境をターゲットに創作したのかを考えてからでないと、16Bit 44.1KHZ と 24Bit 192KHz のどっちが音が良いかなんて議論をしても意味が無い。
- 2011/05/05(木) 13:19:39|
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