
D/AコンバーターICのバッファーになっているOPアンプを交換してみると驚くほど音が変わることは以前に確認した。また、非NFBのバッファー(LME49600)を使ってラインアンプを組むと、長いラインケーブルを繋いでも発振しないですごく安定になることもわかった。と言うことは上記のようなOPアンプがあればオーディオ用には一番良いと思うのだが何でこういうものが無いのだろう?
そもそも、アンプの出力にはスピーカーや長いケーブルが繋がるのだから、そこには驚くほど逆起電力が加わっている。その信号をNFBを掛けて入力側に戻すと言うのはどう考えても良いわけがない。汚れた信号をハイゲインアンプの入力側に戻したら何が起きるかは簡単に想像できる。ありえない回路方式だと思う。それがいまだにまかり通っているのだから回路技術なんて怪しいもんだと思う。(オーディオ用の技術ではないって事でしょう)
我が家のシステムは随分クオリティーは上がったと思っているが、まだ弱点なのはOPアンプだと思う。それを解決したい。OPアンプにこういう非NFB回路を使っての音が聞いてみたい。期待している。
と書いてから調べてみるとこんな記事がありましたね。同じようなことを考える人はいるもんで。。。
ダイアモンドバッファ回路このヘッドホンアンプはNFBがかかっていないので好ましい。
だが、この手の記事を見ていて疑問に思うのは、ダイアモンドバッファ回路を使っていても、その前段に普通のOPアンプを使って、出力段から入力側にNFBを掛けている場合が多いこと。それじゃー意味無いと思うんだけどねー。。。
静特性優先で考えると歪やオフセットなどの点でNFB掛けたくなるんだろうけど、動特性的に考えたらスピーカー(ヘッドホン)やケーブルを駆動する回路では出力端子からNFBなんて掛けるべきではないと思うんだけど。。。
私はシステムにライントランスを入れたほうが音が良いと思っているし、そもそもアンプの歪率などの静特性なんて物は全く信じていない。今の技術で計る1%の歪なんて音楽再生上は問題ではないと思っている。
実際に音楽を鳴らした時の特性が測れないなら、回路の中でどういうことが起きているかを頭で考えて想像するしかない。スピーカーなどからの逆起電力の生じた出力端の電圧を入力側にNFBを掛けて戻したら、回路内の波形の乱れは1%なんてもんじゃないだろう。そう思いません??
非NFB回路にして1%の歪があったとしたって、NFBを掛けた時の回路内の波形の乱れよりははるかにましだと思う。非NFB回路はスピーカーやケーブルを駆動する場合には、NFB回路よりベターだと信じている。
- 2011/04/23(土) 23:39:08|
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